取り組みのハイライト

カテゴリ:創造基礎A

6月26日 創造基礎LA⑨「神戸市企画調整局講演会」

創造科学科11期生(1年生)が創造基礎LA神戸市企画調整局講演会に参加しました。2030年の神戸に向けてのビジョンと総合都市計画について学び、自分たちが取り組んでいる政策立案や地域探究について考える機会となりました。

以下、生徒の振り返りを一部抜粋。

・考え方についてのお話が、とても興味深かったです。今はこんな問題があるから、これを解決していこうというのは、今ある問題を0に戻そうとする考え方で、柳瀬さんがおっしゃっていたポジティブ思考はこんな未来に向かっていくため、どうしていこうかを考える方法で、これは今ある問題をプラスに持っていこうとする考え方だなと思いました。同じ問題を解決するにせよ、ポジティブな考え方を行なって解決した方が、世界はより良くなっていると思うので、この考え方は素敵だなと思いました。

・過去とは変わった現状に対応して街の活性化に繋げられるかが大切になってくるとわかった。このことから、理想論だけじゃなくてしっかり現実状況を把握し、ニーズを知ることが大切だと感じた。何が物事について考える時は、「ありたい姿」を元にしてポジティブに考えていきたいと思った。人が変わっていくと街の発展も必要になってくる。そのときにどのような方針で活動していくのか、しっかりと目的をハッキリさせることが大切だと感じた。

・神戸の未来を「行政が考えるもの」ではなく、自分自身も考えるべきものとして捉えられるようになった。特に、「できないことの改善」ではなく、「実現したい未来」から考え、そのために必要なことを逆算するという考え方が印象に残った。私は、人口減少を食い止める必要がある、出生率が上昇しなければ他と都市から移住をふやすことだけを考えていたが、「人口が減ることを前提に、そこに生まれるゆとりをどう活用するか」課題を探すことから始めるだけでなく、地域にどのような未来があれば、暮らしは豊かになるかを考え、その実現に向けて何をすべきかという視点で探究を進め、日常生活でも地域の未来を自分事として捉えていく。

・当時中学生だった私たちも、学校で神戸市からのアンケートということで10年後の神戸市の姿は理想について考え、回答した。それが今、こういう形で神戸市の未来のためになっていると感じることができて、自分も神戸の一員なんだと改めて感じると共に、市の一員だからこそ責任を持って地域のことについて考えたり、市のことを知る必要があると思った。人口が減ることは悪い風に語られることが多く、授業などでもそう聞いていたのでどうにかしなければならないものだと思っていたけど、人口が減ることはもうわかっていることでどうしようもないから、悲観的になるのではなく、それをどう活かしていくか考えることが大切とおっしゃっていて新たな学びになった。

6月19日 創造基礎LA⑧「地雷除去プロジェクト講演会」

創造科学科11期生(1年生)が創造基礎LAが株式会社・コマツ「地雷除去プロジェクト講演会」に参加しました。11期生は4~5月に「地雷問題の解決に向けて」ということで模擬国連を実施し、それぞれが国の大使という立場で地雷について考えました。今回はコマツが実施しているカンボジアでの地雷除去プロジェクトについてお聞きし、改めて地雷について考える機会としました。

以下、生徒の感想です。

・特に印象に残ったのは地雷除去は地雷をなくことだけが目的ではないということです。除去した後には道路を整備したり、農地として利用できるようにしたりすることで人々の生活や地域の経済発展にも繋がるようにする事までも考えないといけないことです。私はこれまで命を守るための活動というイメージが強かったのですが、その先の復興まで考える必要があったという事を感じました。 模擬国連では国際協力の必要性を中心に考えていましたが、講演を通して、技術や企業の力、そして地雷除去後の復興支援まで含めて考える事が本当の意味での地雷問題解決に繋がるんだなって感じさせられました。

・今回の話を聞いて、地雷除去のために生産する何倍も労力を使い、多くの人々を苦しませていることをわかりました。国の安全を守るための手段として考えれば、必要性を感じます。しかし、地雷を生産し始めると、本当に防衛目的だけにとどめられるのかという不安があります。最初は自国防衛のためだったとしても、生産量が増えたり、国際情勢が変化したりすることで、次第に戦争や紛争の中で使われる機会が増えてしまう可能性もあると思います。一度生産体制が整うと、それを止めるのは簡単ではなく、結果として歯止めが利かなくなってしまうのではないかと感じます。そのため、自国を守るという目的は大切だとしても、地雷を生産することによって将来的にどのような影響が生まれるのかを慎重に考える必要があると思います。 また、技術の提供は、とても大切なことだと思いました。模擬国連の際には、あまり重要視していませんでした。(それより地雷を使うのか使わないかどうするかを重要視していた)

・ひとつの地雷を作るのは安くて簡単だが、そのたった一つを撤去するには膨大な時間と費用、そして手間がかかる。これが莫大な数になると、問題はさらに深刻になる。この事実に強く考えさせられた。また、地雷が残ることで土地が使えなくなり、農業やインフラ整備が進まないという問題もある。地雷原が広がる地域では、子どもたちが安全に学校へ通うことすら難しくなる。地雷は単なる軍事的な道具ではなく、人々の生活、教育、経済、そして地域の未来そのものを奪う存在なのだと強く感じた。こうした視点から考えると、地雷を作り続け、設置し続けることは、短期的な安全保障のために長期的な犠牲を未来へ押しつける行為なのではないかと思った。模擬国連での議論から今回の講演会を通して、私は「今の安全」だけでなく、「未来の安全」まで見据えた判断が必要だということに気づかされた。

・今回、地雷について改めて考えてみると、戦争が終わっても残留し、現代になっても人を襲うは人道的な兵器だと実感ました。しかし、地雷ってある程度は必要なのかもなと考えさせられたり、国を動かす側に回ると、完全になくすわけにはいかないものかもしれないなと思ったりもしました。なぜなら、地雷は最も安く買える兵器で、防衛には使わないといけない場面が生まれると思ったからです。やっぱり実現可能な理想と、現実を突きつけられる場面というのがある程度存在していると思って、必ず良い方向に進むわけではないと分かった上で、もう一度模擬国連を考えてみると、地雷に関して、本当はどのような支援がもっと必要だったのか見えてくるような感じがして、もう一度話合ってみてもおもしろそうだなと考えました。

6月5日 創造基礎LA⑥「政策立案③」

創造科学科11期生(1年生)が創造基礎LAで「政策立案③」を実施しました。

いよいよ大詰めの時期になり、どの班もやりたい方向性は見えてきました。その方向性にどのような問題点が孕んでいるのか、データ上の変化はどうなっているのかなどそれぞれの班で積極的に話す姿が見られました。

海外との比較や、世代間の比較など自分たちの主張を裏付けるために多方面からの視点を持とうとしており、自分たちで作り上げる政策の仕上がりが楽しみです。

5月16日 創造基礎LA⑤「政策立案②」

創造科学科11期生(1年生)が創造基礎LAで「政策立案②」を実施しました。

今回は政策甲子園に向けて、参加部門の決定、方向性の確認を行いました。4人1組になり、自分たちの経験してきたことや見聞きしたことを中心に、どのような問題点にアプローチするかをディスカッションしました。

5月15日 創造基礎LA④「政策立案①」

創造科学科11期生(1年生)が創造基礎LAで「政策立案①」を実施しました。

まずは座学で民主政治について学び、その後新聞記事を活用しながら、自分たちの身近なところから問題点を抽出しました。これからそれらの問題点に対して、どのようなアプローチができるかを考えていきます。

5月8日 創造基礎LA③「模擬国連③」

創造科学科11期生(1年生)が創造基礎LAで「模擬国連③」を実施しました。

今回は「Model United Nations in HYOGO」と称して、2つの議場に分かれて「地雷問題の解決」をテーマに実際に模擬国連の実践に挑戦しました。

4人1組で1つの国の大使となって準備を進め、2人1組で各議場に参加しました。公式討議では各国の想いをこめたスピーチを行い、その後の非公式討議では考えの似た国同士でグループを形成する様子が見られました。白熱し始めると、グループが大きくなったり、細分化されたり、短い時間ではありましたが、変化する議場の様子は、初めての模擬国連には見えないくらい素晴らしく思いました。最後には各議場で成果文書を1つずつ採択することができました。

 

以下、生徒の感想です。

他国との「対話」において難しかったこと

・自分が知らない情報が入ってきた時に自分の知識と結びつけて新たな案を出すことです。自分たちが考えてきたことを他の国に認めてもらおうとしすぎて、最終的にまとまらなかったのかなと感じたので、自分たちの国だけでなく他国についても多くの知識をつけ話し合いの場で柔軟に考え、想定外のことにも対応していく必要があったと考えます。

・より短時間で多くの国に声をかけないといけなかったため、説明する情報量を国によって選択していくのが難しかった。

・自分たちの意見に賛成してもらうために、他国のメリットを考えながら対話することやどこまで妥協していいのか考えることが難しかった。

・自国だけでなく、他国の事情ももっと確認しておくべきだった。他国のことを知らずに交渉ができなかった。

・真実は一つのはずでも、立場や国によって捉え方が違ったりそれぞれの正義があってなかなか伝えたいことが伝わらないこと。

・たくさんの国と話していることを整理していくのが大変だった。

 

他国との「対話」において面白かったこと

・国同士のやり取りの中で、第三者の国の情報も入ってくるので、友好関係を沢山築いている国と対話すると面白かった。

・他国と対話を繰り返していると、元々考えていたことが変わっていったことが新鮮だった。

・お互いに、大事にしている譲れない部分があってそれが近い国とそうでない国があって、でも条約の加盟状況などによって協力できなかったり、境遇は違っても目指すところが同じ国同士が協力したり、予想外のことがおこったことが面白かった。

・全く同じ内情の国がなく、他国と理解できるところ、共感できないところがそれぞれあるのが面白かったです。どの国もとてもよく調べていて、本当にその国の人かのように話すので、とても感情移入できました。

5月1日 創造基礎LA②「模擬国連②」

創造科学科11期生(1年生)が創造基礎LAで「模擬国連②」を実施しました。

それぞれの国の大使として「地雷問題の解決」をテーマにどのようにアプローチしていくかを検討しました。来週はクラスを2つの議場に分けて実際に模擬国連を実施します。どのような成果文書を生み出せるのか、11期生の対話力に期待したいと思います。

令和5年5月2日創造基礎A「~6W2Hから事業立案~ 超簡単!事業のつくり方」

創造科学科8期生(1年)40名を対象に、NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクト代表・木戸俊介氏をお招きし、「~6W2Hから事業立案~ 超簡単!事業のつくり方」というテーマで講義をしていただいた。社会課題に対し、弱みを強みにするためのアイデアを出すための7つのヒントをご教授いただき、「拡散と収束」をもとに自分たちの強みについて考えた。今後、各班が自分たちのテーマについて本日の講義内容をもとに磨き上げていく。

 

  

令和5年2月24日創造基礎A WHO講義「UHC推進における日本の重要な役割」

本校第二STEAM ROOMにおいて、創造科学科7期生(1年)を対象に、WHO西太平洋地域事務局 事務局長室管理官の野﨑慎仁郎氏から「UHC推進における日本の重要な役割」というテーマで講義を行った。野﨑先生には2月上旬に本テーマのコアメンバーの生徒とオンラインで打ち合わせをしていただいき、生徒から講義内容をオファーして今回の授業となった。野﨑先生からは、「コロナの今後」「高齢化の世界的進展と保健・医療の課題」「UHC東京センター設立の意義」について、生徒と議論を交えながら講義を進めていただいた。コロナで浮き彫りとなった課題とWHOの立場から見た日本の位置付けを踏まえ、世界の保健・医療において日本の役割について考えを深めた。

  

令和5年1月30日創造基礎A 薮中三十二氏講義「日本外交の指針について」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、創造科学科7期生(1年)を対象に、立命館大学客員教授の薮中三十二氏(元外務事務次官)をお招きし、「日本外交の指針」というテーマで講義を行った。薮中氏とのディスカッションは今年で10年目となった。はじめに、今回のテーマを設定した生徒から授業目的と目標について伝達があった。続いて薮中氏から自己紹介を兼ねて外交官としてのエピソードやグローバル人材についてお話しいただいた。次に、休憩を挟みながら3つのテーマについて生徒とのディスカッションを行った。1つ目は「ウクライナ情勢はどのような国際秩序にインパクトを与えたのか」について講義があり、停戦案について議論した。2つ目は「台湾有事はどのような意味において日本にとっての有事か」ついて講義を受け、中国による武力統一があり得るのか、そのときはどのような場合にかについて議論した。3つ目は「現在の世界情勢下における日本外交のあり方」について、現在国会で審議されている反撃能力保有の是非と日本外交の指針について議論した。議論はグループ内で各自の考えをぶつけ合い、各班の議論に薮中氏も加わっていただき生徒と意見を交わした。4時間にわたって激論が行われ、熱気に満ちた講義となった。