活動記録

SSH

【SSH】データサイエンスコンテストでの挑戦が始まりました

7月5日、「データサイエンスコンテスト」(兵庫「咲いテク」推進委員会主催)のキックオフイベントがオンラインで行われ、本校科学部の生徒2名が参加しました。

このコンテストでは、ビッグデータを活用した「日本への旅行の共同企画」の立案を、台湾の国立彰化女子高級中学校と、西オーストラリア州のロスモイン高校の生徒と共同で行います。データの分析力だけでなく、英語でのコミュニケーション力やプレゼンテーション力など、多くの能力が求められるコンテストです。

キックオフイベントでは、すべての生徒のパソコンをネットワークで中継するテレビ会議で行われ、ルール説明や質疑応答はすべて英語で行われました。本校の2名の生徒は同じグループに所属することになり、台湾の生徒2名、オーストラリアの生徒2名を加えた計6名のグループで挑戦します。

決勝進出、そして入賞をめざして、これから頑張ってください!



(オンライン会議の様子)

【SSH】JSTによる「SSH新規指定校訪問」を受けました

7月1日、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)から2名の担当者と、県教育委員会高校教育課から主任指導主事1名が来校されました。文部科学省のSSH事業についてあらためて説明をいただくとともに、本校SSHの取組を説明し、そのあと、1年次の「理数探究基礎」や、2年次「生物」の探究的な実験の授業を参観していただきました。

本校のSSH事業についていただいたご助言を、今後の事業展開や生徒の活動に活かしていきたいと思います。




(会議の様子)


(参観授業の様子)

【SSH】理数探究基礎:「課題研究のテーマを決めよう」

6月30日と7月1日に行われた理数探究基礎では、ここまで機械的に割り振った班で話し合って決めた推薦テーマについてプレゼンテーションを行いました。自分たちの考えたテーマの魅力や面白さをいかに伝えるか、頭を悩ませたことだと思います。

いざプレゼンが始まると、自分たちが真剣に考え、話し合った成果をきちんと伝えよう!という意思が伝わってくるものばかりでした。中にはスマートフォンを使ったプレゼンをしているグループや、個人でテーマを持ち込んだ熱意のある生徒もおり、どのクラスも大いに盛り上がっていました。そして、発表も良かったですが、テーマ自体も実に魅力にあふれていましたね!どの人も探究活動に真剣に向き合ってくれていると感じました。

次の時間からは、テーマの話し合いをしたグループではなく、その研究がやりたくて集まったメンバーでグループ活動をしていきます。それもあって、どのテーマで研究をしようか、迷う生徒も多かったのではないかと思います。テーマが決まれば、次にやるのは研究をどうやって進めるか、の計画の立案です。班ごとに内容や方法も違うので、研究の個性も出るようになってきますよ。










【SSH】自然科学探究基礎Ⅰの授業の様子

以前、自然全体を把握するためには、地球科学の学びを基礎にした理解が必要である、ということを学びました。6月25日3限目・1年5組の自然科学探究基礎Ⅰの授業では、地球のもつ大きな特徴である、生命現象について学びました。

授業で扱ったのは「生体細胞内にある酵素」で、人間も含めた全ての生物の細胞内にある酵素「カタラーゼ」の作用をみています。この実験では、過酸化水素水(H2O2の水溶液)に、すりおろしたニンジンを加えました。すると、ニンジンの細胞内のカタラーゼのはたらきで過酸化水素が分解され、酸素が生じて泡立ちます。

カタラーゼのはたらきは、体内でできてしまった有害な過酸化水素を穏やかな条件で速やかに分解することです。どんな細胞(動物でも植物でも)にも、同じカタラーゼという酵素があるのは、よくよく考えれば不思議ですね。

【SSH】理数探究基礎:「課題研究のテーマを考えよう」②

6月23日の理数探究基礎では、前回に引き続き、自分たちが研究する「テーマを考える」の続きを行いました。

前回の時間では、自分たちの興味があることや不思議に思っていること、調べてみたいことなどを出し合いました。今回はその中から「魅力的なテーマか?」「高校生でも工夫して研究できそうか?」「具体的な方法は?」など、いろいろな視点から話し合い、インターネットで調べ、検討しました。その結果、グループごとに1つずつ、研究テーマとしてふさわしいと考えるテーマに絞り込むことができました。どのグループもよく考え、良いテーマにしようという気持ちが感じられました。

この話し合いの中ではグループのメンバーごとに、いろいろな視点があり、自分が思いもつかなかった意見も多かったのではないでしょうか?これこそが、チームで研究する強みであり、また、自分自身が成長している瞬間でもあると思います。ぜひ、この時間に「気づく」という経験を多くしてほしいと思います。

研究テーマも絞り込め、いよいよ次はテーマのプレゼンです。これまでの話し合いとは一味違った内容です。緊張するかもしれませんが、気負わず、堂々と発表できるよう、よく準備しておきましょう。