自然科学

【生物班】西播磨ビジョンフォーラム(実践交流会)に参加しました

 生物班や課題研究生物多様性班が中心になって取り組む、龍高生による地域の自然や生きもの保全活動「生物多様性龍高プラン」は、西播磨県民局より「地域づくり活動応援事業」に採択されています。同時に、龍野高校生物班は「西播磨地域ビジョン推進チーム」のメンバーです。

3月22日西播磨総合庁舎で「西播磨地域ビジョンフォーラム」が開催され、龍野高校から生物班2名が参加しました。

 ポスターセッションでは、「生物多様性龍高プラン」の具体的な内容や、今年成果のあった「湧水湿地の保全管理方法の検証」「たつの市の絶滅危惧植物ヒシモドキの龍野西中学での生息域外保全」について説明しました。グループワークでは、西播磨の11校の高校生や、一般枠の社会人が各班にわかれて話し合いました。テーマは「地域の強みを生かした賑わいと活力のあるまちづくり、地域に住み続けたい・選んでもらえる西播磨~次世代につなぐ、元気西播磨~」です。様々な活動を取り組む、幅広い年代のメンバーによりさまざまな意見がかわされました。このグループセッションでは龍野高校から参加した、二名が司会者とグループを代表した発表者を務めました。

 高校生だけでなく、世代をこえて地域で活動している多くの人と交流でき有意義な会でした。

 

 

 

 

【生物班】いきもの調査に参加

3月14日太子町まちづくり課主催の、太子町総合公園柳池でいきもの調査を行いました。年に一度、池の水を抜いてどのような生きものがいるのか、県立大学自然研究会や環境カウンセラーの指導のもと生きものを実際に採集しながら調査しています。

 今回の調査では、ウシガエルのオタマジャクシが大量に採取できました。ウシガエルは生態系に大きな影響をあたえるために、特定外来生物に指定されており、飼育はもちろん成体の移動も法律で禁止されています。

 この池では兵庫県ではたつの市のため池一か所にしか自生地のない絶滅危惧種ヒシモドキの生息域外保全をおこなっています。自生地のヒシモドキはため池の水抜きの後、ウシガエルやブラックバスの駆除によりアメリカザリガニが大量増殖し絶滅寸前になりました。その後ウシガエルが近隣のため池より移動、繁殖したことでヒシモドキは絶滅を回避することができました。

 アメリカザリガニは、食用ガエルとして輸入されたウシガエルのエサとして同時に日本にやってきました。野生のウシガエルの解剖をするとじっさいにアメリカザリガニが捕食しているのをみることができます。

 外来種とはいえ生態系の保全に重要なキーストーン種であることが分かります。

 水抜きをした柳池の全景

 生きもの採集 

ウシガエルのオタマジャクシ 成体まで2年かかる

 

コイと稚ゴイ

 

イシガメ 在来種

イラストにすると…

 

【化学班】化学工学会で口頭発表を行いました。

令和8年3月7日(土)に、第28回化学工学会学生発表会がオンラインで開催され、化学班5名が口頭発表を行いました。

2名が「冷凍時のフェノールフタレイン無色化の解明」、3名が「処理後における岩石の吸湿特性変化」というテーマで、日頃の研究の成果を発表しました。

緊張した様子でしたが、はきはきと発表することができました。大学の先生からアドバイスをいただけたので、今後の研究に生かしていきたいです。

 

【生物班】サギソウ自生地で除草作業

 例年行っている、サギソウやモウセンゴケなどの生育地で、除草作業を行いました。保全活動を行っている、湧水湿地は以前は大型草本のカモノハシの優占面積が拡大し、サギソウやモウセンゴケ、ミミカキグサ類などが減少していました。現在は、湿地の25~30%程度の面積を草刈り機で刈り払い、土壌に直射日光があたるように刈り払った草を除去しています。先輩たちの研究から、サギソウの発芽を促す共生菌はカモノハシなどの枯れ草を分解する菌類であることが判明しています。

 昨年の植生調査の結果から、人工交配により結実率を向上させ種子散布量を増やしても、大型草本が高密度で生育する場所では開花数(個体数)は増えていませんでした。 地表に日光が当たる環境をつくる「中規模の攪乱」がサギソウや食虫植物など小型の湿性植物の保全に効果があることがわかりました。

 周辺からのササの湿地内への侵入も問題でした。一昨年より刈り取った草をササの上にかぶせることで、日照条件を悪化させ生育を抑制できないか試行していますが、まずまずの効果があるようです。ササは刈り取るだけでは小型化して、シバのような生育形態になるので、刈り取りよりも「枯れ草マルチ」の方が保全には適していると考えます。

 サギソウ群落の作業の後は、トウカイコモウセンゴケ群落、イシモチソウ群落の除草を行いました。南方系のトウカイコモウセンゴケはモウセンゴケのような越冬芽をつくらないので、霜がおりると葉が傷んでしまいます。落ち葉の下になっている株は傷みが少ないのですが、生育期になっていも落ち葉をかぶっていると弱ってしまいます。そこで、落ち葉かきをして、ササやコシダなどの刈り取り除去をすることで群落を保全しています。イシモチソウはまだ発芽には早かったのですが、GW頃には元気な姿を見ることができると思います。

地表に光があたるように刈り取った草を除去

参加者

越冬芽から成長を開始したモウセンゴケ

南方系のトウカイコモウセンゴケは耐寒性が低い

【生物班】人と自然の博物館「共生のひろば」に参加

例年2月11日に人と自然の博物館で開催されている「共生のひろば」でポスター発表をおこないました。この発表会では、中学生から社会人まで多くの研究発表をみるだけでなく、人博の多くの研究者から指導助言を受けることができるので生物班の活動にも大変役立っています。

今年の研究タイトルは「湧水湿地の保全管理方法の検証」です。生物班では、これまでたつの市内の湧水湿地でサギソウを中心とした、湿生植物群落の保全活動に取り組んできました。具体的には開花期の人工交配と休眠期のカモノハシやススキなど大型草本の刈り取りです。これまでは、人工交配により結実率が向上することは確認していました。しかし、できた種子が発芽成長して個体数が増加しているかは調査していませんでした。調査の結果は、カモノハシなどの大型草本が近くにあると、種子の数が増えてもあまり開花株まで育っていないことが分かりました。またサギソウを保全することを目的にしたカモノハシの刈り取りが、他のモウセンゴケやミミカキグサなどの小型湿生植物の保全にも役立っていることを植生調査の結果から確認できました。

 この調査研究をもとに湿生植物群落の新たな技術として「植物群落絶滅リスク評価法」を考案して発表したところ、研究者や他の湿地の保全活動をおこなっている人からも評価していただき、改善点など指導していただきました。

 

 

 

 

 

【生物班】西播磨ビジネスプランコンテストで優秀賞

光都の先端科学技術支援センターで開催された「第3回西播磨ビジネスプランコンテスト決勝大会」に生物班および化学班一名が参加しました。部門は【学生アイデア部門】・【西播磨元気づくり部門】・【ローカルベンチャー部門】があります。私たちは一次審査・二次審査を通過し、【学生アイデア部門】の中学・高校等の部に出場しました。

2040年には理工系人材が100万人不足するといわれています。夏休みに「わくわく実験教室」をしていますが、小学生がひとりで龍野高校に来ることは困難です。教育の地域格差を縮めたい。そのような観点から「発展的・自立循環型」の実験イベント「ワクワク実験教室 宅配便」を企画しました。これは、初年度龍野高校生が、小学校に出向き5~6年生に実験指導を行い、その後5~6年生が1~4年生に実験を行います。次年度以降は新6年生が、探究的な学習で実験方法や実験解説の改良を行い、新5年生と協力して1~4年生に実験を行う科学イベントです。

多くの子どもたちは姫路市内で開催される科学イベントに足を運ぶことは困難です。しかし多くの小学校で児童会活動等を利用した「●●小学校 科学まつり」が普及すれば、理系人材の育成の一助になるのではないでしょうか?

 オープニングのサイエンスマジックショー

 表彰式

 

 

 

 

 

【生物班】環境教育・ESD実践動画100選に認定

龍野高校生による地域の自然環境や生きもの保全活動「生物多様性龍高プラン」を3分で紹介した動画が、「令和7年度環境教育・ESD教育実践動画100選」に認定されました。

持続可能な社会の実現には、様々な問題を自らの問題として主体的に捉え取り組むことが必要です。 そのような問題の解決につながる教育が、「環境教育・ESD」です。環境教育・ESD の実践の優良事例の動画を「環境教育・ESD 実践動画100 選」として環境省が選定しています。

審査委員会の審査を経て、26件(学校教育部門11件)が選定されました。今回は2023年に選定された「赤トンボ復活プロジェクト」に続き2度目の認定となります。

【参考】「環境教育・ESD 実践動画100 選」https://policies.env.go.jp/policy/eco/jissendoga/kokai/

【生物班】第11回全国環境活動発表大会近畿地方大会で第3位入賞

第11回全国環境活動発表大会近畿地方大会が大阪国際会議場で開催されました。

発表内容は高校生による地域の自然環境や生きもの保全活動「生物多様性龍高プラン」です。

生物班は2年連続で予選を通過し、昨年は4位相当の「先生が選ぶ特別賞」を授賞しており、今年は上位2校に与えられる全国大会出場権をかけて原稿やスライドを準備しました。

結果は、あと一歩およばず3位相当の「審査員が選ぶ特別賞」を授賞しました。

残念ながら東京で開催される全国大会には出場できませんでしたが、これからも播磨の自然や生きものを守るためにがんばります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【化学班・生物班】はりまユース研究発表交流会に参加しました。

12月20日(土)、姫路科学館で開催されている、はりまユース研究発表交流会に、自然科学部化学班、生物班が参加しました。

最初にスライドで発表内容を簡単に紹介しました。

その後、ポスター発表を行いました。高校生や姫路科学館の研究員の方、来館されたお客さん(親子連れが多かったです)が発表を聞いてくださりました。

研究をされている方からは研究の助言をいただきました。また、親子連れのお客さんに対しては、分かりやすく説明をすることを意識して発表を行いました。

   

【物理班】第45回近畿高等学校総合文化祭鳥取大会自然科学部門で優秀賞を受賞しました

令和7年11月22日(土)・23日(日)に鳥取県米子市淀江文化センター(さなめホール)にて開催された「第45回近畿高等学校総合文化祭鳥取大会自然科学部門」において、物理班が物理部門の口頭発表で優秀賞を受賞しました。

物理部門は龍野高校を含め6校が参加し、本校は「ばねの塑性変化についての研究~のび方と縮み方の違い~」というタイトルで発表を行いました。

研究を進めていた2年生の春山くんは、1年生の頃からこつこつと実験データを積み重ねてきました。また、外部発表でもらったアドバイスを元に実験方法や解析方法を考え試行錯誤をしながら研究に取り組んでいました。今までの地道な努力で勝ち取った優秀賞だと思います。