SSH
科学部が文部科学大臣賞を受賞!
7月26日(土)~28日(月)に香川大学、高松中央高校で開催された、第49回全国高等学校総合文化祭かがわ総文祭2025自然科学部門において、本校科学部物理系研究部が研究発表物理分野で文部科学大臣賞(最優秀賞)を受賞しました!
「磁性流体の特性をラビリンス・パターンで解明」というテーマで発表を行いました。発表前は緊張した様子だった生徒も、発表中は堂々とこれまでの研究成果を発表し、審査員や高校生からの質問にもしっかりと答えることができました。
全国総文では、研究発表だけではなく巡検研修にも参加しました。本校は「見て 触って 歩いて 聴いて サヌカイトを五感で楽しもう!」に参加しました。香川県のサヌカイト(緻密な安山岩)は岩石どうしをぶつけると金属音のような音がなります。そのサヌカイトが採取できる山で、その歴史や価値についてお話を聞きました。またサヌカイトでつくられた楽器の演奏など、日常では体験できない研修となりました。
生徒研究前期発表会を実施しました!
2025年7月17(木)に本校にて、生徒研究前期発表会を行いました。全校生徒を対象として助言者の先生方をはじめ運営指導委員、大学教員、SSH指定校教員や近隣校の教員の方々にお越しいただきました。3年次理系生徒による「理数探究」の自然科学に関する探究活動について、昨年度から行われてきた研究成果の発表を行いました。また、1年次生徒の「理数探究基礎」ミニ探究について研究成果の発表を行いました。それぞれの発表を通してプレゼンテーション能力を育成するとともに、質疑応答・意見交換の機会をもつことにより、今後の研究活動への方向づけを行うことを目的とし実施しました。
限られた時間の中で、それぞれの研究テーマについて研究を重ね、しっかりと発表を行うことが出来ました。
午後からは第1回運営指導委員会が行われ、指導委員の先生方からSSHⅡ期のすすめかたの助言や発表の講評をいただきました。生徒自身が色々なことに挑戦し、チャレンジすることを恐れず疑問に感じたことについて探究することについてや、課題解決に向けたプロセスの中で上手くまとめに結び付けられていないという点など様々なご意見をいただきました。この貴重なご意見を今後の研究に生かしていきたいと思います。
ありがとうございました。
第1回探究情報交換会を行いました!
令和7年7月3日(木)に第1回探究情報交換会を行いました。テーマは「課題研究のテーマ決定について」で、本校教員全員を対象とした他、他の高校や近隣小・中学校の教員、姫路市教育委員会の職員15名が参加しました。
はじめに、県立大学附属高校、相生高校の実践発表、姫路東高校の実践発表を行い、それぞれの学校での探究活動の現状について、具体的な実践例を交えながらお話いただきました。
その後、班別で情報交換を行いました。どの学校もテーマの決定や生徒への助言や生徒への関わり方など、探究活動を行う上での課題を抱えており、他校の先生方の意見を聞いて、その課題を共有しました。
また、小・中学校では探究活動を行うのが難しいという現状も教えていただきました。小・中学校での様子と高校での様子を互いに知ることができ、その中で小・中学校での探究活動がなぜ「難しい」のかについても議論を深めることができました。
第2回は8月25日(月)に行う予定です。
令和7年7月17日(木)には、本校の生徒研究前期発表会を予定しております。ぜひお越しください。
SSH通信(53号)を発行しました
SSH通信(53号)を発行しました。
ぜひご覧ください。
内容
・科学部国内研修
・アラカルト講座
アラカルト講座を実施しました
2025年6月23日(月)に1年次全員を対象とした「アラカルト講座」を行いました。今年度は10名の先生方(うち1名はZoomによるオンライン講座)に研究の専門分野や社会との関係等についての講義をしていただきました。
生徒たちは自身が希望する2つの講座を受講しました。どの講座でも専門的な内容をわかりやすく説明していただき、探究活動の進め方や自分の進路について考えるためのアドバイスもたくさんいただきました。講義後、友人と受講した講座の内容について話し合う生徒の姿をたくさん見かけました。生徒たちの興味関心の幅が広がり、とても充実した時間となりました。
講師 | 所属 | テーマ |
三田村 宗樹 先生 |
大阪公立大学 名誉教授 |
大阪城本丸地区の推移と地盤の変遷 |
伊藤 真之 先生 |
神戸大学 名誉教授 |
人工衛星による宇宙観測 :X線で宇宙をみる |
鳴沢 真也 先生 |
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所 専任講師 |
宇宙人はほんまにおるのか? 地球に来るのか?だから、どーなん? |
柴田 正輝 先生 |
福井県立大学 恐竜学部 教授 |
恐竜を復元する |
中林 雅 先生 |
広島大学大学院 統合生命科学研究科 准教授 |
野生動物の研究 |
野島 順三 先生 |
山口大学大学院 医学系研究科・生命情報検査学領域長 教授 |
免疫の概念と領域 -次世代の医療技術、再生医療・細胞療法- |
野村 美治 先生 | アース製薬株式会社 | ダニによる被害と対策 |
岸本 直子 先生 |
関西学院大学 工学部 教授 |
鳥の剥製を動かしてみよう :やりたいことを実現させる |
鶴田 宏樹 先生 |
神戸大学 価値創発部門長 教授 |
価値創造の考え方 |
瀬戸山 晃一 先生 |
京都府立医科大学大学院 医学研究科 教授 |
生命倫理(Bioethics)とは? ~その基本原則とエルシーの具体事例を考える~ |
アラカルト講座終了後、講師の先生方と自由に会話ができる「サイエンス・カフェ」を行いました。1年次だけでなく、探究活動の進め方や進路に悩む2年次と3年次の生徒も集まり、多くの生徒が参加しました。自分の受講した講座以外の先生のお話を聞いたり、講座内で気になったことを質問したり、進路についての相談をしたりと、話が尽きることがなく、あっという間の時間でした。生徒だけでなく、教員も参加し、先生方との会話を楽しみました。
科学部が東京博物館研修に行ってきました!
2025年6月14(土)~15日(日)に国立科学博物館・日本科学未来館を訪問し、研修を行いました。日本を代表とする2つの博物館を訪問し、研究員の方々から講義を受けたり、研究員と議論や情報交換をしたりすることによって、自然科学への興味・関心を一層高め、研究のレベルを深化させることを目的として、科学部の2・3年次生徒20名で研修を行いました。
それぞれの場所での新たな知見と議論が今後の研究に大いに役立つでしょう。
7月3日(木)に探究情報交換会、7月17日(木)に生徒研究前期発表会を行います
本校主催行事の案内です。
7月3日(木)14:00~教員対象の第1回探究情報交換会を本校で行います。
7月17日(木)9:20~本校で生徒研究前期発表会を行います。
3年次生による自然科学分野のポスター発表、1年次生によるミニ探究のポスター発表を行います。
どちらの行事も詳細は本校SSHのページをご覧ください。
1年次のミニ探究で検証をしました!
1年次(80回生)の「理数探究基礎」では、前期にミニ探究としてクラスごとにセイリングカー、風車、グライダーを使った探究入門をしています。4月以降、探究のガイダンスから始まり、研究テーマの設定や検証の計画を行ってきました。
6月5日(木)の5・6限には、ミニ探究の検証として、実際に実験をしてデータをとりました。各クラス工夫をこらしながら班員と相談して試行錯誤を繰り返し、実験をおこなっていました。なかなかうまくできなかったり、装置が壊れたりなどのハプニングもありながらも、生徒たちのとても楽しそうに実験に取り組んでいる姿が印象的でした。
今後は結果をまとめて、7月17日(木)の前期生徒研究発表会に向けて準備をしていきます。
Q-1でベスト8に選ばれました!
朝日放送テレビの「Q-1 ~U18が未来を変える★研究発表SHOW~2025年大会」のセミファイナルが、5月31日(土)に渋谷で開催され、科学部地学系研究班が発表しました。
発表した内容は「豪州NSW州南東部Bingi Bingi Point複合深成岩体のマグマ分化末期の環境―露頭調査と角閃石の波状累帯構造の解析に基づいて―」でした。学会などとは違う雰囲気で、カメラや関係者の方々が多くいる会場の中、緊張しながらもしっかり発表ができました。さまざまな分野の審査員からのするどい質問にも丁寧に答えることができました。
結果はベスト8に選出され、7月21日(月祝)に大阪万博内の会場で発表させていただく機会を獲得しました!
残念ながらファイナルへの進出はできませんでしたが、次の発表でも、さらによい発表ができるようにチーム一丸で取り組んでいきます!
2年次の探究活動が本格的に始まりました
毎週金曜日の午後は、2年次の探究活動「理数探究・科学倫理」の時間です。
5月30日(金)の授業では、各班が「プレ検証」を行いました。
「プレ検証」とは、自分たちで設定した研究テーマについて、実際に一度検証してみようという時間です。
考えていたよりうまく操作ができなかったり、材料が足りなかったり、試行錯誤しながら実験や検証をしていました。
なかなか思ったように進まなかった班が多かったようですが、班員と相談しながら進めていました。何よりもみんな楽しそうに実験をしていたのが印象的でした。