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東京博物館研修
8月27日(木)から28日(金)にかけて、2年生25名による東京博物館研修を実施しました。これまでの学校生活や授業で培った知見をさらに広げ、生きた学びに触れる貴重な機会となりました。
<国立科学博物館>
1日目に訪問した国立科学博物館では、地球の歴史や生命の進化、そして人類が歩んできた科学技術の歴史的変遷について深く学びました。常設展の膨大な資料や実物標本を前に、生徒たちはただ見学するにとどまらず、事前学習で各自が設定したテーマに沿って熱心に観察を重ねました。教科書や映像だけでは得られない、本物に触れることの重要性を実感する一日となりました。
<日本科学未来館>
2日目は日本科学未来館へと足を運び、現代の最先端科学技術や、私たちが生きる未来社会の姿を体感しました。ロボット工学、地球環境、宇宙開発、生命科学といった最先端の領域に触れ、未来のテクノロジーが私たちの生活や社会にどのような影響を与えるのかについて、体験型の展示を通して考えました。学芸員の方々や施設スタッフとの対話や解説を交えながら、最先端の技術が抱える課題や可能性について多角的な視点から考察し、単なる見学を超えた深い思索の場となりました。
今回の2日間の研修を通して、科学技術の過去から現在、そして未来へと続く壮大なつながりを肌で感じ、非常に充実した時間を過ごすことができました。この経験を通じて得た知見や、学芸員の方々との対話から得た刺激は、今後の探究活動において大きな原動力となるはずです。生徒一人ひとりが自身の興味・関心をさらに深め、将来の進路選択やキャリアを切り拓くための確かな一歩として、この学びを力強く生かしていってほしいと願っています。
科学部が文化庁長官賞を受賞しました
7月29日(水)~31日(金)に秋田県の生涯学習センター等で開催された、第50回全国高等学校総合文化祭あきた総文祭2026自然科学部門において、本校の科学部地学系研究部(マグマ班)、物理系研究部(磁性流体班)、生物系研究部(ニハイチュウ班)が発表を行いました。その中で研究発表地学分野で発表した地学系研究部が全国2位となる文化庁長官賞(優秀賞)を受賞しました!
発表テーマ
地学系研究部(マグマ班)
「豪州NSW州南東部Bingi Bingi Point複合深成岩体のマグマ分化末期の温度・圧力環境」
物理系研究部(磁性流体班)
「ヘレショウセル内のPVAの粘度変化時において磁性流体がつくるラビリンスパターンの挙動」
生物系研究部(ニハイチュウ班)ポスター発表
「二胚動物門ニハイチュウの生活環解明に向けて」
主に科学部の3年次生徒が発表を行い、これまでの研究成果の集大成として発表しました。磁性流体班とニハイチュウ班は残念ながら入賞しませんでしたが、全国の舞台で自信をもって堂々と発表できました。
発表以外にも、天災火山学者の林 信太郎氏(秋田大学名誉教授)による基調講演「キッチンで作る噴火現象 -そして科学の伝え方-」や巡検研修、生徒交流会などのプログラムもあり、秋田県の自然や文化などを全国の高校生で体感することができました。
わくわく実験教室を開催しました
7月24日(金)に本校の科学部と生活創造部が、近隣の小学生を本校に招いて科学実験をする「わくわく実験教室」を行いました。科学部は「万華鏡で世界を回してみよう!」、生活創造部が「カラフルやきそばをつくろう!」というテーマでした。科学部では人工イクラをつくって小さな容器に入れ、それを万華鏡の先に取り付けてオリジナルの万華鏡をつくりました。さらに重曹とクエン酸でバスボム(入浴剤)も作るという盛りだくさんの内容でした。生活創造部では、ムラサキキャベツを使って、色が変わる焼きそばを作りました。「料理は科学」を合言葉に楽しく調理、実験をしていました。
生徒研究前期発表会を実施しました!
2026年7月16日(木)に本校にて、生徒研究前期発表会を実施しました。3年次理系生徒は「理数探究」の自然科学に関する探究活動について、昨年度から継続してきた研究成果の発表を行い、1年次生徒は「理数探究基礎」ミニ探究について研究成果の発表を行いました。3年次文系生徒および2年次は聴講者として参加しました。また、助言者の先生方をはじめ、運営指導委員、他校の高校教員や近隣中学校の生徒、教員の方々にお越しいただきました。それぞれの発表を通してプレゼンテーション能力を育成するとともに、質疑応答・意見交換の機会をもつことにより、今後の探究活動への方向づけを行うことを目的とし実施しました。
〈生徒の感想〉
・私たちが今まで行ってきた実験の内容をたくさんの人に知ってもらい、興味深いと思ってもらえるように準備を頑張ってきました。思った通りにいかないことが多かったですが、それも含めて考察を深めることができたので、良い機会だったと思います。
・はじめての実験で、これくらいでいいやと思っていたけれど、全くデータが足りなかったり不備があったりして準備の大切さに気づきました。次からはどんな些細なこともメモをとり、少しの差でも実験を行い、データの不備がないようにしたいです。
・1年次の発表では、説明が端的にまとめられていて、ポスターも図や色を効果的に使っていて声もハキハキととても分かりやすく発表できていてすごいなと思いました。3年次の発表では、仮説の視点が面白かったり、比較画像やグラフを使って説明している班がとても多くて視覚的に分かりやすく、印象に残りやすい発表でした。次の自分たちの発表にも活かしていきたいと思います。
午後からは第1回運営指導委員会が行われ、指導委員の先生方から、SSH指定校としての今後の方針に関する助言や生徒研究前期発表会の講評をいただきました。生徒が様々なことを経験し、探究力を身につけられるよう、この貴重なご意見を今後の研究に生かしていきたいと思います。ありがとうございました。
第1回探究情報交換会を行いました。
令和8年7月3日(金)に第1回探究情報交換会を行いました。テーマは「課題研究のテーマ決定について」で、本校教員全員を対象とした他、他の高校や近隣小・中学校の教員17名が参加しました。
はじめに、賢明女子学院高等学校、姫路市立白鷺小中学校の実践発表、姫路東高校の実践発表を行い、それぞれの学校での探究活動の現状について、具体的な実践例を交えながらお話いただきました。
その後、班別で情報交換を行いました。どの学校もテーマの決定や生徒への助言など、探究活動を行う上での課題を抱えており、他校の先生方の意見を聞いて、その課題を共有しました。
また、小・中学校では地域探究を実施している学校が多く、地域によっては課題が限られており、今後のテーマ設定に不安を抱えていることや、探究活動内で、高校や社会に繋がるどんな力を養っていけばよいのかが難しいことを教えていただきました。それぞれの学校や校種での課題を共有することができ、今後の探究活動の参考となるとても有意義な時間となりました。
第2回は10月15日(木)に「進路と探究活動」をテーマに実施予定です。
令和8年7月16日(木)には、本校の生徒研究前期発表会を予定しております。ぜひお越しください。
アラカルト講座、サイエンス・カフェを実施しました!
2026年6月24日(水)に1年次を対象とした「アラカルト講座」を行いました。
今年度は13名の先生方に研究の専門分野や社会との関係等についての講義をしていただきました。
| 講師 | 所属 | テーマ |
| 柴田 正輝 先生 |
福井県立大学 恐竜学部 教授 |
恐竜学 ~化石から恐竜を復元する科学~ |
| 岸本 直子 先生 |
関西学院大学 工学部 教授 |
航空宇宙工学に関わる研究と仕事 |
| 鳴沢 真也 先生 |
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所 専任講師 |
宇宙人おる?おらん?だから、どーなん? (地球外知的生命探査概論) |
| 福本 優 先生 |
兵庫県立人と自然の博物館 研究員 |
暮らしと都市をつなぐ研究 |
| 太田 菜央 先生 |
兵庫県立人と自然の博物館 研究員 |
コミュニケーションってなんだろう? ー鳥の求愛行動から考えるー |
| 松本 修二 先生 |
姫路市手柄山温室植物園 研究員 |
絶滅危惧種を守る ー植物園における域外保全ー |
|
アクマタリエワ ジャクシルク 先生 |
東京大学附属図書館アジア研究図書館 UーPARL 特任研究員 |
ことばを記録する:危険言語とその世界 |
| 浅井 一秀 先生 |
アース製薬株式会社 研究開発本部 赤穂研究部 |
理系への誘(いざな)い 地球(アース)には科学が詰まってる!! |
| 西川 和良 先生 |
株式会社ダイセル イノベーション・パーク 首席技師 |
企業での研究活動紹介 有機化合物を用いた製品開発 |
| 本丸 勝也 先生 |
兵庫ベンダ工業株式会社 代表取締役社長 |
実学のすすめ~「好き」を社会につなげる |
| 権 哲昊 先生 |
monoAI technology 株式会社 AIーX コンサルティング事業部 部長 |
AIとXRで未来を作る |
| 瀬戸山 晃一 先生 |
京都府立医科大学大学院 医学研究科 教授 |
生命倫理(バイオエシックス)とは何か? ~その基本原則と具体的事例を考えてみる~ |
| 鶴田 宏樹 先生 |
神戸大学 バリュースクール 教授 |
価値創造の考え方 |
生徒たちは自身が希望する2つの講座を受講しました。どの講座でも専門的な内容をわかりやすく説明していただき、探究活動の進め方や自分の進路について考えるためのアドバイスもたくさんいただきました。講義後、友人と受講した講座の内容について話し合う生徒や、講師の先生に質問をしている生徒の姿をたくさん見かけました。生徒たちの興味関心の幅が広がり、とても充実した時間となりました。
アラカルト講座終了後、講師の先生方と自由に会話ができる「サイエンス・カフェ」を行いました。1年次だけでなく、探究活動の進め方や進路に悩む2年次や3年次の生徒も集まり、多くの生徒が参加しました。自分の受講した講座以外の先生のお話を聞いたり、講座内で気になったことを質問したり、進路についての相談をしたりと、話が尽きることがなく、あっという間の時間でした。生徒だけでなく、教員も参加し、先生方との会話を楽しみました。
2年次の「理数探究・科学倫理」が本格的に始まりました
2年次(80回生)の「理数探究・科学倫理」では、各グループに分かれてテーマを設定し、3年次前期まで継続して探究を行います。4月以降、先輩の先行研究や1年次の研究、自分の興味のあることや疑問に思うことを基に、グループで話し合い、テーマ設定を行ってきました。
6月5日(金)の授業では、各班が「プレ検証」を行いました。「プレ検証」とは、自分たちで設定した研究テーマについて、実際に一度検証してみようという時間です。
考えていたよりうまく操作ができなかったり、材料が足りなかったり、試行錯誤しながら実験や検証をしていました。方針が見えた班もあれば、想定していた実験・検証方法がうまくいかなかった班もありました。今後はデータを取ったり、検証方法を再考したりとそれぞれの班で相談しながら進めていきます。
1年次のミニ探究で検証を行いました
1年次(81回生)の「理数探究基礎」では、前期にミニ探究としてクラスごとにセイリングカー、風車、グライダーを使った探究入門をしています。4月以降、探究のガイダンスから始まり、研究テーマの設定や検証の計画を行ってきました。
6月4日(木)の5・6限には、ミニ探究の検証として、実際に実験をしてデータをとりました。各クラス工夫をこらしながら班員と相談して試行錯誤を繰り返し、実験をおこなっていました。なかなかうまくできなかったり、装置が壊れたりなどのハプニングがありながらも、生徒たちのとても楽しそうに実験に取り組んでいる姿が印象的でした。
今後は結果をまとめて、7月16日(木)の前期生徒研究発表会に向けて、ポスター作成や発表練習などの準備をしていきます。
SSHパンフレット2026が完成しました!
SSHの2026年度パンフレットが完成しました!
表紙のワードクラウドは今年度の在校生に本校SSHの取組みについてのアンケート結果に基づいて作成しています。
ぜひご覧ください。
JpGU2026年大会で科学部マグマ班が発表しました
5月24日(日)に幕張メッセで開催された日本惑星科学連合が主催するJpGU2026(JpguーAGU Joint Meeting)で、本校科学部地学系研究部マグマ班が発表を行いました。
「有色鉱物の累帯構造を指標として岩石が形成された環境を推定する―ニュージーランド南島北部の深成岩~変成岩について―(Evaluation of Environmental Conditions of Plutonic to Metamorphic Rocks Using Mineral Zoning -Evidence from the Northern South Island, New Zealand-)」という発表テーマで、今年1月に実施したニュージーランドでの海外調査について報告しました。
幕張メッセの広い会場で、全国の研究者、大学教授、大学院生など多くの方々にポスター発表を聞いていただき、貴重なアドバイスをたくさんいただきました。また、他の研究発表を聞いたり、さまざまな研究機関や大学等のブースを訪れて情報交換などを行い、大変有意義な学会となりました。