活動記録

SSH

【SSH】「科学倫理教育研修会」を実施しました

 11月22日、全国の高等学校の教員を対象とした「科学倫理教育研修会」が、本校百周年記念館にて行われました。九州大学大学院医学研究院保健学部門より丸山マサ美先生をお招きし、科学倫理教育の意義や手法についてのご講演と模擬授業を通して、研修を行いました。

 午前中は「バイオエシックス教育における知性教育と感性教育の統合-高校教育への期待-」について、丸山先生よりご講演をいただき、医療倫理学を中心に、研究倫理の考え方を学びました。

 また午後は、本校の生徒をモデルクラスとして、丸山先生、および、本校の川勝和哉主幹教諭による科学倫理の模擬授業を参観し、その後、意見交換を行いました。




(講演の様子)








(模擬授業の様子)

【SSH】「数学・理科甲子園2020」に参加しました

 11月21日、本校科学部の6名が、甲南大学にて実施されました「数学・理科甲子園2020」に出場しました。

 個人戦・チーム戦とも奮闘しましたが、上位16校による本選に残ることはできず、予選敗退となってしまいました。それでも、出場生徒は貴重な経験を積むことができ、生徒は口々に「出られてよかった」と話していました。コロナウイルス禍の中でも開催にご尽力いただいた関係者の皆様、ありがとうございました。


(出場生徒)


(団体戦の様子)

【SSH】姫路東高校サイエンス・ラボを実施しました②

10月30日放課後、近隣中学校の生徒を招いて「姫路東高校サイエンス・ラボ」を実施しました。

今回は近隣の5つの中学校の生徒(計89名)を招いて実験教室を開きました。講座は物理分野「太陽の色は何色ですか?」、地学分野「低気圧を作ろう!」、数学分野「図形に強くなろう!-見えないものを見る力をつける-」の3分野でした。

どの生徒も講座に耳を傾けるだけでなく、手を動かして工作や作図に一生懸命取り組み、充実した時間を過ごしていました。


(物理分野の講座)


(地学分野の講座)


(数学分野の講座)


(物理分野の実験の様子)

【SSH】English Café Halloween Party!

It is Halloween on the 31st of Oct. In our school, we had a Halloween Party at English Café during lunch break.

We had many students come to see movies and play games in English, and improve their skills. Some students who answered questions in English at the Interim Presentations have also joined.

We welcome students who want to be good at talking in English, or want to get better scores on Listening Tests. Come to Study room with your lunch!







【SSH】SSH生徒研究中間発表会を実施しました

10月27日午後、SSH生徒研究中間発表会を行いました。1年次生がこれまで理数探究基礎で取り組んできた探究活動の報告および本校科学部の研究を、いずれもポスターセッションによる形式で発表しました。

初めての発表ということもあり、最初はどの生徒も緊張していましたが、進行係の生徒の指示によってスムーズに進行していきました。発表後の質疑応答では、想定外の質問に対して答えに窮してしまう、あるいは、ALTの先生から英語で質問されて、どう答えればよいか分からない、といった場面もありましたが、どの生徒にも質問に対して真摯に答えようという姿勢が見られました。








(発表の後は、アドバイスシートをもとに、振り返りを行いました)



(最後に大学の先生方から、ご助言・ご講評をいただきました)



<ご助言いただいた先生方>
蛯名邦禎先生(神戸大学大学院名誉教授)
久田健一郎先生(元筑波大学大学院教授)
竹村厚司先生(兵庫教育大学大学院教授)
村上忠幸先生(京都教育大学教授)
川村教一先生(兵庫県立大学大学院教授)
佐野恭平先生(兵庫県立大学大学院助教)

<生徒の声(抜粋)>
  •  他の班は私達よりもたくさん実験をしたり、仮説を立てて共通点や規則性を見つけたりしていて、「すごいな、参考にしたいな」と思いました。たくさんの感想や指摘点が書かれたアドバイスシートを頂いたので、班員全員でもう一度見直して、改善点を見つけていきたいです。
  •  きちんと自分では準備が出来ていたと思っていても当日ばたばたしてしまって大変でしたが、多くの人に発表を見てもらえて嬉しかったです。今回の発表会で、まだまだ深められることがあると分かったり、新しいことに気付けたりしたので、とても良い機会になりました。
  •  発表ではいかに事前準備が大切か分かった。かなりの文章量でも、時間が余ってしまうし、質問の想定も必要だった。どのようにまとめて、どう発表するか、他の班の発表も見ることができて、2月の本発表にむけていい勉強になった。
  •  ALTの先生から)英語で質問されると意味が分からなかったので、これから英語も頑張りたいです。他の班も面白そうな研究をしていたので、僕たちも負けられないと思いました。

【SSH】アラカルト講座を実施しました

10月考査最終日の10月21日、1年次生全員を対象に「アラカルト講座」を実施しました。大学等で研究をされている先生方をお招きして、研究の面白さや手法などについてご講演いただきました。

<アラカルト講座>
① 川村教一先生(兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科教授/山陰海岸ジオパーク学識専門員)
 「自然科学探究への誘い」


② 平田岳史先生(東京大学大学院理学研究科教授)
 
「大学で研究する楽しさ」


③ 伊藤真之先生(神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授)
 「研究紹介と科学と社会のかかわりについて」


④ 竹村厚司先生(兵庫教育大学大学院理数系教授)
 「日本の放散虫化石研究について」


⑤ 岸本直子先生(摂南大学理工学部機械工学科教授)
 「これまで研究してきたこと、これから研究すること」


⑥ 野村美治先生(アース製薬株式会社研究開発部)
 「害虫との闘い-被害と防除対策-」


<サイエンスカフェ>
アラカルト講座終了後は「サイエンスカフェ」を実施し、講師の先生方と希望生徒19名が交流し、自由な雰囲気の中で、普段の授業では学べない貴重なお話を伺いました。


<生徒の声(抜粋)>
  •  研究などはしていて楽しいと思えるモチベーションが常にないといけないので、自分が興味を持っていることについて取り組むことが大切だということ、また、個人の力も大切だが、チーム力がより一層求められていて、コミュニケーション能力もしっかり身につけていくことが必要だと学びました。
  •  今日の講演を聞いて、僕達は今まではっきりとした見通しを立てずに「とにかく実験をして結果を求める」、というような感じで探究活動を進めてきている気がしました。今までの実験で果たして「正しいこと」が言えるのか、もう一度班で考え直したいと思います。
  •  探究でつまずいていた実験の参考になる内容や考え方など、さまざまな事がこの講座で学べました。また、大学ではどのような仕組みで研究を行っているのかも理解することができ、この講座は将来を考えるための1つの指標になりました。
  •  サイエンスカフェでは、先生方の話を聞くだけでなく、自分の意見や将来の夢を言ったりすることで、自分が大学で何を学びたいのかを再確認することができました。また友だちの考えも深く知れたのでよかったです。とても充実した時間を過ごせました。

【SSH】理数探究基礎:「中間発表会の直前準備」

10月13日の理数探究基礎は、27日に実施される生徒研究中間発表会に向けた準備時間となりました。前回の理数探究基礎の時間以降、自主的に放課後などを活用して作業を続けていた班もあり、多くの班で準備が整ってきました。

15日からの10月考査が終われば、1週間も経たないうちに中間発表です。今は考査の学習で忙しいかもしれませんが、考査後は発表にむけて、説明の練習などをしておきましょう!











(要旨作成・ポスター作成の様子)

【SSH】姫路東高校サイエンス・ラボを実施しました

9月25日放課後、近隣中学校の生徒を招いて「姫路東高校サイエンス・ラボ」を実施しました。

今回は3つの中学校の生徒(計28名)を招いて実験教室を開きました。講座は物理分野「A Dancing Liquid Made With Magnets(磁石で作ったダンシングリキッド)」、化学分野「デンプンを詳しく知ろう!」、生物分野「アルコール発酵を体験!」の3つの講座で、物理分野の実験は8月に本校に着任されたHarry先生が英語で行いました。

参加した中学生はキラキラした目で実験に取り組んでいて、実験の楽しさ・面白さを感じてくれたのではないかと思います。

(物理分野の講座)


(生物分野の講座)


(化学分野の講座)


(化学分野の講座の様子)

【SSH】理数探究基礎:「中間発表に向けて②」

9月15日の理数探究基礎では、前回の活動を受けて、多くの班が中間発表の準備を始めました。

10月27日に実施する中間発表では、ポスターだけでなく、発表内容の説明(要旨)も必要です。ポスターは模造紙への手書き、要旨はWordのデータとして提出することになっています。これまでの探究内容のまとめも大変ですが、それを他者に分かりやすく伝える工夫に、それぞれのアイデアを出し合って頑張ってほしいです。

レイアウトを考えるのが得意な人、タイピングが速い人、…と得意なことを活かしながら、メンバー同士で協力していきましょう!







(発表にむけて動きだしました)

【SSH】English Café はじめました!

先日のポスターセッションのDVDを見て、「うまく話せるかなぁ?」「日本語でも難しそうなのに、英語で伝えるなんて…」と思った人はいませんか? そんなアナタに朗報です!

先日、本校に赴任されたHarry先生と、英語を話しながらお弁当を食べる「EnglishCafé」を、昼休みにスタディルームにて始めました。

9日は生徒4名が参加し、好きなアイスクリームや飼いたいペットの話などで盛り上がりました。これからも毎日続けていきますので、英語で話す練習がしたい人、話す自信がない人ほど、奮って来てください!Let’s eat lunch & talk together!

(自信がなくても、一歩踏み出そう!)

【SSH】理数探究基礎:「中間発表に向けて①」

9月8日の理数探究基礎では、前回の授業で予告された中間発表に向けて、これからの時間で何をするか、中間発表ではどんなことを発表しようか、自分たちの探究活動を振り返りました。

「探究活動」は、単に実験や観察・調査をすることではありません。それらの結果から何がいえるのか、自分たちの仮説は正しかったか、違っていれば何が原因か、などの「考察」も非常に大事です。ノートにまとめるだけでなく、まとめた結果から多くのことを考え、次に生かせるようにできるといいですね。

また、各グループの班長には中間発表のポスターや要旨のつくり方について説明もありました。様式に従いながら、グループメンバー全員で協力して作成してください。締め切りは10月14日です。

(まとめ方を考えています)

(説明会の様子)

【SSH】理数探究基礎:「探究活動の今後の予定と進め方講座」

9月1日の理数探究基礎では、中間発表に向けた探究活動の進め方と今後の予定について、体育館で説明がありました。

中間発表は「ポスターセッション」で行います。「ポスターセッション」をイメージできるよう、DVDで過去のSSH生徒研究発表会の様子を視聴しました。高校生同士だけでなく、大学の先生や外国の方にプレゼンテーションしているところを見ると、理科や数学以外の能力(説明に必要な国語力やコミュニケーションに必要な英語力など)も必要だと感じたのではないでしょうか。

また、探究活動において「記録すること」がいかに大切か、ということについての説明もありました。ノートに記録された内容は、やってきたことや考えの整理に使えるだけでなく、プレゼンテーションをするうえでも大きな助けとなってくれます。今後の探究活動でも有効に使っていきましょう!



(説明の様子)

【SSH】理数探究基礎:「探究をすすめよう②」

夏休み補習期間中の8月21日~25日にも、前期補習期間同様、計4時間の理数探究基礎を行いました。
検証に使う道具をつくる班、実験や観察を進めている班、アンケートのデータ整理をする班、結果をまとめる班、・・・。活動は多岐にわたりますが、どの班も探究活動はどんどん進んでいます!























(4時間の活動風景)

【SSH】理数探究基礎:「探究をすすめよう①」

夏休み前期補習期間中の8月5日~7日、計4時間の理数探究基礎で探究活動をグループごとに進めました。テーマの切り口にもグループごとの個性が見られるようになり、各グループで必要なものは何かを相談したり、アンケートを取って集計・分析してみたり、先生に助言を求めてみたり・・・。どのグループも活発に活動しています。

思ったような成果が出るか? 思いもよらない結果になるか?そこもまた探究の楽しみですので、じっくりと頑張ってみましょう!












(グループによって作業もさまざま!)

【SSH】理数探究基礎:「課題研究の企画書をつくろう」

7月14日に行われた1年次の理数探究基礎では、研究グループごとにさらに話し合いを進め、自分たちの研究の企画書をつくりました。

テーマの内容を深掘りし、先行研究はないか、どうやったら仮説に対する答えにたどりつけるか・・・、どのグループも活発に議論をしていました。スマートフォンも使いながら、リーダーを中心に「何を」「どうやって」研究していくのかを、時間いっぱい考え抜きました。

今後、この企画書は担任に提出され、助言を得たのち、いよいよ研究が始まります。期限までにメンバーでうまく時間を合わせ、協力して仕上げましょう!



(話し合いの様子)

【SSH】科学部がJpGUの高校生セッションで発表をしました

7月12日、JpGU(日本地球惑星科学連合大会)の高校生セッションがオンラインで行われ、本校の科学部から3つの班が発表を行いました。JpGUは地球惑星科学の分野では国内最大級の学会で、例年であれば幕張メッセで開催されるところ、今年はコロナウイルスの影響でオンラインでの開催でした。

まず、「自作の高い分解能をもつ簡易分光器による電子レンジプラズマの分光」について、3年次の赤瀬彩香さんと高瀬健斗君が発表しました。さすが3年次という落ち着きのある、丁寧な発表でした。
次に「播磨花崗閃緑岩マグマの固結過程におけるマグマ残液の循環」について、2年次の岩本澪治君を中心に発表しました。こちらも、はきはきと丁寧に発表できていました。
最後に「紫外線の強度を反応染料で染色した綿糸の退色の程度で指標する」について、2年次の内藤麻結さんと山本夏希さんが発表しました。2人の掛け合いという、珍しい形式での発表で、テーマの魅力をよく伝えられたと思います。

3班ともしっかりと準備をしていたのですが、学会側のサーバートラブルのため、質疑応答などは残念ながら後日、メールで行うことになりました。ここまで多くの時間と労力を費やしてきただけに、しっかりと発表をしたかったことと思いますが、まだまだ発表の機会はありますので、次の発表は今日以上のものを目指してほしいです。





(発表の様子)


(発表の合間にはクイズラリーにも参加しました)

【SSH】科学部が日本環境化学会2020で優秀賞(全国第2位)受賞!

本校科学部の研究が全国で高い評価を得ました!

本校科学部の研究「クロゴキブリを無色化してキチンを単離する試み」が、日本環境化学会主催第15回高校環境化学賞で優秀賞を受賞しました。最優秀賞に次ぐ第2位の成績です。

この研究は、本校卒業生の桝本貫太君が始めたもので、赤瀬彩香さんと高瀬健斗君(2人とも現在3年次に在籍)がその内容をさらに発展的に深めてまとめ上げたものです。
赤瀬彩香さんと高瀬健斗君は「自分たちが科学部に入って最初の研究テーマだったので、この研究には思い入れがあります。優秀賞という高い評価をもらえて、とてもうれしいです!」と顔をほころばせました。

研究概要のポスターはこちら   です。

今年はコロナウイルスの影響で登校できず、部の研究も進められない状況が長かったですが、逆境に負けず今年も頑張ってください!

(校長から表彰状をいただきました)

(科学部顧問の川勝先生と受賞生徒)

【SSH】データサイエンスコンテストでの挑戦が始まりました

7月5日、「データサイエンスコンテスト」(兵庫「咲いテク」推進委員会主催)のキックオフイベントがオンラインで行われ、本校科学部の生徒2名が参加しました。

このコンテストでは、ビッグデータを活用した「日本への旅行の共同企画」の立案を、台湾の国立彰化女子高級中学校と、西オーストラリア州のロスモイン高校の生徒と共同で行います。データの分析力だけでなく、英語でのコミュニケーション力やプレゼンテーション力など、多くの能力が求められるコンテストです。

キックオフイベントでは、すべての生徒のパソコンをネットワークで中継するテレビ会議で行われ、ルール説明や質疑応答はすべて英語で行われました。本校の2名の生徒は同じグループに所属することになり、台湾の生徒2名、オーストラリアの生徒2名を加えた計6名のグループで挑戦します。

決勝進出、そして入賞をめざして、これから頑張ってください!



(オンライン会議の様子)

【SSH】JSTによる「SSH新規指定校訪問」を受けました

7月1日、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)から2名の担当者と、県教育委員会高校教育課から主任指導主事1名が来校されました。文部科学省のSSH事業についてあらためて説明をいただくとともに、本校SSHの取組を説明し、そのあと、1年次の「理数探究基礎」や、2年次「生物」の探究的な実験の授業を参観していただきました。

本校のSSH事業についていただいたご助言を、今後の事業展開や生徒の活動に活かしていきたいと思います。




(会議の様子)


(参観授業の様子)

【SSH】理数探究基礎:「課題研究のテーマを決めよう」

6月30日と7月1日に行われた理数探究基礎では、ここまで機械的に割り振った班で話し合って決めた推薦テーマについてプレゼンテーションを行いました。自分たちの考えたテーマの魅力や面白さをいかに伝えるか、頭を悩ませたことだと思います。

いざプレゼンが始まると、自分たちが真剣に考え、話し合った成果をきちんと伝えよう!という意思が伝わってくるものばかりでした。中にはスマートフォンを使ったプレゼンをしているグループや、個人でテーマを持ち込んだ熱意のある生徒もおり、どのクラスも大いに盛り上がっていました。そして、発表も良かったですが、テーマ自体も実に魅力にあふれていましたね!どの人も探究活動に真剣に向き合ってくれていると感じました。

次の時間からは、テーマの話し合いをしたグループではなく、その研究がやりたくて集まったメンバーでグループ活動をしていきます。それもあって、どのテーマで研究をしようか、迷う生徒も多かったのではないかと思います。テーマが決まれば、次にやるのは研究をどうやって進めるか、の計画の立案です。班ごとに内容や方法も違うので、研究の個性も出るようになってきますよ。










【SSH】自然科学探究基礎Ⅰの授業の様子

以前、自然全体を把握するためには、地球科学の学びを基礎にした理解が必要である、ということを学びました。6月25日3限目・1年5組の自然科学探究基礎Ⅰの授業では、地球のもつ大きな特徴である、生命現象について学びました。

授業で扱ったのは「生体細胞内にある酵素」で、人間も含めた全ての生物の細胞内にある酵素「カタラーゼ」の作用をみています。この実験では、過酸化水素水(H2O2の水溶液)に、すりおろしたニンジンを加えました。すると、ニンジンの細胞内のカタラーゼのはたらきで過酸化水素が分解され、酸素が生じて泡立ちます。

カタラーゼのはたらきは、体内でできてしまった有害な過酸化水素を穏やかな条件で速やかに分解することです。どんな細胞(動物でも植物でも)にも、同じカタラーゼという酵素があるのは、よくよく考えれば不思議ですね。

【SSH】理数探究基礎:「課題研究のテーマを考えよう」②

6月23日の理数探究基礎では、前回に引き続き、自分たちが研究する「テーマを考える」の続きを行いました。

前回の時間では、自分たちの興味があることや不思議に思っていること、調べてみたいことなどを出し合いました。今回はその中から「魅力的なテーマか?」「高校生でも工夫して研究できそうか?」「具体的な方法は?」など、いろいろな視点から話し合い、インターネットで調べ、検討しました。その結果、グループごとに1つずつ、研究テーマとしてふさわしいと考えるテーマに絞り込むことができました。どのグループもよく考え、良いテーマにしようという気持ちが感じられました。

この話し合いの中ではグループのメンバーごとに、いろいろな視点があり、自分が思いもつかなかった意見も多かったのではないでしょうか?これこそが、チームで研究する強みであり、また、自分自身が成長している瞬間でもあると思います。ぜひ、この時間に「気づく」という経験を多くしてほしいと思います。

研究テーマも絞り込め、いよいよ次はテーマのプレゼンです。これまでの話し合いとは一味違った内容です。緊張するかもしれませんが、気負わず、堂々と発表できるよう、よく準備しておきましょう。




【SSH】理数探究基礎:「課題研究のテーマを考えよう」①

6月16日6限目、いよいよ「理数探究基礎」で行う課題研究が本格的に始動しました。
今回は自分たちが研究する「テーマを考える」、その第1回目です。

どの生徒も自分なりの疑問や課題をしっかり考えてきており、高い意識で課題研究に臨んでいるのを実感しました。
また、先週まで分散登校だったため、クラスが全員そろって授業をするのは2日目で、クラスメートとはまだまだ知り合えていな状況での実施でしたが、どのグループも積極的に意見を出し合い、活気ある話し合いができていました。
研究や発表も良いものになりそうだ、と期待の持てる第1回でした。

どのグループも、今回の時間だけではまとまりきらなかったと思いますが、次の時間でまとめてもらえれば十分です。この調子で取り組んでください!




【SSH】「理数探究基礎」の授業が始まりました(その2)

6月9日6限目、分散登校のために、先週「理数探究基礎」の講義を受けていない1年次生を対象に、1回目の「理数探究基礎」の授業が行われました。

先週もブログ上で書きましたが、研究と聞くと難しく考え、身構えてしまう人が多いと思います。確かに、成果を求められていたり、締め切りに追われていたりすると、研究は大変かもしれません。
この「探究」の時間は、年度いっぱいという制限はありますが、チームとして動きながら、自由に考えたテーマで、研究に親しんでもらうための授業です。研究の手法は文系・理系に共通しており、これからの社会で求められるものとしても、とてもマッチします。

今週から本格的に「探究活動」を進めていきますが、楽しむことと挑戦することを忘れず、頑張っていきましょう。


【SSH】「自然科学探究基礎I」の授業が始まりました

6月8日の3限目と6限目に1年次生を対象に、学校設定科目「自然科学探究基礎Ⅰ」の授業が始まり、ベースとなる地学分野の講義が行われました。

 

高校で学習する理科は、大きく「物理」「生物」「化学」「地学」の4つの分野に分けられていますが、これらは便宜上区切られたもので、本来、自然科学はそれらを総合的に見なければ理解できないものです。

この1年は、物理的、あるいは生物的な視点を中心に学習を行いますが、いずれも現代科学の中心にある理論であることは間違いありません。その基礎・基本をしっかり身につけ、しっかりした研究の土台をつくってください


【SSH】「理数探究基礎」の授業が始まりました

6月2日、学校設定科目「理数探究基礎」の今年度最初の授業があり、オリエンテーションとして、体育館で「理数探究基礎」を学習する意義や学習の中でどのようなことをするのかを、川勝先生からお話しいただきました。

 

「理数探究基礎」の時間でどのようなことをするのか、イメージはできましたか?

「こんなことできるのかな?」と思っている生徒も多いかもしれませんが、成功や失敗を積み重ねていけば、きっとたどり着くことができます!

まずはいろいろなことに興味を持ち、挑戦することを大切にしてほしいです。

 

分散登校のため、本日は1年次生全体の半数の生徒にしか話せていません。

もう半数の生徒については、来週の火曜に実施予定です。


【SSH】昇降口に科学部の学会発表ポスターを設置しています

6月1日より分散登校ではありますが、学校生活が始まりました。

正面玄関と2か所ある生徒昇降口の計3か所に、
科学部のポスター発表パネルを設置しています。

いずれも昨年度、学会で発表したときに使用したものです。
(5月中にホームページ内にアップロードしたものもあります)

 

1年次の「理数探究」の授業では、グループごとに研究を行います。

そして、今年度の3月には、このようなポスターをグループごとに
作成する予定です。

 

密を避けつつ、これらのポスターを見ながら、研究発表している
将来の自分へ
思いを馳せてください。