ふるさと貢献について
第7回「姫路城学」姫路城の魅力と千姫
R6年12月11日(水) 第7回「姫路城学」を行いました。
今回は、歴史研究家の 黒田美江子 先生(本校卒業生)を講師に「姫路城の魅力と千姫」をお題にお話ししていただきました。黒田先生には、本校「姫路城学」で毎年ご講演いただいています。
講演は、姫路や城の築かれた姫山の名前の由来を「播磨の風土記」から読み解き説明していただいたり、築城の逸話を話していただいたりしました。また、信長、秀吉、家康、池田輝政らの家系図を見ながら、千姫の生きた人生や姫路城との関わりなど、様々なお話を聞かせていただきました。予定の時間を過ぎても、黒田先生は、楽しく、そして熱くお話ししていただき、生徒たちも前のめりで聞き入りあっという間に時間が過ぎました。
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【生徒の感想(一部)】
・姫路城の歴史については今までたくさん学んできたけれど、姫路城が建てられる前の経緯については初めて学んだので新しい知識がたくさん知れて面白かったです。特に、姫路城の建っている位置についての話が印象に残りました。四神相応の場所を守ってもらっているからこそ、姫路の町は魅力的なんだなと改めて分かった気がします。そして、今回はただ単に歴史を覚えるだけじゃなく、歴史を知ることで得られる考え方や人生観についても深く教えていただきました。なかでも、歴史を通して命の大切さを考えさせられました。おかげで歴史を学ぶのがもっと好きになれたと思います。
・昨年の大河ドラマの後半の方に千姫が出てきていて気になっていたので、とてもいい機会をいただきました。ドラマ自体千姫が出てくるのは大阪の陣くらいまでだったので、その後の話はよく知りませんでした。秀頼がいなくなった後、千姫が結婚するという行為を拒否していたことを知って驚きました。
・千姫の人生はかわいそうだと耳にしたことがありましたが、誰の家族かということはほとんど知らなかったので今回先生のお話を聞いて家計のが分かるたびびっくりすることばかりで聞き入ってしまいました。……千姫の人生は大変なことがたくさんあってそのたびに悲しんだり少しうれしいと思えたこともたくさんあったと思うので、それを考えるためにも大河ドラマ化待ってます!
黒田先生の想い「『千姫の物語』がNHKの大河ドラマになること」を、受講生みんなの想いにもしたいと思います。
次回は、第9回「姫路城学」1年間の成果発表会の準備です。
この1年でどれくらい「姫路城愛」が大きくなったのか!その発表を楽しみにしています。
この1年でお世話になった講師の先生方、本当にありがとうございました。
第6回「姫路城学」 姫路城登城
令和6年10月22日(火) 10月考査終了後、第6回「姫路城学」を実施しました。
今回は、いよいよ姫路城登城。講師は昨年に引き続き、歴史研究家の 平良哲夫先生 です。
今年の受講者は、4月に1度天守閣に登り、これまで5回の「姫路城学」講座で、姫路城に関する知識をかなりつけていますが……。いざ、姫路城へ。
平良先生のお話は、学校の校門を出たところから始まります。「この辺りの地形は南北に1m傾斜が……。」美術館の庭でも彫刻を前に、「この彫刻は……。」姫路城の石垣を前に「この石垣は……。」 『へぇ~~!そうなんだ。』
受講生たちは、平良先生の質問に、これまで学んだ知識を発揮し必死に答えるのですが……。姫路城の入城を前に受講生の『へぇ~~!』がとまりません。
姫路城に入城し、まずは西の丸。「ここは千姫が……。」「瓦や石垣まで見ていくと面白いですよ~。」
『へぇ~~!』
そして、天守閣「この柱は……。」「ここにはこんな工夫がされているんですよ!」
『へぇ~~~~~!』
あっという間に時間は過ぎ、予定時間を大幅にオーバーしましたが、最後の最後まで受講生たちの『へぇ~~!』は止まりませんでした。
【生徒の感想の一部】
・ 一度姫路城を登ったといえど、何も知らない状態で登ったのでその時はただ建造物を眺めるだけでしたが、解説を受けたことでより細部を見れて、楽しかったし面白かったです。・・・・・次登った時には教えてもらったことを私から説明できるようになりたいなと思いました。
・ 漆喰や壁の瓦など今までの姫路城学で学んだことを、実際に見て感じて再確認できた気がします。講師の先生が「歴史はまだまだ分からないことがたくさんある」と仰っていたので高校生の私達にもまだまだ調べて探求する余地はあるんだと思うとワクワクしました。・・・・お話のなかで「○○があるのは日本で姫路城だけ」ということが多くて、改めて姫路城のすごさに気づけた気がします。
・石垣が昭和の修理の時にコンクリートで固められてしまっていたり、石垣の間に転用石が使われていたりと、石垣についての関心が高まりましました。・・・・姫路城が戦うためだけではなく美しい見た目で民衆に権力の凄さを伝えるためというのも城には様々な役割があるがわかり、とても勉強になりました。
今回の平良先生との姫路城登城で、受講生たちは「姫路城愛」を更に大きく膨らませました。
いつか受講生の中から平良先生のように知識豊富な「姫路城ガイド」が生まれることを期待したいと思います。
平良先生、ありがとうございました。
次回、第7回「姫路城学」は、12月11日(水)、歴史研究家の黒田美江子先生をお迎えし、「姫路城と千姫」についての講演をして頂きます。
お城清掃
令和6年10月22日(火)10月考査終了後、2年次全員でお城清掃を実施しました。
あいにくの曇り空でしたが、数日前の暑さを思うと大変涼しく清掃日和でした。
今回は、姫路城の千姫ぼたん園と三の丸広場の清掃活動です。
城内はいつも綺麗に整備されているため、清掃をするところを見つける方が大変です。
生徒たちは、ようやく落ち始めた木の葉を集めたり、植え込みの中の草を抜いたりと約1時間活動しました。
考査終了後の疲れもありましたが、思った以上の清掃活動の成果に気分もリフレッシュされました。
第5回「姫路城学」歴博 ワークショップ
令和6年8月21日(水)、13時30分から「県立歴史博物館」にて、第4回「姫路城学」を行いました。
今回は、県立歴史博物館の 学芸員 竹内信 様を講師に、姫路城に関する資料をもとにワークショップを行いました。県立歴史博物館のバックヤードに入れて頂き、未だ展示されたことのない地図や、解読のされていない古文書など、貴重な資料を見せて頂きながら、竹内様のマニアックで楽しい説明を聞きました。
ワークショップでは、「描かれた時代の違う3枚の姫路城地図を時代の古い順に並べ替ろ!!」という難題が出されました。受講者全員で地図を見比べ、資料を開き、「あーでもない」「こーでもない」………。あっという間に時間が過ぎました。まだ、研究中のようで正式な答えはないそうですが、竹内様からは「受講生の観察力や推察力はすごい!」「今後の研究の参考にさせてもらいます!」と、お褒めの言葉を頂きました。
【生徒の感想】
・初めてバックヤードに入らせていただいて、貴重な体験が沢山できました。……また、公開されていない古文書がたくさんあるのにも驚きました。崩し字ばかりでちゃんとは読めなかったけど、内容が引越しの申請だったり反省文だったりで当時の日常生活を垣間見ることができ、とても面白かったです。
・教科書で見るような資料を間近で見ることができ、とても貴重な経験になりました。印判は絵図が本物かどうかの判断基準になる、十二支で年代を表しているなど初めて知ることが多く、終始感心することばかりでした。また、絵図を古い順に並べ替える際に、持っている資料から少しずつ年代が推測できていくのが楽しかったです。
今日の「姫路城学」で受講生の「姫路城愛」が更に大きくなり、マニアックな知識が増えました。
次回、第6回「姫路城学」は10月22日(火)、歴史研究家 平良先生の案内で姫路城登城です。
【8/9】図書文芸部・生活創造部 お夏清十郎まつり参加
2024年8月9日(金)、慶雲寺で供養祭が行われました。
図書文芸部は『お夏清十郎紙芝居』を披露し、生活創造部は『お夏清十郎カヌレケーキ』
を販売しました。
図書文芸部は昨年も好評だった『お夏清十郎紙芝居』を通して地元の方と交流し、ふる
さとを大切にする心や姫路城への親しみを深めることができました。
生活創造部は、清十郎の菅笠の形に似たカヌレ型で焼いた抹茶小豆のパウンドケーキを
『清十郎カヌレケーキ』とし、マーマレード入りのパウンドケーキを『お夏カヌレケーキ』
と名前を付けて販売しました。
「本de人をつなぐ」「食de人をつなぐ」を合言葉に、今後も地域のイベントに参加してい
きたいです。