部員の人数(令和7年度4月時点)
物理班 3人
化学班 8人
生物班 12人
情報班 27人
数学班 8人
目標・スローガン
「地域に貢献する自然科学部」
紹介・特徴
自然科学部は、生物班・物理班・化学班・情報班・数学班にわかれて活動しています。
※令和4年より、理科班を生物班・物理班・化学班に分離独立し、高等学校総合文化祭自然科学部門に複数分野の発表が可能になりました。
平成30年より「生物多様性龍高プラン」を実施し、地域の生物多様性の保全活動を開始しました。令和元年度兵庫県農政環境部より「ひょうごの生物多様性保全プロジェクト」にも認定していただきました。
【参考】
ひょうごの環境 :: 令和2年度自然保護指導員研修会及びひょうごの生物多様性保全プロジェクト団体等活動発表会 (hyogo.lg.jp) https://www.kankyo.pref.hyogo.lg.jp/jp/environment/leg_240/leg_292/2
第10回全国ユース環境保全活動発表会近畿地区大会(YouTube3分~13分)
https://www.erca.go.jp/jfge/youth/topics/20250210/05_kinki.html
情報班は、毎年開催される「昇龍祭」に、自作のゲームや動画などを展示しています。また、普段の活動は、タイピング練習等スキルアップを目指して、日々努力しています。
令和6年度の主な成績
サイエンスキャッスルジャパン2025 生物班 ポスター発表
「グローバルパスポート」獲得
兵庫県総合文化祭 自然科学部門 物理分野 物理班
口頭発表 優秀賞 近畿大会出場権獲得
第10回全国ユース環境活動発表大会近畿地方大会 生物班
先生がえらぶ特別賞
令和5年度の主な成績
環境省 環境教育・ESD実践動画100選 学校教育部門にて選出
「生物多様性龍高プラン 赤トンボ復活プロジェクト」
自然科学部・課題研究生物多様性班・放送部合作
第13回高校生バイオサミットin 鶴岡 成果発表部門
審査員特別賞 壷阪廉太朗「バイオ生徒実験の実用化に向けた手法の確立」
第47回兵庫県高等学校総合文化祭 自然科学部門 生物分野
生物班 「バイオ生徒実験の実用化に向けた手法の確立」
口頭発表 奨励賞 ポスター発表 優秀賞
西播磨県民局第1回ビジネスプランコンテスト決勝大会 学生アイデア部門
生物班「生物多様性龍高プラン バイオ商品の開発」 努力賞
HYOGO高校生eスポーツ大会
情報班 第4位
令和4年度の主な成績
第20回高校生・高専生科学技術チャレンジ(JSEC2022) 植物科学
生物班 佳作 「ペットボトルで簡単組織培養」
第46回兵庫県高等学校総合文化祭 自然科学部門 生物分野
生物班 口頭発表 奨励賞 「ペットボトルで簡単組織培養」
令和3年度の主な活動
第45回兵庫県高等学校総合文化祭 自然科学部門 生物分野
生物班 口頭発表 奨励賞 ポスター(パネル)発表 優秀賞
「サギソウ共生菌の採集方法と培養方法の開発」
令和2年度の主な成績
第44回兵庫県高等学校総合文化祭自然科学部門 口頭発表 奨励賞
「微酸性電解水を活用したサギソウ人工種子の開発」
令和元年度の主な成績
第43回兵庫県高等学校総合文化祭自然科学部門 口頭発表 奨励賞
「食虫植物モウセンゴケは菜食家だった!?」
平成30年度の主な成績
第42回兵庫県高等学校総合文化祭自然科学部門 ポスター発表 奨励賞
「龍野高校自然科学部 活動報告」
自然科学
【生物班】西播磨ビジョンフォーラム(実践交流会)に参加しました
生物班や課題研究生物多様性班が中心になって取り組む、龍高生による地域の自然や生きもの保全活動「生物多様性龍高プラン」は、西播磨県民局より「地域づくり活動応援事業」に採択されています。同時に、龍野高校生物班は「西播磨地域ビジョン推進チーム」のメンバーです。
3月22日西播磨総合庁舎で「西播磨地域ビジョンフォーラム」が開催され、龍野高校から生物班2名が参加しました。
ポスターセッションでは、「生物多様性龍高プラン」の具体的な内容や、今年成果のあった「湧水湿地の保全管理方法の検証」「たつの市の絶滅危惧植物ヒシモドキの龍野西中学での生息域外保全」について説明しました。グループワークでは、西播磨の11校の高校生や、一般枠の社会人が各班にわかれて話し合いました。テーマは「地域の強みを生かした賑わいと活力のあるまちづくり、地域に住み続けたい・選んでもらえる西播磨~次世代につなぐ、元気西播磨~」です。様々な活動を取り組む、幅広い年代のメンバーによりさまざまな意見がかわされました。このグループセッションでは龍野高校から参加した、二名が司会者とグループを代表した発表者を務めました。
高校生だけでなく、世代をこえて地域で活動している多くの人と交流でき有意義な会でした。
【生物班】いきもの調査に参加
3月14日太子町まちづくり課主催の、太子町総合公園柳池でいきもの調査を行いました。年に一度、池の水を抜いてどのような生きものがいるのか、県立大学自然研究会や環境カウンセラーの指導のもと生きものを実際に採集しながら調査しています。
今回の調査では、ウシガエルのオタマジャクシが大量に採取できました。ウシガエルは生態系に大きな影響をあたえるために、特定外来生物に指定されており、飼育はもちろん成体の移動も法律で禁止されています。
この池では兵庫県ではたつの市のため池一か所にしか自生地のない絶滅危惧種ヒシモドキの生息域外保全をおこなっています。自生地のヒシモドキはため池の水抜きの後、ウシガエルやブラックバスの駆除によりアメリカザリガニが大量増殖し絶滅寸前になりました。その後ウシガエルが近隣のため池より移動、繁殖したことでヒシモドキは絶滅を回避することができました。
アメリカザリガニは、食用ガエルとして輸入されたウシガエルのエサとして同時に日本にやってきました。野生のウシガエルの解剖をするとじっさいにアメリカザリガニが捕食しているのをみることができます。
外来種とはいえ生態系の保全に重要なキーストーン種であることが分かります。
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水抜きをした柳池の全景 |
生きもの採集 |
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ウシガエルのオタマジャクシ 成体まで2年かかる
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コイと稚ゴイ
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イシガメ 在来種 |
イラストにすると…
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【化学班】化学工学会で口頭発表を行いました。
令和8年3月7日(土)に、第28回化学工学会学生発表会がオンラインで開催され、化学班5名が口頭発表を行いました。
2名が「冷凍時のフェノールフタレイン無色化の解明」、3名が「処理後における岩石の吸湿特性変化」というテーマで、日頃の研究の成果を発表しました。
緊張した様子でしたが、はきはきと発表することができました。大学の先生からアドバイスをいただけたので、今後の研究に生かしていきたいです。
【生物班】サギソウ自生地で除草作業
例年行っている、サギソウやモウセンゴケなどの生育地で、除草作業を行いました。保全活動を行っている、湧水湿地は以前は大型草本のカモノハシの優占面積が拡大し、サギソウやモウセンゴケ、ミミカキグサ類などが減少していました。現在は、湿地の25~30%程度の面積を草刈り機で刈り払い、土壌に直射日光があたるように刈り払った草を除去しています。先輩たちの研究から、サギソウの発芽を促す共生菌はカモノハシなどの枯れ草を分解する菌類であることが判明しています。
昨年の植生調査の結果から、人工交配により結実率を向上させ種子散布量を増やしても、大型草本が高密度で生育する場所では開花数(個体数)は増えていませんでした。 地表に日光が当たる環境をつくる「中規模の攪乱」がサギソウや食虫植物など小型の湿性植物の保全に効果があることがわかりました。
周辺からのササの湿地内への侵入も問題でした。一昨年より刈り取った草をササの上にかぶせることで、日照条件を悪化させ生育を抑制できないか試行していますが、まずまずの効果があるようです。ササは刈り取るだけでは小型化して、シバのような生育形態になるので、刈り取りよりも「枯れ草マルチ」の方が保全には適していると考えます。
サギソウ群落の作業の後は、トウカイコモウセンゴケ群落、イシモチソウ群落の除草を行いました。南方系のトウカイコモウセンゴケはモウセンゴケのような越冬芽をつくらないので、霜がおりると葉が傷んでしまいます。落ち葉の下になっている株は傷みが少ないのですが、生育期になっていも落ち葉をかぶっていると弱ってしまいます。そこで、落ち葉かきをして、ササやコシダなどの刈り取り除去をすることで群落を保全しています。イシモチソウはまだ発芽には早かったのですが、GW頃には元気な姿を見ることができると思います。
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地表に光があたるように刈り取った草を除去 |
参加者 |
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越冬芽から成長を開始したモウセンゴケ |
南方系のトウカイコモウセンゴケは耐寒性が低い |
【生物班】人と自然の博物館「共生のひろば」に参加
例年2月11日に人と自然の博物館で開催されている「共生のひろば」でポスター発表をおこないました。この発表会では、中学生から社会人まで多くの研究発表をみるだけでなく、人博の多くの研究者から指導助言を受けることができるので生物班の活動にも大変役立っています。
今年の研究タイトルは「湧水湿地の保全管理方法の検証」です。生物班では、これまでたつの市内の湧水湿地でサギソウを中心とした、湿生植物群落の保全活動に取り組んできました。具体的には開花期の人工交配と休眠期のカモノハシやススキなど大型草本の刈り取りです。これまでは、人工交配により結実率が向上することは確認していました。しかし、できた種子が発芽成長して個体数が増加しているかは調査していませんでした。調査の結果は、カモノハシなどの大型草本が近くにあると、種子の数が増えてもあまり開花株まで育っていないことが分かりました。またサギソウを保全することを目的にしたカモノハシの刈り取りが、他のモウセンゴケやミミカキグサなどの小型湿生植物の保全にも役立っていることを植生調査の結果から確認できました。
この調査研究をもとに湿生植物群落の新たな技術として「植物群落絶滅リスク評価法」を考案して発表したところ、研究者や他の湿地の保全活動をおこなっている人からも評価していただき、改善点など指導していただきました。
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