卒業生の声

74回生(令和4年卒業) 水守 佑佳

 

 龍野高校の総合自然科学科の魅力はたくさんあります。まず特色あるカリキュラムが多いこと。ALTから英語で理科の授業を受ける。実験データの分析法を学ぶ。関東研修や天体観測、フィールドワークなどの体験学習。グループごとにテーマを設定し、実験、考察、発表を通して研究の基礎を身につける課題研究。どれも普通科ではできないことで、その分忙しいけれどこの経験は絶対に将来どの分野に進んでも役に立ちます。経験があるのとないのは大きな差です。

 次に理数系が好きな人が集まってくるので自分と合う人を見つけやすく、クラスの学力レベルが高いので競い合ってモチベーションアップできます。3年間クラス替えがないので個性豊かな友達とも先生とも親密になれます。

 私はこのクラスで本当に大変だと思うことはよくありましたが3年間終えた後には達成感があるし、高校で多くの経験や実践を積めたことで自分を大きく成長させることができたのでこのクラスでよかったと思います。

 

(徳島大学 医学部 保健学科 検査技術科学専攻)

 

 

74回生(令和4年卒業) 大田 寛介

 

 “総合自然科学科”と聞いてもあまりピンとこない人も多いのではないでしょうか。簡単に言うと、「研究の第一歩を踏み出せる場所」です。三年間を通して、普通科では体験することができない貴重な体験をすることができます。

 教科書を眺めているだけじゃつまらないなあと感じてしまうことがこれまでにありませんでしたか?ここ総合自然科学科では、実際に研修やフィールドワークに出向き、自分の目で見て、肌で感じることができる活動がたくさんあります。教科書で学ぶことももちろん大切ですが、実際に「体験」して得た知識や感覚はそれ以上に素晴らしいものだと思います。

 二年生から三年生にかけておこなう「課題研究」では、一からすべて自分たちが計画をし、“自分たちだけ”の研究活動をすることができます。正解があるわけでもなく、教科書のように手順があるわけでもありません。完成させるのは簡単なことではありませんが、仲間と協力して活動することはとても楽しく、学校生活を充実させてくれます。このほかにも、データ処理などを学ぶ「実践科学」やALTの先生と一緒に英語を使って科学を学ぶ「科学英語」など、ここでしかできない体験がたくさんあります。

 カリキュラムの面以外での良いところは尊敬できる仲間に出会うことができるところです。それはなにも勉強に限ったことではなく、部活動や理科系の課外活動、普段の学校生活など、色々な場面で「すごいな」と思わせてくれる仲間がたくさんいます。私自身も三年間を通して尊敬できる仲間をたくさん見つけることができ、すごく濃い三年間を過ごすことができました。もう一度選ぶことができるとしても、私は総合自然科学科を選択すると思います。それほど価値のある三年間になると自信を持って言えます。

 ここでしかできない素晴らしい体験を通して、ぜひ、研究活動の第一歩を仲間と一緒に踏み出してみてください!

 

(広島大学 工学部 第三類)

 

 

73回生(令和3年卒業) 色波 蔵之介

  こんにちは。僕は龍野高校を卒業し、今は神戸大学工学部情報知能工学科に進学しプログラミングを専門として学んでいます。在校生の方に伝えたいのは、大学に入ったからと言っていきなり自分のやりたいことのみを学ぶことはできないということです。数学、物理、英語など高校で習ったことの延長を、大学では基礎教養として学びます。英語ではプレゼンが課題になり、SSHで学んだプレゼンの技術はしっかりと役に立っています。基礎科目は大学でも必要なので、皆さんがしっかり学べば大学でもしっかり役立ちます。