創造科学科について

「創造科学科」(理数に関する学科)

~未来社会を創造するグローバルリーダーの育成~


創造科学科では理数教育を重視しつつ、文理の枠を超えて社会科学と自然科学を主体的に学び、
地域、国家、国際社会、サイバー空間で直面しているさまざまな課題に向き合い、
人類の最前線で要石となる「未来の創造者」を育成します。

◆「未来の創造者」に必要な4つの力

 1.社会創造力 2.科学的思考力 3.複眼的思考力 4.自律的活動力

◆ 創造科学科の特徴

  • 「正解のない問題」に取り組む
  • 最先端に触れ、意欲的に学ぶ
  • きめ細かく、しっかりと学ぶ
  • 文理両方の進路に対応

創造科学科パンフレット2022.PDF 
 

創造科学科のブログへのリンク (兵庫県立兵庫高等学校ブログ) 
 
創造科学科の取組みが、イギリスの教育支援団体ACT(The Association for Citizenship Teaching)のジャーナルに掲載されました。(本校については48号pp.51-54.)
取り組みのハイライト

創造科学科ブログより抜粋

11月16~17日創造科学科 第18回全日本高校模擬国連大会

 11月16~17日に1年生創造科学科の生徒2名が第18回全日本高校模擬国連大会に参加しました。9月にオンラインで実施された西日本予選を通過し、東京の国際連合大学で開催される全国大会の切符を手にしました。国際会議場に各国大使たちが集まり、「Youth for Disarmament, Non-Proliferation and Peace」をテーマに2日間みっちりと議論を交わしました。

以下、参加生徒による感想です。

 In November of this year, I took part in the "All Japan High School Model United Nations(AJHSMUN)." In Model United Nations(Model UN), we discussed international issues standing in the position of the ambassador of each country.
   By joining MUN, I leaned that it is important to look around and understand what is needed action. All participants of MUN were looking around and ahead, trying to play the role needed by everyone, and conducting the meeting by saying well-founded opinions.
   In addition , I leaned about the true meaning of a word, "positivity." Positivity doesn't mean only saying lots of opinions. It means expressing thoughtful opinions while considering things from multiple perspectives, such as how to make the meeting progress, and how to reflect on my own opinions in it.
   Lastly, I could promote my English skills. I had to make a speech, political measures, and the resolution. So, I think my writing skills progressed especially.
   AJHSMUN was a special and valuable experience for me. I want to participate in it again.

11月26日創造科学科 創造基礎S 自然科学分野の探究活動の発表準備①

11月26日(火)、創造科学科9期生1年生が創造基礎S(理数探究)の授業で自然科学分野の探究活動の発表準備を行いました。この日はPCルームで発表当日までのスケジュールを確認し、スライドとポスターの作り方についてのレクチャーを受けました。

発表については、来年2月4日(火)の6,7限にお世話になった神戸大学の佐賀先生と大学院生の皆さんをお招きしてスライド発表を、8日(土)に神戸高校の講堂で神戸高校、明石北高校と合同でポスター発表をそれぞれ行う予定です。どちらについても希望される保護者は参加可能です。

当日の授業では班ごとにポスターとスライドの設計図を作成しながら、役割分担を決めました。

 

11月19日創造科学科 創造基礎S 自然科学分野の探究活動⑤

11月19日(火)、創造科学科9期生1年生が創造基礎S(理数探究)の授業の一環で神戸大学を訪問し実験・実習を行いました。午前中に授業を受けたあと14時に神戸大学人間発達環境学研究科鶴甲第2キャンパスに集合し、お世話になっている院生に各実験教室に連れて行っていただき、実験・実習を行いました。モーションキャプチャーやプラズマ発生装置など高校にはないような先進的な実験施設や器具を使わせていただき、大学院生に指導していただいている内容について仕上げの実験・実習を行いました。

生徒の感想を見れば「環境DNAを抽出する際は1μm単位の微小な世界で誤差が許されず難しかった。今日手に入れたデータを元に考察していきたい。」、「初めて知る用具や言葉ばかりで全てが新鮮でした。専門の機械や薬品を扱う過程では少し緊張しましたが、高校ではできないような貴重な体験ができ、とても楽しかったです。」などがありました。

身体行動学班化学班①化学班②生物班①生物班②生物班③

11月12日創造科学科 創造基礎S 自然科学分野の探究活動④

11月12日(火)6限、創造科学科9期生1年生が創造基礎S(理数探究)で探究活動④を行いました。8班のうち1班がオンラインによるミーティング、1班が湊川にフィールドワーク、残りの班が対面によるミーティングという形になりました。いよいよ来週は神戸大学で実験・実習が行われます。時間に追われるなか、仕上げの実験に向けてどの班もその準備に取り組んでいるようでした。

振り返りには「今回は、神戸大学での実験のための予備実験を行いました。結果は予想と違ったけど、フェロモンにアリがよってきてくれたので面白い結果が得られました。」、「今日は学校付近と学校から2kmほど離れた新湊川の下流地点で調査を行いました。来週はいよいよ神戸大学での実験なので、有意義なものにできるよう計画的に行いたいです。」などがありました。

化学班①化学班②数学班

10月29日(火)、11月5日(火)創造科学科 創造基礎S 自然科学分野の探究活動②、③

10月29日(火)と11月5日(火)の6限に創造科学科9期生(1年生)が創造基礎S(理数探究)で神戸大学大学院生のサポートを受け、自然科学分野の探究活動②、③を行いました。全8班の研究分野の内訳は化学分野2班、生物分野が4班、数学分野が1班、身体行動学分野が1班です。生物分野ではだんだんと季節が冬に近づいてくるため、なかなか標本が採取しにくいという状況ですが、得られた標本を用いてできる範囲の実験を行う予定です。

生徒の感想を見ると「足の計測をしました。人によってかなり違いがあって面白かったです。次回は資料をまとめる作業なのでそれまでにデータを揃えたいと思います。」、「今回も、新湊川へフィールドワークに行きました。初めてヤゴが見つかりました。ヤゴは泥の中から出てきました。川の水質の指標となるヤゴがいたことにより川が綺麗なことが分かりました。エビやメダカもいたことからヤゴが成長できる環境が整っていることが分かりました。」などがありました。

身体行動学班生物班①生物班④

10月15日創造科学科 創造基礎S 自然科学分野の探究活動①

 10月15日(火)6限、1年生創造科学科生徒対象の創造基礎S(理数探究)で神戸大学の大学院生にサポートを受けての自然科学分野の探究活動①が実施されました。8班のうち一班がオンラインによるミーティング、二班がフィールドワーク、残りの班が対面によるミーティングという形になりました。

 生徒の感想を見ると「実際に新湊川の様子を見に行き、水流や藻の様子、魚が多く生息する地点などを確認することができました。再来週までに他の調査地点も決め、計画を立てておこうと思います。」、「今日は準備物の用意がうまく行かず、急遽することを変更になりましたが、臨機応変にみんな対応してくれて順調に進められました。次の創造基礎Sの授業ではしっかり準備物を確認して取り組みます。」などがありました。

10月8日創造科学科 創造基礎S 神戸大学院生ゼミ

 10月8日(火)6・7限、1年生創造科学科生徒対象の創造基礎S(理数探究)で9月17日(火)の院生による研究内容のプレゼンテーションに引き続いて、院生によるゼミが実施されました。プレゼンテーション後に各班から提出された希望調査をもとに、各班1名ずつの院生に担当に入っていただき、研究内容と計画についてミーティングを行いました。実際の探究活動は10月15日(火)から始まり、11月19日(火)に神戸大学の施設を使わせていただいての実験実習まで全5回の予定です。

 生徒の感想を見ると「院生の方と話し合って、テーマ設定をやり直した。アイデアを書き出して共有するとき、たくさんの面白いアイデアがあってワクワクした。これから構想を練って実験していきたい。」、「テーマを決め、みんなで話し合って実験内容を決めることが出来た。限られた場所でどれだけ再現性高く実験できるかが重要だなと思った。」などがありました。

 

 

 

 

 

 

(院生にサポートして頂きながらミーティングをしている様子です)

 

9月17日創造科学科 創造基礎S 神戸大学院生プレゼンテーション

9月10日(火)6・7限、2年生創造科学科生徒対象の創造基礎S(理数探究)で自然科学分野の探究活動が始まりました。このプログラムは神戸大学と兵庫高校の間で締結された理数に関する連携協定に基づく活動で、生徒は神戸大学院生のサポートを受けて、5名ずつ8班に分かれて、班ごとに探究活動を進めていきます。当日は神戸大学人間発達環境学研究科の佐賀達矢先生と同科大学院生の8名をお招きして、院生の皆さんに自分の研究を、スライドを用いてプレゼンテーションしていただきました。その後グループごとに、どの院生に担当していただいて探究活動がしたいか希望調査をとりました。

生徒の感想を見ると「様々な分野に特化したお話を聞ける貴重な機会でした。私たちが普段行っているような探究活動を更に専門性に極めて研究していらっしゃっていてとても感心しました。」や「神戸大学院生の方から、興味深い研究内容が聞けて面白かったです。班で話し合っている時にアドバイスや提案をしてくださって為になりました。これからの研究でたくさんの学びを得たいです。」などがありました。

6月 創造基礎S 探究基礎実験【物理】

2学期に学習予定の力学の基本である「運動の法則」についての実験を実施した。生徒にはできるだけ指導をせず、プリントを読んで行う方法で「失敗を経験する」ことも学習であるというスタンスで臨ませた。担当者の予想通りの班が多い中、適切な実験・データ処理・分析・考察を行うことができた班も少なからずあり、感心させられた。

6月5日(水)創造応用Ⅰテーマ設定

6月5日の5・6時間目の創造応用の授業では研究を行うテーマ設定を行いました。
物理班は大阪大学下田先生にご来校頂き、ご助言をいただきました。
また環境班・数学班は神戸大学にて田畑先生・阪本先生に研究におけるアドバイスを頂きました。指導していただいた生徒は研究のコツや、自分達にはなかった新たな発想、着眼点が知れて嬉しかった。今日得た学びを活かして良い研究を作っていきたいと今後の研究に意欲的でした。