教育・心理類型の取り組み

教育・心理類型の取り組み

心理学準備講座(77回生2年生教育・心理実践)

7 心理学演習準備講座③

6月2日(金)

 この日の授業は臨時休校によりリモートで行うことになり、再び谷口先生に講演を行っていただきました。

 今回の講座は、アッシュという心理学者の「印象形成」の実験について解説していただきました。この実験は、中心特性と呼ばれる「冷たい」や「暖かい」といった、人の印象に大きく影響を与える言葉と、周辺特性と呼ばれる人の印象にあまり影響を与えない言葉について、それぞれが人に与える影響を調べるためのものです。私は、このことを知って、普段は印象をよくするために使う言葉があまり影響を与えないと知って驚きました。これから面接などで人に良い印象を与えないといけないことも増えてくるので、そのときはなるべく周辺特性の言葉ではなく、中心特性の言葉を使うといいかもしれません。

 また、この実験からレポートを作成することになりましたが、初めての実験のレポート作りなので、書き方に注意しながら作成していきたいです。

心理学準備講座(77回生2年生教育・心理実践)

5.心理学演習準備講座②


 5月29日に甲南大学人間学部の谷口あや先生先生にお越しいただき、心理学演習準備講座を行ってもらいました!

 心理学を研究する際の注意事項や、ちょっとした実験も体験しました。

 その実験の内容は、男性が詩を朗読している動画を見た後に、男性の人柄についてのアンケートが配られました。実は配布されたアンケートは二種類あり、いくつかの追加情報が書かれていたのですが、一か所だけ”暖かい人”or”冷たい人”に変えられており、結果が少し違いました!(2枚目の写真が結果です!)

 追加情報に”暖かい人”と書かれていた人は”冷たい人”と書かれていた人よりも男性の性格を「ポジティブな人だ」と考える傾向がみられました。

 谷口先生曰く、これが”暖かい人”と”冷たい人”ではなく、”足が速い・遅い”のような人の心にあまり影響がないものにしてみると結果はほとんど変わらないそうです。

 このことから、人の心に及ぼす影響が大きい情報のほうが実験結果が変わりやすいことがわかりました!

 言葉の種類による影響の違いについて簡単な実験を通して知ることが出来、楽しかったです!

 

4 道徳教育講演会(78回生1年教育・心理入門)

6月12日(月)に、京都教育大学から黒田恭史教授にお越しいただき、道徳教育講演会を行いました。

1時間という非常に短い時間でしたが、映画「ブタがいた教室」の元になった黒田教授の実体験を踏まえ、道徳教育のお話をしていただきました。

講演会では黒田教授が小学校教員時代に実際にクラスの児童と豚の飼育をされた経験をお話してくださり、「いのちの教育」について学ぶことができました。

初めての講演会に緊張もありながら、ワクワクドキドキしていた私たちは、いつもと違う授業の雰囲気にすごく新鮮さを感じました。

また、相手がどう思っているのか、何を考えているのか、常に疑問をもつことの大切さを改めて知ることが出来ました。

黒田教授がおっしゃっていた言葉の一つにとても印象に残っている言葉があります。

『自分が変わらなければ、接する相手も変わらない』

私たちのクラスには将来、教師を目指している人も多くいます。本当に教師としての経験がある黒田教授から聞くと、説得力がありました。

教育だけでなく心理についてこれから勉強していくので、今回の講演会で学んだことを通して、意見を深めあい、お互いが成長できる場所をつくっていきたいと思います。

 

3 推しのプレゼン(78回生1年教育・心理入門)

6月8日(木)に、「自分の推し!プレゼンテーション」に挑戦しました。

たった4回という短い準備期間でしたが、推しへの愛をこめたポスターを作成したり、相手に熱意が伝わるように話し方を工夫しました。

ぱっと目を引くポスターを作るために配色や構図を考え、実際の発表ではジェスチャーなどを用いて発表をしました。

この発表を通して、どのように話したら相手により伝わりやすいかや、限られた時間で必要なことを伝え切る難しさなどの、相手にものを伝える上で大切なことを学ぶことができました。

さらに、クラスメイトの新たな一面を発見することができ、いっそう親睦が深まったように思います。

これから先に多くある発表の機会に、これらの事を活かしていきたいです。

 

心理学講演会(77回生2年生教育・心理実践)

9.心理学講演会①


 6月5日(月)に、神戸親和大学より辻川典文教授にお越しいただき、「心理学」についての講演を聞きました。

 教育と心理で分かれてから初めての講演会で、心理学に特化した非常に興味深い話を聞くことができました。

 心理学はあらゆる心の動きを研究し、それを社会に活用していく学問です。そのため、日常生活のあるあるが取り上げられることも多くあります。今回の講演会で最も身近に感じたことは「セルフハンディキャッピング」です。これは、テスト前に勉強をしなかったり、「ちょっと自信ないんだけど…」とハードルを下げたりすることによって、失敗した時のダメージを減らし、成功したときの自信を高める、という自分の心を守るためについついやってしまいがちな行動です。

心理学を学んでいる中で、このようなよくある行動の裏に潜む心理を知ると、世界を見る目の解像度が上がり、私たちの日常がより面白いものに感じられます。これからもこの感覚を大事にして活動に取り組んでいきたいです。