SSH
「兵庫県南部地震と防災研修」を実施しました
10月2日(木)に1年次(80回生)が学校設定科目である「自然科学探究基礎Ⅰ」の一環として、「兵庫県南部地震と防災研修」を行いました。北淡震災記念公園(淡路市)と人と防災未来センター(神戸市)を訪れ、兵庫県南部地震について自然科学的側面と防災的側面の両面から校外研修を行いました。
北淡震災記念公園の野島断層保存館の見学では、実際に保存された活断層や、メモリアルハウスでの地震直後の家のようすから、兵庫県南部地震の規模の大きさを目の当たりにしました。また、語り部の方のお話を聞き、震災を経験していない生徒でも、震災の恐ろしさを実感し、日ごろから備えておくことの重要性を再認識しました。
人と防災未来センターでは、大迫力の映像やジオラマでの追体験、震災の様々な記録などで、震災が起こった瞬間から30年経った現在までの道のりを、実感することができました。恐ろしいという体験だけでなく、そこで生きた人々の支え合いや、つながりの大切さを痛感することができました。今後、どこにいても自然災害が起こる可能性があります。生徒は自分自身が被災者になることも想定し、防災意識を高めるよい機会となりました。
日本動物学会で発表しました
9月6日(土)にポートメッセなごやで開催された日本動物学会第96回名古屋大会の高校生ポスター発表で、本校科学部のニハイチュウ班が発表をしました。「二胚動物門ニハイチュウの生活環の解明に向けて―どのようにして蠕虫型ニハイチュウから滴虫型ニハイチュウが生まれるのか―」というテーマで発表し、動物学会に参加している大学の先生方、研究者、全国から集まっている高校生など多くの方とディスカッションすることができました。研究について多くのご指摘やご助言をいただくことができ、とても有意義な発表会となりました。
科学部の生徒3名が教育長を表敬訪問して、文部科学大臣賞受賞を報告しました!
本校の科学部物理系研究部が、7月28日に行われた第49回全国高等学校総合文化祭で自然科学部門において、最優秀賞の文部科学大臣賞を受賞しました。
受賞生徒3名は8月26日に兵庫県の藤原俊平教育長を表敬訪問し、受賞について報告しました。
教育長、次長の先生方に、受賞した研究の内容をプレゼンテーションしたほか、研究中や発表時の様子や今後の活動についてもお話をしました。
川勝先生が日本理化学協会教育功労賞を受賞しました!
岩手県盛岡市で開催された、「令和7年度全国理科教育大会・第96回日本理化学協会総会岩手大会」で本校SSH推進部部長の川勝和哉先生が表彰されました。
川勝先生は平成元年に兵庫県立高等学校の理科教諭になられてから、35年間教育現場で、科目横断的な理科教育と、時代を先取りした探究活動や科学倫理教育に努められてこられました。指導する科学部の生徒を文部科学大臣賞受賞に導いたほか、自身も優秀教職員表彰(文部科学大臣)、2度の野依科学奨励賞(国立科学博物館)、物理教育功労賞(日本物理学会)、2度の武田科学振興財団研究賞、15年連続の優秀指導者表彰(神奈川大学)、優秀指導者表彰(東京理科大学)、優秀部活動指導者表彰(兵庫県教育長)等を受賞され、また生徒にAGU等多くの国際学会発表の機会を与えるなど、理科教育に対する活躍には顕著なものがあると認められ、多大なご功績により教育功労者として推薦されました。
東京博物館研修に行ってきました!
8月28日(木)~29日(金)に1、2年次の希望者19名が東京博物館研修に行ってきました!
1日目は国立科学博物館、2日目は日本科学未来館を訪問し、特別展と常設展の観覧や、博物館の方とのディスカッションを行いました。
国立科学博物館では、午前中から閉館時間までいましたが、参加した生徒はすべての展示を見ることはできないくらいの規模の大きさに驚いていました。それでも充実した展示をしっかり見ることができて満足したようすでした。
日本科学未来館では、見て学ぶだけではなく、実際に体験しながら学ぶ展示もあり、画面を見て操作したり、触ってみたりのぞき込んだりしながら充実した時間を過ごしていました。
科学部がつくば研修に行ってきました
8月15日~16日に、本校科学部がサイエンスツアーバスでつくば研修に行ってきました。
1日目の研修で『AIST-Cube』を訪れました。新事業創出をめざす企業、研究を志す学生をはじめ、産総研グループに関心をもつ方たちと、研究成果を体感しながらコミュニケーションを深め、互いに刺激しあうことで、新たな価値の創出につなげていくための施設で、最新の研究成果にとどまらず、その成果が社会に実装されたらどうなるのかなど"ちょっと先の未来”と出会える空間の中で、研究の最前線を体験してきました。午後からは『地質標本館』、『サイバーダインスタジオ』にて人・ロボット・AI・情報系の融合複合技術を駆使したロボット/IT産業についての見学研修を行いました。『地質標本館』では、本校運営指導委員長で、筑波大学で長く教授をされてきた久田健一郎先生に急遽来ていただき、地球の姿とその歴史、さらに個々の地質現象の紹介とともに、これらの本質に関わる情報を分かりやすく説明をしていただきました。
2日目は、午前中に『地図と測量の科学』にて、地図や測量に関する歴史、原理や仕組み、新しい技術などを総合的に展示を見て、私たちの生活にかかせない地図や測量の役割を、楽しみながら見学できました。『つくば実験植物園』では日本に生育する代表的な植物をはじめ、世界の熱帯や乾燥地に生育する植物、私たちの生命(いのち)を支える植物、筑波山で見られる植物など、3000種類を見学しました。つくばセンターで昼食後、『物質材料研究機構』に移動し、社会ニーズに応える研究をはじめとした様々な物質・材料研究についての実際を学ばせていただきました。その後『JAXA』にて研修を行いました。宇宙開発の重要拠点となっている筑波宇宙センターにて、宇宙航空分野の基礎研究から開発・利用に至るまで一貫して行う機関の中で行われている研究についての見学をさせていただきました。
この2日間、普段は経験することが出来ない貴重な経験と学びを得ることができ、充実したつくば研修となりました。
(株)トモノカイ、文科省の自由すぎる研究EXPO2025に科学部が入選しました!
(株)トモノカイ、文科省の自由すぎる研究EXPO2025に本校科学部の4つの班が出場しました。
30企業と大学が審査員として、1次審査は論文、2次審査は発表動画で審査され、出場したすべての班が審査を通過し、すべて入選しました!
| 班名 | テーマ |
| マグマ班 | 「豪州NSW州南東部Bingi Bingi Point複合深成岩体のマグマ分化末期の環境」 |
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ニハイチュウ班 |
「ニハイチュウの生存に最適なpHの解明」 |
| サボテン班 | 「サボテン、トウモロコシ、ヒメムカシヨモギ、アレチヌビトハギにみられる規則的な配列の類似性」 |
| 磁性流体班 | 「磁性流体に加えたさまざまな大きさの外部磁力の影響を知る方法の提案」 |
荒川公民館移動実験教室を実施しました!
8月9日に荒川公民館にて、本校の科学部の主催で毎年開催している、荒川公民館移動実験教室を行いました。
小学校4~6年生を対象に、科学部が取り組んでいる研究に関連したテーマで、科学や自然に親しんでもらう企画です。
今年度は児童9名、保護者6名が参加してくださいました。
「磁石のふしぎ」をテーマにして、磁石の+・-の性質を活用したキツツキのおもちゃを作製し、大いに盛り上がりました。
〈参加児童・保護者の方の感想〉
・とても楽しく、さらに自然が面白くなった。
・高校生になると、こんなにしっかり説明や対応が出来るようになるんですね!
お話もたいへん楽しかったです。
令和7年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会で発表しました!
8月5日~7日に神戸国際展示場にて、令和7年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会が行われました。
全国すべてのSSH指定校が集まり、各校の最もすぐれた研究1件を発表しました。
本校からは、科学部の「磁束密度と磁性流体の形状変化の関係をラビリンス・パターンを用いて解明する方法の提案」
前川 司さん(3年)、石井 漸さん(3年)、永井 翔さん(3年)が発表を行いました。
内容だけでなく、プレゼンテーションが素晴らしく、物理の審査員から非常に高い評価を頂きました。
知の甲子園Q-1(万博会場)に出場しました!
朝日放送テレビの「Q-1 ~U18が未来を変える★研究発表SHOW~2025年大会」のセミファイナルが、5月31日(土)に渋谷で開催され、科学部地学系研究部マグマ班が発表しました。今年は第4回大会となり、過去最多となる39都道府県+アメリカから293チームがエントリーしました。1次選考(書類審査)と2次選考(動画審査)で選出された16チームに特別出場枠の1チームを加えた17チームによるセミファイナルが都内で行われ、決勝に進む3チームが選出されました。
本校から前川司さん(3年)、中田天晴さん(3年)、冨士佳蓮さん(3年)、山口歩珠さん(2年)、辻本ゆき乃さん(2年)が 発表しました。内容は「豪州NSW州南東部Bingi Bingi Point複合深成岩体のマグマ分化末期の環境―露頭調査と角閃石の波状累帯構造の解析に基づいて―」でした。学会などとは違う雰囲気で、カメラや関係者の方々が多くいる会場の中、緊張しながらもしっかり発表ができました。さまざまな分野の審査員からのするどい質問にも丁寧に答えることができました。結果はベスト8に選出され、7月21日(月・祝)に大阪万博内の会場で発表させていただく機会を獲得しました!
万博会場での発表では、自分たちの研究の結果を堂々と発表することが出来ました。今回は残念ながらファイナルへの進出はできませんでしたが、ABCアスミライ賞を頂くことが出来ました。来年はファイナル進出できるよう、さらに研究を深めていきます。
わくわく実験教室を行いました!
7月24日(木)の13:30~15:30に毎年科学部と生活創造部が行なっている企画である「わくわく実験教室」を行いました。姫路市内の地区を区切って小学4~6年生を対象として開催し、今年は児童22名と保護者21名の方が参加してくださいました。科学部による「磁石のふしぎ」と、生活創造部による「ピザがふくらむナゾを解明しよう」をテーマに、本校で2つのグループに分かれて実験を行いました。
疑問があれば実験をしていく中で、参加してくれた小学生からたくさん質問も出ながら楽しく実験・実者を行いました。
科学部が文部科学大臣賞を受賞!
7月26日(土)~28日(月)に香川大学、高松中央高校で開催された、第49回全国高等学校総合文化祭かがわ総文祭2025自然科学部門において、本校科学部物理系研究部が研究発表物理分野で文部科学大臣賞(最優秀賞)を受賞しました!
「磁性流体の特性をラビリンス・パターンで解明」というテーマで発表を行いました。発表前は緊張した様子だった生徒も、発表中は堂々とこれまでの研究成果を発表し、審査員や高校生からの質問にもしっかりと答えることができました。
全国総文では、研究発表だけではなく巡検研修にも参加しました。本校は「見て 触って 歩いて 聴いて サヌカイトを五感で楽しもう!」に参加しました。香川県のサヌカイト(緻密な安山岩)は岩石どうしをぶつけると金属音のような音がなります。そのサヌカイトが採取できる山で、その歴史や価値についてお話を聞きました。またサヌカイトでつくられた楽器の演奏など、日常では体験できない研修となりました。
生徒研究前期発表会を実施しました!
2025年7月17(木)に本校にて、生徒研究前期発表会を行いました。全校生徒を対象として助言者の先生方をはじめ運営指導委員、大学教員、SSH指定校教員や近隣校の教員の方々にお越しいただきました。3年次理系生徒による「理数探究」の自然科学に関する探究活動について、昨年度から行われてきた研究成果の発表を行いました。また、1年次生徒の「理数探究基礎」ミニ探究について研究成果の発表を行いました。それぞれの発表を通してプレゼンテーション能力を育成するとともに、質疑応答・意見交換の機会をもつことにより、今後の研究活動への方向づけを行うことを目的とし実施しました。
限られた時間の中で、それぞれの研究テーマについて研究を重ね、しっかりと発表を行うことが出来ました。
午後からは第1回運営指導委員会が行われ、指導委員の先生方からSSHⅡ期のすすめかたの助言や発表の講評をいただきました。生徒自身が色々なことに挑戦し、チャレンジすることを恐れず疑問に感じたことについて探究することについてや、課題解決に向けたプロセスの中で上手くまとめに結び付けられていないという点など様々なご意見をいただきました。この貴重なご意見を今後の研究に生かしていきたいと思います。
ありがとうございました。
第1回探究情報交換会を行いました!
令和7年7月3日(木)に第1回探究情報交換会を行いました。テーマは「課題研究のテーマ決定について」で、本校教員全員を対象とした他、他の高校や近隣小・中学校の教員、姫路市教育委員会の職員15名が参加しました。
はじめに、県立大学附属高校、相生高校の実践発表、姫路東高校の実践発表を行い、それぞれの学校での探究活動の現状について、具体的な実践例を交えながらお話いただきました。
その後、班別で情報交換を行いました。どの学校もテーマの決定や生徒への助言や生徒への関わり方など、探究活動を行う上での課題を抱えており、他校の先生方の意見を聞いて、その課題を共有しました。
また、小・中学校では探究活動を行うのが難しいという現状も教えていただきました。小・中学校での様子と高校での様子を互いに知ることができ、その中で小・中学校での探究活動がなぜ「難しい」のかについても議論を深めることができました。
第2回は8月25日(月)に行う予定です。
令和7年7月17日(木)には、本校の生徒研究前期発表会を予定しております。ぜひお越しください。
SSH通信(53号)を発行しました
SSH通信(53号)を発行しました。
ぜひご覧ください。
内容
・科学部国内研修
・アラカルト講座
アラカルト講座を実施しました
2025年6月23日(月)に1年次全員を対象とした「アラカルト講座」を行いました。今年度は10名の先生方(うち1名はZoomによるオンライン講座)に研究の専門分野や社会との関係等についての講義をしていただきました。
生徒たちは自身が希望する2つの講座を受講しました。どの講座でも専門的な内容をわかりやすく説明していただき、探究活動の進め方や自分の進路について考えるためのアドバイスもたくさんいただきました。講義後、友人と受講した講座の内容について話し合う生徒の姿をたくさん見かけました。生徒たちの興味関心の幅が広がり、とても充実した時間となりました。
| 講師 | 所属 | テーマ |
| 三田村 宗樹 先生 |
大阪公立大学 名誉教授 |
大阪城本丸地区の推移と地盤の変遷 |
| 伊藤 真之 先生 |
神戸大学 名誉教授 |
人工衛星による宇宙観測 :X線で宇宙をみる |
| 鳴沢 真也 先生 |
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所 専任講師 |
宇宙人はほんまにおるのか? 地球に来るのか?だから、どーなん? |
| 柴田 正輝 先生 |
福井県立大学 恐竜学部 教授 |
恐竜を復元する |
| 中林 雅 先生 |
広島大学大学院 統合生命科学研究科 准教授 |
野生動物の研究 |
| 野島 順三 先生 |
山口大学大学院 医学系研究科・生命情報検査学領域長 教授 |
免疫の概念と領域 -次世代の医療技術、再生医療・細胞療法- |
| 野村 美治 先生 | アース製薬株式会社 | ダニによる被害と対策 |
| 岸本 直子 先生 |
関西学院大学 工学部 教授 |
鳥の剥製を動かしてみよう :やりたいことを実現させる |
| 鶴田 宏樹 先生 |
神戸大学 価値創発部門長 教授 |
価値創造の考え方 |
| 瀬戸山 晃一 先生 |
京都府立医科大学大学院 医学研究科 教授 |
生命倫理(Bioethics)とは? ~その基本原則とエルシーの具体事例を考える~ |
アラカルト講座終了後、講師の先生方と自由に会話ができる「サイエンス・カフェ」を行いました。1年次だけでなく、探究活動の進め方や進路に悩む2年次と3年次の生徒も集まり、多くの生徒が参加しました。自分の受講した講座以外の先生のお話を聞いたり、講座内で気になったことを質問したり、進路についての相談をしたりと、話が尽きることがなく、あっという間の時間でした。生徒だけでなく、教員も参加し、先生方との会話を楽しみました。
科学部が東京博物館研修に行ってきました!
2025年6月14(土)~15日(日)に国立科学博物館・日本科学未来館を訪問し、研修を行いました。日本を代表とする2つの博物館を訪問し、研究員の方々から講義を受けたり、研究員と議論や情報交換をしたりすることによって、自然科学への興味・関心を一層高め、研究のレベルを深化させることを目的として、科学部の2・3年次生徒20名で研修を行いました。
それぞれの場所での新たな知見と議論が今後の研究に大いに役立つでしょう。
7月3日(木)に探究情報交換会、7月17日(木)に生徒研究前期発表会を行います
本校主催行事の案内です。
7月3日(木)14:00~教員対象の第1回探究情報交換会を本校で行います。
7月17日(木)9:20~本校で生徒研究前期発表会を行います。
3年次生による自然科学分野のポスター発表、1年次生によるミニ探究のポスター発表を行います。
どちらの行事も詳細は本校SSHのページをご覧ください。
1年次のミニ探究で検証をしました!
1年次(80回生)の「理数探究基礎」では、前期にミニ探究としてクラスごとにセイリングカー、風車、グライダーを使った探究入門をしています。4月以降、探究のガイダンスから始まり、研究テーマの設定や検証の計画を行ってきました。
6月5日(木)の5・6限には、ミニ探究の検証として、実際に実験をしてデータをとりました。各クラス工夫をこらしながら班員と相談して試行錯誤を繰り返し、実験をおこなっていました。なかなかうまくできなかったり、装置が壊れたりなどのハプニングもありながらも、生徒たちのとても楽しそうに実験に取り組んでいる姿が印象的でした。
今後は結果をまとめて、7月17日(木)の前期生徒研究発表会に向けて準備をしていきます。
Q-1でベスト8に選ばれました!
朝日放送テレビの「Q-1 ~U18が未来を変える★研究発表SHOW~2025年大会」のセミファイナルが、5月31日(土)に渋谷で開催され、科学部地学系研究班が発表しました。
発表した内容は「豪州NSW州南東部Bingi Bingi Point複合深成岩体のマグマ分化末期の環境―露頭調査と角閃石の波状累帯構造の解析に基づいて―」でした。学会などとは違う雰囲気で、カメラや関係者の方々が多くいる会場の中、緊張しながらもしっかり発表ができました。さまざまな分野の審査員からのするどい質問にも丁寧に答えることができました。
結果はベスト8に選出され、7月21日(月祝)に大阪万博内の会場で発表させていただく機会を獲得しました!
残念ながらファイナルへの進出はできませんでしたが、次の発表でも、さらによい発表ができるようにチーム一丸で取り組んでいきます!
2年次の探究活動が本格的に始まりました
毎週金曜日の午後は、2年次の探究活動「理数探究・科学倫理」の時間です。
5月30日(金)の授業では、各班が「プレ検証」を行いました。
「プレ検証」とは、自分たちで設定した研究テーマについて、実際に一度検証してみようという時間です。
考えていたよりうまく操作ができなかったり、材料が足りなかったり、試行錯誤しながら実験や検証をしていました。
なかなか思ったように進まなかった班が多かったようですが、班員と相談しながら進めていました。何よりもみんな楽しそうに実験をしていたのが印象的でした。
科学部が日本地球惑星科学連合(JpGU)2025大会で発表しました
5月25日(日)に幕張メッセで開催された、日本地球惑星科学連合(JpGU)2025大会の高校生ポスター発表で科学部マグマ班が「豪州NSW州南東部Bingi Bingi Point複合深成岩体のマグマ分化末期の温度・圧力環境(その2)」というテーマで発表しました。
幕張メッセの広い会場で、全国の高校から120件以上のポスター発表が行われました。大学の先生や大学生、全校の高校生など多くの方に興味をもって発表を聞いていただきました。生徒自身も他校の発表や専門的な研究発表を聴講でき、充実した発表会となりました。
6月初旬に結果発表があります。
3年次を対象にアントレプレナーシップガイダンスを行いました
5月考査最終日の5月21日(水)に、3年生対象のアントレプレナーシップ教育ガイダンスを実施しました。
本校のアントレプレナーシップ教育は今年度からスタートした本校SSH第Ⅱ期の柱の1つで、課題研究で身につけた能力をどのように社会へつなげていくかをテーマとした研究開発です。
ガイダンスでは、SSH推進部長の川勝教諭から、これまでの課題研究でやってきたことは、起業するプロセスとよく似ており、自ら課題を見つけ、解決することに挑戦できる能力を身につけてほしいという話がありました。
3年次の課題研究もいよいよ最終段階です。ガイダンスを受けて、新たな視点での展開を期待しています。
令和7年度スーパーサイエンスハイスクール(Ⅱ期)の内定をいただきました!
令和7年度SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の内定をいただきました!
姫路東高校は令和2年度にSSHの指定を受けていて、今年度でⅠ期が終了します。
来年度からⅡ期目がスタートします。
研究開発課題は「国際的に活躍する「出る杭」となる人材の育成と科学技術人材の裾野の拡大」です。
来年度も学校全体で探究活動に取り組み、「出る杭」を育てます。
第72回 日本生態学会大会で発表を行いました
令和7年3月16日(日)に札幌コンベンションセンターで、第72回日本生態学会が行われ、高校生ポスター発表で、科学部生物系研究部ニハイチュウ班が発表を行いました。研究テーマは「ニハイチュウの生育に最適なpHの解明 -飼育・培養液の作成のための基礎研究-」です。質疑応答にも丁寧に対応していました。多くの専門家と議論し、ご助言をいただくことができました。
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第27回化学工学会学生発表会で口頭発表を行い、奨励賞を受賞しました
令和7年3月8日(土)に第27回化学工学会学生発表会がオンラインで開催されました。この発表会は、高校生、高専生、大学生(4年まで)が対象です。全国から集まった学生が口頭発表を行い、特に優れていると評価された発表には優秀賞や奨励賞が与えられます。
姫路東高校からは、科学部物理系研究部磁性流体班が口頭発表を行いました。研究テーマは「磁性流体に加える外部磁力と形成されるスパイク底面の形状の関係を解明する方法の提案-ヘレショウセルを用いる方法-」です。オンラインで、また、12分という限られた時間の中で、自分たちの研究について「わかってもらいたい!」という気持ちをもって丁寧に説明していました。
審査の結果、奨励賞を受賞しました。
日本金属学会2025年春期(第176回)講演大会でポスター発表を行い、ポスター優秀賞(全国3位)を受賞しました
令和7年3月8日(土)に東京都立大学南大沢キャンパスで日本金属学会2025年春期(第176回)講演大会 高校生・高専学生ポスター発表が行われ、科学部物理系研究部磁性流体班の生徒がポスター発表を行いました。発表テーマは「磁性流体に加える外部磁力と形成されるスパイク底面の形状の関係をヘレショウセルを用いて解明する方法の提案」です。参加生徒は自分の言葉で研究について丁寧に説明していました。また、多くの専門の方と意見交換を行い、助言をいただくこともできました。審査の結果、優秀な発表には日本金属学会長賞、最優秀賞ポスター賞、優秀ポスター賞が与えられます。姫路東高校は、ポスター優秀賞(全国3位)を受賞しました。
日本農芸化学会で科学部がポスター発表を行い、銀賞(全国2位)を受賞しました
令和7年3月7日(金)に札幌コンベンションセンターで日本農芸化学会2025年度札幌大会 ジュニア農芸化学会2025が行われ、今年度は全国から39の高校・高等専門学校が集まりました。
姫路東高校からは科学部生物系研究部が参加し、ポスター発表で銀賞(全国2位相当)を受賞しました。発表のテーマは「ニハイチュウの飼育・培養に最適なpHの解明」です。「自分たちの研究についてわかってほしい」という強い思いを胸に、堂々と発表し、質疑応答にも丁寧に対応しました。他校の高校生や専門家など多くの人と議論を重ね、有意義な時間を過ごすことができました。
第3回薬学への誘いに参加しました
令和7年3月8日(土)に神戸薬科大学で第3回「薬学への誘い」が行われ、1、2年次の生徒8名が参加しました。
今回は「臨床薬学研究室」と「薬化学研究室」の2つの研究室を訪問しました。
臨床薬学研究室では、血圧測定と聴診の手技を体験しました。心臓の位置を確かめるためにVRゴーグルを使用して、どの位置に聴診器をあてればよいかなども体験しました。
薬化学研究室では、どのように新薬が開発されるのかついて教えていただきました。実習では蛍光性物質を実際に合成し、その液性による蛍光特性の変化の観察を行いました。
参加した生徒たちは、さまざまな機器を使って実習を行い、薬学と言っても幅広い領域の内容を学ばなければならないことを実感していました。
令和6年度 第3回探究情報交換会を行いました
令和7年2月25日(火)に姫路東高校百周年記念館で「令和6年度第3回探究情報交換会」を行い、本校教員の他、兵庫県内の高校教員や近隣小中学校教員あわせて25名が参加しました。
今年度最後となる今回は「年間計画の工夫について」をテーマとして、姫路市立白鷺小中学校と姫路東高校が実践発表を行いました。また、株式会社Study Valleyによる講演「STEAMライブラリーの活用について」もありました。
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株式会社Study Valleyによる講演 |
姫路市立白鷺小中学校による実践発表 |
会の後半には、班別での情報交換も行われ、各校での探究活動の成果や課題について話し合い、共有することができました。また、各班で話し合った内容を全体でも共有しました。他の高校や近隣の小中学校の探究活動の現状を知ることができ、今後の探究活動について考える有意義な時間となりました。
「理系女子と科学倫理を考える日~第4回Girl's Expo with Science Ethics」を開催しました
令和7年2月11日(火・祝)に、アクリエひめじで「理系女子と科学倫理を考える日~第4回Girl's Expo with Science Ethics」を開催しました。このイベントは、「Girl's Expo」として理系女子の育成の推進を目的とした、女子を中心とした課題研究発表会であり、また、「Science Ethics」として科学倫理教育に対する理解を深めるための、科学倫理に関する課題研究の成果発表会でもあります。今年度は、兵庫県内外の小中学生、高校生や女性研究者、大学・企業関係者、専門家など、1000名以上が参加しました。
午前は全体会を行いました。
<全体会の内容>
(1) Girl's Expo 基調講演「研究も子育ても」 講師:佐藤 春実 氏(神戸大学 学長補佐)
(2) 高校生による口頭発表(自然科学、科学倫理)
基調講演では、神戸大学 学長補佐 佐藤 春実 氏をお招きし、「研究も子育ても」という演題でご講演いただきました。研究と子育ての両立や女性研究者としての悩みなど、佐藤先生ご自身の経験を交えてお話しいただきました。
高校生による口頭発表では、姫路西高校、龍野高校、淡路三原高校、姫路東高校(自然科学、科学倫理)が発表しました。質疑応答では専門家の方や姫路東高校の生徒、他校生徒からさまざまな質問があり、闊達な議論をすることができました。また、科学部のSSHアメリカ海外研修(国際学会)についての報告がありました。
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午後は、高校生と小中学生の発表(ポスター、口頭)と聴講、女性研究者によるポスター発表の聴講を行いました。
高校生と小中学生の発表では、他校の高校生や小中学生が自然科学をテーマとした課題研究の発表を行い、姫路東高校も選抜班が自然科学や科学倫理をテーマとした課題研究の発表を行いました。聴講者に合わせて英語での発表を行う班もありました。どの発表も質疑応答で盛り上がり、闊達な議論が行われていました。
女性研究者によるポスター発表では、大学生や大学院生、大学の研究者の方々がご自身の研究について説明してくださいました。専門的な内容を高校生にもわかるように説明してくださり、多くの生徒が集まり、聴講しました。
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同会場では、日ごろの課題研究や大学生活などについて、大学院生や大学生と気軽に話すことのできる「サイエンスカフェ」や各大学や企業の取組について知ることのできる「大学・企業ブース」もありました。
また、保護者対象の講演会も行われました。認定NPO法人ささえあい医療人権センターCOML 理事長 山口 育子 氏を講師としてお招きし、「一度きりの人生、お子さんが後悔なく精一杯生きるために」という演題でご講演いただきました。
会場内のいたるところで発表や議論が行われていました。生徒たちは、事前に配布されたプログラムをもとにどの発表を聴講するか等の計画を立てて今イベントに臨みましたが、それでも時間が足りないと感じているようでした。
英語科の授業で課題研究の発表を行いました
1年次 英語表現、2年次 コミュニケーション英語Ⅱの授業で、自然科学の課題研究についての発表を行いました。令和7年1月21日に行った生徒研究後期発表会でのポスターを英語で発表し、質疑応答もすべて英語で行いました。「理系女子と科学倫理を考える日~第4回Girl's Expo with Science Ethics」がいよいよ来週11日(火・祝)に開催されます!この授業で学んだことを活かして、発表する生徒は当日、英語でも対応します。
他校の生徒研究発表会でポスター発表を行いました
令和7年2月1日(土)に兵庫県立龍野高等学校で生徒研究発表会が行われ、2年次2班8名の生徒が参加し、ポスター発表を行いました。
発表タイトルは「照度や光の色の違いによる豆苗の変化」と「ガムテープによる摩擦発電」です。
生徒たちは「他校での発表会で発表したい」と自ら希望し、参加しました。全員、科学部に所属しておらず校外での発表は初めてでしたが、当日は自分たちの言葉でしっかりと説明し、質疑応答にも丁寧に対応していました。
京都大学でEPMA分析をしました
令和7年2月1日(土)に京都大学でEPMA分析をさせていただきました。
この分析会は、京都大学理学部が実施している「高大連携事業COCOUS-R2024」に参加している科学部生徒が、自ら京都大学に依頼し、実現したものです。
科学部地学系研究部マグマ班の生徒が取り組んでいるマグマ分化末期についての研究での一環で、当日は生徒7名が参加しました。今回の分析は、角閃石の研究から得られた「マグマ分化末期の温度や圧力」の成果が本当に正しいのかを検証することを目的としています。酸化鉄鉱物や長石の化学組成を測定し、鉱物温度計を用いて鉱物ができた時の環境を明らかにしようとするものです。
参加生徒は 大学院生からEPMA分析の理屈や方法について教えていただき、自身が操作しながら分析を行いました。
今後も研究を継続し、今回の分析結果は来年度の論文作成に活用する予定です。
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第17回サイエンスフェアin兵庫で発表しました
令和7年1月26日(日)に第17回サイエンスフェア in 兵庫「飛び込め科学の世界 繋ぐこれからの未来」が神戸大学統合研究拠点、甲南大学ポートアイランドキャンパス、兵庫県立大学神戸情報科学キャンパス、クリエイティブラボ神戸CLIKの4会場で開催されました。
サイエンスフェアin兵庫は、兵庫県の高校生の科学技術分野における研究や実践の拡大・充実・活性化を図るための交流を促進(高大接続)し、将来の日本を担う若者の科学技術分野への期待と憧れを増大させることを目的としたイベントです。
姫路東高校からは4班17名が参加し、発表を行いました。
<発表テーマ>
・身近な物を使って色のついた線香花火を作る(化学分野)
・雲の形で今後の天気は予想できるか(地学分野)
・糖の種類と醗酵速度の関係(生物分野)
・ペットボトルフリップの成功率とペットボトルの種類の関係(物理分野)
発表や質疑応答を通して、他校の高校生や教員、大学生や専門の方々と議論することで、自分たちの研究について共有し、知識を深めることができました。また、他校の発表を聴講したりさまざまなブースに参加することで参加生徒たちの興味の幅が広がり、有意義な時間を過ごすことができました。
プラズマ・核融合学会「第22回高校生シンポジウム」で科学部が発表しました
令和7年1月25日に金沢大学角間キャンパスで「第22回高校生シンポジウム 未来を拓くプラズマ科学と先端技術~集まれ高校生研究者!~」が開催され、科学部物理系研究部磁性流体班が口頭発表およびポスター発表を行いました。
これは一般社団法人プラズマ・核融合学会主催のシンポジウムで、これからの世界を担う高校生が最先端の科学や技術に触れ、自ら考える機会の提供を目的として行われています。
発表テーマは「磁性流体に加える外部磁力と形成されるスパイク底面の形状の関係を解明する方法の提案 ーヘレショウセルを用いる方法ー 」です。口頭発表とポスター発表、質疑応答を通して全国から集まった高校生と議論を重ねることができました。
発表に対する審査結果は後日発表される予定です。
令和6年度生徒研究後期発表会を行いました
令和7年1月21日(火)に令和6年度生徒研究後期発表会を行いました。この発表会は、1年次生が9月から行ってきた課題研究についての研究成果の発表、2年次理系生徒が4月から行っている課題研究についての中間発表の場となっています。どちらも自然科学をテーマとする研究についての発表で、1年次生や2年次理系生徒の他、2年次文系生徒も聴講参加しました。
生徒たちは、事前に配布されている発表要旨集を参考に、どの班の発表を聴講するか計画を立てて発表会に臨みました。ポスターにはグラフや表を利用するだけでなく、レイアウトや文字の大きさにも工夫が見られました。発表では、ポスターを指しながら自分の言葉で伝えようとする生徒が多くいました。また、聴講者の中には積極的に質問する生徒が多くおり、議論が盛り上がって時間が足りない班もありました。
<発表研究テーマの例>
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1年次 |
2年次 |
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・キウイの種子の数は胎座・質量によってどう変化するのか |
・オジギソウの葉の閉じる速さ |
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・マリモの葉緑体の比較 |
・白いパンケーキをつくるには |
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・より明るい自作ランタンを作ろう |
・雲の形だけで天気は予測できるか |
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・塩漬けの塩分濃度と抗菌作用の関係 |
・身近なもので曇り止めを作る |
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・バナナのシュガースポットの比率と糖度の関係 |
・クッキーの硬さと甘さの関係 |
発表会には運営指導委員の先生方をはじめ、他校の先生方や地元企業の方も参加され、さまざまな視点からご助言をいただくことができました。
また、校外研修参加者の活動報告も行いました。オンラインで行われ、「兵庫県南部研修」「SSH小・中学生・高校生 探究活動合同発表会」「国連津波の日高校生サミット」に参加した生徒が自身が参加したそれぞれの活動について報告し、共有しました。
発表会の結果、優秀だと評価された班は、2月11日(火・祝)にアクリエひめじで行われる「理系女子と科学倫理を考える日~第4回Girl's Expo with Science Ethics」で発表を行う予定です。
令和6年度第2回運営指導委員会を行いました
令和7年1月21日(火)に、令和6年度 第2回運営指導委員会を行い、運営指導委員の先生方、兵庫県教育委員会の主任指導主事、本校教員36名が参加しました。
はじめに、SSH推進部長の川勝和哉主幹教諭が本校におけるSSH事業の概要を説明し、1年次主任と2年次主任が各年次での探究活動の様子等について説明しました。その後、運営指導委員の先生方から、SSH事業に関するご助言をいただきました。また、同日行った生徒研究後期発表会の感想もいただきました。「Ⅰ期目のまとめのような雰囲気で、生徒たちが無理なく楽しめていることが感じられる発表会だった」「生徒のレベルが上がり、成長を感じた」など、嬉しいお言葉をいただいた一方で、「ポスターに伝えたいことが表しきれていない」など、まだ残されている課題についても触れていただき、参加者全員で共有することができました。
SSHⅠ期目最後の運営指導委員会として、有意義な時間となりました。ご助言いただいたことを全教員で共有し、これからも全員で楽しみながら取り組みます。
<運営指導委員の先生方>
| 文教大学 非常勤講師 | 久田 健一郎 先生 |
| 神戸大学 名誉教授 | 波田 重煕 先生(書面参加) |
| 京都教育大学 名誉教授 | 村上 忠幸 先生 |
| 九州大学大学院医学研究院保健学部門 講師 | 丸山 マサ美 先生(書面参加) |
| 元公益財団法人中谷医工計測技術振興財団 参与 |
寶田 馨 先生 |
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久田 健一郎 先生 |
村上 忠幸 先生 |
寶田 馨 先生 |
令和6年度科学倫理生徒研究発表会を行いました
令和6年12月23日(月)に令和6年度科学倫理生徒研究発表会を行いました。2年次理系生徒が、それぞれ研究している自然科学のテーマに関連する科学倫理をテーマとした研究の発表です。賛成、反対などさまざまな視点でテーマについて考え、ディベートを行いながら研究を進めてきました。
当日は、2年次理系生徒が発表し、1年次全生徒、2年次文系生徒が聴講しました。
どの班も質疑に対して丁寧に対応し、意見交換を行っていました。
答えのない問いに対する自分たちの考えをお互いに述べ、議論することができました。
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プログラミング講座を行いました
令和6年12月20日(金)にプログラミング講座を行い、生徒9名、教員4名が参加しました。講師は株式会社AVADの谷山詩温さんです。はじめに、「スペースブロックを利用した計測×AI×制御とは?」というテーマで講義をしていただき、その後、探究学習・プログラミング教材「スペースブロック」を用いて実際にプログラムを組みました。谷山さんの「こんな社会があったらいいな、こんな世の中になったらいいなを作ろう」という言葉をヒントに、各自、学校生活や普段の生活の困りごとからプログラムを考えました。
その後、各自が考えたプログラムを発表し、共有しました。
実践を通して、AIをどのように活用するかについて考え、プログラミングに対する興味や関心が深まりました。
SSH小・中学生・高校生 探究活動合同発表会を行いました
令和6年12月16日(月)に姫路市立広嶺中学校で、SSH小・中学生・高校生 探究活動合同発表会を行いました。姫路市立城北小学校6年生、姫路市立広峰小学校6年生、姫路市立広嶺中学校2年生が参加し、運営スタッフとして姫路東高校からは生徒57名が参加しました。
当日は、発表会と高校教員による実験講座(6講座)を行いました。
発表会では、各学校の児童生徒が、自分たちが取り組んでいる探究活動について発表しました。小学生の発表に対して高校生が質問する等、合同発表会ならではのやり取りが見られました。
実験講座では、小・中学生が積極的に取り組み、質問している姿が多く見られました。参加した高校生からは「小学生の発表のレベルの高さに驚いた。このような発見があるのは交流会の良さだと思う。」「小学生や中学生とともに実験を行うことを通して、話し合いの大切さを改めて感じた。」などの感想が得られています。
SSHアメリカ海外研修(国際学会)6日目
最終日です。日本への帰国日となりました。
体調不良や飛行機の遅延などのトラブルもなく、無事に帰国することができました。
AGU24は、今まで参加した「高校生ポスター発表」や「ジュニアセッション」とは異なり、専門の研究者の発表会です。事前の論文審査を経て、許可されたものだけが発表できる世界最大級の学会です。高校生で参加しているのは姫路東の生徒4人だけでした。
機内では、今回の研修についての思いを文章で記録に残し、各自ふり返りをしていました。また、搭乗までの待ち時間には、互いに感じたこと、今後の進路希望を共有していました。研修やAGUでの発表経験を今後どのように活かすか、将来を語る生徒の目は輝いていました。
令和6年1月のオーストラリア海外研修から始まった、この研究が終わりを迎えます。
令和7年2月11日(火・祝)にアクリエ姫路で行われる「理系女子と科学倫理を考える日~第4回Girl's Expo with Science Ethics~」で、まとめを発表する予定です。
たくさんご支援をいただき、ありがとうございました。
SSHアメリカ海外研修(国際学会)5日目
研修5日目、AGUでの発表当日となりました。姫路東の発表は12月13日(金)8:30〜12:20(現地時間)です。
AGU24では、令和6年1月のオーストラリアでの調査から始まった研究についての発表を行います。「どのように伝えるといいのか」「想定される質問は?」「それに対する返答は?」など、生徒たちは、アメリカに来てからも直前までずっと議論を重ね、準備してきました。
会場に到着すると、すでに多くの研究者がポスターの準備をしていました。定刻を待たず、いろんなところで研究者の説明が始まります。
生徒たちは自分たちのポスターを見ている研究者たちに「Hi!」と自ら声をかけ、自分たちの研究について理解してもらおうと懸命に説明していました。
さまざまな国の専門の方々に1対1で対応し、議論をする生徒たちの表情は生き生きとしていて「研究についてわかってもらいたい」という気持ちが伝わるプレゼンでした。「君たちのような若い研究者の卵を育てていきたい。応援している。」と言ってくださる方もいらっしゃいました。
発表終了後は、他の研究者の発表を聴講しました。
世界で通用する英語の必要性や、国際学会に参加することの重要性など、たくさんのことを実感した1日となりました。
いよいよ明日、帰国します。
SSHアメリカ海外研修(国際学会)4日目
4日目です。
今日はスミソニアン国立航空宇宙博物館へ行きました。ライト兄弟が初めて飛行した飛行機やアポロ11号、月の石の展示など日本では見られない貴重な展示物の多さに驚きました。リニューアルのための工事中で、通常の半分しか見ることができませんでしたが、一つ一つの展示をじっくりと見ることができました。
また、館内には元NASA職員のボランティアがたくさんおられて、展示物の詳細について説明していただいたり、質問したりして交流することができました。
ここでの交流を明日の発表に活かします。
昼食をとりながら、明日の発表のミーティングも行いました。
ホテル帰着後は、最終ミーティングを行いました。後悔することがないよう、準備し、明日に備えます!
SSHアメリカ海外研修(国際学会)3日目
研修3日目を終えました。
今日はスミソニアン国立自然史博物館へ行きました。国立自然史博物館はとても広く、日本では見ることのできない貴重な展示がたくさんあります。AGU24での発表に関係する岩石の展示もありました。英語でどのように説明すればよいかなど展示の説明からも得られることが多く、とても充実した時間を過ごすことができました。
また、学芸員から展示物の詳細について教えていただくこともできました。英語での会話でしたが、気になることを積極的に聞き、交流することができました。
ホテル帰着後、ミーティングを行い、13日の発表準備を行いました。想定される質問やそれに対する返答など、英語でどのように説明すればよいかを確認しました。
SSHアメリカ海外研修(国際学会)2日目
2日目になりました。昨日の寝不足も解消され、全員元気に朝を迎えることができました。
ワシントンDCには、スミソニアン博物館の他、国会議事堂や連邦捜査局本部、司法省など公的機関がたくさんあります。一つ一つの建物の大きさに驚くとともに制度など日本とアメリカの違いも感じました。
コンベンションセンター外でも、歩いていると、AGU24の入場パスを身につけた人をよく見かけました。改めてAGU24の規模の大きさを実感しました。
SSHアメリカ海外研修(国際学会)1日目
令和6年12月9日〜15日、SSHアメリカ海外研修(国際学会)を行い、生徒4名が参加しています。
この研修の最大の目的は、AGU24でのポスター発表です。AGU24は、世界最大級の地球物理学に関する学会で、約27000人の研究者が参加します。
今日は1日目です。羽田空港経由で、飛行機でワシントンDCへ着きました。到着後、AGU24の開催地である「ウォルターE. ワシントンコンベンションセンター」へ行きました。入場パスを発行し、ポスター発表の会場へ行くと、とても多くの発表が行われていました。また通路やベンチでは、いたる所で研究者が議論したり、発表準備をしている姿が見られました。
姫路東高校の発表は13日(金)の予定です。プレッシャーを感じながらも、生徒たちは発表に向けて最終調整を行います。
第2回探究情報交換会を行いました
令和6年12月6日(金)に第2回探究情報交換会を行いました。県内の高校10校から12名が来校し、本校教員含めて計29名が参加しました。「探究活動とプレゼンテーション」をテーマとし、県立姫路飾西高等学校と姫路東高校が実践発表を行いました。姫路飾西高校には、今年度から導入されているSTEAM探究科の活動や普通科での探究活動について発表していただきました。また、姫路東高校はSSH推進部でない教員が、普段の活動や研究発表会を通して感じられる5年間の変化やSSH推進部との連携について発表を行いました。
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その後、班別に情報交換を行いました。お互いに探究活動の内容や悩みを共有し、解決策等について議論しました。そして最後に、各班の情報交換の内容を全体で共有しました。他校の教員との交流を通して、どの学校でも似たような悩み、問題を抱えていることがわかりました。今後もさまざまな学校と情報交換を行いながら、探究活動を進めていきたいです。
第47回日本分子生物学会年会MBSJ2024で発表を行いました
令和6年11月29日(金)にマリンメッセ福岡で行われた「第47回日本分子生物学会年会MBSJ2024」の高校生の研究発表で、科学部生物系研究部ニハイチュウ班とサボテン班がそれぞれ口頭発表とポスター発表を行いました。
この学会は、生物系で日本最大規模の学会です。7千名を超える研究者が集う議論の場となっており、分子生物学・生命科学の次世代を担う高校生が研究者の方々と交流できる場でもあります。
ニハイチュウ班は「ニハイチュウの生存に最適なpHの解明-飼育・培養液作成のための基礎研究-」というテーマで、サボテン班は「サボテン、トウモロコシ、ヒメムカシヨモギ、アレチヌスビトハギにみられる規則的な配列の類似性」というテーマで口頭発表およびポスター発表を行いました。
自分たちの研究について説明し、質疑応答でも丁寧に対応していました。専門の研究者の方々と議論を重ね、交流を深めました。
【SSH】「科学倫理」の出張授業に伺います!
本校ではスーパーサイエンスハイスクール事業の柱の一つとして、科学倫理の探究活動を行っています。科学倫理の探究の目的や方法については、本校ホームページに「高等学校における科学倫理教育のロールモデル―その目的と方法―」として紹介しています。興味を持たれる学校(小・中学校、高等学校)や教員のみなさんは、ぜひ以下までご連絡ください。科学倫理教育を担当している川勝和哉主幹教諭が、全国どこでも出張授業や研修会にお伺いします。
【科学倫理とは?】
他人の研究成果を盗用したり、結果を故意に自分の都合の良いように変えたりすることを禁じる「研究倫理」とは違って、「科学倫理」は、社会で課題になっている問いに各人がどのように判断するかを考える時間です。たとえば、原子力発電に賛成か反対か、遺伝子操作に賛成か反対か、といったように、決まった答えがなく、個人によって見解が異なるテーマについて意見を出し合って考えます。一人一人が賛否を判断するために、まず客観的な資料を集めることから始めます。これらのテーマについて対話できるようになる力は社会を構成する市民として必要であり、さらに生きた探究の力を育成することでもあります。
【川勝和哉】
本校主幹教諭(理科)、日本生命倫理学会会員、研究倫理学会法務倫理委員会委員、VR研究倫理審査委員会委員
【メールアドレス】
himehigashi-hs-ssh@hyogo-c.ed.jp
【出張授業実施のようす】
北海道有朋高等学校の遠隔授業配信センターT-baseからの配信授業のようす。
対面での授業のようす
【対話のテーマ例】
令和6年度近畿地区高等学校自然科学部合同発表会で科学部が優秀賞を受賞しました!
令和6年11月24日(日)に京都教育大学で、令和6年度近畿地区高等学校自然科学部合同発表会が行われ、科学部生物系研究部サボテン班がポスター発表を行い、優秀賞を受賞しました。この大会は、近畿高等学校総合文化祭の自然科学部門に代替される大会です。各府県の専門部から推薦された団体が発表を行うことができ、兵庫県からは5校が参加しました。サボテン班の発表テーマは「サボテンに共通な刺座配列方程式と種特異性」でした。発表や質疑応答を通して、高校生や専門の方など多くの人と議論することができました。