活動記録

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科学部が神戸大学「高校生・私の科学研究発表会2023」で優秀賞を受賞しました

 令和5年11月23日(木・祝)に神戸大学で行われた「高校生・私の科学研究発表会2023」に本校科学部が参加しました。

 生物系サボテン班が「サボテンに共通な刺座配列方程式と種特異性」というテーマで、物理系磁性流体班が「外部磁力による磁性流体のスパイク出現条件」というテーマで、口頭発表とポスター発表を行い、生物系ニハイチュウ班は「片利共生する軟体動物の腎嚢表面の形状による蠕虫型ニハイチュウの棲み分け(その2)」というテーマでポスター発表を行いました。また、地学系マグマ班が「角閃石の微細構造から推定する熱水残液循環」というテーマで口頭発表とポスター発表を行い、第1位に相当する優秀賞を受賞しました。

 

  大学の教員の方々からアドバイスをいただいたり、他校の生徒の発表を聴いたりと、充実した時間となりました。

科学部が令和5年度課題研究合同発表会に参加しました

令和5年11月3日(金・祝)に京都大学で行われた「令和5年度高大連携課題研究合同発表会」に本校科学部生徒が参加しました。

はじめに京都大学農学研究科森林科学専攻の北島薫教授による講演がありました。

その後のポスター発表で、地学系マグマ班、生物系ニハイチュウ班、生物系サボテン班、物理系磁性流体班がそれぞれ発表を行いました。

それぞれの班の発表に対して京都大学の先生方からアドバイスをいただいたり、他校の生徒と意見交換を行う等、参加した生徒たちは有意義な時間を過ごすことができました。

 

 

論理表現Ⅱ(英語科)の授業で科学倫理についての発表を行いました

11月6日(月)~10日(金)に「論理表現Ⅱ(英語科)」の授業で2年次が科学倫理についての発表を行いました。

科学倫理について興味のあることを班ごとに調べ、英語を用いてパワーポイントを作成し、発表しました。発表や質疑応答はすべて英語で行われ、普段聞きなれない専門用語をみんながわかるように言い換えたり、図を用いて説明するなど、班ごとに工夫が見られました。

最後には自分たちの発表の内容に関するクイズを出題し、聴講している生徒たちはクイズに答えながら、自分の理解度を確認していました。

第47回兵庫県高等学校総合文化祭自然科学部門発表会で発表しました

 令和5年度11月11日(土)にバンドー神戸青少年科学館で行われた「第47回兵庫県高等学校総合文化祭自然科学部門発表会」に科学部が発表しました。

 研究発表では、生物系サボテン班が「サボテンに共通な刺座配列方程式と種特異性」のテーマで生物系優秀賞を、物理系磁性流体班が「外部磁力による磁性流体のスパイク出現条件」で物理系優良賞を、地学系マグマ班が「角閃石の微細構造から推定する熱水残液循環」で奨励賞を受賞しました。生物系サボテン班は、ポスター発表でも同テーマで優秀賞を受賞しました。

 

 生物系サボテン班は令和6年度近畿地区合同発表会への出場権を獲得しました。

English Cafe開催中です!

ALTや友人と英語によるコミュニケーションを楽しむEnglish Cafeを昼休みに開催しています。10月のEnglish Cafeのテーマは「Halloween」でした。

手のひらサイズのかぼちゃを使ってジャックオランタンを制作したり、カードゲームやインストラクションゲームを行ったり、毎日異なる内容の開催でした。

説明や会話はすべて英語で行われます。参加した生徒はさまざまな活動を通して英会話を楽しんでいます。

日本地質学会で奨励賞を受賞しました!

令和5年9月17日(日)に京都大学で開催された日本地質学会第130年学術大会のジュニアセッションで本校科学部地学系マグマ班が「西南日本山陽帯と山陰帯のマグマ分化末期の熱水残液の循環―深成岩の角閃石から発見される波状累帯構造から―」というテーマでポスター発表を行い、奨励賞を受賞しました。

また、マグマ班のこの研究は、第67回日本学生科学賞の全国大会へ進出しています。

 

数学理科甲子園2023に出場しました

令和5年10月28日(土)に甲南大学で数学理科甲子園2023が行われ、本校から2年次6名が出場しました。

数学、理科、科学技術等に関する基本的な問題や応用問題、総合問題をチームで協働して競う大会で、今年度は61校(366名)が参加しました。

全員奮闘しましたが、上位15チームによる本選に残ることはできず、予選敗退となってしまいました。

参加生徒たちは、「夏季休業中から準備してきたが、実力を出し切れずに不完全燃焼に終わり、とても悔しい。」「勉強して問題へのアプローチの方法や考え方、知識が広がった。」と話していました。今回の悔しさを胸に、数学オリンピック予選など次の大会に向けて準備を進めています。

理数探究の授業でディベートを行いました(2年次)

10月27日(金)の理数探究の授業で、2年次が班で取り組んでいる科学倫理をテーマとした探究でディベートを行いました。

各班ごとにテーマに対して複数の立場から意見を述べた後、反駁を行い主張をまとめました。また、ディベートを行っていない班の生徒はその様子を聴講しました。

準備の様子 当日の様子(1) 当日の様子(2) 当日の様子(3)
準備の様子 ディベートの様子①  ディベートの様子②  ディベートの様子③

ディベートとその振り返りを通して、追加で調べたり班内で検討を行い、研究の最終結論をまとめていきます。

12月に開催を予定している科学倫理の発表に向けての準備を進めています。

プログラミング体験講座を行いました

10月19日(木)にプログラミング体験講座を行い、本校生徒8名と本校教員11名が参加しました、

株式会社AVADの谷山 詩温 氏を講師としてお招きし、「Canva を用いたホームページ作成」と「スペースブロックを用いたプログラミング音楽の作成」の2つのテーマで研修を行いました。

はじめに情報デザインを意識したバナー広告を作成しました。その後、「スペースブロック」というプログラミング教材を用いて音楽を作成し、最後に作成したバナーと音楽を組み合わせて動画にしました。

自分で実際に作成することで、プログラミングを身近に感じ、自分のアイデアを形にする楽しさを感じることのできた講座でした。

 

本校で開催した講座が、スペースブロックのHPに掲載されましたので、こちらもご覧ください。

https://spaceblock.jp/article/balpcALXxAEHwJVeWFUCa

1年次探究活動の検証が始まりました

1年次の探究活動の検証が始まりました。

ミニ探究の経験を活かして、班別に仮説を立て、その仮説を検証しています。

班ごとにテーマが異なるため、検証方法によっては化学教室や調理教室、校舎外などのさまざまな場所で活動を行っています。

実験器具の使い方等、初めてのことも多く、班員全員で協力して進めています。

理数探究基礎テーマ検討会を行いました(1年次)

10月6日(金)に1年次理数探究基礎の研究テーマ検討会を行い、本校教員20名が参加しました。

生徒が作成した研究計画書の中から、担当教員だけでは判断できないものや全体で検討したいもの等を取り上げ、どのように研究を進めていくかを探究活動の担当教員全員で話し合いました。

「兵庫県南部地震と防災」研修へ行きました

令和5年10月5日(木)に「兵庫県南部地震と防災」研修として、北淡震災記念公園 野島断層保存館(兵庫県淡路市)と、人と防災未来センター(兵庫県神戸市)に行きました。

9月29日(金)に事前研修として、防災研修を行う意味や兵庫県南部地震について学びました。

当日は、野島断層を実際に見ることによって自然災害の科学的理解を深め、また、人と防災未来センターで地震災害の記録を学ぶことによって防災の社会行動的側面の知識の重要性を学びました。

第3回 Girl's Expo with Science Ethics について

令和6年2月12日(月・祝)にアクリエひめじで開催予定の第3回 Girl's Expo with Science Ethicsのポスター、募集要項、参加申込書を掲載しています。

発表は小学生から高校生まで参加可能です。

ぜひご参加ください!

詳細は「SSH(スーパーサイエンスハイスクール)」のページでご確認ください。

 

                        2024GESE チラシ.pdf

日本植物学会で優秀賞を受賞しました!

9月9日(土)に北海道大学札幌キャンパスで開催された日本植物学会第87回大会の高校生ポスター発表で、本校科学部(サボテン班)が「サボテン種ごとの刺座配列の螺旋方程式の系統的な違い」というテーマで全国2位に値する優秀賞を受賞しました。

 多くの審査員に研究内容を説明し、誠実に質疑応答をしていました。

サボテンの刺座の配列を数式で表現し、種ごとの特徴を明らかにした視点がユニークであると高く評価されました。

日本動物学会で発表しました

山形大学小白川キャンパスで開催された日本動物学会第94回山形大会(9/7~9/9)において、9月9日(土)に高校生ポスター発表があり、本校科学部生物系生物班(ニハイチュウ班)の生徒2名が、「片利共生する軟体動物の腎嚢表面の形状における蠕虫型ニハイチュウの棲み分け(2)」というタイトルでポスター発表を行いました。

発表時間は短かったですが、大学の先生や全国から集まった高校生と研究を通して交流することができました。学会からは高校生ポスター賞をいただきました。

発表のほかにも「動物学ひろば」という催しがあり、全国のさまざまな研究機関の研究者の方と交流することができました。学会には1日だけの参加でしたが、とても充実した1日になりました。

 

東京博物館研修に行きました

8月28日(月)、29日(火)の1泊2日で、25名の生徒が参加し、東京博物館研修を行いました。

1日目は国立科学博物館で常設展を見学しました。多くのはく製や化石、標本や体験ブースなどがあり、参加者は実際に自分の目で見て気づいたことや疑問などを友人と話していました。また、研究者の方に積極的に説明を求める生徒もいました。約6時間半の滞在でしたが、「時間が足りなかった。」という生徒の声が多かったです。

2日目は日本科学未来館を訪問しました。特別展「月でくらす展」と常設展を見学しました。IPS細胞をテーマにした倫理の問題を扱うブースや月での無重力体験など、気づいたり、考えたりする体験が多かったです。

本物に触れることで実感をともない、自然科学への興味・関心が深まった2日間でした。

 

【国立科学博物館での様子】

【日本科学未来館での様子】

 

 

 

 

 

科学倫理・生命倫理研修会を行いました

8月25日(金)に本校百周年記念館で科学倫理・生命倫理研修会を行いました。

まずはじめに、京都府立医科大学 医学基盤教育部長 大学院医学研究科 医学生命倫理学 主任教授 兼 医学部医学科 人文・社会科学教室 教授 瀬戸山 晃一 先生 に「高校での生命倫理の教育が今なぜ必要なのか~その意義と実践」というテーマで講演していただきました。

 

 

 

 

京都府立医科大学 医学基盤教育部長

 大学院医学研究科 医学生命倫理学 主任教授

 医学部医学科 人文・社会科学教室 教授 

 

瀬戸山 晃一 先生

 

その後、本校科学部生徒を対象として、瀬戸山 晃一先生に生命倫理をテーマとして、また本校主幹教諭 SSH推進部長 川勝和哉が科学倫理をテーマとした模擬授業を行いました。

その後、参加教員によるグループ協議を行い、情報を共有しました。

グループ協議には、瀬戸山先生にもご参加いただき、活発な意見交換が行われました。

 

科学部筑波学園都市研修に行ってきました!

令和5年8月17日~19日の2泊3日で筑波学園都市研修に行ってきました。

25名の生徒が参加し、筑波宇宙センター(JAXA)や筑波実験植物園、地図と測量の科学館、つくばエキスポセンター、地質標本館、サイエンス・スクエアつくば、サイバーダイン・スタジオの7つの施設を訪問し、見学しました。

見学時には、ただ見るだけでなく近くにいる研究員に自ら声をかけディスカッションする姿が見られました。研究員から講義を受けたり、実際に見ることで自然科学への興味・関心がさらに深まった3日間でした。

 地図と測量の科学館(国土地理院)  サイバーダイン・スタジオ
筑波実験植物園(国立科学博物館) 地質標本館(産業技術総合研究所)

 

 

サイエンス・スクエアつくば  つくばエキスポセンター
   
筑波宇宙センター(JAXA)  

令和5年度 わくわく実験教室を行いました

8月12日(土)に科学部と生活創造部共催で「わくわく実験教室」を行いました。

姫路市内の小学生9名とその保護者が、科学部による「虹の結晶を作ろう!」と、生活創造部による「無重力パフェ~アイスをつくろう~」の2つの実験を行いました。

 

◆科学部「虹の結晶をつくろう!」

ビスマスという金属の塊をコンロでとかして液体状にしたのち、ゆっくりと冷やして凝固させることで、キラキラと虹色に輝く結晶をつくりました。この実験を通して、地下の熱いマグマが地上で冷えて鉱物になる過程を実感してもらいました。また「結晶」という言葉をキーワードにして身の周りの結晶からできている物質についても考えました。

◆生活創造部「無重力パフェ~アイスをつくろう~」

アイスクリームやメレンゲを作りながら、氷点降下と卵の泡立ちの様子を観察しました。参加した子どもたちは「なぜこんなに早く凍るのか」「メレンゲのふわふわの泡はなぜできるのか」などに疑問をもちながら調理していました。調理を通して科学のおもしろさについて実感してもらいました。

全国総文【物理部門】で奨励賞を受賞しました!

7月29日(土)~31日(月)に鹿児島大学で開催された、全国高等学校総合文化祭2023かごしま総文自然科学部門において、本校の科学部物理系研究部磁性流体班が兵庫県代表として研究発表し、奨励賞を受賞しました!

「外部磁力の強度と磁性流体のスパイクの形状」というテーマで発表し、磁性流体に磁力を与えてできるスパイクの形状を丁寧に観察し、磁力の強度との関係性を明らかにした基礎的な研究です。

参加した生徒は、全国のさまざまな研究発表を聞いて、多くの刺激を受けていました。
研究発表のほかに巡検研修にも参加し、鹿児島の発酵食品に関する講義と味噌づくり体験をしました。一人2kgもの味噌を仕込んで持って帰りました。

 最終日には生徒交流会、記念講演などもあり充実した全国総文となりました。
応援していただいたみなさま、ありがとうございました。

科学部が出前授業を行いました

7月29日(土)に荒川公民館主催の、姫路市内の小学生を対象とした出前授業を行いました。

科学部の生徒が講師を務め、「虹の結晶を作ろう!」と題して、ビスマスという金属の結晶づくりを姫路市内の小学生に体験してもらいました。 

ビスマスの塊をコンロでとかして液体状にしたのち、ゆっくりと冷やして凝固させると虹色に輝く結晶ができます。このビスマスの結晶を静かにピンセットで引きあげると、美しいビスマス本来の姿をした結晶が取り出せます。この実験を通して、地下の熱いマグマが地上で冷えて鉱物となり、それらが集まって岩石になる過程を実感してもらいました。

 

令和5年度 第1回サイエンス・ラボを行いました

7月21日(金)に近隣中学校に通う中学生を対象に第1回サイエンス・ラボを行いました。

中学生38名が、理科4講座、数学1講座の計5講座の中から希望の講座を選び、参加しました。

食塩など家にあるものでできる実験やロウソクを用いた実験、見え方についての講座、酵母を用いた実験、砂を利用した図形の性質の講座を通して、身近な科学の面白さを体験してもらうことができました。

 

令和5年度 生徒前期研究発表会を行いました

7月19日(水)に生徒前期研究発表会を行いました。

1年次、3年次がそれぞれの探究活動の成果を発表し、2年次や発表時間外の1年次、3年次の生徒が、発表を聴きました。

1年次は4月からのミニ探究の活動成果を手書きのポスターにまとめて発表を行いました。どの班も写真やグラフを利用するなどのポスターにも工夫が見られました。

3年次は昨年度から行ってきた研究成果を発表する最後の機会でした。自分たちが続けてきた研究についてわかりやすくまとめ、質疑応答にもしっかりと答えていました。

午後には、運営指導委員会が開かれました。5名の運営指導委員の先生にご参加いただき、本校教職員35名が参加しました。本校におけるSSH事業の取組についての説明後、運営指導委員の先生方から本校SSH事業に関するご助言をいただきました。「今までのSSH事業取組の成果が見えた発表だった」とのお言葉もいただきました。

Science Conference in Hyogoに参加しました

7月16日(日)に神戸大学で開催されたScience Conference in Hyogoに2年次3名が参加しました。

1年次に行った課題研究を英語で発表しました。発表した研究テーマは「The Most Efficient Bicycle Gears ~Riding Efficiency~」で、毎日乗っている自転車のギアを変えたときのエネルギー効率を比較する内容です。質疑応答にもすべて英語で答えていました。

他にもAll Englishの特別講演を聴いたり、他校の生徒の発表にも頑張って英語で質問したりと英語漬けの1日でしたが、とても有意義な時間でした。最後の神戸大学の学生とのサイエンスカフェでは、最後まで残って真剣に研究の話を聞いていました。

令和5年度 第1回探究情報交換会を行いました

7月5日(水)に探究活動に関する情報交換会を行い、32名が参加しました。「課題研究テーマの決定について」というテーマで県立太子高等学校、県立大学附属高等学校、県立姫路東高等学校の3校による実践紹介を聴きました。その後、班別の情報交換を行い、どの学校でも苦労している「研究テーマ」について話し合いました。

最後に各班で話し合った内容を全体で共有しました。高校だけでなく、姫路市内の中学校や兵庫県教育委員会播磨西教育事務所からも参加いただき、さまざまな学校の活動内容や探究活動を進める上での課題を共有することができました。

令和5年度「アラカルト講座」を開講しました!

1年次を対象として大学教員や企業の方から講義を受ける「アラカルト講座」を行いました。

今年度は11名の先生が講座を開いてくださり、生徒たちはその中から希望した2つの講座を受けました。

探究活動の進め方や自分の将来について考えるためのアドバイスをたくさんいただきました。

放課後は、講師の先生方と個別に話ができる「サイエンス・カフェ」も行いました。

柴田 正輝 先生
福井県立大学 恐竜学研究所 教授
佐賀 達矢 先生
神戸大学
 国際人間科学部 環境共生学科 
 環境自然科学プログラム 助

三田村 宗樹 先生

大阪公立大学大学院

 理学研究科 教授

都市化学・防災研究センター 副所長

中林 雅 先生

広島大学大学院

 統合生命科学研究所 准教授

岸本 直子 先生

関西学院大学 工学部

 知能・機械工学課程 教授

野地 有子 先生

姫路大学大学院

 看護学研究科 特任教授

 グローバルヘルス看護学領域長

千葉大学大学院 名誉教授

鈴木 美香 先生

大阪大学

 研究オフィス 講師

山口 育子 先生

認定NPO法人

ささえあい医療人権センター COML

理事長

伊藤 美津枝 先生

シスメックス株式会社

 臨床戦略・学術本部

 市販後調査課 シニアプランナー

 

阿部 練 先生

アース製薬株式会社

 研究開発本部 研究部 課長補佐

三井 貴子 先生

バイオジェン・ジャパン株式会社

 広報・CSR本部長

 

令和5年度 第1回 English Lab が行われました

英語を活用する理科実験の授業「English Lab」が行われました。

今回の授業のテーマは「Broccoli  DNA  Extraction」です。

ブロッコリーの遺伝子を抽出する実験で、板書だけでなく、説明もすべて英語で行われました。

生徒研究前期発表会に向けて準備中!

7月19日(水)に生徒研究前期発表会が行われます。

各年次ともに準備が進められています。

授業だけでなく、休み時間や放課後を利用して検証を進める班も見かけます。

【SSH】第2回 Girl's Expo with Science Ethics を開催しました

 2月12日(日)、アクリエひめじにて第2回Girl's Expo with Science Ethicsを開催しました。今年度は、県内外から中学生・高校生、大学教授や企業の方ら専門家、保護者等、約800名の参加がありました。学生の研究発表では、高校生による自然科学に関するポスター発表78件、科学倫理に関するポスター発表59件、中学生によるポスター発表5件を行い、また、大ホールで6件、会議室で11件の口頭発表を行いました。

(1)開会行事・基調講演「大学院、アカデミアを経て製薬企業へ」
 学校長挨拶の後、大ホールにて武田薬品工業株式会社ジャパンメディカルオフィス メディカルサイエンスリエゾンの廣瀬理沙様より、基調講演をいただきました。

  

 

(2)生徒口頭発表(1)
 10:30より大ホールにて、自然科学および科学倫理に関する口頭発表を行いました。発表テーマは以下の通りです。
  ・ヘレショウセルで現れる図形と厚み(姫路東高校)
  ・Domestic Ultra-Micro Hydroelectric Power(姫路東高校)
  ・キメラ胚を利用した臓器移植の是非(姫路東高校)
  ・インターネット投票への全面切り替え(東海大学付属高輪台高校)
  ・老化による身体の変化と食(龍野高校)
  ・Attack against bacteria with extract of plants ~Antibacterial action of plant leaves~(姫路西高校)
 
 
 

(3)ポスター発表、大学・企業ブース展示、サイエンスカフェ(展示場)
 12:45~15:45まで、ポスター発表を展示室で行いました。

 
   

 同時並行で10の大学・企業の研究紹介を展示する「大学・企業ブース」、大学院生や大学生と自由に話せる「サイエンスカフェ」も同会場内で行いました。大学・企業ブースに参加いただいた大学・企業は、以下の通りです。

 〔大学〕・京都府立医科大学 ・甲南大学 ・神戸大学 ・姫路大学 ・兵庫教育大学 ・兵庫県立大学
 〔企業〕・アース製薬株式会社 ・中谷医工計測技術振興財団 ・理化学研究所 ・認定NPO法人ささえあい医療人権センターCOML
 

 

(4)生徒口頭発表(2)
 13:45~会議室402および403にて、以下の11グループによる口頭発表を行いました。

 〔会議室402〕・1円玉落とし ~コインの密度と描く軌道の関係(姫路東高校)
            ・ヒット曲の要素とYouTubeのMVの再生回数(姫路西高校)
            ・ブレインマシーンインターフェースの実用化(姫路東高校)
            ・薬の安全性の検証における動物の利用に反対する(姫路東高校)
            ・生物のための光源づくり -プラナリアの負の光走性の実験から考察して-(神戸大学付属中等教育学校)
                  ・カビを防ぐもの(姫路東高校)
 〔会議室403〕・じゃんけんであいこになる計算上の確率と現実での確率は同じなのか(姫路東高校)
            ・埋立地と環境倫理(姫路東高校)
            ・バイオエタノールで日本を救いたい!!(姫路西高校)
            ・ダイラタンシー現象と粒子の大きさ(姫路東高校)
            ・デザイナーベビーの是非を問う(姫路東高校)
 
 

 

 (5)保護者のための講演会「工学分野での女性活躍 偏差値だけで進路を考えていませんか」
 14:30~会議室407にて、摂南大学の岸本直子教授をお迎えして、保護者のための講演会を実施しました。

【SSH】第2回 Girl's Expo with Science Ethics に向けて(5)

 2月12日(日)にアクリエひめじで行われる「第2回Girl's Expo with Science Ethics」まで、あと3日。プログラムは読みましたか?どの発表を聴きに行くか、予定を立てておきましょう!

(プログラムを読んでおきましょう!)

【SSH】第2回 Girl's Expo with Science Ethics に向けて(3)

 2月12日(日)にアクリエひめじで行われる「第2回Girl's Expo with Science Ethics」まで、あと5日。姫路駅北口の掲示板にて、本イベントのポスターも掲示されています。

 また、今日はコミュニケーション英語Ⅱの授業で、英語での発表練習を行いました。質疑応答でも、シンプルな表現で工夫しながら答えていました。
 
(英語での発表練習の様子)

【SSH】第2回 Girl's Expo with Science Ethics に向けて(2)

 2月12日(日)にアクリエひめじで行われる「第2回Girl's Expo with Science Ethics」まで、あと6日。口頭発表の発表原稿やスライドを確認しています。

 生徒同士でも意見を交換しながら、よりよい発表を目指しましょう!

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(口頭発表練習の様子)

【SSH】第2回 Girl's Expo with Science Ethics に向けて(1)

 2月12日(日)にアクリエひめじで行われる「第2回Girl's Expo with Science Ethics」まで、あと9日。発表に向けてのスライドやポスターの制作も大詰めです!

 発表原稿や質疑応答への準備もしていきましょう!


(口頭発表の質疑応答への準備をしています)

【SSH】「第15回 サイエンスフェアin兵庫」に参加しました

 1月29日(日)、兵庫「咲いテク」運営指導委員会主催の「第15回 サイエンスフェアin兵庫」が、神戸市のポートアイランドの神戸大学・兵庫県立大学・甲南大学の各キャンパスにて行われました。本校からは、発表生徒13名を含む生徒42名が参加しました。

 発表生徒はそれぞれ、自分たちの班の探究活動をポスターセッションで発表し、他校の生徒や教員、大学生や大学院生と議論を交わしました。また、発表を行わなかった生徒も、他校の生徒の発表を聴いたり、スーパーコンピューター「富岳」の見学を行ったり、シールラリーで会場を巡回したり、と各自の興味や関心に応じて、積極的に発表会を楽しんでいました。

 本校生徒が発表した探究活動のテーマは、以下の通りです。

・ちりとりでホコリを効率的にとる方法
・家庭での超マイクロ水力発電は可能か
・スライムの衝撃吸収率と洗濯のりの割合の関係性

 今年度のサイエンスフェアin兵庫は3年ぶりに対面で行われたこともあり、参加生徒全員が今後の探究活動に向けて、いい刺激を受けました。

(活動の様子)

 

 

【SSH】五国SSH連携プログラム「第四紀の地層分布と地震災害」を実施しました

 1月22日(日)10時30分より、五国SSH連携プログラム「第四紀の地層分布と地震災害」を実施しました。大阪公立大学大学院理学研究科教授の三田村宗樹先生をお招きし、阪神地区の地質構造や、阪神地区の平野部で起こりうる地震災害と地質構造の関係について、14名の参加者が学びました。

 午前は「阪神間における第四期の地層分布と地震」および「地震被害と地形・地質」と題した講義を聴きました。大阪平野や河内平野の地下の地質の調査方法や、兵庫県南部地震との関連、地震波の伝わり方への断層の影響など、物理的な側面からの見方も学びました。

 午後は、代表的な地震災害である液状化現象についての実習を行い、地下水の有無やその量による地盤の固さの違いや、その硬さの原因は何か、といったことを、グループワークで実践しながら学びました。

 

(講義の様子)
  

(実習の様子) (左:砂が水で固まる様子のシミュレーション、右:液状化現象の観察)
 

<生徒の感想>(一部抜粋)

  • 昔の書物から当時の災害状況を知るという方法や、10トンのもの衝撃で地震波を作り、その反射で地質を観測するという最先端の方法など、地震や地層について様々な方法を使って調べているということに驚いた。液状化について、講義だけでは理解できなかった部分を、実習で実際に体験することができた。様々な気づき、学び、発見を得られる講座だった。今後も是非、このような機会に参加したい。
  • 地質調査で出てきた試料が、粘土なのか砂礫なのかをみるだけで当時の環境・気候が分かるのがすごく面白いと思いました。粘土を顕微鏡で細かく見て、貝以外の化液状化現象も自分が思っていたものよりも複雑で、1回で理解するのは難しかったですが、何度も丁寧に説明してくださったので理解することができました。実際にやってみることで、理解した後にそれをもとに色々考えるのを楽しめました。石があるかどうか見てみたいと思います。また、物理と数学の話が沢山出てきたので、理解できるように頑張りたいです。

【SSH】令和4年度 第2回SSH運営指導委員会を開催しました

 1月19日(木)16:10より、令和4年度 第2回SSH運営指導委員会を開催しました。運営指導委員の久田健一郎先生、波田重煕先生、村上忠幸先生、寶田馨先生にご出席いただき、丸山マサ美先生は書面での参加となりました。また、兵庫県教育委員会事務局高校教育課の脇本真行主任指導主事にもZoomによるオンラインで参加していただきました。本校の教職員は密を避けるため、Future Lab EASTとコンピュータルームに分かれて参加しました。

 まず、本校SSHの12月までの事業全体についての報告を行いました。また、各年次の活動状況や生徒の様子について、年次主任が報告しました。その後、本校SSH事業の推進に関して、運営指導委員の先生方からご指導・ご助言をいただき、これまでの活動を踏まえ、4年目・5年目の活動に向けた助言をいただき、また、学校全体の組織のあり方について、活発に意見交換しました。

 今回の運営指導委員会でいただいたご助言を、今後の事業展開や生徒の活動にいかしてしていきたいと思います。

(第2回運営指導委員会の様子)

 

 

【SSH】令和4年度 生徒研究後期発表会を実施しました

 1月19日(木)、生徒研究後期発表会が行われました。2年次生と1年次生が、いずれもポスターセッションによる形式で、これまでの探究活動の発表を行いました。

 初めにこれまでのSSHの取組として、校外研修参加者の活動報告をリモート形式で行いました。活動を報告したのは、

 「東京博物館研修」(9月30日~10月2日、国立科学博物館と日本科学未来館にて。希望生徒対象)
 「SSH成果報告会」(10月29日(土)、東海大学付属高輪台高校にて実施)
 「兵庫県南部地震と防災研修」(12月8日、野島断層保存館と人と防災未来センターにて。1年次生全員対象)

 に参加した、それぞれの生徒です。

 その後、1年次生・2年次生のポスター発表を行いました。

 午前は、1年次生が8月から続けてきた課題研究の発表を体育館で、2年次文系生徒が科学倫理に関する研究の発表を百周年記念館で、それぞれ行いました。午後は、2年次理系生徒が4月から続けてきた課題研究の発表を体育館で行いました。いずれの発表も、活動班をA・Bの2グループに分け、グループごとに3回の発表時間を設定して、8分間の発表+4分間の質疑応答を行いました。発表をしていない生徒は発表の聴講・質疑応答を行いました。

 最後に、兵庫県立大学大学院教授の川村教一先生より、ご講評をいただきました。

 次の発表機会は2月12日(日)のGirl’s Expo with Science Ethicsです。今回の反省を生かして、次の発表ではよりよい発表をできるようにしましょう!

(校外研修 活動報告)

 

(ポスター発表)

 

 

 

(文系生徒による科学倫理の研究発表) 

 

<生徒の感想>(一部抜粋)

  •  今日の発表は、去年と比べてよくなったと思います。緊張はしましたが、ハキハキと喋るのを意識して発表をしました。また、将来プレゼンする機会のためだと思って、積極的に質疑応答に答えました。この発表に向けてどんな質問にも答えられるようにと詳しく調べましたが、先生方の質問には答えるのに詰まりました。次の発表ではそんな事がないようにもっともっと深く調べていきたいと思います。また、他の班の発表を聞くことで発表を客観的に見る事が出来たので、ここを改善したほうがいいなと思ったことは自分の班でも気をつけたいと思います。他の班に対して質問もたくさんできたので、これから続けようと思います。(2年次理系生徒)
  •  知らない人にも調べた内容が伝わるように、最初に専門的用語を説明した工夫が、聞き手にちゃんと伝わっていることが分かり、とっても嬉しかったです。他にも、質問されるだろう内容を考えていたので、しっかり質問に答えられて、良かったです。今回の発表は、1年前の自分より、しっかりして、できたので、良かったと思いました。他の班の発表を聞いていて、実物を見せたり、拡大したグラフを用意したり、動画を見せたりすると分かりやすくなるということがわかりました。いろいろな発見がある発表会になったなと思いました。(2年次理系生徒)
  •  ディベートの内容を班で意見をまとめてポスターにする、という流れが思ったより大変だったけれど、今までに肯定・否定の両方の面からテーマについて考え、話し合ってきた内容を、今日の発表でしっかり説明することができたと思う。また、初めのリモートでの報告会では、自分たちが得た経験を報告することで、自分の中でも改めて振り返ることが出来たので、良い機会だったと思う。これから、ガールズエキスポに備えてもう一度班の中で意見をまとめ、よりよい発表になるように頑張りたい。(2年次文系生徒)
  •   まず一番に思ったのは、2年生の探究発表がとても内容が濃くて、難しいことをやっているな、ということです。しかし、発表を聴くと、2年生の発表はとても根拠がしっかりしていて、何をテーマとして、どう実験行ったのか、またそこからどんな結果を得ることができたのか、、、研究内容がとても頭に入ってきやすかったです。理由として考えたのは、多くのデータを用いたり、結果を数値化しているところだと思いました。それに比べて、自分たちは実験の結果は改善点が多く、必ずしも正確とは言えなかったし、データは少なく、数値化はしたものの、まだわかりにくい部分が多かったと感じました。その中でも、8分間という発表時間を有効に最後まで使い切り、自分たちの探究結果を伝えることができたことはとても良かった点だと思いました。来年度はまた違ったメンバー、テーマで探究を進めていくことになると思うので、今回の探究よりももっと内容の濃い探究にするために、今日の他班の発表を参考にして、今回自分が二年生の発表ですごいと感じたのを、逆に感じてもらえるような探究をしていきたいと思いました。(1年次生)
  •  今回が二度目の探究活動の発表だったけど、最初のミニ探究は先生が決めたテーマでしたが、テーマから自分たちで決めたのは初めてでとても難しく感じました。また、探究をすすめる中でうまくいかないことがあったり、次に調べることに迷ったりしたけど、みんなで協力して担当の先生にアドバイスをもらったりしながら探究活動するのはとても楽しかったです。今日の発表ではたくさんの生徒の人や先生方に質問していただき、自分たちでは考えに至らなかったところや、これからここはこうしたらいいなど様々な意見をいただいたのでとても有意義な時間を過ごせたなと思います。今回の活動で得た経験を今後の活動にも活かして、より役に立つ探究活動をしていきたいなと思います。(1年次生)

【SSH】「兵庫県南部地震と防災研修」を実施しました

 12/8(木)、本校1年次生全員を対象とした兵庫県南部地震と防災研修を行いました。

 本研修は、全ての1年次が履修している「自然科学探究基礎Ⅰ」の授業の一環として、北淡記念公園・野島断層保存館、および人と防災未来センターで行いました。

 北淡記念公園・野島断層保存館では、地球科学の観点から、野外観察によって地震のメカニズムなどを学びました。野島断層の断層面が現れている場所やトレンチ(断層を調べるための溝)を観察し、特に直下型地震や断層について理解を深めました。また、震災当時の家の中の様子や震災で残された建造物などを見学しました。

 人と防災未来センターでは、地震災害の記録に触れながら、防災・減災のための災害発生時の自分自身の行動のあり方について考えました。また、語り部の方から講演を聴いたり、展示資料を見たりして、災害の前後で自分自身だけでなく、家族や地域社会がどうするべきか・どうあるべきかについて考えました。

 コロナウイルス禍が広まりつつありますが、関係各所のご協力もあり、無事に研修することができました。ご協力していただいた皆様、ありがとうございました。

(活動の様子)

兵庫県南部地震と防災研修① 兵庫県南部地震と防災研修②

兵庫県南部地震と防災研修③ 兵庫県南部地震と防災研修④

兵庫県南部地震と防災研修⑤ 兵庫県南部地震と防災研修⑥

(生徒の感想(一部抜粋))

  •  教科書でしか見たことがなかった断層を自分の目で見ることができた、というのが貴重な体験になったと感じました。見た目では「少しずれているな」と感じたくらいでしたが、その「少し」によって、大きな災害が引き起こされたということに、自然の大きさや怖さを感じました。いつ災害が起こるか、というのは完璧に予測することはできないと学んだので、避難経路の確認など、安全なうちにできることはやっておきたいと感じました。
  •  人と防災未来センターで特に印象に残っているのは、「早く逃げることの難しさ」についての映像です。確かに、私たちの家族も、近年の大雨でスマホに警告が流れた時も、そのまま一晩家で過ごしたし、それほど危機感を持っていませんでした。そのような意識こそがとても危険で、良くないのだなと考えさせられました。私は、生まれてからこれまで大きな災害などに巻き込まれたことがなく、この日常を「当たり前」に思い、危機感をまったく持つことなく、「平和慣れ」していると思います。今回の研修を通してこの考えを改め、地震やその他の自然災害についての情報を集め、知識を増やそうと思いました。

【SSH】日本分子生物学会で、本校科学部生徒が発表しました

 12/2(金)、千葉市の幕張メッセにて、第46回日本分子生物学会年会が開催され、本校科学部生物系研究部2グループの4名が発表しました。発表テーマは以下の2つです。

 ・蠕虫型ニハイチュウが片利共生する軟体動物の腎嚢における生育場所に対応する極帽形態の形成過程
  (イカやタコの腎臓に寄生している微生物「ニハイチュウ」の、寄生部位とその形態の関係についての研究です。)
 ・サボテン(ブリンチュウPachycereus pringlei)の刺座の配列方程式の決定
  (「ブリンチュウ」というサボテンの、トゲのはえ方を数式で表す研究です。)

 口頭発表に引き続きすぐにポスター発表で、大変慌ただしい学会発表でしたが、それぞれの形態に対応して、素晴らしい発表を行いました。多くの専門家と有意義な議論をすることができました。

日本分子生物学会① 日本分子生物学会③

日本分子生物学会④ 日本分子生物学会②

日本分子生物学会⑤ 日本分子生物学会⑥

【SSH】「探究活動教員研修会」を実施しました

 12/8(水)、本校Future Lab EASTにて探究活動の校内教員研修会を実施しました。講師に愛知県立明和高等学校のSSH研究開発主任である日高正貴氏をお招きし、本校の職員20名が参加しました。明和高校は平成23年度よりSSH指定を受け、以来3期にわたってグローバル化社会で活躍する科学技術系人材の育成を目指した教育活動に取り組んでいる学校です。

 今回の講演では、明和高校での探究活動の授業展開例やそのための工夫、生徒を指導する際の注意点や現状の課題などについて、お話しいただきました。質疑応答でも、理数教科ではない教員がどのように生徒と関わっていくべきか、生徒の探究活動のモチベーションを上げるにはどうすべきか、といった点を深く話していただきました。

 本講演を、今後の生徒の探究活動だけでなく、本校の教育活動全体にいかしていきたいと思います。コロナウイルス禍の第8波が懸念される中、講演にお越しくださった日高先生には厚く御礼申し上げます。

(講演会の様子)

探究活動教員研修会① 探究活動教員研修会②

探究活動教員研修会③ 探究活動教員研修会④

【SSH】令和4年度高等学校課題研究情報交換会を開催しました

 12月5日(月)、14:00より、本校百周年記念館大ホールにて、「令和4年度 高等学校 課題研究 情報交換会」を開催しました。この会は、各校で行われている課題研究の内容について情報交換を行い、日頃の課題研究の成果や課題を共有する目的で開催しました。本校の教員以外に、近隣の高等学校から11名の先生が参加し、探究活動の指導について話し合いました。

 情報交換会では、まず、近隣のSSH指定校である姫路西高校、龍野高校および本校の、探究活動の実践発表を行いました。その後、6名程度のグループ4つに分かれ、各学校での探究活動に関する課題について情報交換を行い、最後に参加者全員で共有しました。情報交換では「テーマ設定での教員の関わり方」、「生徒の考えが深まる助言の工夫」、「専門外の教員の探究活動への関わり方」といったテーマのもと活発な議論が行われ、充実した時間となりました。

 参加した教員からは、「他校の現状を知ることができ、刺激になった。」、「各校が抱えている悩みは似ており、それのどのように向き合うかを考えていきたい」、「各校の悩みを共有できることは、大きなメリットだと感じる」、などの感想が聞かれました。

(実践発表の様子)

課題研究情報交換会① 課題研究情報交換会② 

課題研究情報交換会③

(情報交換の様子)

課題研究情報交換会④ 課題研究情報交換会⑤

 課題研究情報交換会⑥

【SSH】科学部が第95回日本生化学大会で発表し、高校生発表の銅賞を受賞しました

 11/11(金)、第95回日本生化学大会(主催:日本生化学会)が名古屋国際会議場で行われ、本校の科学部から生物系研究部の2グループが以下の発表を行いました。

 ・蠕虫型ニハイチュウが片利共生する軟体動物の腎嚢における生育場所に対応する極帽形態の形成過程
 ・歪みを修正してサボテン(ブリンチュウPachycereus pringlei)の刺座の配列方程式を決定する

 口頭発表ののちポスター発表を行いました。ポスター発表の1時間15分の間、入れ替わり立ち代わり、高校生、大学生・大学院生、大学教員の方々と積極的に討議し、多くの視点からのアドバイスをいただくことができました。また、ニハイチュウ班が高校生発表の銅賞を受賞しました。

(発表の様子)

日本生化学大会① 日本生化学大会②

日本生化学大会③ 日本生化学大会④

日本生化学大会⑤ 日本生化学大会⑥

【SSH】「数学に関する研究発表会」に参加しました

 11/5(土)、「数学に関する研究発表会」が、主催である龍野高校で行われ、本校の科学部生物系研究部サボテン班の生徒2名が参加しました。

 発表会ではまず、神戸大学理学研究科の渋川元樹助教による動画を視聴し、課題研究と高校数学の位置づけや、高校数学の学習法などについて学びました。また、折り紙を用いた多面体の作成を通じて、幾何に関する知見を深めることができました。

 午後からは参加生徒12名による口頭発表が行われ、本校生徒はサボテンの刺座に関する数学的研究について発表しました。他校の発表でも積極的に討議し、有意義な一日となりました。

(当日の様子)

数学に関する研究発表会① 数学に関する研究発表会②

数学に関する研究発表会③ 数学に関する研究発表会④

 

【SSH】第46回兵庫県総合文化祭で、科学部物理系研究部が最優秀賞を、生物系研究部・地学系研究部が優良賞を受賞しました

 11月4日(金)~6日(日)、第46回兵庫県総合文化祭において自然科学部門の発表がバンドー神戸青少年科学館で行われました。5日(土)は口頭発表とポスター発表、6日(日)はポスター発表のみの審査が行われました。本校からは3グループが、以下のテーマで発表しました。

 ・外部磁力の強度と磁性流体のスパイクの形状(科学部物理系研究部)
 ・腎臓でのニハイチュウの極帽形態の形成過程(科学部生物系研究部)
 ・揖保川花崗閃緑岩の角閃石の微細構造(科学部地学系研究部)

 審査の結果、本校科学部の物理系研究部が物理分野の最優秀賞を受賞し、来年度の全国総合文化祭への出場が決まりました。また、生物系研究部も優良賞とパネル発表賞、地学系研究部も優良賞を受賞し、発表した全てのグループが結果を残すことができました。

(発表の様子)

口頭発表① 口頭発表②

ポスター(物理班)① ポスター(物理班)②

ポスター発表(生物班)① ポスター発表(生物班)②

ポスター(地学班)① ポスター(地学班)②

【SSH】「令和4年度 高大連携課題研究合同発表会 at 京都大学」に参加しました

 11/3(木・祝)、「令和4年度 高大連携課題研究合同発表会 at 京都大学」が開催され、本校の1年次生2グループ、計8名が参加し、探究活動の成果を発表しました。

 発表会では、まず京都大学大学院人間・環境学研究科の酒井敏教授より、記念講演が行われました。ノーベル賞受賞者や有名な科学者の名言から、研究者としてのあるべき態度や、常識にとらわれないことの重要さを学びました。その後、15分(発表時間8分、質疑応答5分、アドバイスシート記入2分)のポスター発表を2回、行いました。発表した内容は、

 ・プロペラの質量と発生する電圧との関連性について
 ・より遠くへ飛ぶ紙飛行機とは

 の研究でした。他校の生徒や大学院生、大学の教員の方々からアドバイスをいただいたり、他校の生徒の探究活動の発表を聴いたりと、充実した時間となりました。

(発表の様子)

プロペラ班 プロペラ班②

プロペラ班③ 紙飛行機班①

紙飛行機班② 紙飛行機班③

【SSH】東海大学付属高輪台高校「SSH成果報告会」に参加しました

 10月29日(土)、東海大学付属高輪台高校で行われた「SSH成果報告会」に、本校の1年次生3名、2年次生3名の計6名が参加し、科学倫理に関するディベート、英語での学校紹介や研究発表を行いました。

◇ ディベート
 〇 9:35~10:25 「高校現代文明論」公開授業に参加

 東海大学付属高輪台高校の1年生と、科学倫理に関するディベートとして「日本は、技術流出を防止するために、外国との共同事業・研究を禁止すべきである」というテーマで討論を行いました。本校生徒は否定側での主張を行いました。結果としては引き分けで、「異なる立場どうしで議論を深めようという態度が見られ、素晴らしい」と、評価していただきました。

東海大高輪台高校_SSH成果報告会① 東海大高輪台高校_SSH成果報告会②

東海大高輪台高校_SSH成果報告会③ 東海大高輪台高校_SSH成果報告会④

東海大高輪台高校_SSH成果報告会⑤ 東海大高輪台高校_SSH成果報告会⑥

東海大高輪台高校_SSH成果報告会⑦ 東海大高輪台高校_SSH成果報告会⑧

 

◇ 英語での発表
 〇10:35~12:45 英語口頭発表
 〇13:30~14:50 英語でのSSH活動ポスター発表:
             (Title:The Relationship between Blade Dimensions and Voltagefor Wind Turbines)
             (題名:プロペラから得られる電圧と羽根の長さまたは幅との関係)

  本校紹介、および探究活動の研究成果を、英語でプレゼンテーションしました。東海大学付属高輪台高校の生徒と、他のSSH指定校の生徒約20名およびタイ王国の2つの学校の生徒約100名が聴衆でした。口頭発表のあと、ポスター発表も英語で行いました。質疑応答も英語で行い、苦労しながらも、質問者との議論を交わしました。

東海大高輪台高校_SSH成果報告会(1) 東海大高輪台高校_SSH成果報告会(5)

東海大高輪台高校_SSH成果報告会(6) 東海大高輪台高校_SSH成果報告会(7)

東海大高輪台高校_SSH成果報告会(8)

 (生徒の感想)

  •  ディベートに向けてしっかり準備をしてきたつもりでしたが、いざ始まるととても緊張しました。もっと整理してしたり、優先順位を考えることができれば、もっと良かったな、いう後悔と、討論することの難しさ・楽しさを知ることができ、自分の世界が広がったと思います。また、遠く離れた学校の方々と同じテーマで議論する、ということだけでも、大きな刺激になりました。
  •  他校の発表を聴き、仮説や根拠、実験手法など、すべてに説得力があり、私たちも見習わないといけないな、と思いました。ポスター発表では、私たちとは着眼点の異なる意見をいただいたり、外国の先生からお褒めの言葉をいただいたりと、とてもいい経験をすることができました。
  •  英語で他国の方にも通じるようにプレゼンする難しさ、メンバーと協力することの大切さなど、この発表会だけでなく発表会に向けての準備も含めて、非常に多くの気づきを、身をもって感じることができた。特に、英語を話せるようになると、見える世界がもっと広がることが分かったので、これからの学習にも積極的に取り組んでいきたい。
     

 コロナウイルス禍の中ですが、発表する経験の機会をくださった東海大学付属高輪台高校の関係者の方々に、深く御礼申し上げます。

東海大高輪台高校_SSH成果報告会

 

 

【SSH】TAMAサイエンスフェスティバルに参加しました

 10月30日(日)、東京都立多摩科学技術高校主催「TAMAサイエンスフェスティバル」がリモートで実施され、本校から科学部生物系研究部サボテン班、生物系研究部ニハイチュウ班、物理系研究部コンペイトウ班の3グループがオンラインで、それぞれの発表を行いました。

 この発表は東京薬科大学と連携しており、大学の教員や大学院生が多く質問に訪れます。また、発表はoViceというバーチャル空間内で、各生徒がパソコンからアクセスし、ライブで行いました。プレゼンテーションとともに、盛んな議論を行うことができました。現地に行かなくとも、プログラムの中に自分も入り込み、発表している気分になったようでした。  

 

(サボテン班)

 TAMA-SF① TAMA-SF②

 

(ニハイチュウ班)

 TAMA-SF③ TAMA-SF④

 

(コンペイトウ班)

 TAMA-SF⑤ TAMA-SF⑥

【SSH】「数学・理科甲子園2022」に参加しました

 10月29日に「数学・理科甲子園2022」が、甲南大学で行われ、本校の2年次生6名が出場しました。

 参加全55校で行われた予選(個人戦・チーム戦)では全員が奮闘しましたが、上位13校による本選に残ることはできず、予選敗退となってしまいました。

 出場生徒からは、「見たことのない問題と接したとき、どうすれば答えにたどりつけるのかを考える力の必要性を感じた」、「チームで正解したときの嬉しさは、いつものテストでマルをもらうのとは別の嬉しさだった!」、「チームのみんなと知恵や知識を出し合って考える中で、学んだり考えたりすることは、改めて面白いと感じた」などの感想が聞かれ、全員が良い経験を積むことができました。

数学理科甲子園2022

【SSH】東京博物館研修を実施しました

 9月30日(金)~10月2日(日)、本校希望生徒25名(1年次生16名、2年次生9名)による東京博物館研修を、国立科学博物館および日本科学未来館にて実施しました。

 10月1日は国立科学博物館で理学の基礎に関する展示を主に見学しました。日本最大の展示数を誇るだけあって、生徒は各自の興味のある展示の豊富さに驚いていました。2日は日本科学未来館で工学や科学と社会のつながりに関する研修を行いました。ここでは科学倫理に関するビデオ展示もあり、時間を惜しんで見入っていました。2日間の研修において、研究者との対話を通じて、課題研究の新しい視点を得ることができました。

〔東京科学博物館〕

東京博物館研修① 東京博物館研修②

東京博物館研修③ 東京博物館研修④

 

〔日本科学未来館〕

東京博物館研修⑤ 東京博物館研修⑥

東京博物館研修⑦ 東京博物館研修⑧