活動記録

SSH

科学部が出前授業を行いました

7月29日(土)に荒川公民館主催の、姫路市内の小学生を対象とした出前授業を行いました。

科学部の生徒が講師を務め、「虹の結晶を作ろう!」と題して、ビスマスという金属の結晶づくりを姫路市内の小学生に体験してもらいました。 

ビスマスの塊をコンロでとかして液体状にしたのち、ゆっくりと冷やして凝固させると虹色に輝く結晶ができます。このビスマスの結晶を静かにピンセットで引きあげると、美しいビスマス本来の姿をした結晶が取り出せます。この実験を通して、地下の熱いマグマが地上で冷えて鉱物となり、それらが集まって岩石になる過程を実感してもらいました。

 

令和5年度 第1回サイエンス・ラボを行いました

7月21日(金)に近隣中学校に通う中学生を対象に第1回サイエンス・ラボを行いました。

中学生38名が、理科4講座、数学1講座の計5講座の中から希望の講座を選び、参加しました。

食塩など家にあるものでできる実験やロウソクを用いた実験、見え方についての講座、酵母を用いた実験、砂を利用した図形の性質の講座を通して、身近な科学の面白さを体験してもらうことができました。

 

令和5年度 生徒前期研究発表会を行いました

7月19日(水)に生徒前期研究発表会を行いました。

1年次、3年次がそれぞれの探究活動の成果を発表し、2年次や発表時間外の1年次、3年次の生徒が、発表を聴きました。

1年次は4月からのミニ探究の活動成果を手書きのポスターにまとめて発表を行いました。どの班も写真やグラフを利用するなどのポスターにも工夫が見られました。

3年次は昨年度から行ってきた研究成果を発表する最後の機会でした。自分たちが続けてきた研究についてわかりやすくまとめ、質疑応答にもしっかりと答えていました。

午後には、運営指導委員会が開かれました。5名の運営指導委員の先生にご参加いただき、本校教職員35名が参加しました。本校におけるSSH事業の取組についての説明後、運営指導委員の先生方から本校SSH事業に関するご助言をいただきました。「今までのSSH事業取組の成果が見えた発表だった」とのお言葉もいただきました。

Science Conference in Hyogoに参加しました

7月16日(日)に神戸大学で開催されたScience Conference in Hyogoに2年次3名が参加しました。

1年次に行った課題研究を英語で発表しました。発表した研究テーマは「The Most Efficient Bicycle Gears ~Riding Efficiency~」で、毎日乗っている自転車のギアを変えたときのエネルギー効率を比較する内容です。質疑応答にもすべて英語で答えていました。

他にもAll Englishの特別講演を聴いたり、他校の生徒の発表にも頑張って英語で質問したりと英語漬けの1日でしたが、とても有意義な時間でした。最後の神戸大学の学生とのサイエンスカフェでは、最後まで残って真剣に研究の話を聞いていました。

令和5年度 第1回探究情報交換会を行いました

7月5日(水)に探究活動に関する情報交換会を行い、32名が参加しました。「課題研究テーマの決定について」というテーマで県立太子高等学校、県立大学附属高等学校、県立姫路東高等学校の3校による実践紹介を聴きました。その後、班別の情報交換を行い、どの学校でも苦労している「研究テーマ」について話し合いました。

最後に各班で話し合った内容を全体で共有しました。高校だけでなく、姫路市内の中学校や兵庫県教育委員会播磨西教育事務所からも参加いただき、さまざまな学校の活動内容や探究活動を進める上での課題を共有することができました。

令和5年度「アラカルト講座」を開講しました!

1年次を対象として大学教員や企業の方から講義を受ける「アラカルト講座」を行いました。

今年度は11名の先生が講座を開いてくださり、生徒たちはその中から希望した2つの講座を受けました。

探究活動の進め方や自分の将来について考えるためのアドバイスをたくさんいただきました。

放課後は、講師の先生方と個別に話ができる「サイエンス・カフェ」も行いました。

柴田 正輝 先生
福井県立大学 恐竜学研究所 教授
佐賀 達矢 先生
神戸大学
 国際人間科学部 環境共生学科 
 環境自然科学プログラム 助

三田村 宗樹 先生

大阪公立大学大学院

 理学研究科 教授

都市化学・防災研究センター 副所長

中林 雅 先生

広島大学大学院

 統合生命科学研究所 准教授

岸本 直子 先生

関西学院大学 工学部

 知能・機械工学課程 教授

野地 有子 先生

姫路大学大学院

 看護学研究科 特任教授

 グローバルヘルス看護学領域長

千葉大学大学院 名誉教授

鈴木 美香 先生

大阪大学

 研究オフィス 講師

山口 育子 先生

認定NPO法人

ささえあい医療人権センター COML

理事長

伊藤 美津枝 先生

シスメックス株式会社

 臨床戦略・学術本部

 市販後調査課 シニアプランナー

 

阿部 練 先生

アース製薬株式会社

 研究開発本部 研究部 課長補佐

三井 貴子 先生

バイオジェン・ジャパン株式会社

 広報・CSR本部長

 

令和5年度 第1回 English Lab が行われました

英語を活用する理科実験の授業「English Lab」が行われました。

今回の授業のテーマは「Broccoli  DNA  Extraction」です。

ブロッコリーの遺伝子を抽出する実験で、板書だけでなく、説明もすべて英語で行われました。

生徒研究前期発表会に向けて準備中!

7月19日(水)に生徒研究前期発表会が行われます。

各年次ともに準備が進められています。

授業だけでなく、休み時間や放課後を利用して検証を進める班も見かけます。

【SSH】第2回 Girl's Expo with Science Ethics を開催しました

 2月12日(日)、アクリエひめじにて第2回Girl's Expo with Science Ethicsを開催しました。今年度は、県内外から中学生・高校生、大学教授や企業の方ら専門家、保護者等、約800名の参加がありました。学生の研究発表では、高校生による自然科学に関するポスター発表78件、科学倫理に関するポスター発表59件、中学生によるポスター発表5件を行い、また、大ホールで6件、会議室で11件の口頭発表を行いました。

(1)開会行事・基調講演「大学院、アカデミアを経て製薬企業へ」
 学校長挨拶の後、大ホールにて武田薬品工業株式会社ジャパンメディカルオフィス メディカルサイエンスリエゾンの廣瀬理沙様より、基調講演をいただきました。

  

 

(2)生徒口頭発表(1)
 10:30より大ホールにて、自然科学および科学倫理に関する口頭発表を行いました。発表テーマは以下の通りです。
  ・ヘレショウセルで現れる図形と厚み(姫路東高校)
  ・Domestic Ultra-Micro Hydroelectric Power(姫路東高校)
  ・キメラ胚を利用した臓器移植の是非(姫路東高校)
  ・インターネット投票への全面切り替え(東海大学付属高輪台高校)
  ・老化による身体の変化と食(龍野高校)
  ・Attack against bacteria with extract of plants ~Antibacterial action of plant leaves~(姫路西高校)
 
 
 

(3)ポスター発表、大学・企業ブース展示、サイエンスカフェ(展示場)
 12:45~15:45まで、ポスター発表を展示室で行いました。

 
   

 同時並行で10の大学・企業の研究紹介を展示する「大学・企業ブース」、大学院生や大学生と自由に話せる「サイエンスカフェ」も同会場内で行いました。大学・企業ブースに参加いただいた大学・企業は、以下の通りです。

 〔大学〕・京都府立医科大学 ・甲南大学 ・神戸大学 ・姫路大学 ・兵庫教育大学 ・兵庫県立大学
 〔企業〕・アース製薬株式会社 ・中谷医工計測技術振興財団 ・理化学研究所 ・認定NPO法人ささえあい医療人権センターCOML
 

 

(4)生徒口頭発表(2)
 13:45~会議室402および403にて、以下の11グループによる口頭発表を行いました。

 〔会議室402〕・1円玉落とし ~コインの密度と描く軌道の関係(姫路東高校)
            ・ヒット曲の要素とYouTubeのMVの再生回数(姫路西高校)
            ・ブレインマシーンインターフェースの実用化(姫路東高校)
            ・薬の安全性の検証における動物の利用に反対する(姫路東高校)
            ・生物のための光源づくり -プラナリアの負の光走性の実験から考察して-(神戸大学付属中等教育学校)
                  ・カビを防ぐもの(姫路東高校)
 〔会議室403〕・じゃんけんであいこになる計算上の確率と現実での確率は同じなのか(姫路東高校)
            ・埋立地と環境倫理(姫路東高校)
            ・バイオエタノールで日本を救いたい!!(姫路西高校)
            ・ダイラタンシー現象と粒子の大きさ(姫路東高校)
            ・デザイナーベビーの是非を問う(姫路東高校)
 
 

 

 (5)保護者のための講演会「工学分野での女性活躍 偏差値だけで進路を考えていませんか」
 14:30~会議室407にて、摂南大学の岸本直子教授をお迎えして、保護者のための講演会を実施しました。

【SSH】第2回 Girl's Expo with Science Ethics に向けて(5)

 2月12日(日)にアクリエひめじで行われる「第2回Girl's Expo with Science Ethics」まで、あと3日。プログラムは読みましたか?どの発表を聴きに行くか、予定を立てておきましょう!

(プログラムを読んでおきましょう!)

【SSH】第2回 Girl's Expo with Science Ethics に向けて(3)

 2月12日(日)にアクリエひめじで行われる「第2回Girl's Expo with Science Ethics」まで、あと5日。姫路駅北口の掲示板にて、本イベントのポスターも掲示されています。

 また、今日はコミュニケーション英語Ⅱの授業で、英語での発表練習を行いました。質疑応答でも、シンプルな表現で工夫しながら答えていました。
 
(英語での発表練習の様子)

【SSH】第2回 Girl's Expo with Science Ethics に向けて(2)

 2月12日(日)にアクリエひめじで行われる「第2回Girl's Expo with Science Ethics」まで、あと6日。口頭発表の発表原稿やスライドを確認しています。

 生徒同士でも意見を交換しながら、よりよい発表を目指しましょう!

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(口頭発表練習の様子)

【SSH】第2回 Girl's Expo with Science Ethics に向けて(1)

 2月12日(日)にアクリエひめじで行われる「第2回Girl's Expo with Science Ethics」まで、あと9日。発表に向けてのスライドやポスターの制作も大詰めです!

 発表原稿や質疑応答への準備もしていきましょう!


(口頭発表の質疑応答への準備をしています)

【SSH】「第15回 サイエンスフェアin兵庫」に参加しました

 1月29日(日)、兵庫「咲いテク」運営指導委員会主催の「第15回 サイエンスフェアin兵庫」が、神戸市のポートアイランドの神戸大学・兵庫県立大学・甲南大学の各キャンパスにて行われました。本校からは、発表生徒13名を含む生徒42名が参加しました。

 発表生徒はそれぞれ、自分たちの班の探究活動をポスターセッションで発表し、他校の生徒や教員、大学生や大学院生と議論を交わしました。また、発表を行わなかった生徒も、他校の生徒の発表を聴いたり、スーパーコンピューター「富岳」の見学を行ったり、シールラリーで会場を巡回したり、と各自の興味や関心に応じて、積極的に発表会を楽しんでいました。

 本校生徒が発表した探究活動のテーマは、以下の通りです。

・ちりとりでホコリを効率的にとる方法
・家庭での超マイクロ水力発電は可能か
・スライムの衝撃吸収率と洗濯のりの割合の関係性

 今年度のサイエンスフェアin兵庫は3年ぶりに対面で行われたこともあり、参加生徒全員が今後の探究活動に向けて、いい刺激を受けました。

(活動の様子)

 

 

【SSH】五国SSH連携プログラム「第四紀の地層分布と地震災害」を実施しました

 1月22日(日)10時30分より、五国SSH連携プログラム「第四紀の地層分布と地震災害」を実施しました。大阪公立大学大学院理学研究科教授の三田村宗樹先生をお招きし、阪神地区の地質構造や、阪神地区の平野部で起こりうる地震災害と地質構造の関係について、14名の参加者が学びました。

 午前は「阪神間における第四期の地層分布と地震」および「地震被害と地形・地質」と題した講義を聴きました。大阪平野や河内平野の地下の地質の調査方法や、兵庫県南部地震との関連、地震波の伝わり方への断層の影響など、物理的な側面からの見方も学びました。

 午後は、代表的な地震災害である液状化現象についての実習を行い、地下水の有無やその量による地盤の固さの違いや、その硬さの原因は何か、といったことを、グループワークで実践しながら学びました。

 

(講義の様子)
  

(実習の様子) (左:砂が水で固まる様子のシミュレーション、右:液状化現象の観察)
 

<生徒の感想>(一部抜粋)

  • 昔の書物から当時の災害状況を知るという方法や、10トンのもの衝撃で地震波を作り、その反射で地質を観測するという最先端の方法など、地震や地層について様々な方法を使って調べているということに驚いた。液状化について、講義だけでは理解できなかった部分を、実習で実際に体験することができた。様々な気づき、学び、発見を得られる講座だった。今後も是非、このような機会に参加したい。
  • 地質調査で出てきた試料が、粘土なのか砂礫なのかをみるだけで当時の環境・気候が分かるのがすごく面白いと思いました。粘土を顕微鏡で細かく見て、貝以外の化液状化現象も自分が思っていたものよりも複雑で、1回で理解するのは難しかったですが、何度も丁寧に説明してくださったので理解することができました。実際にやってみることで、理解した後にそれをもとに色々考えるのを楽しめました。石があるかどうか見てみたいと思います。また、物理と数学の話が沢山出てきたので、理解できるように頑張りたいです。

【SSH】令和4年度 第2回SSH運営指導委員会を開催しました

 1月19日(木)16:10より、令和4年度 第2回SSH運営指導委員会を開催しました。運営指導委員の久田健一郎先生、波田重煕先生、村上忠幸先生、寶田馨先生にご出席いただき、丸山マサ美先生は書面での参加となりました。また、兵庫県教育委員会事務局高校教育課の脇本真行主任指導主事にもZoomによるオンラインで参加していただきました。本校の教職員は密を避けるため、Future Lab EASTとコンピュータルームに分かれて参加しました。

 まず、本校SSHの12月までの事業全体についての報告を行いました。また、各年次の活動状況や生徒の様子について、年次主任が報告しました。その後、本校SSH事業の推進に関して、運営指導委員の先生方からご指導・ご助言をいただき、これまでの活動を踏まえ、4年目・5年目の活動に向けた助言をいただき、また、学校全体の組織のあり方について、活発に意見交換しました。

 今回の運営指導委員会でいただいたご助言を、今後の事業展開や生徒の活動にいかしてしていきたいと思います。

(第2回運営指導委員会の様子)

 

 

【SSH】令和4年度 生徒研究後期発表会を実施しました

 1月19日(木)、生徒研究後期発表会が行われました。2年次生と1年次生が、いずれもポスターセッションによる形式で、これまでの探究活動の発表を行いました。

 初めにこれまでのSSHの取組として、校外研修参加者の活動報告をリモート形式で行いました。活動を報告したのは、

 「東京博物館研修」(9月30日~10月2日、国立科学博物館と日本科学未来館にて。希望生徒対象)
 「SSH成果報告会」(10月29日(土)、東海大学付属高輪台高校にて実施)
 「兵庫県南部地震と防災研修」(12月8日、野島断層保存館と人と防災未来センターにて。1年次生全員対象)

 に参加した、それぞれの生徒です。

 その後、1年次生・2年次生のポスター発表を行いました。

 午前は、1年次生が8月から続けてきた課題研究の発表を体育館で、2年次文系生徒が科学倫理に関する研究の発表を百周年記念館で、それぞれ行いました。午後は、2年次理系生徒が4月から続けてきた課題研究の発表を体育館で行いました。いずれの発表も、活動班をA・Bの2グループに分け、グループごとに3回の発表時間を設定して、8分間の発表+4分間の質疑応答を行いました。発表をしていない生徒は発表の聴講・質疑応答を行いました。

 最後に、兵庫県立大学大学院教授の川村教一先生より、ご講評をいただきました。

 次の発表機会は2月12日(日)のGirl’s Expo with Science Ethicsです。今回の反省を生かして、次の発表ではよりよい発表をできるようにしましょう!

(校外研修 活動報告)

 

(ポスター発表)

 

 

 

(文系生徒による科学倫理の研究発表) 

 

<生徒の感想>(一部抜粋)

  •  今日の発表は、去年と比べてよくなったと思います。緊張はしましたが、ハキハキと喋るのを意識して発表をしました。また、将来プレゼンする機会のためだと思って、積極的に質疑応答に答えました。この発表に向けてどんな質問にも答えられるようにと詳しく調べましたが、先生方の質問には答えるのに詰まりました。次の発表ではそんな事がないようにもっともっと深く調べていきたいと思います。また、他の班の発表を聞くことで発表を客観的に見る事が出来たので、ここを改善したほうがいいなと思ったことは自分の班でも気をつけたいと思います。他の班に対して質問もたくさんできたので、これから続けようと思います。(2年次理系生徒)
  •  知らない人にも調べた内容が伝わるように、最初に専門的用語を説明した工夫が、聞き手にちゃんと伝わっていることが分かり、とっても嬉しかったです。他にも、質問されるだろう内容を考えていたので、しっかり質問に答えられて、良かったです。今回の発表は、1年前の自分より、しっかりして、できたので、良かったと思いました。他の班の発表を聞いていて、実物を見せたり、拡大したグラフを用意したり、動画を見せたりすると分かりやすくなるということがわかりました。いろいろな発見がある発表会になったなと思いました。(2年次理系生徒)
  •  ディベートの内容を班で意見をまとめてポスターにする、という流れが思ったより大変だったけれど、今までに肯定・否定の両方の面からテーマについて考え、話し合ってきた内容を、今日の発表でしっかり説明することができたと思う。また、初めのリモートでの報告会では、自分たちが得た経験を報告することで、自分の中でも改めて振り返ることが出来たので、良い機会だったと思う。これから、ガールズエキスポに備えてもう一度班の中で意見をまとめ、よりよい発表になるように頑張りたい。(2年次文系生徒)
  •   まず一番に思ったのは、2年生の探究発表がとても内容が濃くて、難しいことをやっているな、ということです。しかし、発表を聴くと、2年生の発表はとても根拠がしっかりしていて、何をテーマとして、どう実験行ったのか、またそこからどんな結果を得ることができたのか、、、研究内容がとても頭に入ってきやすかったです。理由として考えたのは、多くのデータを用いたり、結果を数値化しているところだと思いました。それに比べて、自分たちは実験の結果は改善点が多く、必ずしも正確とは言えなかったし、データは少なく、数値化はしたものの、まだわかりにくい部分が多かったと感じました。その中でも、8分間という発表時間を有効に最後まで使い切り、自分たちの探究結果を伝えることができたことはとても良かった点だと思いました。来年度はまた違ったメンバー、テーマで探究を進めていくことになると思うので、今回の探究よりももっと内容の濃い探究にするために、今日の他班の発表を参考にして、今回自分が二年生の発表ですごいと感じたのを、逆に感じてもらえるような探究をしていきたいと思いました。(1年次生)
  •  今回が二度目の探究活動の発表だったけど、最初のミニ探究は先生が決めたテーマでしたが、テーマから自分たちで決めたのは初めてでとても難しく感じました。また、探究をすすめる中でうまくいかないことがあったり、次に調べることに迷ったりしたけど、みんなで協力して担当の先生にアドバイスをもらったりしながら探究活動するのはとても楽しかったです。今日の発表ではたくさんの生徒の人や先生方に質問していただき、自分たちでは考えに至らなかったところや、これからここはこうしたらいいなど様々な意見をいただいたのでとても有意義な時間を過ごせたなと思います。今回の活動で得た経験を今後の活動にも活かして、より役に立つ探究活動をしていきたいなと思います。(1年次生)

【SSH】「兵庫県南部地震と防災研修」を実施しました

 12/8(木)、本校1年次生全員を対象とした兵庫県南部地震と防災研修を行いました。

 本研修は、全ての1年次が履修している「自然科学探究基礎Ⅰ」の授業の一環として、北淡記念公園・野島断層保存館、および人と防災未来センターで行いました。

 北淡記念公園・野島断層保存館では、地球科学の観点から、野外観察によって地震のメカニズムなどを学びました。野島断層の断層面が現れている場所やトレンチ(断層を調べるための溝)を観察し、特に直下型地震や断層について理解を深めました。また、震災当時の家の中の様子や震災で残された建造物などを見学しました。

 人と防災未来センターでは、地震災害の記録に触れながら、防災・減災のための災害発生時の自分自身の行動のあり方について考えました。また、語り部の方から講演を聴いたり、展示資料を見たりして、災害の前後で自分自身だけでなく、家族や地域社会がどうするべきか・どうあるべきかについて考えました。

 コロナウイルス禍が広まりつつありますが、関係各所のご協力もあり、無事に研修することができました。ご協力していただいた皆様、ありがとうございました。

(活動の様子)

兵庫県南部地震と防災研修① 兵庫県南部地震と防災研修②

兵庫県南部地震と防災研修③ 兵庫県南部地震と防災研修④

兵庫県南部地震と防災研修⑤ 兵庫県南部地震と防災研修⑥

(生徒の感想(一部抜粋))

  •  教科書でしか見たことがなかった断層を自分の目で見ることができた、というのが貴重な体験になったと感じました。見た目では「少しずれているな」と感じたくらいでしたが、その「少し」によって、大きな災害が引き起こされたということに、自然の大きさや怖さを感じました。いつ災害が起こるか、というのは完璧に予測することはできないと学んだので、避難経路の確認など、安全なうちにできることはやっておきたいと感じました。
  •  人と防災未来センターで特に印象に残っているのは、「早く逃げることの難しさ」についての映像です。確かに、私たちの家族も、近年の大雨でスマホに警告が流れた時も、そのまま一晩家で過ごしたし、それほど危機感を持っていませんでした。そのような意識こそがとても危険で、良くないのだなと考えさせられました。私は、生まれてからこれまで大きな災害などに巻き込まれたことがなく、この日常を「当たり前」に思い、危機感をまったく持つことなく、「平和慣れ」していると思います。今回の研修を通してこの考えを改め、地震やその他の自然災害についての情報を集め、知識を増やそうと思いました。

【SSH】日本分子生物学会で、本校科学部生徒が発表しました

 12/2(金)、千葉市の幕張メッセにて、第46回日本分子生物学会年会が開催され、本校科学部生物系研究部2グループの4名が発表しました。発表テーマは以下の2つです。

 ・蠕虫型ニハイチュウが片利共生する軟体動物の腎嚢における生育場所に対応する極帽形態の形成過程
  (イカやタコの腎臓に寄生している微生物「ニハイチュウ」の、寄生部位とその形態の関係についての研究です。)
 ・サボテン(ブリンチュウPachycereus pringlei)の刺座の配列方程式の決定
  (「ブリンチュウ」というサボテンの、トゲのはえ方を数式で表す研究です。)

 口頭発表に引き続きすぐにポスター発表で、大変慌ただしい学会発表でしたが、それぞれの形態に対応して、素晴らしい発表を行いました。多くの専門家と有意義な議論をすることができました。

日本分子生物学会① 日本分子生物学会③

日本分子生物学会④ 日本分子生物学会②

日本分子生物学会⑤ 日本分子生物学会⑥