自然科学
【生物班】環境活動発表大会近畿地方大会で入賞
第10回全国ユース環境活動発表大会近畿地方大会(主催 環境省/独立行政法人環境再生保全機構/国連大学サスティナビリティ高等研究所)が、AP大阪駅前で開催され生物班が出場した。
一次選考会を通過した13団体が日頃取り組んでいる生物多様性の保全やSDGs活動についてプレゼンテーションを行った。龍野高校の発表内容は生物班や授業課題研究で生物多様性班が取り組んでいる「生物多様性龍高プラン」についてプレゼンテーションを行った。龍野高校からは生徒を代表して生物班の1年生2名が参加した。
発表会の後の審査時間を利用して生徒や指導教員の交流会もあり、いろいろな情報交換ができて楽しい時間を過ごすことができた。
全国大会の出場権は「最優秀賞」か「高校生が選ぶ特別賞」を受賞した団体に与えられる。また今年は第10回の記念大会なので「10周年記念賞」を受賞すれば北海道研修に参加することができる。
生物班は「先生が選ぶ特別賞」を受賞した。この賞は団体の指導教員による投票により決定する。全国大会への出場は逃したが参加校の先生方から高い評価を得ることができた。
他校の活動内容を知ることができ、学ぶことの多い貴重な体験であった
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【生物班】龍野東中学生と合同調査
龍野東中学校区にあるサギソウ群落の調査・トウカイコモウセンゴケ群落の保全活動について龍野東中学校の生徒と一緒に取り組みました。
サギソウ群落の調査については9月1日に人工交配をおこない、その効果について検証を行いました。サギソウの受粉はイチモンジセセリなどがおこなっていることはこれまでの観察からわかりました。結実率についてはこれまでの交配実験からも効果があることがわかっています。今年の人工交配でも未交配の株に比較して高い結実率を確認できました。
食虫植物のトウカイコモウセンゴケ群落の保全については、ため池周辺部からコシダ・ネザサの分布の拡大にともないトウカイコモウセンゴケ群落(イトイヌノハナヒゲ群落)が水際にしか生育できなくなっていました。そこで、日当たりを回復するためにコシダ・ネザサを刈り取りました。来年の3月の成長期前にはトウカイコモウセンゴケに被る落ち葉などを除去したいと思います。
最後に迎えがくるまでの時間を利用して、生物班の野外活動恒例の「10種おぼえるまで帰れま10」を行いました。播磨地方南部によくみられる、ウラジロやコシダ、サカキやヒサカキなどの植物の名前をみんなで覚えました。
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地域住民の尽力により木道や解説板が整備されている |
白い点は交配実験中のサギソウ |
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サギソウの果実の回収 |
果実の評価と記録 |
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トウカイコモウセンゴケ群落にせまるコシダ・ネザザ |
食虫植物のトウカイモウセンゴケ |
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コシダ・ネザサの刈り取りと除去 |
生物班恒例の「10種覚えるまで帰れま10」に挑戦 |
【自然科学部】第47回県総文自然科学部門に参加
神戸市ポートアイランドのバンドー神戸青少年科学館であった第47回兵庫県高等学校総合文化祭自然科学部門に物理班、化学班、生物班が参加しました。9日は物理部門、化学部門、生物部門、地学部門に分かれて口頭発表が行われました。10日は全登録団体がポスター発表を行いました。
物理班は「ばね定数とばねが壊れる力の関係」の研究テーマで発表し口頭発表の部で優良賞を受賞しました。生物班は「高価な設備をつかわない無菌培養技術の開発」の研究テーマで発表し口頭発表の部で奨励賞を受賞しました。化学班は「電気分解の可視化と反応速度について」の研究テーマでポスター発表を行いました。
物理班は来年度鳥取県で開催される近畿総合文化祭の出場権を獲得しました。まだまだ実験研究する時間がありますので今後の実験成果に期待をしたいと思います。
来年度の県総文はすべての班が口頭発表ができるように頑張りたいと思います。
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口頭発表 物理班 |
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ポスター発表 物理班 |
ポスター発表 化学班 |
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ポスター発表 生物班 |
自然科学部参加者 |
【生物班】たつの市民祭りに出展しました
第17回たつの市民祭に自然科学部生物班が出展しました
たつの市の自然環境保全団体で構成する自然環境会議のテントに龍野高校の「生物多様性龍高プラン」の活動内容をポスター展示しました。今年は高等学校総合文化祭開会行事参加のために総合文化祭自然科学部門の研究発表の準備が遅れており、市民まつりに実験や観察等の出展はできませんでした。来年度以降子どもたちに楽しんでもらえる内容を検討したいと思います。
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たつの市民まつり |
ご当地アイドル? 野見宿禰 |
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たつの自然環境会議のテント |
自然科学部の展示 |
【自然科学部】「ひとはく地域連携セミナー」を開催
10月19日(土)、「ひとはく地域連携セミナー」を開催しました。三田市にある人と自然の博物館でのセミナーには、遠方のため来館できない県民の方々にも、ひとはくの研究員の話をきく機会を設けるために、県内各地の機関と連携してこのセミナーは開催されます。
今回は「鳥型恐竜をめぐる冒険」のテーマで田中公教主任研究員が、「生き物の多様なコミュニケーション」のテーマで太田菜央研究員が話をしていただきました。田中研究員は、モンゴルでの恐竜発掘調査の苦労話や裏話だけでなく、現存する鳥は「鳥型恐竜」であること、その他の恐竜は絶滅したが、最も近縁な動物はワニであることなど恐竜の進化についても話していただきました。太田研究員からは、ルリガシラセイキチョウの求愛コミュニケーションなど、複数の感覚をつかったマルチモーダルコミュニケーションを中心に、他の鳥だけでなく、コウモリや昆虫などのコミュニケーションについても多くの動画を見せていただきながら、興味深い話をしていただきました。
セミナー後の質疑応答も高校生からも一般の方々からも多くの質問があり、楽しい時間を過ごすことができました。
受付・案内など運営には自然科学部の部員が活躍してくれました。
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「鳥型恐竜をめぐる冒険」 田中主任研究員 |
「生き物の多様なコミュニケーション」太田研究員 |
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活発な質疑応答がありました |
セミナー後もいろいろ教えていただきました |
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自然科学部と課題研究のポスター展示 |
田中研究員と太田研究員と自然科学部 |