SSH
【SSH】第3回サイエンス・ラボを実施しました
9月26日(月)の放課後に第3回サイエンス・ラボを実施しました。今回は、近隣の中学校5校から計47名の生徒が参加してくれました。
今回の講座は、「摩擦係数を測定しよう(物理)」「牛乳からプラスチックをつくろう(化学)」「n進法について(数学)」「トリックアートを楽しもう(生物)」の4講座でした。参加した中学生は、実験に先立って仮説を立てたりパソコンでデータを処理したり、とテーマに関する課題の発見や解決にむけて積極的に取り組んでいました。
〔摩擦係数を測定しよう(物理)〕
素材の種類の違いによって、摩擦がどのように違うか実験を行い、そのデータをExcelを使って分析しました。
〔牛乳からプラスチックをつくろう(化学)〕
牛乳から生分解性プラスチックを作成しました。牛乳の成分の違いによる影響も予想しました。
〔n進法について(数学)〕
誕生日あてゲームの原理を考えながら、2進法について学びました。
〔トリックアートを楽しもう(生物)〕
錯視図形を見ながら、錯視の原理や、錯視の効果を高める方法について考えました。
【SSH】日本植物学会でポスター発表しました
9月17日(土)、京都府立大学にて行われた日本植物学会第86回大会に、本校科学部生物系研究部サボテン班が参加し、 ポスター発表を行いました。サボテンのトゲの配列がらせんを描いていることを明らかにし、その方程式を求めるという新しい視点の研究で、多くの研究者から高い評価を得ました。
【SSH】日本動物学会で高校生ポスター賞を受賞しました
9月10日(日)、早稲田大学にて開催された日本動物学会 第53回早稲田大会で、本校2年次の岸上栞菜さんがポスター発表を行いました。タコやイカの腎臓で生息するニハイチュウという寄生虫の、成長過程の研究を発表しました。なお、この研究は大阪大学SEEDSプログラムを活用し、同大学の古谷秀隆教授の指導を得て、科学部生物系研究部として行っています。
本研究は、優れた研究におくられる「高校生ポスター賞」を受賞しました。また、今年中に古谷先生と連名で論文を投稿することになっています。
【SSH】2年次 理数探究・科学倫理 ディベートを行いました
夏休み中、2年次理系生徒は探究活動の一環として、ディベートを行いました。
今後、科学倫理について探究を進めるには、ある立場に立って意見を主張したり、異なる立場から別の意見を聞いたうえで議論したりする必要があります。これらの議論を深める練習として、「救急車の利用は有料にすべきか」、「自動運転自動車を導入すべきか」などのテーマを設定し、賛成または反対の立場のグループをつくってディベートを行いました。
どのグループのディベートでも、想定される質問にどう答えるか、説得力のある主張をするためにどうすればよいか、といった工夫が見られました。このディベートの経験を生かして、今後の科学倫理の研究では質の高い議論をしてほしいと思います。
(ディベートの様子)
【SSH】本校生徒が国際会議で発表をしました
8月24日(水)、4年に一度開催されるGeoscience Education for Sustainability (GeoSciEd IX 2022・第9回国際地球科学教育会議)が、島根県松江市の島根県立産業交流会館(くにびきメッセ)にて開催されました。その様子はライブで国際配信もされました。この学会に、本校科学部の生徒3名が参加し、英語での発表を行いました。高校生がこの国際学会で専門研究者にまじって発表するのは初めてです。
発表テーマは”Learning about Disaster Prevention in High School -Scientific Understanding of Natural Disasters and Acquisition of Knowledge of Disaster Prevention Behavior-“(高等学校における自然災害教育―科学的理解と個人や社会の防災行動の理解―)で、生徒は資料作成から発表・質疑応答まで、すべてを英語で行いました。海外の研究者とも活発に議論することができ、参加した生徒にとって大変貴重な経験となりました。
今後、この発表内容をまとめた論文を、国際学会誌Journal of Modern Education Reviewに投稿予定です。また、この発表にあたっては、兵庫県立大学の川村教一教授に多方面でお世話になりました。心より感謝申し上げます。
【SSH】第2回サイエンス・ラボを実施しました
8月19日(金)の14:00~、第2回サイエンス・ラボを実施しました。県内外から計60名の中学生が参加しました。
今回の講座は、「折り紙しMath(数学)」、「アルコール発酵を体験しよう(生物)」、「光と色のマジックワールド(物理)」、「科学捜査をしてみよう(化学)」の4講座でした。参加した中学生は試行錯誤しながら手を動かして考えたり、実験結果から何が言えるのかを考えたりと、とても楽しく体験していました。
〔折り紙しMath(数学)〕
折り紙を切り貼りして、2つの正方形や立体から、1つの大きな正方形や立体をつくる方法を考えました。
〔アルコール発酵を体験しよう(生物)〕
イースト菌によるアルコール発酵の様子が温度でどう変わるか、などを実験を通して確かめました。
〔光と色のマジックワールド(物理)〕
白い光を多くの色に分けたり、赤や青などの光を混ぜたら何色になるか、といった光と色の関係を調べました。
〔科学捜査をしてみよう(化学)〕
指紋の検出をやってみた後、どういう原理で指紋が検出できたのか、仮説を立てて検証しました。
【SSH】科学部福井野外研修を実施しました
8月16日(火)~8月18日(木)、科学部希望生徒24名(1年次生11名、2年次生13名)による科学部福井野外研修を行いました。
17日は、福井県立恐竜博物館にて展示見学および化石発掘体験を行いました。展示見学では、本校OBでもある福井県立大学の柴田正輝准教授に、1時間10分にわたって詳しく解説していただきました。また18日は、白山恐竜パーク白峰での展示見学および桑島化石壁での野外調査を行いました。
恐竜の研究や、実際の化石発掘などから、地球科学に関する多くのことを研修することができました。コロナウイルス禍だけでなく、豪雨被害の影響も残る状況にも関わらず、関係各所に大変ご協力いただき、無事に実施することができました。心より感謝申し上げます。
〔福井県立恐竜博物館〕
(↑ 福井県立大学の柴田正輝准教授から、恐竜についての解説を伺いました)
(↑ 発掘体験の様子)
〔白山恐竜パーク白峰〕
〔桑島化石壁周辺の露頭調査〕
<生徒の感想(一部抜粋)>
- 化石は昔の生物や植物の形を見るだけのものだと思っていたが、当時の環境や、その生物に何が起こったかを知る手掛かりになる、とても貴重なものなのだと知った。また、博物館の展示物の実物・レプリカ・模型の違いについて、教えてもらえたのは面白かった。見分け方を知ってから、あらためて展示を見ると、実物の化石の色や歪さがより確認でき、しっかり観察することの大切さを感じた。
- 専門の方のお話を聞くと、いま展示されているものの中には、既に学説が覆されたりしているものもあると知り、恐竜研究がリアルタイムで進んでいることを実感して、とても興味深いと思った。また、発掘したわずかな化石から恐竜の全体像が見えたり、過去の環境が分かったりするのはとてもおもしろく、恐竜研究は奥が深いな、と感じた。化石も地層も、やはり実物というものには迫力があったし、知識が増えただけでなく、自分の中で新しく視野が広がったと思う。
- 化石というと、どこか遠い、まるで異国のような感覚、写真で見るものという感覚が強かったが、化石の発掘体験では、そこかしこに化石がごろごろと転がっていたので、とても驚いた。ただ、自分がやってみると石が硬くてなかなか割れなかったり、石が割れても化石がなかなか見つからなかったりと、自分が思っていたよりも化石の発掘は難しかった。
- 桑島化石壁では、川をまたいでしか見られなかったのは残念だったが、本物の地層が地上に露出しているのを見る機会は今までほとんどなかったので、いい経験になった。発掘が禁止され、保護されている区域で、日本に化石があることの証明となった貴重な場所と聞いたが、自然災害で壊れないか、川の浸食によって段々と変わっていかないのかと心配になった。
【SSH】SSH生徒研究発表会に参加しました
8月3日(火)~4日(水)、神戸国際展示場にて行われた「SSH生徒研究発表会」に、本校科学部物理系研究部逆ムペンバ班が参加し、ポスター発表を行いました。
「温度の低い氷の方が、温度の高い氷よりも早く溶ける」という、常識を覆すような研究です。丁寧に実験されており、専門性の高い内容の発表である、と高く評価していただき、多くの専門家や先生方に興味を持って聞いてもらえました。
(発表の様子)
(発表に使用したポスター(一部抜粋))
【SSH】「わくわく実験教室」で科学部が講師を務めました
7月25日(月)、科学部と生活創造部による「わくわく実験教室」を実施し、姫路市内の小学生13名が参加しました。
当日は、ビスマス結晶の成長の様子を観察する「虹の結晶を作ろう!」と、発酵の様子を観察する「ピザを焼こう!」の2つの講座を受講してもらいました。どの児童も、普段できない実験を経験し、サイエンスを楽しむことができました。初めて見聞きする物質も、身近な調理方法も、同じ「サイエンス」であることを実感してもらえると嬉しいです。
〔科学部による「虹の結晶を作ろう!」〕
「虹の結晶を作ろう!」の講座では、科学部の生徒が講師・実験サポーターとなり、ビスマスの結晶づくりに挑戦しました。参加児童は試行錯誤しながら、どうすればきれいで大きい結晶を作れるかを考えながら、実験操作を繰り返しました。普段の活動で大切にしている「どうして〇〇なことが起こるのか?」や「どうすれば◇◇できるか?」といった身近な疑問をもつことを、参加児童に伝えることができたと思います。
〔生活創造部による「ピザを焼こう!」〕
「ピザを焼こう!」の講座では、生活創造部の生徒が講師となってピザづくりを進め、参加児童は材料を混ぜたり、寝かせたピザの生地が膨らむ様子をよく観察したりながら、楽しく調理しました。
また、発酵を待っている間には、Future Lab EASTにて生徒の解説を聞きながら、イースト菌のはたらきについて考えました。
【SSH】令和4年度 第1回SSH運営指導委員会を開催しました
7月19日(火)13:30より、令和4年度 第1回SSH運営指導委員会を開催しました。運営指導委員の久田健一郎先生、波田重煕先生、村上忠幸先生、寶田馨先生にご出席いただき、丸山マサ美先生はZoomでのオンライン参加となりました。また、JST理数学習推進部先端学習グループ西地区担当の三ツ井良文主任専門員、兵庫県教育委員会事務局高校教育課の脇本真行主任指導主事にもご臨席いただきました。本校からは管理職を含め31名の教職員が、密を避けるためFuture Lab EASTとコンピュータルームに分かれて参加しました。
まず、本校SSHの昨年度の事業についての報告、続いて今年度の事業計画の説明を行いました。また、各年次の活動状況について、年次主任が報告しました。その後、本校SSH事業の推進に関して、運営指導委員の先生方からご指導・ご助言をいただき、探究活動のあり方や評価などについて活発に意見交換しました。
今回の運営指導委員会でいただいたご助言を、今後の事業展開や生徒の活動にいかしてしていきたいと思います。
(第1回 運営指導委員会の様子)
【SSH】令和4年度 生徒研究前期発表会を実施しました
7月19日(火)、今年度の生徒研究前期発表会が行われました。3年次生と1年次生が、いずれもポスターセッションによる形式で、これまでの探究活動の発表を行いました。
3年次生にとっては、昨年から続けてきた探究活動の最終発表という位置づけの発表でした。本校体育館にて、各班が2時間で計6回の発表(8分間の発表+6分間の質疑応答)を行いました。
1年次生も4月から取り組んできたミニ探究の発表を行いました。1年1~7組の各教室で、各班が1時間で計2回の発表(8分間の発表+3分間の質疑応答)を行いました。
また、2年次生、3年次文系の生徒も、発表の聴講・質疑応答で参加しました。
最後に、神戸大学名誉教授の蛯名邦禎先生より、ご講評をいただきました。
3年次生の探究活動は、あとは論文執筆を残すのみとなります。いい論文を執筆して、探究活動をしっかりと締めてください。
また、1・2年次生の次の発表は1月19日(木)の生徒研究後期発表会となります。このときは、1年次生は、自分たちでテーマを設定した探究活動の成果発表、および2年次生の探究活動の中間発表が中心となります。あと半年、やることは多いですが、3年次の発表を目標に、計画的に活動していきましょう。
〔3年次生の発表風景〕
〔1年次生の発表風景〕
〔蛯名先生からの講評〕
<ご助言いただいた先生方>
久田健一郎先生(文教大学 非常勤講師)
波田重煕先生(神戸大学 名誉教授)
寶田馨先生(公益財団法人 中谷医工計測技術振興財団 参与)
蛯名邦禎先生(神戸大学 名誉教授)
川村教一先生(兵庫県立大学大学院 教授)
竹村厚司先生(兵庫教育大学 非常勤講師)
伊藤美津枝先生(シスメックス株式会社 課長)
小和田善之先生(兵庫教育大学大学院 教授)
山下靖先生(奈良女子大学 教授)
三ツ井良文先生(国立研究開発法人 科学技術振興機構 西地区担当 主任専門員)
脇本真行先生(兵庫県教育委員会 高校教育課 主任指導主事)
<生徒の声(一部抜粋)>
- たくさんの準備をして挑みましたが、やはり班員以外の人に聞いてもらって初めて気づくことがたくさんありました。でも、想定外の質問では、班員と相談して回答を紡ぎ出す過程で、新たな気づきを得られ、考えを深めることができました。最後の講評で「質問者が主役」という言葉があったように、発表者と聴講者とのコールアンドレスポンスやコミュニケーションが、研究をより良い方向に進めるにあたって不可欠であると強く感じました。自分の世界観を構築し、それと実験で現れた事象との矛盾が、疑問を生み出し、その疑問が研究を進めるための糧となるという講評も、これから先の研究活動をする際に、役に立つ言葉だなと思いました。今回の発表会で得られた経験は、私たちの研究を次の段階へ進めてくれるものだったと感じています。(3年次生)
- 約1年半班のみんなと実験し、考え続けるという探究活動を、いい発表で終えられてよかったなと思いました。中間発表では原稿を見ながら発表していましたが、今回は聞いている人にもっと伝わるように原稿を見ずに挑戦しました。また、たくさん質問をしていただいて嬉しかったし、その質問にも臨機応変に応えることができてよかったです。去年の発表より少しは成長できたんじゃないかなと思います。(3年次生)
- 中間発表から今日まで思うような結果が出なかったり、時間がなかったり、ととても大変でした。しかし、いろいろな先生から助言をもらい、班員で話し合い協力してすごく良い実験ができたなと感じました。1年生の時とは比べ物にならないくらい、より深く、より丁寧に探究活動をすることができました。今日私たちが1年半頑張ってきた成果を大きな声で分かりやすく皆に届けられたかなと思います。この1年半は私にとって、とても有意義な時間となりました。この経験をこれからの学校生活にいかしていきたいです。(3年次生)
- ここ考えないとな…と思っていたのに考えきることができなかったことが質疑応答の際に指摘されたので用意できなかったことが悔しかったです。また、一年生のほかの班を聞いていたら面白い発表や論理的な発表はやっぱり印象に残るなと感じました。三年生の発表は声の大きさやポスターから、レベルが高くて感動しました。理解が難しいと感じられるようなところでは身近な例を取り上げてわかりやすく説明していたし、質疑応答も迷いが見られなくてすごかったです。今回の反省や参考点を次回の研究発表にいかせられたらなと思いました。(1年次生)
- ポスター制作では、班員全員で集まれず、必要最低限の文章しか書けていなかったことが残念でした。他の班の発表を見て、グラフに色を付けることや、もっとわかりやすいイラストを入れることができていればもっといい発表になったのではないか、と反省しています。しかし、発表ではハキハキと話すことができ、わかりやすく論理的な説明ができたと思います。また、質問にすぐに答えることができた点もよかったと思います。次は、文章のクオリティはそのままに、ポスターを工夫したいです。また、今回は全く質問ができませんでした。発表を聞きながら、疑問点は浮かんだものの、それが間違っているのではないか、見当違いなことを言っているのではないか、先輩に指摘するのは失礼ではないかなどと、余計なことを考えてしまったせいです。質問がない質疑応答の時間ほどつらいことはないと身をもって体感したので、発表を聞きながら質問を考えることはこれからも続け、さらに声に出して質問できるようにしたいです。(1年次生)
【SSH】8th Science Conference in Hyogoに参加しました
7月18日(月・祝)、兵庫「咲いテク」運営指導委員会主催の"8th Science Conference in Hyogo"に、本校の7名の生徒が参加しました。
午前中に神戸大学大学院 Erkki Tapio Lassila助教による英語講演"Science, education and science education: a cross-cultural examination"を聴きました。講演の中で、理科学習や好奇心を持つことの大切さを学び、"Young People, Be Curious!" のメッセージをいただきました。
昼食後のポスター発表では、本校から以下の2班が参加し、英語でのポスター発表および質疑応答に挑戦しました。
Title | 和文題名 | |
The Discovery of Oscillatory Zoning Showing the Circulation of Hydrothermal Fluid in Amphiboles of Daicite |
デイサイトの角閃石から熱水残液の循環を記録する波状累帯構造を新発見 |
科学部 |
Regional Variations in the Shell Patterns of Corbicula Japonica | ヤマトシジミの産地による殻表面模様の種内変異 | 科学部 シジミ班 |
ネイティブの英語の発音の聴き取りや、細かいニュアンスを英語で表現することの難しさに苦労しながらも、言い方を工夫したり、ジェスチャーを交えたりして、コミュニケーションを取ろうと頑張り続けました。
また、他校の生徒が流暢に英語を話すのを見聞きし、「英語の勉強も頑張らないと」と生徒には良い刺激になりました。
(科学部マグマ班の発表)
(科学部シジミ班の発表)
(参加生徒と本校のHarry先生 集合写真)
【SSH】第1回サイエンス・ラボを実施しました
7月15日(金)の放課後の時間に、近隣の中学校2校の希望生徒(計17名)を対象に、第1回サイエンス・ラボを実施しました。
今回の講座は、「化学反応の時間を操ろう(化学)」「The Science of a Candle~英語で、ロウソクの科学実験をしよう!~(物理・化学)」の2講座でした。参加生徒は実験方法を相談したり、それに従って実験をしてみたり、また、単語カードをみながら英語で実験に取り組んだりと、とても楽しそうに体験していました。
第2回サイエンス・ラボは、8月19日(金)14:00より実施します。中学生なら誰でも参加できます。申込締切は7月21日(木)です。興味のある中学生は、ぜひ参加して下さい!(申込については、本校ホームページのトップページをご覧ください。)
(化学反応の時間を操ろう」)
(The Science of a Candle)
【SSH】SSH通信 第22号・第23号を発行しました
【SSH】「保護者のための講演会」を開催しました
6月15日14時25分より、本校保護者を対象とした「保護者のための講演会」を開催しました。
当初は、本年2月に実施した「Girl's Expo with Science Ethics」にあわせて開催する予定でした。コロナウイルス禍の影響もあり、延期となっていましたが、アラカルト講座にあわせて開催することができました。
講師には、京都大学iPS細胞研究所 上廣倫理研究部門 特定研究員の鈴木美香先生を招き、「『いい人生ってなんだろう』を一緒に考えてみませんか?」というテーマでご講演いただきました。41名の保護者の方々が参加し、講師の先生と対話をしながら、自分の強みや人生の目的、今後大切にしたい価値観などについて共に考える貴重な機会となりました。
【SSH】アラカルト講座を実施しました。
6月15日の5~6時間目、1年次生全員を対象に「アラカルト講座」を実施し、各分野の専門家の先生方13名から講演をいただきました。生徒は前半・後半で異なる2講座を選び、研究の面白さや勉強することの意味、科学倫理などについて学びました。
<アラカルト講座>
① 田結庄良昭先生(神戸大学 名誉教授)
「南海トラフ地震-そのメカニズムと播磨地方への影響」
② 竹村厚司先生(兵庫教育大学 非常勤講師)
「微化石研究と地球環境について」
③ 柴田正輝先生(福井県立大学 恐竜学研究所 准教授)
「なぜ日本に恐竜はいるのか?」
④ 砂川玄志郎先生(理化学研究所生命機能科学研究センター 上級研究員)
「人類は冬眠できるのか?」
⑤ 森崎直子先生(姫路大学 看護学部 教授)
「難病患者さんの苦しみを減らす方法を探る」
⑥ 伊藤美津枝先生(シスメックス株式会社技術戦略本部 R&D戦略部 課長)
「免疫反応と医療機器 ~感染を見つける、見分ける技術~」
⑦ 増田弘治先生(読売新聞大阪本社京都総局 専任次長)
「私が「生命倫理」に興味をもったわけ。学び、考える必要があるのはなぜか」
⑧ 野村美治先生(アース製薬株式会社 開発部 アドバイザー)
「ちょっと気になる虫と虫ケア用品の話」
⑨ 小和田善之先生(兵庫教育大学大学院 学校教育研究科 理数系教科マネジメントコース 教授)
「身近な機能性ガラス」
⑩ 濵中裕明先生(兵庫教育大学大学院 学校教育研究科 理数系教科マネジメントコース 教授)
「射影幾何学への入り口」
⑪ 鈴木美香先生(京都大学iPS細胞研究所 上廣倫理研究部門 特定研究員)
「良い研究の条件って何だろう」
⑫ 森下直貴先生(一般社団法人老成学研究所 代表理事・所長)
「四分割の思考法について」
⑬ 岸本直子先生(摂南大学 理工学部機械工学科 教授)
「チームで研究を進めるとは」(リモート講演)
<アラカルト講座 生徒の感想(一部抜粋)>
- はじめは難しい話ばかりなのかなと思ったけど、自分の生活に関係する話だけでなく、普段生活しているだけではなかなか知ることのできない話もたくさんあって、とても有意義な時間になったなと思いました。大学で行う研究がどういうものなのか、実験ではどんなことをしているのか、などすごく興味を持てるものばかりでした。また、実際に企業で作られている機器などの仕組みも教えていただいたりして面白かったです。今日の話を、進路を考える際に役立てたり、日常の生活にもいかしたりしていきたいです。
- データから疑問を見つけ、さらにその疑問を解決するためにデータを集め、また疑問を見つける、・・・と繰り返し取り組むことでテーマについてより深く考えることができるな、と感じた。また難しいと思える問題に出会ったときにも、いろいろな知識を組み合わせたり、チームの皆で協力したりしながら、目的と原因をしっかり考えて取り組むことで解決につながるんだと思った。これからの探究活動に活かしていきたい。
- これまで生物に興味を持っていたけれど、今日の講座で生物分野だけでなく、ガラスなどの違う分野にも新たに興味を持つことができました。今日の講座で興味を持ったことを、これから調べていきたいです。
<サイエンスカフェ>
アラカルト講座終了後、「サイエンスカフェ」を実施し、来校された講師の先生方11名と希望生徒40名が交流しました。自由な雰囲気の中で、生徒が日ごろから疑問に思っていることに答えてもらったり、先生方からより専門的な話をしていただいたり、と普段の授業では学べない貴重なお話を伺いました。
<サイエンスカフェ 生徒の感想(一部抜粋)>
- 今日のアラカルト講座に関する質問や日ごろの疑問などを自由に質問でき、とても貴重な経験になったなぁと思います。大学の話や、今後につながるような話をたくさん聞けたので、進路などにも役立てていきたいと思いました。
- 先生方の話には様々な視点があり興味深かったです。その中で発展した技術の扱い方として善と悪の境界線を見つけるべきだと仰っていてなるほどと思いました。何が正しくて何がフェイクなのか、情報が溢れかえった現代を生き抜く鍵を教わったような気がします。
【SSH】1年次「ミニ探究」検証
1年次の理数探究基礎では、現在、ミニ探究を行っています。
ミニ探究では、探究活動の基本を学ぶために「仮説の検討→検証実験→結果と考察→ポスター発表」という、探究活動の一連の流れを経験します。
課題は「よく飛ぶ紙飛行機を作る」「効率の良い風車をつくる」「よく動くセイリングカーを作る」の3つについて、クラスごとに同じ課題に取り組みます。同じ課題であっても、仮説の立て方で検証内容が変わってきます。
5/31(水)の理数探究基礎では、各班が前の授業で立てた仮説に合わせた検証実験を行いました。検証に必要な道具を揃えてきている班もありました。
(よく飛ぶ紙飛行機を作る)
(効率の良い風車をつくる)
(よく動くセイリングカーを作る)
【SSH】図書室に「科学道100冊」のコーナーが新設されました
図書室にSSH関連の本をまとめた「科学道100冊」のコーナーが新設されました。
詳しくはこちらから、図書だより5月号をご覧ください。
「科学道100冊」は、書籍を通じて科学者の生き方・考え方、科学のおもしろさ・素晴らしさを届ける事業です。
日本で唯一の自然科学の総合研究所である理化学研究所(理研)と、本の可能性を追求する編集工学研究所(編工研)が手をとり、2017年に展開を開始。2019年秋からは、毎年恒例の企画としてリスタートしました。
「科学」と「本」という両研究所の強みを生かし、中学生・高校生を中心とした幅広い層に科学の魅力を多様な視点から継続的に伝えるべく、活動を続けています。
(公式サイト「科学道100冊 『知りたい!』が未来をつくる」 https://kagakudo100.jp/ より)
【SSH】東高祭で探究活動の口頭発表をしました
4月27~28日、文化祭が開催されました。その2日目、アクリエひめじでのステージ発表で、76回生の4班が昨年度の課題研究の口頭発表を行いました。
発表したのは、いずれも今年1月のサイエンスフェアin兵庫で発表予定だった班です。(サイエンスフェアin兵庫はコロナ禍のため誌面開催となり、口頭発表はできませんでした。)
発表のテーマは、
「pHの数値とシャボン玉の持続時間の関係性を調べる」
「人の気配は体のどこで感じるのか」
「三拍子の速さと心拍数の変化について」
「自転車で重い荷物を楽に運ぶ方法」
でした。どの班も研究の方法・結果が分かりやすくまとめられており、課題研究の面白さが伝わってくる良い発表でした。1年次生はこの発表を参考にして、探究活動の進め方・考え方をイメージしてほしいと思います。また、発表生徒も、発表の経験を今後の探究活動だけでなく、学校生活に活かしてほしいと思います。
(発表①「pHの数値とシャボン玉の持続時間の関係性を調べる」)
(発表②「人の気配は体のどこで感じるのか」)
(発表③「三拍子の速さと心拍数の変化について」)
(発表④「自転車で重い荷物を楽に運ぶ方法」)
【SSH】各年次の探究活動が始まりました
令和4年度の授業が始まりました。今年度からは全年次で探究活動を進めていきます。
・ 3年次は、昨年度の研究を引き続き行い、ポスターや論文を作成していきます。
・ 2年次は、自然科学分野の研究だけでなく、その研究に関連した科学倫理の研究も行います。
・ 1年次は、まずは探究活動のノウハウを学ぶ「ミニ探究」を経験します。
各年次で実施内容は異なりますが、自分たちで疑問をもち、解決方法を考え、実験を行い、結果を分析して、…、といった流れは同じです。
新入生はまずは探究活動の進め方の習得、上級生はさらなるレベルアップを期待します!
(1年次 理数探究基礎の授業(ガイダンス)の様子)
【SSH】11月以降の科学部の活躍
11月以降、科学部の研究発表が5つの大会で表彰を受けました。
① 第4回グローバルサイエンティストアワード“夢の翼” 一般社団法人メディポリス医学研究所賞(生物系研究部・シジミ班)
事前審査で選ばれた69件の研究について口頭発表審査が行われ、シジミ班が一般社団法人メディポリス医学研究所賞(全国6位)を受賞しました。
② 第19回高校生科学技術チャレンジ2021(JSEC) 敢闘賞(物理系研究部・逆ムペンバ班)
220件の応募論文に対する予備審査によって、本校を含む85研究が1次審査に進出しました。残念ながら、最終審査の32研究には選ばれませんでしたが、それらと大差ない内容である、と高く評価された研究に贈られる敢闘賞を受賞しました。
③ 第16回筑波大学「科学の芽」賞 奨励賞(地学系研究部・マグマ班)
286件の応募のうち、全国3位にあたる努力賞を、マグマ班が受賞しました。
④ 第20回神奈川大学全国高校生理科・科学論文大賞 努力賞(地学系研究部・マグマ班)
応募総数148件の研究から、予備審査と本審査を経て、マグマ班の研究が全国3位の努力賞を受賞しました。
⑤ プラズマ・核融合学会第19回高校生シンポジウム 優秀賞(物理系研究部・プラズマ班)
コロナウイルスの感染拡大にともない、東北大学での発表予定が急遽、オンライン発表に変更となりました。本校科学部の生徒の発見が高く評価されました。
(終業式後の表彰伝達の様子)
【SSH】SSH通信 第20号を発行しました
SSH通信 第20号を発行しました。
【SSH】Girl's Expo with Science Ethicsを開催しました
2月6日(日)、アクリエひめじにてGirl's Expo with Science Ethicsを開催しました。コロナウイルス感染拡大防止のため、小中学生・本校以外の高校生は、ポスター展示による参加となり、保護者の参加も中止となりました。
(1)開会行事(大ホール)
学校長挨拶の後、東京大学名誉教授の上野千鶴子先生によるビデオメッセージの上映、早稲田大学名誉教授の木村利人先生によるメッセージの代読が行われました。
(2)基調講演①「ほんとうの幸せを生む ほんとうの賢さを」(大ホール)
午前の基調講演では、本会場とJT生命誌研究館名誉館長の中村桂子先生をZoomで接続し、リモート形式でご講演いただきました。
(3)ポスター発表、大学・企業ブース展示、サイエンスカフェ(展示場)
10:45~13:30まで、ポスター発表を行いました。同時並行で、奈良女子大学の研究紹介、理化学研究所の企業紹介を行う「大学・企業ブース展示」、および、大学院生や大学生と自由に話せる「サイエンスカフェ」も、同会場内で行いました。
(ポスター発表)
(大学・企業ブース展示・理化学研究所)
(大学・企業ブース展示・奈良女子大学)
(サイエンスカフェ)
(4)基調講演②「先端的研究を育む生命倫理 ニューロエソロジーからバイオエシックスへ」(大ホール)
午後の基調講演では、本会場と上智大学名誉教授の青木清先生をZoomで接続し、リモート形式でご講演いただきました。
(5)科学倫理研究の口頭発表(大ホール)
4つの研究班が、科学倫理に関する研究の口頭発表を行いました。発表テーマは以下の通りです。また、発表後に京都府立医科大学大学院主任教授の瀬戸山晃一先生から講評を頂きました。
・こうのとりのゆりかごの必要性
・ヒトクローンの作成に反対するが、医療目的の技術の応用は容認する
・AIを用いた著名人の作品の再現
・ドーピングについて正しい知識を身に付けて反対しよう
※ Girl's Expo with Science Ethicsの実施に際しては、アルコールによる手指消毒、マスク着用を徹底しました。
【SSH】姫路駅にGirl's Expo with Science Ethicsのポスターを掲示しています
公益社団法人 姫路観光コンベンションビューロー様が、本校が2月6日(日)に実施するGirl's Expo with Science Ethicsのポスターを、姫路駅に掲示してくれました。
(駅の掲示ポスター)
【SSH】SSH通信 第19号を発行しました
SSH通信 第19号を発行しました。
【SSH】五国SSH連携プログラム「地質構造と岩石・鉱物の魅力に触れよう」を実施しました
1月23日(日)10時より、五国SSH連携プログラム「地質構造と岩石・鉱物の魅力に触れよう」を実施しました。22名の参加者が、実物の観察や演習を通して鉱物や地質学を学び、地学の知識・技能を磨きました。
午前中はまず、兵庫県立大学大学院の竹村静夫准教授より「地質構造学で地球を知ろう!?」と題した講演を聴き、地質構造学に関して、地層・岩石の観察の様子や、岩石中の放散虫から分かることについて学習しました。
その後、本校の川勝主幹教諭による地質図の描き方についての演習を行いました。露頭の観察の仕方や、その観察結果から地層の分布の様子がどう分かるのかを、実際に地質図を描いて実感しました。
午後からは「岩石・鉱物のおもしろさを体験しよう」のテーマのもと、岩石内の鉱物について学んだ後、実際に岩石プレパラートを偏光顕微鏡で観察しました。
<生徒の感想>
- 元々地学には興味がありましたが、学校で授業が開講されず残念に思っていたところに今回のプログラムが開催され、とても充実した時間を過ごすことができました。地学関連の勉強を大学でしたいと、ぼやっと考えていたのですが、先生の研究内容を聞いて将来像が少しはっきりしました。とても楽しかったです。ありがとうございました!
- 鉱物ってすごく面白いなと思いました。さまざまな知識が必要となる複雑な分野で、新しい発見や、考え方が今でも見つかる分野なのかなと思ったのですごく興味が湧きました。また、自分でも鉱物などについて調べられたらいいなと思います。
- 本日の地質構造の講義や実習を通して基礎的なことから専門的なことまで、幅広く学べたと思います。小さな岩石1つから3億年前の地球のできごとなど、スケールの大きいものがわかるというところが面白く感じました。
【SSH】令和3年度 第2回SSH運営指導委員会を開催しました
1月20日(木)、本校のSSH生徒研究発表会後、第2回運営指導委員会を開催しました。運営指導委員の久田健一郎先生、波田重煕先生、寶田馨先生にご出席いただき、他の運営指導委員の先生方は書面参加となりました。また、本校からは管理職を含め31名の教職員が、密を避けるためFuture Lab EASTとコンピュータルームに分かれて参加しました。
まず、本校SSHの今年度の事業および1・2年次の活動についての報告、アンケートの分析結果、来年度の計画などについて説明いたしました。続いて、本校SSH事業の推進に関して、運営指導委員の先生方から、ご指導・ご助言をいただきました。
今回の運営指導委員会でいただいたご助言を、今後の事業展開や生徒の活動に活かしてしていきたいと思います。
(令和3年度 第2回運営指導委員会の様子)
【SSH】令和3年度 SSH生徒研究発表会を実施しました
1月20日(木)、今年度のSSH生徒研究発表会を行いました。
研究発表に先立ち、兵庫県立大学大学院教授の川村教一先生に「実りあるプレゼンテーションに向けて」と題してご講演いただきました。今回の講演会も、感染症拡大防止の観点から、川村先生がFuture Lab EASTからZOOMで配信し、生徒は各教室で視聴するリモート講演会形式で行いました。
(講演会の様子)
講演後、本校体育館にて午前中は1年次生、午後は2年次理系生徒による、ポスターセッションでの研究発表を行いました。1年次生にとってはこれまでの探究活動の集大成の発表、2年次生にとっては来年度の夏にある最終発表にむけての中間発表でした。9月の研究発表会と同様、活動班をA・Bの2グループに分け、グループごとに3回の発表時間を設定して、8分間の発表+4分間の質疑応答を行いました。また、2年次文系の生徒も、発表の聴講・質疑応答で参加しました。
次の発表機会は2月6日(日)のGirl’s Expo with Science Ethicsです。今回の反省を生かして、次の発表ではよりよい発表をできるようにしましょう!
(発表の様子)
<ご助言いただいた先生方>
久田健一郎先生(文教大学 非常勤講師)
波田重煕先生(神戸大学 名誉教授)
寶田馨先生(シスメックス株式会社 元新事業開発本部長)
川村教一先生(兵庫県立大学大学院 教授)
進藤明彦先生(神戸大学アドミッションセンター 特任准教授)
進藤先生からは、発表会の最後にご講評もいただきました。
(ご助言いただいた先生方) (遠藤先生から講評をいただきました)
<講演の感想(一部抜粋)>
- 今まで「質問をする=理解できませんでした」という気がしていたので、質問をすることに気が引けていましたが、しっかり講演を聞いて質問内容を考えようと思えた。1年次の研究発表の際、どこのグループでも質問をすることができ、自分が不思議に思ったことを確認することができた。また、自分たちの発表の時も予想していたよりももっと深い質問がきて、有意義だった。講演が研究発表会の前にあってよかったと思う。
- 今回の講演は、どのように質問をすれば良いかというものでしたが、僕はプレゼンにはどのような内容が必要かという話のようにも思えました。今日、本発表を迎えて、僕の班は研究の動機と目的が不明瞭だったなという反省点があります。次の発表の機会では、この内容を思い出して準備をしたいと思います。
<講演の感想(一部抜粋)>
- 放課後に残ったり、冬休み中も家のパソコンでポスターを作成したり、学校の授業外での活動も多かったけれど、その分満足のいくポスターを作れました。また、班のメンバーとの話し合いを通して自分になかった考えを取り入れることができ、発表から質疑応答まで自分たちの考えをしっかり述べることが出来て良かったと思います。来年も今年の活動を通して得たものを活かして活動したいです。(1年)
- 2年次の先輩方の発表を聞いて発表構成や質疑応答など、すごく参考になりました。また、自分たちの発表での質疑応答から、どのような所を工夫したらもっと思ったように進んだのか考えることができ、いい発表会になったと思います。先輩方からの質疑応答では、自分たちが想定していない質問や自分たちの知識よりも詳しい意見をいただいたので、もっとしっかり対策をしようと思いました。(1年)
- 自分達は何を研究して何を明らかにしたいのか理解出来ているが、初めて発表を聞く人への配慮が足りず、対応できていなかった。質問を受けても、説明すればするほど自分でも何を言ってるのか分からなくなってしまうこともあった。アドバイスシートでは高く評価して下さる人達も多かったが、アドバイスも沢山受けた。来年度の本発表に活用して、いい発表ができるよう努めたい。(2年)
- 1年次生の発表も聞きましたが、すごく完成度が高くて、研究が論理的に進められていてとても驚きました。発表時間も8分に近く、よく練られた文章になっていたと思いました。自分の発表では、大学の先生方からもたくさん意見をいただき、新しい発想も生まれたので、これからに活かしていきたいです(2年)
【SSH】SSH通信 第18号を発行しました
SSH通信 第18号を発行しました。
【SSH】東京博物館研修を実施しました
12月10日(金)~12日(日)、科学部希望生徒19名(1年次生13名、2年次生6名)による東京博物館研修を、国立科学博物館および日本科学未来館にて行いました。
11日は国立科学博物館で理学の基礎に関する展示を見学し、12日は日本科学未来館で工学や科学と社会のつながりに関する研修を行いました。生物の多様性や岩石学といった、科学部の研究の内容だけでなく、宇宙工学や考古学、化学など、個人の関心のある内容についても、許容時間いっぱいまで研修しました。コロナウイルス禍の第6波が心配される中、関係各所にも大いにご協力いただき、実施できたことを、心より感謝申し上げます。
(国立科学博物館にて)
(日本科学未来館にて)
<生徒の声(抜粋)>
- 国立科学博物館では、時間がギリギリになるくらい見ていましたが、全然見回りきることができませんでした。博物館で何かを理解しようと集中したことはこれまでになく、自分でも驚いています。また、東京の人は、正確でたくさんの情報を得られる場所へ、すぐに行けるなんて非常にうらやましいです。今回の研修では情報を進んで取りに行くことの大切さを学べました。これをいかして、今後の研究や発表もがんばります。
- 自分の研究テーマのきっかけとなった展示や、それ以外の展示を見て、知識を深められた。そして、知識を身につけるだけでなく、あらゆる物事に対して「なぜ」「なに」と疑問を抱くこと、その疑問をとことん調べて突きつめていくことの大切さを学べた。自分自身にしかできないことは何か、自分たちが優れている点はどこか、ということも意識しながら、これから研究をしていきたい。
- 現在注目されていることが分かりやすく、展示によっては実際に体験を通して理解できるようになっていて、とても面白かった。普段、あまり興味のない内容であっても、他の展示とのつながりがあって、理解すればするほどより深く知ろうと思えた。
【SSH】「兵庫県南部地震と防災」研修を実施しました
12月9日(木)、希望生徒21名(1年次生15名、2年次生6名)による「兵庫県南部地震と防災」研修を、淡路市の北淡震災記念公園および神戸市の人と防災未来センターにて行いました。
① 北淡震災記念公園および野島断層保存館
姫路を7時過ぎに出発し、9時に淡路市の北淡記念公園に到着しました。震災を体験された方のお話を伺ったのち、兵庫県南部地震の揺れの体験、野島断層の見学・露頭の調査などを行い、地震を科学的に学びました。
② 人と防災未来センター
14時に神戸市の人と防災未来センターに到着しました。こちらでは、防災・減災プログラムの受講や、VR体験、ボランティアの方の体験談の聴講などを行い、現在の防災・減災の手法や、震災後に必要な心のケアなど、地震の社会的影響について学びました。
どちらの施設においても生徒は積極的に学習し、時間いっぱいまで充実した研修を行いました。コロナウイルス禍の第6波が心配される中、関係各所にも大いにご協力いただき、実施できたことを、心より感謝申し上げます。
(北淡震災記念公園にて)
(人と防災未来センターにて)
<生徒の声(抜粋)>
- 災害への備えとして、地域でのコミュニケーションをとることや必要な準備をしておくことなどがある。地域でコミュニティを形成していくのは、今では減ってきているように思うので、そこを解消していく必要があると思う。地震のメカニズムや直下型地震と海溝型地震の違いなど、今まで深く知らなかったもの、なんとなくの認識だったものを再認識でき、もっとよく知ることが大切だと感じた。
- 断層というと、一直線になっているものばかりを想像していたが、実際は二本に分かれたり、小さい断層も同時にできていたり、高さが変わったりと複雑であることが分かった。また、家の敷地を走る断層を見て、防ぐことのできない自然の脅威を感じると同時に、適切な対策によって減災が可能であることも分かった。また、復興の際に土地の所有権や人間関係など、多くのことで問題が起こり、地震による災害でその後の生活にも大きな影響が起こることを改めて実感した。2か所で被災者の方々の話を聞き、印象に残っているのは、お二方とも「自然に親しむことが大切だ」とおっしゃっていたことである。防災として、いかに自然災害を食い止めるかが大切だと考えていた自分にとって衝撃的で、これからは自然と共生するための減災の対策をしていこうと思う。
- 震災記念公園の断層は、元の地面より50 cm高くなり右にずれていたのですが、これがわずか10秒の出来事であって、あらためて自然の脅威を感じました。また、人と防災未来センターでは、災害を減らす、また、災害が起きてしまったときに何をすればよいかなど、これから生きていくうえで大切なことを沢山学びました。いざというときに、適切な行動ができるように、日ごろから考えて過ごしたいと思います。
- 午前中の野島断層の見学では、被災者のお話を聞いて、とても胸が痛かったです。また、断層の見学や地震体験では、教科書で見たことしかなかったものを実際に見たり、震度7の揺れを体感できたりして、貴重な体験ができたと思います。人と防災未来センターでは、震災当時の資料を見て、さらに防災・減災の意識が高まったと思います。家に帰ったら、今日学んだ事を親と話し、少しでも役に立てたいと思います。
- 断層の近くのメモリアルハウスは地震の際もほとんどゆがまず、傾いただけで済んだことから、鉄筋コンクリート構造や基礎をしっかりすることで耐震性を高めることは大切だと感じた。また、人と防災未来センターでは、県外に避難した人への公的な支援があまりなく、初期の支援は県内にいる人が対象であるという展示物を見て、行政にも問題があるな、と感じた。
【SSH】「数学・理科甲子園2021」に出場しました
11月27日に「数学・理科甲子園2021」が、アクリエひめじで行われ、本校の2年次生6名が出場しました。
参加全58校で行われた予選(個人戦・団体戦の合計)では6位に入る好成績をおさめ、上位5校による決勝進出も期待されました。しかし、続く本選では十分に力を出し切れず、惜しくも決勝進出とはなりませんでした。
出場生徒からは、「出る前は不安いっぱいだったけど、仲間と協力して、正解できたのは楽しかった!」、「他校の精鋭を見て、勉強をもっと頑張ろうという気持ちになれた。良い刺激になった。」といった感想が聞かれました。
(参加生徒)
【SSH】兵庫県総合文化祭で、科学部が優良賞を受賞しました
11月5日(金)~7日(日)、兵庫県総合文化祭において自然科学部門の口頭発表が神戸高校、ポスター発表がバンドー神戸青年科学館で行われました。
審査の結果、本校科学部の物理系研究部『逆ムペンバ効果が存在することの実証』と地学系研究部『火山岩角閃石から熱水残液循環の証拠を発見』が優良賞を受賞しました。地学系研究部はポスター賞も受賞しました。また、生物系研究部『ヤマトシジミの殻の模様の地域ごとの変異』も奨励賞を受賞しました。
発表では、久々の対面発表で、オンラインではできない経験を積むことができました。
(発表の様子)
【SSH】SSH通信 第17号を発行しました
SSH通信 第17号を発行しました。
【SSH】SSH通信 第16号を発行しました
SSH通信 第16号を発行しました。
【SSH】令和3年度 SSH生徒研究中間発表会を実施しました
9月28日午後、今年度のSSH生徒研究中間発表会を行い、1年次生がこれまでに取り組んできた探究活動の現状報告や今後の活動計画について、ポスターセッションによる形式で発表しました。活動班をA・Bの2グループに分け、グループごとに3回の発表時間を設定して、8分間の発表+4分間の質疑応答を行いました。また、2年次理系の生徒も、発表の聴講・質疑応答で参加しました。
1年次生にとっては、初めての研究発表の場だったこともあり、初めはぎこちない発表でしたが、何度か繰り返すたびに改善され、良い発表になっていきました。また質疑応答では、2年次生・1年次生とも、積極的に質問する様子が見られました。
今回の発表で、どの班も新しい発想や検証方法の改善点などの指摘を受けていました。多くの刺激を受けた一方で、「まだまだ取り組みが甘かったな」と感じた生徒も多かったと思います。次の発表機会は1月の課題研究発表会です。今回の反省を生かしながら、来週以降の研究・4か月先の発表会に向けて頑張っていきましょう!
<ご助言いただいた先生方>
蛯名邦禎先生(神戸大学大学院名誉教授)
竹村厚司先生(兵庫教育大学大学院教授)
<生徒の声(抜粋)>
・ 発表の際、予想外の方向から質問を切り込まれて少し焦ってしまいましたが、その分考えを深めることができて良かったです。他の班の発表や実験のやり方にも参考にしたいものがたくさんありました。
・ 質問をされてあまり答えられなかった点は、まだ考えが深められていないところだと分かりました。また、他の人の発表を聞いているときに質問をしようと思ったけれど、なかなか手を挙げることが出来なかったので、次の発表会では自分の意見も伝えようと思います。
・ 他のグループの発表では、参加型にしているところがあり次の発表の時に取り入れていきたいと思いました。また蛯名名誉教授が仰っていたように質問する力がどれほど大切なのかも実感できました。本発表では理解をさらに深められるような質疑応答をしたいと思います。
・ 発表の時間は8分間あったが、6分弱で終わってしまったので、練習が足りないなと思った。また、ポスターに表や写真などを載せていないてんや、実験方法が曖昧な点など、改善点も見つかった。たくさんの質問をいただき、自分たちでは考えられていなかった部分が分かったので、そこを改善して、本発表には完璧な発表ができるよう頑張ろうと思った。
【SSH】第2回サイエンス・ラボを実施しました
8月23日(月)14:00より、地域の中学生26名を対象に、第2回サイエンス・ラボを実施しました。
【重曹のふしぎ(化学分野)】(化学教室)
液体の比重や、重曹と塩酸の反応などの実験を行いました。2~3人の班で話し合って結果を予想したあと実験し、その結果から何が言えるかを考えました。
(参加生徒の感想)
自分たちの身近にあるものを使った実験をたくさんできて、面白かったです。解説もよく分かりました。(中学2年)
【反応の時間を操ろう(化学分野)】(生物教室)
「一定時間経った後に色が変わる化学反応」の反応時間を、5秒から20秒に変えるにはどうしたらいいか、パートナーと意見を出し合い、試行錯誤しました。
(参加生徒の感想)
パートナーと相談して、水を入れて溶液を薄めようと考えました。協力して実験できて、とても楽しかったです(中学2年)
【偏光板から見える世界(物理分野)】(物理教室)
偏光板万華鏡を作成して、光の性質や偏光板の原理や用途について学びました。うまくいかないところは、生徒同士でその原因を考えました。
(参加生徒の感想)
ものが2枚の偏光板の間に入るだけで、見え方が変わるのに驚きました。偏光板について、もっと調べてみたいと思います。(中学2年)
【図形をパズルで考えよう(数学分野)】(多目的教室)
2つの同じ形の図形から大きな同じ形の図形を作るパズルを解いたあと、そのパズルを応用して、自作のパズルも作成しました。
(参加生徒の感想)
自分一人ではできなかったけど、みんなで協力して解けました。解説も分かりやすく、楽しい授業で来て良かったです!(中学2年)
【SSH】SSH通信 第13号を発行しました
SSH通信 第13号を発行しました。
【SSH】第1回サイエンス・ラボを実施しました
7月16日(金)の放課後の時間に、近隣の中学校4校の希望生徒(計30名)を対象に、第1回サイエンス・ラボを実施しました。
今回の講座は、「デンプンの色を変えよう!(化学)」「アルコール発酵を体験!(生物)」「英語実験で酵素を実感!(化学・生物)」「砂で分かる!図形の性質(数学)」の4講座でした。参加生徒は積極的に意見を言ったり、実験に取り組んだりと、とても楽しそうに体験していました。
第2回サイエンス・ラボは、8月23日(月)14:00より実施します。対象は姫路市内の中学生で、申込締切は8月2日(月)です。興味のある中学生は、ぜひ参加して下さい!(申込については、本校ホームページのトップページをご覧ください。)
(デンプンの色を変えよう!) (アルコール発酵を体験!)
(英語実験で酵素を実感!) (砂で分かる!図形の性質)
【SSH】SSH通信 第12号を発行しました
【SSH】データサイエンスコンテストのキックオフイベントに参加しました
7月11日(日)の9時30分より、兵庫「咲いテク」推進委員会主催の「第2回 データサイエンスコンテスト」のキックオフイベントが、リモート形式で行われました。本校からは2年次の生徒2名が参加します。
コンテストでは、台湾の生徒2名とオーストラリアの生徒2名を加えた6人チームで活動し、外国人向けの日本旅行のプランを、ビッグデータをはじめとする、さまざまなデータに基づいて作成します。日ごろのコミュニケーションやプランの提出、プレゼンテーションは、全て英語で行います。
これから旅行プランの作成が始まっていきます。決勝に残れるように頑張ってください!
(データサイエンスコンテストの様子)
【SSH】「探究評価研修会」を実施しました
6月30日(水)の15時30分より本校教員を対象とした「探究評価研修会」を、本校百周年記念館にて行いました。京都教育大学より村上忠幸教授をお招きして、探究活動の評価について、その意義や手法、他の高校の実践例などについてご講演いただき、研修を行いました。
(探究評価研修会の様子)
【SSH】アラカルト講座を実施しました
6月18日の5~6時間目、1年次生全員を対象に「アラカルト講座」を実施し、各分野の専門家の先生方9名から講演をいただきました。なお、緊急事態宣言下のため、県外の4名の先生方についてはZOOMを用いて、オンラインでのご講演となりました。生徒は前半・後半で異なる2講座を選び、研究の面白さや勉強することの意味、科学倫理などについて学びました。講義の後には積極的な質問も多く見られ、充実した時間になりました。
<アラカルト講座>
① 川村教一先生(兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科教授)
演題:「自然科学探究への誘い -科学の論理-」
② 濵中裕明先生(兵庫教育大学大学院理数系教科マネジメントコース教授)
演題:「射影幾何学の入り口」
③ 岸本直子先生(摂南大学理工学部機械工学科教授)
演題:「古典や理科の勉強は必要か」(オンライン講演)
④ 鈴木美香先生(京都大学iPS細胞研究所 上廣倫理研究部門特定研究員)
演題:「良い研究の条件ってなんだろう」(オンライン講演)
⑤ 寶田馨先生(シスメックス株式会社元新事業本部長)
演題:「企業での開発と高校での勉強」
⑥ 野村美治先生(アース製薬株式会社研究開発本部研究部)
演題:「害虫による被害と虫ケア用品(殺虫剤)の開発について」
⑦ 瀬戸山晃一先生(京都府立医科大学大学院医学研究科医学生命倫理学主任教授)
演題:「生命倫理とはなに? -生命の倫理を考える必要性と重要性-」(オンライン講演)
⑧ 増田弘治先生(読売新聞大阪本社地方部次長 京都駐在)
演題:「科学は幸福をもたらすのか」(オンライン講演)
⑨ 瓜生原葉子先生(同志社大学商学部准教授)
演題:「行動科学で社会課題を解決する! -臓器移植-」
<アラカルト講座 生徒の感想(一部抜粋)>
- 「ただ知識を暗記するだけ、テクニックを覚えるだけでは将来役に立たない」ということが印象に残っています。自分でなぜ?という視点・考えを持つことを大切にしたいです。また、英語はとても重要なんだと話を聞いていて思いました。学生のうちにできることをしっかりやっていきたいです。
- 普段は考えないことや、目には入っているのに深く考えずに流していることの中に大事なものが多くあると感じました。答えがあるものだけでなく、答えのないものについても考えることで立派な大人に近づくのだと思いました。
- 生命倫理についての考え方が国ごとに違っていたりして、正解がないので、自分の考えを持つことができ、これからの学びに生かしていこうと思いました。進化していく科学をどこまで利用していいのかという疑問は、これからの時代に特に必要になる考えだと思いました。
- わたしが受けたのは、出生前診断とか臓器移植、というどちらも少し重いテーマだったのですが、だからこそ大切なんだと理解することができました。特に臓器移植は前々から考えなければいけないと思っては先延ばしにしていたことだったので、いいきっかけになりました。帰ってからも、母と改めてじっくりと臓器移植について話すことができて、とてもいい経験になりました。
- 私は文系に進もうと思っていますが、理系分野の面白さをとてもよく感じました。また、社会に出ると理系文系関係なく手を取り合って問題に取り組んでいくことが大切だということ、知って無駄なことは何一つないということを学んだので、前向きに高校生活を送っていきたいと思いました。
<サイエンスカフェ>
アラカルト講座終了後、「サイエンスカフェ」を実施し、来校された講師の先生方4名と希望生徒19名が交流し、自由な雰囲気の中で、普段の授業では学べない貴重なお話を伺いました。
<サイエンスカフェ 生徒の感想(一部抜粋)>
- 講師の先生方の質問に対する返答は想像をはるかに上回るものばかりで、知らない世界でのことはとても面白かったです。また、講師の先生に自分の話を聞いてもらうことで、夢のために頑張る決心がつきました。ありがとうございました。
- 色々な経験をされてきた先生方のお話を聞くことができて、文理選択や将来のことなど改めて自分の将来について考える良いきっかけになりました。とてもいい経験になったので、もっと定期的に開催して、今回は参加しなかった子たちにも参加してほしいです。
【SSH】東高祭のステージで課題研究の成果を口頭発表しました
6月7日に姫路文化センターで行われた本校文化祭のステージ発表で、SSHの取り組みとして行っている課題研究の生徒発表が行われました。
発表をしたのは、昨年度実施した「理数探究基礎」の探究活動班の中から選抜された2つの班です。1つ目の班は「影は何色か?」、2つ目の班は「体育座りの痛みを減らす方法を明らかにする」というテーマで発表しました。どちらの班も、仮説を立てるまでの経緯や検証の方法、結果の考察など、論理的によくまとめられており、発表後は大きな拍手をいただきました。
(ステージ発表の様子)
【SSH】1年次理数探究基礎「テーマ案のプレゼンテーション」
6月1日、1年次の理数探究基礎では、テーマ案のプレゼンテーションを行いました。前回の理数探究基礎の時間以降、多くの班がプレゼンテーションに向けて準備をしており、よく考えられた資料・しっかり練られた原稿をもとに、堂々とプレゼンテーションをしていました。
模造紙で発表する班が多かったですが、文字だけでなく、レイアウトを丁寧に考え、色を使ったり、イラストを入れたりと、工夫を感じるものばかりでした。また、パワーポイントで発表した班もありました。
今後、同じテーマを選んだ生徒数名で探究班を作り、仮説の設定に挑みます。「筋は通っているか」、「時間は足りるか」、「実験に危険はないか」など、考慮することはとても多いですが、協力して取り組みましょう。
(模造紙でのプレゼンテーション)
(パワーポイントを使ったプレゼンテーション)
【SSH】2年次理数探究・科学倫理「テーマ・仮説検討会」
2年次の理数探究では、現在、探究班に分かれて仮説の検討を行っています。5月31日、その仮説の方向性や妥当性について、担当教員間で検討会を行い、意見を交換しました。2年次の各探究班について、教員が助言するときの方針や視点を確認し、生徒の自主的な探究活動がより一層充実することを目的としています。
多くの班で共通して話題になったのは、「テーマをもっと絞り込む必要がある」という課題でした。
・多くの要素からなるものは、どの要素を最優先に考えるかを決める。
・研究対象について、明確な定義づけを行う。
など、仮説を設定する上で必要な視点を再確認しました。
次回の探究では、担当教員からの助言をもとに、改めてテーマと向き合い、自分たちの検証計画を立てることになります。その際、上記の視点を意識しながら取り組みましょう。そして、そこから「自分たちの検証方法は目的と合致しているか」、「実際に実験できるか」なども検討し、検証計画を発展させていきましょう。
(検討会の様子)
【SSH】1年次理数探究基礎「テーマ検討」
1年次の理数探究基礎の授業では、現在、テーマ案を検討中です。ゴールデンウィーク前から考えてきたアイデアを、5月11日および18日の授業で検討しています。
初めはどのような観点で検討すればよいのかがよく分からず、話し合いが止まってしまっていた班もありましたが、助言を受けながら議論が進み、どの班でも徐々にテーマが形になり始めています。次回(6月1日)の探究では、テーマのプレゼンテーションを行います。テーマの魅力を存分に伝えられるよう、それまでにできるだけの準備をしておきましょう!
(みんなで検討し、1つのテーマに絞り込みましょう)
【SSH】2年次理数探究「テーマ検討・プレゼンテーション」
2年次の理数探究・科学倫理の授業では、今後2年間の自然科学に関する課題研究のテーマの設定作業を行っています。前回(4月22日)の授業では各自の考えたテーマ案を持ち寄ってテーマ検討班で検討しました。今回(5月6日)の授業では、そのテーマ案のプレゼンテーションを、クラスの皆に向けて行いました。短時間での準備ながら、昨年の経験を活かして画像や動画を使いながらプレゼンを行うグループもありました。
今後、教員の助言も参考にしながら、仮説の設定と研究の計画立案を行っていきます。設定されたテーマとともに、これから立てる仮説が重要です。どのような仮説を立てるかで、似たテーマでも今後の内容が大きく変わっていきます。先行研究を調べながら、視野を広く持って、今後に臨んでいきましょう!
(テーマ検討の様子) (プレゼンテーションの様子)
【SSH】English Caféはしばらくお休みします
緊急事態宣言の発令にともない、4月26日よりEnglish Caféもしばらくお休みします。今後の様子をみて再開する予定なので、コロナが落ち着くまで待ってください。
We are sad to announce that the English Café is closed until further notice. We are looking forward to reopening after this State of Emergency is over.
【SSH】English Caféを始めます
4月19日より、今年もEnglish Caféを始めました!
スタディルームが改修中なので、今年は社会科教室にお引越し。2・3年次生はいつでも自由にきてくださいね。1年生は、もう少し学校生活に慣れてから…5月のウエルカムパーティーで会えるのを楽しみにしていてください!
The English Café returns for another year!
Due to renovations, the café is going to be held in the Social Studies Room this year. All 2nd & 3rd grade students are free to come and have a chat at any time. We’d like to give 1st grade students a little more time to settle in to school life, but we’d love to see new face at our Freshers Welcome Party in May!
(3密を避けて、感染症拡大防止に留意しています)
【SSH】新年度の学校設定科目が始まりました
新しい年度が始まり、本校SSHで実施している学校設定科目のガイダンスが行われています。4月15日は、1年次の「自然科学探究基礎Ⅰ」および2年次の「理数探究・科学倫理」の授業のガイダンスが行われました。
① 1年次「自然科学探究基礎Ⅰ」
体育館にて1年次の「自然科学探究基礎Ⅰ」の授業のガイダンスが行われました。探究的な活動をするうえで、科目にとらわれず幅広い基礎知識を身につけ、広い視野で物事を見ることの重要性について、説明しました。また、3月に実施した2年次希望生徒による筑波研修の動画レポートも皆で見ました。これからの1年、科学の基礎をしっかりと学んでほしいと思います。
② 2年次「理数探究・科学倫理」
百周年記念館にて、2年次の「理数探究・科学倫理」のガイダンスも行われました。今年度から実施する「科学倫理」の内容や年間の予定の説明だけでなく、昨年度の探究の経験をいかしながら、「科学的な内容で研究を行うこと」や「さまざまな視点から物事を見る重要性」など、探究活動を行なっていくうえでの心構えをもう一度確かめました。
次回の活動は、「新たなテーマ決め」。自分なりのアイディアをしっかり考えて、活動に臨んでいきましょう!
【SSH】75回生 筑波研修
3月19日(金)~20日(土)の2日間、75回生の希望生徒30名が茨城県つくば市で研修を行いました。行程は以下の通りです。
3月19日(金)
①つくばエキスポセンター
館内では科学技術に関する展示や、プラネタリウムの見学を行いました。超新星爆発によるベテルギウスの消滅など、生徒にとって興味深い内容でした。
↓
②国土地理院
さまざまな地図やその作り方、測量方法、地図の歴史を見学しました。かつての測量技術の工夫に驚いたり、地図と文明のかかわりに興味を持ったり、充実した時間を過ごしました。
↓
③筑波実験植物園
国立科学博物館の施設の一つであり、国内最大級の広さ(東京ドーム3つ分)の植物園の中を、生徒個別に見学しました。今年学んだ植生分布を実感したり、絶滅危惧種の多さに危機感をつのらせたり、見たことのない植物に興奮したり、と多くの刺激を受けました。
↓
④研修のまとめ
1日の終わりに、当日の振り返りとして研修のまとめを行い、プレゼンテーションの準備に取り掛かりました。
3月20日
⑤サイエンス・スクエアつくば
産業技術の発展の歴史について、主に工学の視点から見学しました。メタンハイドレートや海水シャーベット氷、脳波を利用したコミュニケーション技術、癒し効果のあるロボットなど、今後の開発が期待される最先端技術に触れることができました。
↓
⑥地質標本館
岩石鉱物・地層の実物の見学をしました。幾何学的な鉱物の結晶の美しさや、化石となった古代生物の生態、地層から読み取れるさまざまな事柄などを学びました。毎年、この標本館から地学オリンピックの問題が出題されています。
手指消毒・検温の徹底や、移動の際も私語を慎しむなど、感染症拡大防止のための「新しい生活様式」を踏まえた活動となりましたが、どの生徒も立派に充実した研修をしていました。最後に、コロナウイルス禍での実施にあたり、関係各所にも大いにご協力いただき、実施することができたことを、心より感謝申し上げます。
(国土地理院にて) (つくば実験植物園にて)
(研修のまとめの様子) (地質標本館にて)
(サイエンス・スクエアつくばにて)
〔生徒の感想〕(抜粋)
- この2日間を通して地学、生物、物理など多くのものに触れることができました。友達と行った、ということで自分ひとりでは考えなかったようなことを教えてくれたり見て回ったりすることができ、新たに興味の出てきた分野もありました。今回の研修は自分の将来の夢を見つけるための材料となりうるので、もらったパンフレットを見たりしてもっと多くの情報を手に入れていきたいです。今回筑波研修でした貴重な体験をこれからに活かせるように努力していきたいと思いました。
- 私はこの研修を通して自分の興味関心の範囲を増やすことができた。化学はそんな好きではなかったが、勉強したいと思うことができた。生物に関しても実際に触れることで感じるものは違うと思った。この研修の内容が無駄にならないようしっかり活かしたいと思う。
- 今回の筑波研修を通して、たくさんの新しい知識や情報を得ることができてとても良かったです。これは筑波に行ってなかったら得られてないものだし、コース選択で自分が選択しなかった分野はこれから触れることがあまりなくなるから、そういう面ですごく有意義な活動になったと思います。少し遠くて移動も大変だったけど、筑波に行けて良かったです。川勝先生もおっしゃっていたように、周りに大規模な科学館や博物館がなくてこういう機会があまりないのは残念だと思います。でもその分自然がたくさんあるし、東高でも学べることはいっぱいあるから、筑波で興味を持ったことなどを調べて、この経験を生かしていきたいと思いました。
(ありがとうございました!)
【SSH】科学部活動報告
今月の科学部の活動について報告します。
3月13日(土) 第17回日本物理学会Jr.セッションにて奨励賞を受賞(物理系研究部プラズマ班)
高校入試にともなう登校禁止期間のため、部員の自宅からの参加となりました。応募があった研究のうち、事前審査を通過した100研究の中で成果を発表しました。
3月19日(金) 日本農芸化学会2021年度大会ジュニア農芸化学会にて銅賞を受賞(生物系研究部ゴキブリ班)
発表に申し込んだ研究のうち、事前の論文審査を通過した84研究で争われ、全国3位の銅賞に選ばれました。
いずれも昨年度受賞を逃した大会だっただけに、部員の喜びもひとしおです。両大会ともSSH指定校を中心にした強豪ぞろいの中でも臆することなく、これまで培ってきたプレゼンテーション能力をフルに生かして発表しました。
(発表の様子)
【SSH】科学部の横断幕を掲示しています
今年度の科学部の活躍をたたえる横断幕を、玄関外壁に掲示しています。今年度の科学部の全国レベルの活躍の一端を紹介します。
① 第18回高校生科学技術チャレンジ(JSEC)2020
全国からの応募総数217件の研究から、地学系研究部砂粒班の研究がファイナリストとして最終審査会に進出し、審査委員奨励賞を受賞しました。
② 第19回神奈川大学全国高校生理科・科学論文大賞 優秀賞受賞
全国からの応募総数222件から、物理系研究部プラズマ班の論文が優秀賞(全国2位)を2年連続で受賞しました。また、地学系研究部砂粒班が努力賞を、あわせて科学部が団体奨励賞を受賞しました。
③ 令和3年度全国高等学校総合文化祭に出場決定
第44回兵庫県高等学校総合文化祭の自然科学部門発表会で口頭およびポスター発表し、27件から物理系研究部プラズマ班が全部門総合最優秀賞、地学系研究部砂粒班が地学部門最優秀賞を受賞し、令和3年度全国大会に推薦されました。
いずれの賞も、県大会優勝・全国大会での上位入賞レベルです。また、このほかにも論文や学会発表で多くの受賞を果たしました。今年度はコロナ禍のために、高校生の部活動は大きく制限を受ける1年間でした。それは本校科学部も例外ではなく、学会が中止やオンライン実施になるにとどまらず、活動そのものが難しい時期さえありました。そのような環境でも地道に研究を重ねてきた努力が報われました。来年度の科学部の活動にも期待です!
【SSH】2年次「探究学習」
3月5日と8日の2日間にわたって、2年次の理系生徒を対象にした探究学習が行われました。京都教育大学の村上忠幸教授の指導を受けて、紙コップにお湯を入れたとき、紙コップの下に生じる水滴の正体を突き止める課題に挑戦しました。
事前に行った※マルチプル・インテリジェンスのチェックシートの結果に基づいて決められた、3~4人のグループで意見を出し合い、「仮説→検証実験→検証」の流れを繰り返しながら、課題に取り組みました。その後、自分がグループ内でどのような役割を果たせたか、自己評価と他者評価の両面から振り返りました。
どの生徒も生き生きと取り組み、新たな発見のある実りある学習となりました。
※マルチプル・インテリジェンス… 1983年にハーバード大学のハワード・ガードナー教授が発表した、人の能力(知能)を多面的に測り、その『強弱』や『組み合わせ』がその人の個性になるという理論です。それぞれの能力(知能)がバランスよく配置されたメンバーでグループを構成することで、より効果的なグループワークが期待できるとされています。
(授業の様子)
【SSH】自然科学探究Ⅰ「English Labo」
3月4日~10日の期間、1年次の自然科学探究Ⅰの授業では、「Solubility」をテーマとして、英語で書かれたワークシートを使いながら、実験を行いました。化学実験の基本操作を復習しながら、硝酸カリウムや硫酸銅(Ⅱ)を溶解の違いを確認したり、冷やして生じた結晶の違いについて考察をしたりしました。
生徒は英語での操作手順をグループで相談したり、分からないところは教員に質問したりと、意欲的に実験に取り組んでいました。
(授業の様子)
【SSH】第2回運営指導委員会を開催しました
2月9日、本校のSSH生徒研究発表会後、第2回運営指導委員会を開催しました。委員会は、県教育委員会高校教育課から主任指導主事1名が出席されました。また、運営指導委員の久田健一郎先生はZOOM参加、他の運営指導委員の先生方は書面参加となりました。
まず、本校SSHの今年度の事業報告、アンケートの分析結果、来年度の計画などの説明がありました。続いて、本校SSH事業の推進に関して、運営指導委員の先生方から、ご指導・ご助言をいただきました。
今回の運営指導委員会でいただいたご助言を、今後の事業展開や生徒の活動に活かしてしていきたいと思います。
(委員会の様子)
【SSH】SSH生徒研究発表会を実施しました
2月9日、SSH生徒研究発表会を行いました。午前中は筑波大学前教授の久田健一郎先生に「砂の科学 -Sandlogy 砂学の提唱-」と題してご講演いただきました。今回の講演会も、感染症拡大防止の観点から、生徒は各教室からZOOMを利用して参加するリモート講演会形式で行いました。
その後、本校科学部が今年度取り組んだ研究の口頭発表を行いました。
(講演の様子)
(ご講演の内容)
午後からは、体育館・百周年記念館・柔道場の3会場にて、1年次生がこれまでの理数探究基礎の時間に取り組んできた課題研究の成果を、ポスターセッションによる形式で発表しました。10月の中間発表会の経験をいかし、堂々と明確に成果を説明できていたように思います。また、昨年度に課題研究に取り組んだものの、コロナウイルス禍による臨時休業のため、発表する機会がなかった2年次生も、1年次生の発表に耳を傾け、積極的に質問したり意見を述べたりしていました。最後に、神戸大学名誉教授の蛯名邦禎先生に全体講評をしていただきました。
(体育館の様子)
(百周年記念館の様子)
(柔道場の様子)
(蛯名先生より、講評をいただきました。)
ポスター例②:氷が割れる音は液体の種類によって変わる?.pdf
<講演の感想>
- あまり、今まで「地学」は何を勉強する教科なのかよく分かっていなかったけれど、先生の話をお聞きして、どこが楽しくて何を研究しているのか理解出来た気がします。自分にとって、少し難しい話だったけれど先生が砂の魅力について、楽しそうにお話しているのを見て、本気で研究をすることの魅力を感じたし自分も先生のように一つの夢中になれることを見つけて、一度本気で取り組んでみたいな、と思えました。
- 普段からとても身近にある細かな砂粒1個でも深く調べていくと、その砂の成分のみならず、環境や歴史も知ることができるというのはとても魅力的だと思いました。また、砂や気候の条件により、文明のあり方が変化したり、地域差が生まれているという点は、砂が人間にとって必要不可欠なものであることを強く表していて、資源の使い方を改めて考え直すべきであると感じさせられました。
- 今回は多くの人が聞きに来てくれて、「すごくよかった、面白い」といってくれてとても嬉しかった。ポスター作成やプレゼンテーションの方法、原稿など色々悩みすごく大変だった。しかし、終わってみるととても大きな達成感を得ることができた。結論に至るまでの理由や仮定、結果などのプロセスを最後まで真剣に考え、仲間と協力して話し合うことができ、有意義な時間を過ごせた。(1年)
- 今回の研究発表会では、「人に自分の意見を伝えることの大切さ」を学べました。蛯名先生がおっしゃった通り、内容がしっかりとした発表でも人に伝えようとする意思がなければ水の泡になってしまいます。今後、発表時には人にしっかりと訴えかける気持ちで発表していきたいと思いました。(1年)
- SSHでないとできないような体験であり、大学の研究にも通ずるところがたくさんあると思った。2年生では、もっとレベルが高く、専門的な研究に取り組みたい。(1年)
- 先輩たちが、私たちの発表を真剣に聞いて下さったので、発表しやすかったです。また、他の班の発表を見ると、ポスターがとても上手くまとめられていた班、話し方がとても良かった班、参加型にしていた班など、それぞれに良さがあって、勉強になりました。(1年)
- 後輩たちがやってるのを見て僕たちもしたかったなと思いました。どの班もしっかり考察していたし、質問にも論理的な回答をしていてすごいなと思いました。興味のある分野だったり、考えたことがなかったことだったりと分野も幅広くて、もっと聞きたいと思いました。(2年)
【SSH】理数探究基礎:抄録・ポスターの作成
2月2日の理数探究基礎では、2月9日の生徒研究発表会に向けた抄録とポスターの完成に向けて、どの班も追い込みをかけました。
特に、ポスターは10月の中間発表会では手書きで作成していましたが、前回の活動ブログで報告したように、今回はPowerPointでの作成です。どの班も、PowerPointの利点を生かし、グラフの見せ方や写真の挿入などの「こだわりポイント」のあるポスターを作成していたように思います。
提出すべきものの作成が終わり、一安心しているかもしれませんが、本番は9日の発表会です。この時間を利用して、発表原稿を仕上げるだけでなく、発表や質疑応答の練習もして、しっかり準備をしておきましょう!
(パソコンでの作業の様子)
【SSH】理数探究基礎:本発表にむけて
1月12日の理数探究基礎では、多くの班がまとめの作業に取り掛かり始めました。SSH生徒研究発表会(2月9日)にむけての抄録とポスター作成の締め切りが2月3日で、もう3週間もありません。特にPowerPointは、まだまだ慣れない生徒が多いと思いますので、仕事をうまく分担して作業してほしいと思います。
「どういうものを作ったらいいか、よく分からない!」「イメージが沸かない!」という人は、ぜひ実物を見てみてください。JSTの「SSH指定校による成果物」のサイトには、他校の研究論文や要旨集が掲載されています。本校ホームページのSSHのページの「お知らせ」にも、本校科学部が作成したポスターや論文が載っています。また、生徒昇降口や正面玄関にも、科学部の発表ポスターを掲示していますので、参考にしてください。
【SSH】SSH講演会を実施しました
講演会後は「サイエンスカフェ」を実施し、蛯名先生と希望生徒10名が交流し、生徒の質問に答えていただいたり、貴重なお話を伺ったりしました。
(講演の様子)
(サイエンスカフェの様子)
<生徒の声(抜粋)>
- 今回の講演を受けて特に印象的だったのは、私達は不確かではあるが帰納的推論を利用して暮らしているということです。演繹的推論や帰納的推論は講座を受ける前にも知っていたのですが身近に利用されているとは知りませんでした。また、科学者の言うことが全て正しいわけではないということはとても意外でびっくりしました。なので私達はテレビや新聞の表現に気をつけることが大切なのだと思います。この講演を普段の生活や探究活動に活かしていきたいと思います。
- 探究を行っていく上で、科学には限界があるということを理解し、その中で自分だけではなく、周りの人達が全員分かるような証拠を提示する事が大切なんだと思いました。また、その説明をする際に、様々な技法を使う事でより確かな事を証明することが出来、周りを納得させることが出来るということが分かりました。2月の発表の時に使えるようにしたいと思いました。
- 今日の講演会は、とても難しい内容でしたが、数学の授業で見たことがあった数式もあり、興味を持つことが出来ました。探究では、自分はまだまだ「何となく」で活動してしまっている部分があると感じています。だから、今日お話を聞いた理論を参考にこれから取り組んでいきたいです。
- サイエンスカフェでは、知りたかったことについて質問できただけでなく、様々な話を聞くことが出来て、研究に役立てられそうな話もできました。また、大学を選ぶ基準など、将来にも役立つ話も聞けたので、よい機会になりました。
【SSH】理数探究基礎:より効果的な探究活動へ
中間発表会の感想にも多くありましたが、自分たちのグループ以外の第三者の目による助言は大変ありがたく、自分たちだけでは考えつかなかったような内容・アドバイスや、気づかなかったデータの綻びなど、大変参考になったのではないでしょうか。
そこから、次にすべきこと、新たに考えるべきことを整理することで、実験条件を考え直して実験に臨んだり、アンケートの項目をもっと具体的に考えたりして、より効果的な探究活動に取り組めているように思います。
これから2月の本発表までは、冬休みが挟まることもあり、意外と時間は残っていません。良い形で本発表をするためにも、今しっかりと活動をしていきましょう。
(やるべきことを整理して・・・)
(新しい実験へ!)
【SSH】「科学倫理教育研修会」を実施しました
午前中は「バイオエシックス教育における知性教育と感性教育の統合-高校教育への期待-」について、丸山先生よりご講演をいただき、医療倫理学を中心に、研究倫理の考え方を学びました。
また午後は、本校の生徒をモデルクラスとして、丸山先生、および、本校の川勝和哉主幹教諭による科学倫理の模擬授業を参観し、その後、意見交換を行いました。
(講演の様子)
(模擬授業の様子)
【SSH】「数学・理科甲子園2020」に参加しました
個人戦・チーム戦とも奮闘しましたが、上位16校による本選に残ることはできず、予選敗退となってしまいました。それでも、出場生徒は貴重な経験を積むことができ、生徒は口々に「出られてよかった」と話していました。コロナウイルス禍の中でも開催にご尽力いただいた関係者の皆様、ありがとうございました。
(出場生徒)
(団体戦の様子)
【SSH】姫路東高校サイエンス・ラボを実施しました②
今回は近隣の5つの中学校の生徒(計89名)を招いて実験教室を開きました。講座は物理分野「太陽の色は何色ですか?」、地学分野「低気圧を作ろう!」、数学分野「図形に強くなろう!-見えないものを見る力をつける-」の3分野でした。
どの生徒も講座に耳を傾けるだけでなく、手を動かして工作や作図に一生懸命取り組み、充実した時間を過ごしていました。
(物理分野の講座)
(地学分野の講座)
(数学分野の講座)
(物理分野の実験の様子)
【SSH】English Café Halloween Party!
We had many students come to see movies and play games in English, and improve their skills. Some students who answered questions in English at the Interim Presentations have also joined.
We welcome students who want to be good at talking in English, or want to get better scores on Listening Tests. Come to Study room with your lunch!
【SSH】SSH生徒研究中間発表会を実施しました
初めての発表ということもあり、最初はどの生徒も緊張していましたが、進行係の生徒の指示によってスムーズに進行していきました。発表後の質疑応答では、想定外の質問に対して答えに窮してしまう、あるいは、ALTの先生から英語で質問されて、どう答えればよいか分からない、といった場面もありましたが、どの生徒にも質問に対して真摯に答えようという姿勢が見られました。
(発表の後は、アドバイスシートをもとに、振り返りを行いました)
(最後に大学の先生方から、ご助言・ご講評をいただきました)
<ご助言いただいた先生方>
蛯名邦禎先生(神戸大学大学院名誉教授)
久田健一郎先生(元筑波大学大学院教授)
竹村厚司先生(兵庫教育大学大学院教授)
村上忠幸先生(京都教育大学教授)
川村教一先生(兵庫県立大学大学院教授)
佐野恭平先生(兵庫県立大学大学院助教)
<生徒の声(抜粋)>
- 他の班は私達よりもたくさん実験をしたり、仮説を立てて共通点や規則性を見つけたりしていて、「すごいな、参考にしたいな」と思いました。たくさんの感想や指摘点が書かれたアドバイスシートを頂いたので、班員全員でもう一度見直して、改善点を見つけていきたいです。
- きちんと自分では準備が出来ていたと思っていても当日ばたばたしてしまって大変でしたが、多くの人に発表を見てもらえて嬉しかったです。今回の発表会で、まだまだ深められることがあると分かったり、新しいことに気付けたりしたので、とても良い機会になりました。
- 発表ではいかに事前準備が大切か分かった。かなりの文章量でも、時間が余ってしまうし、質問の想定も必要だった。どのようにまとめて、どう発表するか、他の班の発表も見ることができて、2月の本発表にむけていい勉強になった。
- (ALTの先生から)英語で質問されると意味が分からなかったので、これから英語も頑張りたいです。他の班も面白そうな研究をしていたので、僕たちも負けられないと思いました。
【SSH】アラカルト講座を実施しました
<アラカルト講座>
① 川村教一先生(兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科教授/山陰海岸ジオパーク学識専門員)
「自然科学探究への誘い」
② 平田岳史先生(東京大学大学院理学研究科教授)
「大学で研究する楽しさ」
③ 伊藤真之先生(神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授)
「研究紹介と科学と社会のかかわりについて」
④ 竹村厚司先生(兵庫教育大学大学院理数系教授)
「日本の放散虫化石研究について」
⑤ 岸本直子先生(摂南大学理工学部機械工学科教授)
「これまで研究してきたこと、これから研究すること」
⑥ 野村美治先生(アース製薬株式会社研究開発部)
「害虫との闘い-被害と防除対策-」
<サイエンスカフェ>
アラカルト講座終了後は「サイエンスカフェ」を実施し、講師の先生方と希望生徒19名が交流し、自由な雰囲気の中で、普段の授業では学べない貴重なお話を伺いました。
<生徒の声(抜粋)>
- 研究などはしていて楽しいと思えるモチベーションが常にないといけないので、自分が興味を持っていることについて取り組むことが大切だということ、また、個人の力も大切だが、チーム力がより一層求められていて、コミュニケーション能力もしっかり身につけていくことが必要だと学びました。
- 今日の講演を聞いて、僕達は今まではっきりとした見通しを立てずに「とにかく実験をして結果を求める」、というような感じで探究活動を進めてきている気がしました。今までの実験で果たして「正しいこと」が言えるのか、もう一度班で考え直したいと思います。
- 探究でつまずいていた実験の参考になる内容や考え方など、さまざまな事がこの講座で学べました。また、大学ではどのような仕組みで研究を行っているのかも理解することができ、この講座は将来を考えるための1つの指標になりました。
- サイエンスカフェでは、先生方の話を聞くだけでなく、自分の意見や将来の夢を言ったりすることで、自分が大学で何を学びたいのかを再確認することができました。また友だちの考えも深く知れたのでよかったです。とても充実した時間を過ごせました。
【SSH】(教員研修)科学倫理教育研修会【11月22日(日)】
参加申込は11月13日(金)までにお願いします。
1122_科学倫理教育研修会案内.pdf 参加申込票.docx
【SSH】理数探究基礎:「中間発表会の直前準備」
15日からの10月考査が終われば、1週間も経たないうちに中間発表です。今は考査の学習で忙しいかもしれませんが、考査後は発表にむけて、説明の練習などをしておきましょう!
(要旨作成・ポスター作成の様子)
【SSH】姫路東高校サイエンス・ラボを実施しました
今回は3つの中学校の生徒(計28名)を招いて実験教室を開きました。講座は物理分野「A Dancing Liquid Made With Magnets(磁石で作ったダンシングリキッド)」、化学分野「デンプンを詳しく知ろう!」、生物分野「アルコール発酵を体験!」の3つの講座で、物理分野の実験は8月に本校に着任されたHarry先生が英語で行いました。
参加した中学生はキラキラした目で実験に取り組んでいて、実験の楽しさ・面白さを感じてくれたのではないかと思います。
(物理分野の講座)
(生物分野の講座)
(化学分野の講座)
(化学分野の講座の様子)
【SSH】理数探究基礎:「中間発表に向けて②」
10月27日に実施する中間発表では、ポスターだけでなく、発表内容の説明(要旨)も必要です。ポスターは模造紙への手書き、要旨はWordのデータとして提出することになっています。これまでの探究内容のまとめも大変ですが、それを他者に分かりやすく伝える工夫に、それぞれのアイデアを出し合って頑張ってほしいです。
レイアウトを考えるのが得意な人、タイピングが速い人、…と得意なことを活かしながら、メンバー同士で協力していきましょう!
(発表にむけて動きだしました)
【SSH】English Café はじめました!
先日、本校に赴任されたHarry先生と、英語を話しながらお弁当を食べる「EnglishCafé」を、昼休みにスタディルームにて始めました。
9日は生徒4名が参加し、好きなアイスクリームや飼いたいペットの話などで盛り上がりました。これからも毎日続けていきますので、英語で話す練習がしたい人、話す自信がない人ほど、奮って来てください!Let’s eat lunch & talk together!
(自信がなくても、一歩踏み出そう!)
【SSH】理数探究基礎:「中間発表に向けて①」
「探究活動」は、単に実験や観察・調査をすることではありません。それらの結果から何がいえるのか、自分たちの仮説は正しかったか、違っていれば何が原因か、などの「考察」も非常に大事です。ノートにまとめるだけでなく、まとめた結果から多くのことを考え、次に生かせるようにできるといいですね。
また、各グループの班長には中間発表のポスターや要旨のつくり方について説明もありました。様式に従いながら、グループメンバー全員で協力して作成してください。締め切りは10月14日です。
(まとめ方を考えています)
(説明会の様子)
【SSH】理数探究基礎:「探究活動の今後の予定と進め方講座」
中間発表は「ポスターセッション」で行います。「ポスターセッション」をイメージできるよう、DVDで過去のSSH生徒研究発表会の様子を視聴しました。高校生同士だけでなく、大学の先生や外国の方にプレゼンテーションしているところを見ると、理科や数学以外の能力(説明に必要な国語力やコミュニケーションに必要な英語力など)も必要だと感じたのではないでしょうか。
また、探究活動において「記録すること」がいかに大切か、ということについての説明もありました。ノートに記録された内容は、やってきたことや考えの整理に使えるだけでなく、プレゼンテーションをするうえでも大きな助けとなってくれます。今後の探究活動でも有効に使っていきましょう!
(説明の様子)
【SSH】理数探究基礎:「探究をすすめよう②」
検証に使う道具をつくる班、実験や観察を進めている班、アンケートのデータ整理をする班、結果をまとめる班、・・・。活動は多岐にわたりますが、どの班も探究活動はどんどん進んでいます!
(4時間の活動風景)
【SSH】理数探究基礎:「探究をすすめよう①」
思ったような成果が出るか? 思いもよらない結果になるか?そこもまた探究の楽しみですので、じっくりと頑張ってみましょう!
(グループによって作業もさまざま!)
【SSH】理数探究基礎:「課題研究の企画書をつくろう」
テーマの内容を深掘りし、先行研究はないか、どうやったら仮説に対する答えにたどりつけるか・・・、どのグループも活発に議論をしていました。スマートフォンも使いながら、リーダーを中心に「何を」「どうやって」研究していくのかを、時間いっぱい考え抜きました。
今後、この企画書は担任に提出され、助言を得たのち、いよいよ研究が始まります。期限までにメンバーでうまく時間を合わせ、協力して仕上げましょう!
(話し合いの様子)
【SSH】科学部がJpGUの高校生セッションで発表をしました
まず、「自作の高い分解能をもつ簡易分光器による電子レンジプラズマの分光」について、3年次の赤瀬彩香さんと高瀬健斗君が発表しました。さすが3年次という落ち着きのある、丁寧な発表でした。
次に「播磨花崗閃緑岩マグマの固結過程におけるマグマ残液の循環」について、2年次の岩本澪治君を中心に発表しました。こちらも、はきはきと丁寧に発表できていました。
最後に「紫外線の強度を反応染料で染色した綿糸の退色の程度で指標する」について、2年次の内藤麻結さんと山本夏希さんが発表しました。2人の掛け合いという、珍しい形式での発表で、テーマの魅力をよく伝えられたと思います。
3班ともしっかりと準備をしていたのですが、学会側のサーバートラブルのため、質疑応答などは残念ながら後日、メールで行うことになりました。ここまで多くの時間と労力を費やしてきただけに、しっかりと発表をしたかったことと思いますが、まだまだ発表の機会はありますので、次の発表は今日以上のものを目指してほしいです。
(発表の様子)
(発表の合間にはクイズラリーにも参加しました)
【SSH】科学部が日本環境化学会2020で優秀賞(全国第2位)受賞!
本校科学部の研究「クロゴキブリを無色化してキチンを単離する試み」が、日本環境化学会主催第15回高校環境化学賞で優秀賞を受賞しました。最優秀賞に次ぐ第2位の成績です。
この研究は、本校卒業生の桝本貫太君が始めたもので、赤瀬彩香さんと高瀬健斗君(2人とも現在3年次に在籍)がその内容をさらに発展的に深めてまとめ上げたものです。
赤瀬彩香さんと高瀬健斗君は「自分たちが科学部に入って最初の研究テーマだったので、この研究には思い入れがあります。優秀賞という高い評価をもらえて、とてもうれしいです!」と顔をほころばせました。
研究概要のポスターはこちら です。
今年はコロナウイルスの影響で登校できず、部の研究も進められない状況が長かったですが、逆境に負けず今年も頑張ってください!
(校長から表彰状をいただきました)
(科学部顧問の川勝先生と受賞生徒)
【SSH】データサイエンスコンテストでの挑戦が始まりました
このコンテストでは、ビッグデータを活用した「日本への旅行の共同企画」の立案を、台湾の国立彰化女子高級中学校と、西オーストラリア州のロスモイン高校の生徒と共同で行います。データの分析力だけでなく、英語でのコミュニケーション力やプレゼンテーション力など、多くの能力が求められるコンテストです。
キックオフイベントでは、すべての生徒のパソコンをネットワークで中継するテレビ会議で行われ、ルール説明や質疑応答はすべて英語で行われました。本校の2名の生徒は同じグループに所属することになり、台湾の生徒2名、オーストラリアの生徒2名を加えた計6名のグループで挑戦します。
決勝進出、そして入賞をめざして、これから頑張ってください!
(オンライン会議の様子)
【SSH】JSTによる「SSH新規指定校訪問」を受けました
本校のSSH事業についていただいたご助言を、今後の事業展開や生徒の活動に活かしていきたいと思います。
(会議の様子)
(参観授業の様子)
【SSH】理数探究基礎:「課題研究のテーマを決めよう」
いざプレゼンが始まると、自分たちが真剣に考え、話し合った成果をきちんと伝えよう!という意思が伝わってくるものばかりでした。中にはスマートフォンを使ったプレゼンをしているグループや、個人でテーマを持ち込んだ熱意のある生徒もおり、どのクラスも大いに盛り上がっていました。そして、発表も良かったですが、テーマ自体も実に魅力にあふれていましたね!どの人も探究活動に真剣に向き合ってくれていると感じました。
次の時間からは、テーマの話し合いをしたグループではなく、その研究がやりたくて集まったメンバーでグループ活動をしていきます。それもあって、どのテーマで研究をしようか、迷う生徒も多かったのではないかと思います。テーマが決まれば、次にやるのは研究をどうやって進めるか、の計画の立案です。班ごとに内容や方法も違うので、研究の個性も出るようになってきますよ。
【SSH】自然科学探究基礎Ⅰの授業の様子
授業で扱ったのは「生体細胞内にある酵素」で、人間も含めた全ての生物の細胞内にある酵素「カタラーゼ」の作用をみています。この実験では、過酸化水素水(H2O2の水溶液)に、すりおろしたニンジンを加えました。すると、ニンジンの細胞内のカタラーゼのはたらきで過酸化水素が分解され、酸素が生じて泡立ちます。
カタラーゼのはたらきは、体内でできてしまった有害な過酸化水素を穏やかな条件で速やかに分解することです。どんな細胞(動物でも植物でも)にも、同じカタラーゼという酵素があるのは、よくよく考えれば不思議ですね。
【SSH】理数探究基礎:「課題研究のテーマを考えよう」②
前回の時間では、自分たちの興味があることや不思議に思っていること、調べてみたいことなどを出し合いました。今回はその中から「魅力的なテーマか?」「高校生でも工夫して研究できそうか?」「具体的な方法は?」など、いろいろな視点から話し合い、インターネットで調べ、検討しました。その結果、グループごとに1つずつ、研究テーマとしてふさわしいと考えるテーマに絞り込むことができました。どのグループもよく考え、良いテーマにしようという気持ちが感じられました。
この話し合いの中ではグループのメンバーごとに、いろいろな視点があり、自分が思いもつかなかった意見も多かったのではないでしょうか?これこそが、チームで研究する強みであり、また、自分自身が成長している瞬間でもあると思います。ぜひ、この時間に「気づく」という経験を多くしてほしいと思います。
研究テーマも絞り込め、いよいよ次はテーマのプレゼンです。これまでの話し合いとは一味違った内容です。緊張するかもしれませんが、気負わず、堂々と発表できるよう、よく準備しておきましょう。
【SSH】理数探究基礎:「課題研究のテーマを考えよう」①
今回は自分たちが研究する「テーマを考える」、その第1回目です。
どの生徒も自分なりの疑問や課題をしっかり考えてきており、高い意識で課題研究に臨んでいるのを実感しました。
また、先週まで分散登校だったため、クラスが全員そろって授業をするのは2日目で、クラスメートとはまだまだ知り合えていな状況での実施でしたが、どのグループも積極的に意見を出し合い、活気ある話し合いができていました。
研究や発表も良いものになりそうだ、と期待の持てる第1回でした。
どのグループも、今回の時間だけではまとまりきらなかったと思いますが、次の時間でまとめてもらえれば十分です。この調子で取り組んでください!
【SSH】「理数探究基礎」の授業が始まりました(その2)
先週もブログ上で書きましたが、研究と聞くと難しく考え、身構えてしまう人が多いと思います。確かに、成果を求められていたり、締め切りに追われていたりすると、研究は大変かもしれません。
この「探究」の時間は、年度いっぱいという制限はありますが、チームとして動きながら、自由に考えたテーマで、研究に親しんでもらうための授業です。研究の手法は文系・理系に共通しており、これからの社会で求められるものとしても、とてもマッチします。
今週から本格的に「探究活動」を進めていきますが、楽しむことと挑戦することを忘れず、頑張っていきましょう。
【SSH】「自然科学探究基礎I」の授業が始まりました
【SSH】「理数探究基礎」の授業が始まりました
6月2日、学校設定科目「理数探究基礎」の今年度最初の授業があり、オリエンテーションとして、体育館で「理数探究基礎」を学習する意義や学習の中でどのようなことをするのかを、川勝先生からお話しいただきました。
「理数探究基礎」の時間でどのようなことをするのか、イメージはできましたか?
「こんなことできるのかな?」と思っている生徒も多いかもしれませんが、成功や失敗を積み重ねていけば、きっとたどり着くことができます!
まずはいろいろなことに興味を持ち、挑戦することを大切にしてほしいです。
分散登校のため、本日は1年次生全体の半数の生徒にしか話せていません。
もう半数の生徒については、来週の火曜に実施予定です。
【SSH】昇降口に科学部の学会発表ポスターを設置しています
6月1日より分散登校ではありますが、学校生活が始まりました。
正面玄関と2か所ある生徒昇降口の計3か所に、
科学部のポスター発表パネルを設置しています。
いずれも昨年度、学会で発表したときに使用したものです。
(5月中にホームページ内にアップロードしたものもあります)
1年次の「理数探究」の授業では、グループごとに研究を行います。
そして、今年度の3月には、このようなポスターをグループごとに
作成する予定です。
密を避けつつ、これらのポスターを見ながら、研究発表している
将来の自分へ思いを馳せてください。