SSH
【SSH】科学部活動報告
今月の科学部の活動について報告します。
3月13日(土) 第17回日本物理学会Jr.セッションにて奨励賞を受賞(物理系研究部プラズマ班)
高校入試にともなう登校禁止期間のため、部員の自宅からの参加となりました。応募があった研究のうち、事前審査を通過した100研究の中で成果を発表しました。
3月19日(金) 日本農芸化学会2021年度大会ジュニア農芸化学会にて銅賞を受賞(生物系研究部ゴキブリ班)
発表に申し込んだ研究のうち、事前の論文審査を通過した84研究で争われ、全国3位の銅賞に選ばれました。
いずれも昨年度受賞を逃した大会だっただけに、部員の喜びもひとしおです。両大会ともSSH指定校を中心にした強豪ぞろいの中でも臆することなく、これまで培ってきたプレゼンテーション能力をフルに生かして発表しました。
(発表の様子)
【SSH】科学部の横断幕を掲示しています
今年度の科学部の活躍をたたえる横断幕を、玄関外壁に掲示しています。今年度の科学部の全国レベルの活躍の一端を紹介します。
① 第18回高校生科学技術チャレンジ(JSEC)2020
全国からの応募総数217件の研究から、地学系研究部砂粒班の研究がファイナリストとして最終審査会に進出し、審査委員奨励賞を受賞しました。
② 第19回神奈川大学全国高校生理科・科学論文大賞 優秀賞受賞
全国からの応募総数222件から、物理系研究部プラズマ班の論文が優秀賞(全国2位)を2年連続で受賞しました。また、地学系研究部砂粒班が努力賞を、あわせて科学部が団体奨励賞を受賞しました。
③ 令和3年度全国高等学校総合文化祭に出場決定
第44回兵庫県高等学校総合文化祭の自然科学部門発表会で口頭およびポスター発表し、27件から物理系研究部プラズマ班が全部門総合最優秀賞、地学系研究部砂粒班が地学部門最優秀賞を受賞し、令和3年度全国大会に推薦されました。
いずれの賞も、県大会優勝・全国大会での上位入賞レベルです。また、このほかにも論文や学会発表で多くの受賞を果たしました。今年度はコロナ禍のために、高校生の部活動は大きく制限を受ける1年間でした。それは本校科学部も例外ではなく、学会が中止やオンライン実施になるにとどまらず、活動そのものが難しい時期さえありました。そのような環境でも地道に研究を重ねてきた努力が報われました。来年度の科学部の活動にも期待です!
【SSH】2年次「探究学習」
3月5日と8日の2日間にわたって、2年次の理系生徒を対象にした探究学習が行われました。京都教育大学の村上忠幸教授の指導を受けて、紙コップにお湯を入れたとき、紙コップの下に生じる水滴の正体を突き止める課題に挑戦しました。
事前に行った※マルチプル・インテリジェンスのチェックシートの結果に基づいて決められた、3~4人のグループで意見を出し合い、「仮説→検証実験→検証」の流れを繰り返しながら、課題に取り組みました。その後、自分がグループ内でどのような役割を果たせたか、自己評価と他者評価の両面から振り返りました。
どの生徒も生き生きと取り組み、新たな発見のある実りある学習となりました。
※マルチプル・インテリジェンス… 1983年にハーバード大学のハワード・ガードナー教授が発表した、人の能力(知能)を多面的に測り、その『強弱』や『組み合わせ』がその人の個性になるという理論です。それぞれの能力(知能)がバランスよく配置されたメンバーでグループを構成することで、より効果的なグループワークが期待できるとされています。
(授業の様子)
【SSH】自然科学探究Ⅰ「English Labo」
3月4日~10日の期間、1年次の自然科学探究Ⅰの授業では、「Solubility」をテーマとして、英語で書かれたワークシートを使いながら、実験を行いました。化学実験の基本操作を復習しながら、硝酸カリウムや硫酸銅(Ⅱ)を溶解の違いを確認したり、冷やして生じた結晶の違いについて考察をしたりしました。
生徒は英語での操作手順をグループで相談したり、分からないところは教員に質問したりと、意欲的に実験に取り組んでいました。
(授業の様子)
【SSH】第2回運営指導委員会を開催しました
2月9日、本校のSSH生徒研究発表会後、第2回運営指導委員会を開催しました。委員会は、県教育委員会高校教育課から主任指導主事1名が出席されました。また、運営指導委員の久田健一郎先生はZOOM参加、他の運営指導委員の先生方は書面参加となりました。
まず、本校SSHの今年度の事業報告、アンケートの分析結果、来年度の計画などの説明がありました。続いて、本校SSH事業の推進に関して、運営指導委員の先生方から、ご指導・ご助言をいただきました。
今回の運営指導委員会でいただいたご助言を、今後の事業展開や生徒の活動に活かしてしていきたいと思います。
(委員会の様子)