2021年9月の記事一覧

化石を調べるとなにがわかる?(人と自然の博物館 連携授業)

令和3年9月2日、本校の地学基礎の授業にて、兵庫県立人と自然の博物館より生野賢司様をお招きして連携授業を実施しました。

数億年前に繁栄していたアンモナイトの生態について講義していただいた後、博物館よりお持ちいただいた実物の化石を手に取って観察しました。

アンモナイトの形状はカタツムリやヤドカリに近いように見えますが、現代のイカ・タコの仲間に近いそうです。

アンモナイトの化石は1万以上の種類があり、その成分や形状からいつごろ生息していたのかを推定することができます。

渦巻状の殻の中身は複数の壁で区切られていて、身体が占める空間と、浮力を保持するためのガスで満たされた空間に区切られていたと考えられています。

写真2枚目の下側の標本はサメの歯の化石です。一つで握りこぶしほどの大きさがあり、全体像でどれほどの大きさだったのか想像が膨らんでいきます。

教科書には記載されていない、化石の奥深さ・奥ゆかしさを発掘していく貴重な体験でした。

 

兵庫県立人と自然の博物館HP

https://www.hitohaku.jp/