SSH
五国SSH連携プログラム「地学オリンピック講座」を行いました
令和6年9月29日(日)に姫路東高校で、五国SSH連携プログラム「地学オリンピック講座」を行いました。地学オリンピックの問題を解いたり、それに関係する実験や実習を通して、地学に対する興味・関心を深めるとともに、地学オリンピックに挑戦しようとする意欲を養うことを目的とした講座です。7校29名(本校含む)の高校生が参加し、川勝和哉主幹教諭から地学についての講義を受け、地学オリンピック過去問題を用いて、問題の意図や考え方について話し合いました。また、グループごとに地質図の作図演習も行いました。終始、議論が途切れることはなく、あっという間の時間でした。議論の中で、「そうやったんや!」「中学校で学んだ知識がつながっている!」という声が多数聞こえ、気づきの多い有意義な時間となりました。
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←本校にある偏光顕微鏡を用いた岩石薄片の観察
「理系女子と科学倫理を考える日 ~Girl’s Expo with Science Ethics~」の募集要項をUPしました
「理系女子と科学倫理を考える日 ~Girl’s Expo with Science Ethics~」の募集要項をUPしました。
発表、見学ともに事前申し込みが必要です。
奮ってお申込みください。アクリエひめじでお待ちしています!
https://dmzcms.hyogo-c.ed.jp/himehigashi-hs/NC3/SSH/page_20211208102937
日本植物学会第88回大会でポスター発表を行いました
令和6年9月16日(月)に、ライトキューブ宇都宮で行われた日本植物学会第88回大会 高校生ポスター発表で、科学部生物系研究部のサボテン班がポスター発表を行いました。タイトルは「サボテンの刺座とトウモロコシの穎果・葉、ヒメムカシヨモギ、アレチヌスビトハギの葉の規則的な配列の類似性」です。昨年度、研究を進めていたサボテンの刺座配列の螺旋方程式を用いて、今年度はサボテン以外の植物についても同じように螺旋方程式を用いることができるかを研究しています。今回の発表では、トウモロコシやヒメムカシヨモギ、アレチヌスビトハギについて研究した内容について発表を行いました。たくさんの助言や質問をいただき議論することができました。生徒たちは有意義な時間を過ごしました。
日本動物学会第95回大会 高校生発表で優秀賞を受賞しました
令和6年9月14日(土)に、長崎大学で行われた日本動物学会第95回大会の高校生発表で、科学部生物系研究部のニハイチュウ班がポスター発表を行い、優秀賞を受賞しました!発表のタイトルは「ニハイチュウ培養液に最適なpHの解明」です。参加生徒は、自分たちの研究について、いきいきと楽しそうに発表し、さまざまな方と議論を重ねました。また、有益な助言をたくさんいただきました。参加生徒は、今回の発表でいただいた助言や質問をすべて記録し、今後の研究に活かそうとする姿も見られました。
日本地質学会でポスター発表を行いました
令和6年9月8日(日)に山形大学で行われた日本地質学会第131年学術大会 Jrセッションで、科学部地学系マグマ班がポスター発表を行いました。タイトルは、「オーストラリア南東部ニュー・サウス・ウエールズ州南東部沿岸Bingi Bingi Pointの複合深成岩体のマグマ分化末期の環境 ―角閃石の波状累帯構造に基づいて―」で、昨年度行ったオーストラリア海外研修で採取した試料から発見した波状累帯構造について発表しました。聴講のために多くの方が集まり、与えられた時間を超えても議論が続きました。審査結果は後日発表される予定です。
また、同日に行われたポスターコアタイムで、SSH推進部長の川勝和哉主幹教諭がポスター発表を行いました。タイトルは、「高校生の海外での露頭調査と岩石鉱物学的研究-「高校生らしさ」とは何か-」で、今までの多くの高校生の発表に対する反応に対しての違和感や思いを述べられました。多くの方が共感し、自由闊達な意見交換が行われました。
五国SSH連携プログラム「DNA情報を探究活動に利用する」に参加しました
令和6年8月27日(火)に県立小野高等学校で、五国SSH連携プログラム「DNA情報を探究活動に利用する」が行われました。2年次生徒5名が参加し、自身の口腔上皮のDNAを用いて、ALDH2(アルデヒド脱水素酵素)や嗅覚受容体遺伝子(OR6A2)の分析を行いました。ALDH2とはアセトアルデヒドを分解する酵素です。また、OR6A2とは人間が持つ嗅覚受容体遺伝子のうちの一つで、パクチーの好き嫌いがこの遺伝子に関係しているといわれています。電気泳動法を用いて自身の遺伝子がどんな型なのかを調べ、アルコールを分解しやすい遺伝子なのかを分析したり、パクチーのにおいの好き嫌いが遺伝子の分析結果と一致するのかを確認しました。自身の遺伝子を用いた実験に、参加生徒は夢中で取り組みました。
SKYSEF2024で最優秀賞(口頭発表の部)を受賞しました!
令和6年8月20日(火)~23日(金)に静岡県で「21世紀の中高生による国際科学技術フォーラム(SKYSEF)」が清水テルサ(静岡県)で開催されました。これは国内だけでなく、イタリア、台湾、タイ、グアムからも高校生が来日し、参加する国際的なフォーラムです。今年度は、国内12校、海外11校から高校生が集まりました。
姫路東高校からは科学部地学系マグマ班の生徒4名が参加し、「Late Magma Differentiation of Bingi Bingi complex, Southeast NSW, Australia-Based on Oscillatory Zoned Structure of Amphiboles of Granitoids-」というタイトルでポスター発表と口頭発表を行いました。この発表は、今年1月にオーストラリアで調査した岩石についての内容で、口頭発表の部で最優秀賞(1位相当)を受賞しました。
発表の他に、基調講演や班ごとのワークショップなどのプログラムもありました。発表や説明等、すべて英語で行われます。生徒たちは、さまざまな国の高校生と積極的にコミュニケーションをとり、意見交換を行いました。
SSH生徒研究発表会でポスター発表を行いました
令和6年8月6日(水)~8日(金)に神戸国際会議場で「SSH生徒研究発表会」が行われ、全国のSSH指定校の生徒がポスター発表(全231件)を行いました。姫路東高校は、科学部地学系マグマ班が「西南日本山陽帯と山陰帯のマグマ分化末期の熱水残液循環の比較-深成岩の角閃石から発見した波状累帯構造を指標とする提案-」というタイトルでポスター発表を行いました。この研究は、科学部が先輩から後輩へと受け継がれており、専門的で非常に高度な内容です。そのため多くの難しい質問をいただきましたが、生徒はすばらしい対応をみせていました。「高校生で本当にここまでできたのか?」という疑いの目が向けられるほどの内容でしたが、生徒たちは自分たちが進めている研究について堂々と発表しました。残念ながら最終選考には選ばれませんでしたが、多くの人と議論したり、他校の発表を聴講することができ、有意義な時間を過ごすことができました。
女性研究者と学ぶ実験講習会に参加しました
令和6年7月30日(火)に県立龍野高等学校で「女性研究者と学ぶ実験講習会」が開かれ、1年次生2名が参加しました。講師は、神戸女学院大学人間科学部環境・バイオサイエンス学科教授の高岡素子先生で、「高分子化合物に対する酵素反応」というテーマで実験を交えた講義をしてくださいました。
はじめに酵素の歴史や、体内でのアルコール分解、たんぱく質の分解などの身近な酵素について教えていただきました。その後、パイナップルとゼリーを用いた実験を行いました。缶詰と生の2種類のパイナップルをそれぞれ寒天ゼリーとゼラチンゼリーの上に乗せ、ゼリーの変化を観察して気づいたことを班ごとに共有し、ポスターを作成して発表を行いました。
また、神戸女学院大学大学院生から「大学での生活、大学院での研究」について教えていただき、講師の先生や大学院生との座談会も行われました。志望する学部や大学でやりたいこと、今気になっていることなどについて意見交換し、有意義な時間を過ごしました。
科学部が出前授業を行いました
令和6年7月24日(水)に荒川公民館で、科学部が出前授業を行いました。「光の正体を見てみよう」というテーマで行い、近隣の小中学生18名が参加しました。
はじめに科学部生徒が、光を拡大したときの光の形についてクイズを用いながら説明し、その後、参加者はそれぞれ、厚紙とCD片から分光器を作製しました。分光器を覗くと虹が見えることから、なぜ虹が見えるのかについても科学部生徒が説明しました。参加した小中学生は、実際に見て感じたことや気づいたことについて楽しそうに話し合っていました。また、出前授業を行った科学部生徒は、「なぜ虹色になるのかを理解してもらえてよかった。理系かどうかに関わらず、自然科学というものに興味を持ってもらいたい。」と話していました。