活動記録

2025年10月の記事一覧

第1回小中学生・高校生探究活動合同発表会を行いました

10月23日(木)の午前中に姫路市立城乾中学校の体育館をお借りして、城乾中学校2年生、市立城乾小学校6年生、本校生徒が集まり、第1回探究活動合同発表会を行いました。昨年度から実施している探究活動合同発表会ですが、今年度は2回に分けて実施する予定です。その第1回目は、小中学生との探究活動を通した交流をメインテーマとして、本校からは33名の生徒が参加しました。

アイスブレイクでは、小中学生、高校生が同じグループになり、グループ内で誕生日の順番に並び替えたり、伝言ゲームをしました。伝言ゲームは少し難しかったけど、緊張の糸も少しほどけたようすでした。

メインの探究活動のお題は「ストロータワー」です。ストロー30本、セロハンテープだけでより高いタワーを作ったグループが勝ちです。最初に作戦タイムを10分間とり、その後35分間でタワーを作りました。小学生、中学生、高校生が意見を出し合って、どうすれば高いストロータワーが作れるか、試行錯誤をしながら進めていきました。

セロハンテープで床に固定したり、ストローで作った三角柱を積み上げたり、らせん状にストローをつないだり、どのグループも時間いっぱいまでチャレンジして、工夫を凝らしたタワーができあがりました。
計測の結果、第1位は「2m35cm」のタワーを作ったグループでした。優勝グループのインタビューでは、小学生が「土台を広くすると安定することが分かりました」としっかり答えていました。

異年齢で同じテーマについて探究することで、普段とは違う発想にチャレンジすることができたようです。その方法が成功しなくても、もう1回考え直して、何度でも挑戦することができました。どのグループも笑顔で楽しんで取り組んでいたのがとても印象的でした。

第2回は各校での探究活動の発表会を予定しています。お楽しみに!

 

「兵庫県南部地震と防災研修」を実施しました

10月2日(木)に1年次(80回生)が学校設定科目である「自然科学探究基礎Ⅰ」の一環として、「兵庫県南部地震と防災研修」を行いました。北淡震災記念公園(淡路市)と人と防災未来センター(神戸市)を訪れ、兵庫県南部地震について自然科学的側面と防災的側面の両面から校外研修を行いました。

北淡震災記念公園の野島断層保存館の見学では、実際に保存された活断層や、メモリアルハウスでの地震直後の家のようすから、兵庫県南部地震の規模の大きさを目の当たりにしました。また、語り部の方のお話を聞き、震災を経験していない生徒でも、震災の恐ろしさを実感し、日ごろから備えておくことの重要性を再認識しました。

人と防災未来センターでは、大迫力の映像やジオラマでの追体験、震災の様々な記録などで、震災が起こった瞬間から30年経った現在までの道のりを、実感することができました。恐ろしいという体験だけでなく、そこで生きた人々の支え合いや、つながりの大切さを痛感することができました。今後、どこにいても自然災害が起こる可能性があります。生徒は自分自身が被災者になることも想定し、防災意識を高めるよい機会となりました。