活動記録

【SSH】SSH生徒研究発表会を実施しました

 2月9日、SSH生徒研究発表会を行いました。午前中は筑波大学前教授の久田健一郎先生に「砂の科学 -Sandlogy 砂学の提唱-」と題してご講演いただきました。今回の講演会も、感染症拡大防止の観点から、生徒は各教室からZOOMを利用して参加するリモート講演会形式で行いました。
 その後、本校科学部が今年度取り組んだ研究の口頭発表を行いました。

 (講演の様子)

 (ご講演の内容)

 午後からは、体育館・百周年記念館・柔道場の3会場にて、1年次生がこれまでの理数探究基礎の時間に取り組んできた課題研究の成果を、ポスターセッションによる形式で発表しました。10月の中間発表会の経験をいかし、堂々と明確に成果を説明できていたように思います。また、昨年度に課題研究に取り組んだものの、コロナウイルス禍による臨時休業のため、発表する機会がなかった2年次生も、1年次生の発表に耳を傾け、積極的に質問したり意見を述べたりしていました。最後に、神戸大学名誉教授の蛯名邦禎先生に全体講評をしていただきました。

 (体育館の様子)

 

 (百周年記念館の様子)

 

 (柔道場の様子)

 

 (蛯名先生より、講評をいただきました。)

 

ポスター例①:オノマトペ ~世代による印象の違い~.pdf

 

ポスター例②:氷が割れる音は液体の種類によって変わる?.pdf

 

<講演の感想>

  •  あまり、今まで「地学」は何を勉強する教科なのかよく分かっていなかったけれど、先生の話をお聞きして、どこが楽しくて何を研究しているのか理解出来た気がします。自分にとって、少し難しい話だったけれど先生が砂の魅力について、楽しそうにお話しているのを見て、本気で研究をすることの魅力を感じたし自分も先生のように一つの夢中になれることを見つけて、一度本気で取り組んでみたいな、と思えました。
  •  普段からとても身近にある細かな砂粒1個でも深く調べていくと、その砂の成分のみならず、環境や歴史も知ることができるというのはとても魅力的だと思いました。また、砂や気候の条件により、文明のあり方が変化したり、地域差が生まれているという点は、砂が人間にとって必要不可欠なものであることを強く表していて、資源の使い方を改めて考え直すべきであると感じさせられました。
<研究発表会の感想>
  •  今回は多くの人が聞きに来てくれて、「すごくよかった、面白い」といってくれてとても嬉しかった。ポスター作成やプレゼンテーションの方法、原稿など色々悩みすごく大変だった。しかし、終わってみるととても大きな達成感を得ることができた。結論に至るまでの理由や仮定、結果などのプロセスを最後まで真剣に考え、仲間と協力して話し合うことができ、有意義な時間を過ごせた。(1年)
  •  今回の研究発表会では、「人に自分の意見を伝えることの大切さ」を学べました。蛯名先生がおっしゃった通り、内容がしっかりとした発表でも人に伝えようとする意思がなければ水の泡になってしまいます。今後、発表時には人にしっかりと訴えかける気持ちで発表していきたいと思いました。(1年)
  •  SSHでないとできないような体験であり、大学の研究にも通ずるところがたくさんあると思った。2年生では、もっとレベルが高く、専門的な研究に取り組みたい。(1年)
  •  先輩たちが、私たちの発表を真剣に聞いて下さったので、発表しやすかったです。また、他の班の発表を見ると、ポスターがとても上手くまとめられていた班、話し方がとても良かった班、参加型にしていた班など、それぞれに良さがあって、勉強になりました。(1年)
  •  後輩たちがやってるのを見て僕たちもしたかったなと思いました。どの班もしっかり考察していたし、質問にも論理的な回答をしていてすごいなと思いました。興味のある分野だったり、考えたことがなかったことだったりと分野も幅広くて、もっと聞きたいと思いました。(2年)