活動記録

2022年1月の記事一覧

【SSH】五国SSH連携プログラム「地質構造と岩石・鉱物の魅力に触れよう」を実施しました

 1月23日(日)10時より、五国SSH連携プログラム「地質構造と岩石・鉱物の魅力に触れよう」を実施しました。22名の参加者が、実物の観察や演習を通して鉱物や地質学を学び、地学の知識・技能を磨きました。

 

 午前中はまず、兵庫県立大学大学院の竹村静夫准教授より「地質構造学で地球を知ろう!?」と題した講演を聴き、地質構造学に関して、地層・岩石の観察の様子や、岩石中の放散虫から分かることについて学習しました。

 その後、本校の川勝主幹教諭による地質図の描き方についての演習を行いました。露頭の観察の仕方や、その観察結果から地層の分布の様子がどう分かるのかを、実際に地質図を描いて実感しました。

 午後からは「岩石・鉱物のおもしろさを体験しよう」のテーマのもと、岩石内の鉱物について学んだ後、実際に岩石プレパラートを偏光顕微鏡で観察しました。

プログラム①  プログラム②

プログラム③  プログラム④

<生徒の感想>

  •  元々地学には興味がありましたが、学校で授業が開講されず残念に思っていたところに今回のプログラムが開催され、とても充実した時間を過ごすことができました。地学関連の勉強を大学でしたいと、ぼやっと考えていたのですが、先生の研究内容を聞いて将来像が少しはっきりしました。とても楽しかったです。ありがとうございました!
  •   鉱物ってすごく面白いなと思いました。さまざまな知識が必要となる複雑な分野で、新しい発見や、考え方が今でも見つかる分野なのかなと思ったのですごく興味が湧きました。また、自分でも鉱物などについて調べられたらいいなと思います。
  •  本日の地質構造の講義や実習を通して基礎的なことから専門的なことまで、幅広く学べたと思います。小さな岩石1つから3億年前の地球のできごとなど、スケールの大きいものがわかるというところが面白く感じました。

【SSH】令和3年度 第2回SSH運営指導委員会を開催しました

 1月20日(木)、本校のSSH生徒研究発表会後、第2回運営指導委員会を開催しました。運営指導委員の久田健一郎先生、波田重煕先生、寶田馨先生にご出席いただき、他の運営指導委員の先生方は書面参加となりました。また、本校からは管理職を含め31名の教職員が、密を避けるためFuture Lab EASTとコンピュータルームに分かれて参加しました。

 まず、本校SSHの今年度の事業および1・2年次の活動についての報告、アンケートの分析結果、来年度の計画などについて説明いたしました。続いて、本校SSH事業の推進に関して、運営指導委員の先生方から、ご指導・ご助言をいただきました。

 今回の運営指導委員会でいただいたご助言を、今後の事業展開や生徒の活動に活かしてしていきたいと思います。

第2回運営指導委員会① 第2回運営指導委員会②

第2回運営指導委員会③ 第2回運営指導委員会④

(令和3年度 第2回運営指導委員会の様子)

【SSH】令和3年度 SSH生徒研究発表会を実施しました

 1月20日(木)、今年度のSSH生徒研究発表会を行いました。

 研究発表に先立ち、兵庫県立大学大学院教授の川村教一先生に「実りあるプレゼンテーションに向けて」と題してご講演いただきました。今回の講演会も、感染症拡大防止の観点から、川村先生がFuture Lab EASTからZOOMで配信し、生徒は各教室で視聴するリモート講演会形式で行いました。

講演の様子① 講演の様子②

(講演会の様子)

 

 講演後、本校体育館にて午前中は1年次生、午後は2年次理系生徒による、ポスターセッションでの研究発表を行いました。1年次生にとってはこれまでの探究活動の集大成の発表、2年次生にとっては来年度の夏にある最終発表にむけての中間発表でした。9月の研究発表会と同様、活動班をA・Bの2グループに分け、グループごとに3回の発表時間を設定して、8分間の発表+4分間の質疑応答を行いました。また、2年次文系の生徒も、発表の聴講・質疑応答で参加しました。

 次の発表機会は2月6日(日)のGirl’s Expo with Science Ethicsです。今回の反省を生かして、次の発表ではよりよい発表をできるようにしましょう!

発表の様子① 発表の様子②

発表の様子③ 発表の様子④

発表の様子⑤ 発表の様子⑥

発表の様子⑦ 発表の様子⑧

(発表の様子) 

 

<ご助言いただいた先生方>

久田健一郎先生(文教大学 非常勤講師)
波田重煕先生(神戸大学 名誉教授)
寶田馨先生(シスメックス株式会社 元新事業開発本部長)
川村教一先生(兵庫県立大学大学院 教授)
進藤明彦先生(神戸大学アドミッションセンター 特任准教授)

進藤先生からは、発表会の最後にご講評もいただきました。

ご助言いただいた先生方 ご講評もいただきました

 (ご助言いただいた先生方)              (遠藤先生から講評をいただきました)

 

<講演の感想(一部抜粋)>

  •  今まで「質問をする=理解できませんでした」という気がしていたので、質問をすることに気が引けていましたが、しっかり講演を聞いて質問内容を考えようと思えた。1年次の研究発表の際、どこのグループでも質問をすることができ、自分が不思議に思ったことを確認することができた。また、自分たちの発表の時も予想していたよりももっと深い質問がきて、有意義だった。講演が研究発表会の前にあってよかったと思う。
  •  今回の講演は、どのように質問をすれば良いかというものでしたが、僕はプレゼンにはどのような内容が必要かという話のようにも思えました。今日、本発表を迎えて、僕の班は研究の動機と目的が不明瞭だったなという反省点があります。次の発表の機会では、この内容を思い出して準備をしたいと思います。

 <講演の感想(一部抜粋)>

  •  放課後に残ったり、冬休み中も家のパソコンでポスターを作成したり、学校の授業外での活動も多かったけれど、その分満足のいくポスターを作れました。また、班のメンバーとの話し合いを通して自分になかった考えを取り入れることができ、発表から質疑応答まで自分たちの考えをしっかり述べることが出来て良かったと思います。来年も今年の活動を通して得たものを活かして活動したいです。(1年)
  •  2年次の先輩方の発表を聞いて発表構成や質疑応答など、すごく参考になりました。また、自分たちの発表での質疑応答から、どのような所を工夫したらもっと思ったように進んだのか考えることができ、いい発表会になったと思います。先輩方からの質疑応答では、自分たちが想定していない質問や自分たちの知識よりも詳しい意見をいただいたので、もっとしっかり対策をしようと思いました。(1年)
  •  自分達は何を研究して何を明らかにしたいのか理解出来ているが、初めて発表を聞く人への配慮が足りず、対応できていなかった。質問を受けても、説明すればするほど自分でも何を言ってるのか分からなくなってしまうこともあった。アドバイスシートでは高く評価して下さる人達も多かったが、アドバイスも沢山受けた。来年度の本発表に活用して、いい発表ができるよう努めたい。(2年)
  •  1年次生の発表も聞きましたが、すごく完成度が高くて、研究が論理的に進められていてとても驚きました。発表時間も8分に近く、よく練られた文章になっていたと思いました。自分の発表では、大学の先生方からもたくさん意見をいただき、新しい発想も生まれたので、これからに活かしていきたいです(2年)