活動記録

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【SSH】自然科学探究基礎Ⅰの授業の様子

以前、自然全体を把握するためには、地球科学の学びを基礎にした理解が必要である、ということを学びました。6月25日3限目・1年5組の自然科学探究基礎Ⅰの授業では、地球のもつ大きな特徴である、生命現象について学びました。

授業で扱ったのは「生体細胞内にある酵素」で、人間も含めた全ての生物の細胞内にある酵素「カタラーゼ」の作用をみています。この実験では、過酸化水素水(H2O2の水溶液)に、すりおろしたニンジンを加えました。すると、ニンジンの細胞内のカタラーゼのはたらきで過酸化水素が分解され、酸素が生じて泡立ちます。

カタラーゼのはたらきは、体内でできてしまった有害な過酸化水素を穏やかな条件で速やかに分解することです。どんな細胞(動物でも植物でも)にも、同じカタラーゼという酵素があるのは、よくよく考えれば不思議ですね。

【SSH】理数探究基礎:「課題研究のテーマを考えよう」②

6月23日の理数探究基礎では、前回に引き続き、自分たちが研究する「テーマを考える」の続きを行いました。

前回の時間では、自分たちの興味があることや不思議に思っていること、調べてみたいことなどを出し合いました。今回はその中から「魅力的なテーマか?」「高校生でも工夫して研究できそうか?」「具体的な方法は?」など、いろいろな視点から話し合い、インターネットで調べ、検討しました。その結果、グループごとに1つずつ、研究テーマとしてふさわしいと考えるテーマに絞り込むことができました。どのグループもよく考え、良いテーマにしようという気持ちが感じられました。

この話し合いの中ではグループのメンバーごとに、いろいろな視点があり、自分が思いもつかなかった意見も多かったのではないでしょうか?これこそが、チームで研究する強みであり、また、自分自身が成長している瞬間でもあると思います。ぜひ、この時間に「気づく」という経験を多くしてほしいと思います。

研究テーマも絞り込め、いよいよ次はテーマのプレゼンです。これまでの話し合いとは一味違った内容です。緊張するかもしれませんが、気負わず、堂々と発表できるよう、よく準備しておきましょう。




【SSH】理数探究基礎:「課題研究のテーマを考えよう」①

6月16日6限目、いよいよ「理数探究基礎」で行う課題研究が本格的に始動しました。
今回は自分たちが研究する「テーマを考える」、その第1回目です。

どの生徒も自分なりの疑問や課題をしっかり考えてきており、高い意識で課題研究に臨んでいるのを実感しました。
また、先週まで分散登校だったため、クラスが全員そろって授業をするのは2日目で、クラスメートとはまだまだ知り合えていな状況での実施でしたが、どのグループも積極的に意見を出し合い、活気ある話し合いができていました。
研究や発表も良いものになりそうだ、と期待の持てる第1回でした。

どのグループも、今回の時間だけではまとまりきらなかったと思いますが、次の時間でまとめてもらえれば十分です。この調子で取り組んでください!




【SSH】「理数探究基礎」の授業が始まりました(その2)

6月9日6限目、分散登校のために、先週「理数探究基礎」の講義を受けていない1年次生を対象に、1回目の「理数探究基礎」の授業が行われました。

先週もブログ上で書きましたが、研究と聞くと難しく考え、身構えてしまう人が多いと思います。確かに、成果を求められていたり、締め切りに追われていたりすると、研究は大変かもしれません。
この「探究」の時間は、年度いっぱいという制限はありますが、チームとして動きながら、自由に考えたテーマで、研究に親しんでもらうための授業です。研究の手法は文系・理系に共通しており、これからの社会で求められるものとしても、とてもマッチします。

今週から本格的に「探究活動」を進めていきますが、楽しむことと挑戦することを忘れず、頑張っていきましょう。


【SSH】「自然科学探究基礎I」の授業が始まりました

6月8日の3限目と6限目に1年次生を対象に、学校設定科目「自然科学探究基礎Ⅰ」の授業が始まり、ベースとなる地学分野の講義が行われました。

 

高校で学習する理科は、大きく「物理」「生物」「化学」「地学」の4つの分野に分けられていますが、これらは便宜上区切られたもので、本来、自然科学はそれらを総合的に見なければ理解できないものです。

この1年は、物理的、あるいは生物的な視点を中心に学習を行いますが、いずれも現代科学の中心にある理論であることは間違いありません。その基礎・基本をしっかり身につけ、しっかりした研究の土台をつくってください