活動記録

2020年12月の記事一覧

【SSH】SSH講演会を実施しました

 12月16日、1年次生全員を対象にSSH講演会を実施しました。神戸大学大学院の蛯名邦禎名誉教授をお招きして、「科学的な推論とは」と題した探究活動についてのお話を聞きました。感染症拡大防止の観点から、生徒は各教室で中継を見るリモート講演会形式で行いました。

 
講演会後は「サイエンスカフェ」を実施し、蛯名先生と希望生徒10名が交流し、生徒の質問に答えていただいたり、貴重なお話を伺ったりしました。





(講演の様子)


(サイエンスカフェの様子)

<生徒の声(抜粋)>
  •  今回の講演を受けて特に印象的だったのは、私達は不確かではあるが帰納的推論を利用して暮らしているということです。演繹的推論や帰納的推論は講座を受ける前にも知っていたのですが身近に利用されているとは知りませんでした。また、科学者の言うことが全て正しいわけではないということはとても意外でびっくりしました。なので私達はテレビや新聞の表現に気をつけることが大切なのだと思います。この講演を普段の生活や探究活動に活かしていきたいと思います。
  •  探究を行っていく上で、科学には限界があるということを理解し、その中で自分だけではなく、周りの人達が全員分かるような証拠を提示する事が大切なんだと思いました。また、その説明をする際に、様々な技法を使う事でより確かな事を証明することが出来、周りを納得させることが出来るということが分かりました。2月の発表の時に使えるようにしたいと思いました。
  •  今日の講演会は、とても難しい内容でしたが、数学の授業で見たことがあった数式もあり、興味を持つことが出来ました。探究では、自分はまだまだ「何となく」で活動してしまっている部分があると感じています。だから、今日お話を聞いた理論を参考にこれから取り組んでいきたいです。
  •  サイエンスカフェでは、知りたかったことについて質問できただけでなく、様々な話を聞くことが出来て、研究に役立てられそうな話もできました。また、大学を選ぶ基準など、将来にも役立つ話も聞けたので、よい機会になりました。

【SSH】理数探究基礎:より効果的な探究活動へ

 中間発表を終えて以降の理数探究基礎では、いただいたアドバイスシートをもとに今後の探究の方針を決め、新たな探究活動を再開しています。

 
中間発表会の感想にも多くありましたが、自分たちのグループ以外の第三者の目による助言は大変ありがたく、自分たちだけでは考えつかなかったような内容・アドバイスや、気づかなかったデータの綻びなど、大変参考になったのではないでしょうか。

 そこから、次にすべきこと、新たに考えるべきことを整理することで、実験条件を考え直して実験に臨んだり、アンケートの項目をもっと具体的に考えたりして、より効果的な探究活動に取り組めているように思います。

 
これから2月の本発表までは、冬休みが挟まることもあり、意外と時間は残っていません。良い形で本発表をするためにも、今しっかりと活動をしていきましょう。




(やるべきことを整理して・・・)




(新しい実験へ!)

【SSH】「科学倫理教育研修会」を実施しました

 11月22日、全国の高等学校の教員を対象とした「科学倫理教育研修会」が、本校百周年記念館にて行われました。九州大学大学院医学研究院保健学部門より丸山マサ美先生をお招きし、科学倫理教育の意義や手法についてのご講演と模擬授業を通して、研修を行いました。

 午前中は「バイオエシックス教育における知性教育と感性教育の統合-高校教育への期待-」について、丸山先生よりご講演をいただき、医療倫理学を中心に、研究倫理の考え方を学びました。

 また午後は、本校の生徒をモデルクラスとして、丸山先生、および、本校の川勝和哉主幹教諭による科学倫理の模擬授業を参観し、その後、意見交換を行いました。




(講演の様子)








(模擬授業の様子)

【SSH】「数学・理科甲子園2020」に参加しました

 11月21日、本校科学部の6名が、甲南大学にて実施されました「数学・理科甲子園2020」に出場しました。

 個人戦・チーム戦とも奮闘しましたが、上位16校による本選に残ることはできず、予選敗退となってしまいました。それでも、出場生徒は貴重な経験を積むことができ、生徒は口々に「出られてよかった」と話していました。コロナウイルス禍の中でも開催にご尽力いただいた関係者の皆様、ありがとうございました。


(出場生徒)


(団体戦の様子)