創造科学科ブログより抜粋
【ベトナム研修】 第6回 事前学習 「合同ミーティング:ベトナム現地高校生との打ち合わせ」
令和8年7月13日(月) ベトナム研修参加者15名が研修の事前学習の一環として、メタバースキャンパスを活用し、現地の (HUS High School for Gifted Students)の高校生と合同ミーティングを行いました。大阪大学の住村教授の研修の概要説明の後、兵庫高校生とベトナムの高校生が互いに英語で自己紹介を行い、学校生活や興味のあることについて伝え合いました。その後、研修全体の内容や当日の流れを確認し、それぞれが担当するトピックについて発表しました。
また、兵庫高校生からは、ベトナムの文化、学校生活、社会の様子などに
ついて質問を行い、現地の高校生から直接話を聞くことができました。メタバース上での交流で
はありましたが、実際の研修に向けて相互理解を深める貴重な機会となり、生徒たちにとって国
際交流への期待が高まる有意義な時間となりました。
【創造科学科】「ひょうごリーダーハイスクール キックオフ研修会」
令和8年7月12日(日) 創造科学科の、生徒4名が「ひょうごリーダーハイスクール キックオフ研修会」に参加しました。
この研修会は、本校が指定を受けている「ひょうごリーダーハイスクール」事業の1つで、生徒及び教員が、課題解決の学び、他校との情報交換や大学関係者からの助言を得ることで、各校の探究活動に関する取組を推進・充実させることを目的として実施されています。
キックオフ研修として、探究活動ブレイクスルー・ワークショップ「思考の枠を拡げる」を受け、探究活動とは何かを考えました。まさにこれから探究活動が本格的に始まる創造科学科1年生にとっては有意義な内容でした。ここでの学びをもとに、校内の探究活動における「リーダー」としての活躍を期待します。
また、神戸大学ラボツアーでは、大学院生のサポートのもと
・人間発達環境学研究科
・農学研究科
・システム情報学研究科を巡り、大学での研究について具体例な説明を受けました。
6月26日 創造基礎LA⑨「神戸市企画調整局講演会」
創造科学科11期生(1年生)が創造基礎LA神戸市企画調整局講演会に参加しました。2030年の神戸に向けてのビジョンと総合都市計画について学び、自分たちが取り組んでいる政策立案や地域探究について考える機会となりました。
以下、生徒の振り返りを一部抜粋。
・考え方についてのお話が、とても興味深かったです。今はこんな問題があるから、これを解決していこうというのは、今ある問題を0に戻そうとする考え方で、柳瀬さんがおっしゃっていたポジティブ思考はこんな未来に向かっていくため、どうしていこうかを考える方法で、これは今ある問題をプラスに持っていこうとする考え方だなと思いました。同じ問題を解決するにせよ、ポジティブな考え方を行なって解決した方が、世界はより良くなっていると思うので、この考え方は素敵だなと思いました。
・過去とは変わった現状に対応して街の活性化に繋げられるかが大切になってくるとわかった。このことから、理想論だけじゃなくてしっかり現実状況を把握し、ニーズを知ることが大切だと感じた。何が物事について考える時は、「ありたい姿」を元にしてポジティブに考えていきたいと思った。人が変わっていくと街の発展も必要になってくる。そのときにどのような方針で活動していくのか、しっかりと目的をハッキリさせることが大切だと感じた。
・神戸の未来を「行政が考えるもの」ではなく、自分自身も考えるべきものとして捉えられるようになった。特に、「できないことの改善」ではなく、「実現したい未来」から考え、そのために必要なことを逆算するという考え方が印象に残った。私は、人口減少を食い止める必要がある、出生率が上昇しなければ他と都市から移住をふやすことだけを考えていたが、「人口が減ることを前提に、そこに生まれるゆとりをどう活用するか」課題を探すことから始めるだけでなく、地域にどのような未来があれば、暮らしは豊かになるかを考え、その実現に向けて何をすべきかという視点で探究を進め、日常生活でも地域の未来を自分事として捉えていく。
・当時中学生だった私たちも、学校で神戸市からのアンケートということで10年後の神戸市の姿は理想について考え、回答した。それが今、こういう形で神戸市の未来のためになっていると感じることができて、自分も神戸の一員なんだと改めて感じると共に、市の一員だからこそ責任を持って地域のことについて考えたり、市のことを知る必要があると思った。人口が減ることは悪い風に語られることが多く、授業などでもそう聞いていたのでどうにかしなければならないものだと思っていたけど、人口が減ることはもうわかっていることでどうしようもないから、悲観的になるのではなく、それをどう活かしていくか考えることが大切とおっしゃっていて新たな学びになった。
6月19日 創造基礎LA⑧「地雷除去プロジェクト講演会」
創造科学科11期生(1年生)が創造基礎LAが株式会社・コマツ「地雷除去プロジェクト講演会」に参加しました。11期生は4~5月に「地雷問題の解決に向けて」ということで模擬国連を実施し、それぞれが国の大使という立場で地雷について考えました。今回はコマツが実施しているカンボジアでの地雷除去プロジェクトについてお聞きし、改めて地雷について考える機会としました。
以下、生徒の感想です。
・特に印象に残ったのは地雷除去は地雷をなくことだけが目的ではないということです。除去した後には道路を整備したり、農地として利用できるようにしたりすることで人々の生活や地域の経済発展にも繋がるようにする事までも考えないといけないことです。私はこれまで命を守るための活動というイメージが強かったのですが、その先の復興まで考える必要があったという事を感じました。 模擬国連では国際協力の必要性を中心に考えていましたが、講演を通して、技術や企業の力、そして地雷除去後の復興支援まで含めて考える事が本当の意味での地雷問題解決に繋がるんだなって感じさせられました。
・今回の話を聞いて、地雷除去のために生産する何倍も労力を使い、多くの人々を苦しませていることをわかりました。国の安全を守るための手段として考えれば、必要性を感じます。しかし、地雷を生産し始めると、本当に防衛目的だけにとどめられるのかという不安があります。最初は自国防衛のためだったとしても、生産量が増えたり、国際情勢が変化したりすることで、次第に戦争や紛争の中で使われる機会が増えてしまう可能性もあると思います。一度生産体制が整うと、それを止めるのは簡単ではなく、結果として歯止めが利かなくなってしまうのではないかと感じます。そのため、自国を守るという目的は大切だとしても、地雷を生産することによって将来的にどのような影響が生まれるのかを慎重に考える必要があると思います。 また、技術の提供は、とても大切なことだと思いました。模擬国連の際には、あまり重要視していませんでした。(それより地雷を使うのか使わないかどうするかを重要視していた)
・ひとつの地雷を作るのは安くて簡単だが、そのたった一つを撤去するには膨大な時間と費用、そして手間がかかる。これが莫大な数になると、問題はさらに深刻になる。この事実に強く考えさせられた。また、地雷が残ることで土地が使えなくなり、農業やインフラ整備が進まないという問題もある。地雷原が広がる地域では、子どもたちが安全に学校へ通うことすら難しくなる。地雷は単なる軍事的な道具ではなく、人々の生活、教育、経済、そして地域の未来そのものを奪う存在なのだと強く感じた。こうした視点から考えると、地雷を作り続け、設置し続けることは、短期的な安全保障のために長期的な犠牲を未来へ押しつける行為なのではないかと思った。模擬国連での議論から今回の講演会を通して、私は「今の安全」だけでなく、「未来の安全」まで見据えた判断が必要だということに気づかされた。
・今回、地雷について改めて考えてみると、戦争が終わっても残留し、現代になっても人を襲うは人道的な兵器だと実感ました。しかし、地雷ってある程度は必要なのかもなと考えさせられたり、国を動かす側に回ると、完全になくすわけにはいかないものかもしれないなと思ったりもしました。なぜなら、地雷は最も安く買える兵器で、防衛には使わないといけない場面が生まれると思ったからです。やっぱり実現可能な理想と、現実を突きつけられる場面というのがある程度存在していると思って、必ず良い方向に進むわけではないと分かった上で、もう一度模擬国連を考えてみると、地雷に関して、本当はどのような支援がもっと必要だったのか見えてくるような感じがして、もう一度話合ってみてもおもしろそうだなと考えました。
【創造応用Ⅰ】「研究テーマ/研究計画発表会」
6月17日、創造科学科10期生の40人の創造応用Ⅰの授業において、研究テーマ/研究計画発表会を行いました。
生徒たちはこれまで、自身の関心領域から課題を発掘し、文献調査や予備実験を通じて研究仮説の構築に努めてきました。当日は、国際公共分野における「貧困国と月経問題へのアプローチ」をはじめ、「コンポストにおける自然由来成分を用いた悪臭・害虫対策」、「音の波形が植物の生育に及ぼす影響」、さらに認知科学や身体科学など、多角的な視点から精緻な研究計画が提示されました。 質疑応答では多面的な議論が交わされ、研究の評価基準や手法の妥当性を再考する貴重な機会となりました。今後は、本報告会での知見をもとに検証実験やデータ分析へと移行し、研究を深化させていきます。