取り組みのハイライト

創造科学科ブログより抜粋

令和4年2月22日 課題研究「校内発表会」

創造科学科6期生(1年生)の39名が本校において9月より取り組んできた課題研究の校内発表会を行った。研究期間が限られているなか、神戸大学の大学院生の方のサポートのもとテーマの設定から研究計画を立て、実験、観察、フィールドワークを行い得られた結果を考察しまとめる活動を行ってきた。授業時間だけでなく朝の始業前、放課後や少しの空き時間を利用して熱意をもって研究活動を行ってきた。発表会は研究の結果はもちろん、研究への熱意や思いが詰まったものになっていた。

講評をいただいた神戸大学の谷先生からは、「研究の内容をしっかり理解して発表が行えており、随所に高校生らしい発想や工夫が盛り込まれていた。また、やみくもに研究するのではなくしっかりと仮説を立てその立証のための研究が行えていた。」と評価していただいた。

  

  

ー研究テーマー

1班:SAPの吸水量比較実験 ~天然物由来系セルロースを​利用した吸水性ポリマーの合成~

2班:彗星の構造再現と観察

3班:気体の第四形態プラズマの変色 ~気体を変えるとどうなるの?~

4班:植物栽培における音との相関関係

5班:薬剤が髪の毛に及ぼす影響​ ~髪の毛が傷むってなに?~

6班:環境DNAで身近な河川の生態調査 ~外来種と在来種の相関関係はあるのか?~​

7班:コセンタングサの逆さとげと繊維構造の粗さの関係性

8班:DNAを落としただけなのに~環境DNAでカワバタモロコ​を探し出す~​

令和4年2月22日第12回高校生鉄人化まつり実行委員会(4)

第12回高校生鉄人化まつり開催に向けた第4回会議がオンラインにて開かれた。今回はまず、長田区内の参加団体及びプログラムについて確認を行った。例年の参加団体がほぼ出そろう形でプログラムを組むことができた。次に実行委員会企画ついて議論した。ブース出展とステージ、飲食の代替案について検討した。本校が担当する「輪投げ」の企画について、詳細を報告した。ステージを担当する育英高校からは、問題の案を提案された。ポスターとチラシが完成し、参加校に配布する予定である。次回実行委員会は3月17日に実施予定。

 

【第12回高校生鉄人化まつり】

3月20日(日)11時~16時 新長田若松公園鉄人広場

参加予定校:育英高校、神戸野田高校、神戸常盤女子高校、神戸村野高校、長田高校、長田商業高校、夢野台高校、本校

  

令和4年2月9日 「創造応用I 校内発表会」

創造科学科5期生(2年生)の39名が本校において創造応用I校内発表会を実施した。

文系生徒による社会科学分野の探究活動の英語によるプレゼンテーション、理系生徒による自然科学分野の研究発表を合同で行った。普段の創造応用の授業は文系と理系は分かれて実施しているが、創造科学科として双方の研究を聞くことで広い視野、多角的に物事をとらえる力を養う。自分たちの研究内容を発信していく力を養うことはもちろん、他者の研究内容を素早く理解して的確な質問をぶつける力など多くのことを学んだ。講師として参加いただいた大学の先生からは、「どの研究も高校生らしさの中にも専門性がしっかり感じ取れる発表で楽しんで発表を聞くことができた」という評価をいただいた。

今後、発表会でのふりかえりを通じて研究の穴を埋めていくともに、研究内容を論文にまとめていく。

  

  

令和4年2月8日創造基礎A WHO西太平洋事務局講義「COVID-19との闘いとワクチン格差」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、創造科学科6期生(1年)を対象に、WHO西太平洋地域事務局 事務局長室管理官の野崎慎仁郎氏から「COVID-19との闘いとワクチン格差」というテーマで講義を行った。今回はフィリピン・マニラとオンラインをつないで実施した。事前課題で「ワクチン格差がしょうがないという根拠」「ワクチン格差から生じる問題」「ワクチン格差解消のために各国を動かす方法」をクラスで考え、まとめた。これをもとに、WHOが作成した資料を使いながら野崎氏からそれぞれの項目について講義をしていただいた。

  

令和4年2月8日 課題研究「第13回」

創造科学科6期生(1年生)の39名が本校において課題研究の第13回目の授業を受けた。

課題研究校内発表会まで最後の授業となり、「よりよい研究発表を行うために」と題して、担当教員の指導のもと発表会に向けて、「研究目的の見直し」や「結果の効果的な示し方」、「考察の科学的根拠を考える」とポイントを絞って発表準備を行った。自分たちの研究を分かりやすく伝え、他者に興味をもってもらえるのかを意識して発表用スライドや発表原稿の作成を行った。

  

令和4年2月5日 課題研究「神戸高校/兵庫高校 合同課題研究発表会」

創造科学科6期生(1年生)の39名が本校において神戸高校/兵庫高校 オンライン合同課題研究発表会を実施した。対面で実施予定だったが、オンライン開催に変更になりましたが、対面でのポスターセッションさながら、実際にポスターを用い、時間を計測して発表を行い、質疑応答も時間をかけて行った。また、他校の生徒の発表を聞き、自分たちの発表の良い点や改善点を再確認し、今後の発表に向けての課題も見つかった。

生徒感想

神戸高校総合理学科との発表会はすごくいい刺激になった。創造科学科内でも想定質問を行ったが、実験内容等を理解していることもあり、この程度の質問だろうと予想していたが、何も知らない人が聞くとそこを突いてくるのかと改善すべき点が多く見つかった。その点は班内でのディスカッションだけでは到底想定できないものだったので良いものを得られたと思う。

  

  

令和4年2月3日第12回高校生鉄人化まつり実行委員会(3)

第12回高校生鉄人化まつり開催に向けた第3回会議がオンラインにて開かれた。今回はまず、長田区内の参加団体について確認を行った。コロナ禍ではあるものの、例年参加の団体が多数反応を示してくれている。次に実行委員会企画ついて議論した。ブース出展とステージの2つを検討した。前者は、長田区がビーチサンダル発祥であることから「ビーサン卓球」の実施と、輪投げの企画を提案した。後者はクイズを実施することになった。次回実行委員会は2月22日にオンラインで実施予定。

  

令和4年2月2日 創造応用IS「探究活動⑬」

創造科学科5期生(2年生)の理系(31名)が創造応用ISの授業で、分野ごとの13回目の探究活動を行った。

 創造応用の研究活動の時間も最後の1回になり、次週の校内発表会に向けて各班で発表練習を行った。研究内容全体を再度見つめなおし、どのように分かりやすく他者に伝えるのかを意識しながら発表練習をおこなった。数学班、物理班は大学の先生にオンラインで発表を聞いていただき助言をいただいた。校内発表会までの1週間、最後まで自分たちの研究内容がしっかりと伝わるように発表を磨きあげていく。

  

  

令和4年2月1日 課題研究「第12回」

創造科学科6期生(1年生)の39名が本校において課題研究の第12回目の授業を受けた。

今回の授業では2月5日の神戸高校とのオンライン合同発表会にむけてポスターセッションの練習を行った。小型ポスターを貼って時間を測り本番を意識して練習を行った。2班で組になり発表を聞きあい、質疑応答も行った。練習してみることで、発表の構成や流れを再度見直すことができた。担当の教員からのアドバイスも受けて発表に向けて最終仕上げに入っていく。

  

  

令和4年1月26日創造基礎A 薮中三十二氏講義「世界に負けない日本」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、創造科学科6期生(1年)を対象に、立命館大学客員教授の薮中三十二氏(元外務事務次官)をお招きし、「世界に負けない日本 国家と日本人が今なすべきこと」というテーマで講義を行った。初めてに、自己紹介を兼ねて外交官としてのエピソードをお話しいただいた。準備として、生徒は著作を読んでおり、立体的に外交の現場を知る機会となった。休憩をはさんで、生徒とのディスカッションを行った。米中対立をベースに、日本の安全保障に関して、その切迫感や自衛隊と米軍への期待度合いについてグループで議論した。薮中氏には、生徒の輪の中に入っていただき、直接議論をしていただいた。次に日本は軍備増強するか、抑止力増強のための外交か、信頼醸成のための外交というテーマで議論した。日本が強気一辺倒では国際社会ではうまく行きそうにないことに気付き、ASEANやインドを巻き込みながら、中国との関係構築を進めて行く方向に議論が進んだ班もった。議論は質疑応答含め3時間に及び、生徒からは質問が途絶えることなく熱気に満ちた講義となった。

     

令和4年1月26日創造基礎B FW「はっぴーの家ろっけん」

介護付きシェアハウス「はっぴーの家ろっけん」に、創造科学科6期生(1年)のビーチサンダル(ビーサン)が長田発祥であることをアピールすることをテーマに活動をしている3班2名が訪ねた。株式会社Happyの前田氏と介護士の村松氏が対応してくださり、生徒はビーサンを使ったプログラムを提案した。準備運動から始まり、ビーサンホッケーやビーサン卓球など、提案の多くが好評であった。今後プログラムをチラシ等に落とし込み、イベント実施に向けて準備を進める予定である。

  

令和4年1月26日 創造応用IS「探究活動⑫」

創造科学科5期生(2年生)の理系(31名)が創造応用ISの授業で、分野ごとの12回目の探究活動を行った。

 探究活動も最終段階に入りどの研究班も発表用のスライド作成に取り組んだ。残念ながら1/30に参加を予定していた外部発表会が新型コロナ感染拡大の影響で急所中止となってしまった。しかし2/9の校内発表会に向けて気持ちを切り替えて、スライド作成や発表練習に熱が入っている。スライドの作成していく中で研究の進め方や実験内容にも反省点があることを実感しながらも上手く研究の意義や魅力が伝わるような発表を意識しながら準備を進めている。

  

令和4年1月25日 課題研究「第11回」

創造科学科6期生(1年生)の39名が本校において課題研究の第11回目の授業を受けた。

今回の授業では前回に引き続き2/5に実施予定の神戸高校との合同発表会(ポスターセッション)で使用する研究ポスターの作成に取り組んだ。作成も最終段階に入り、全体の色使いや図表の配置、文章の表現方法、文字のフォントなど実際にポスターを見た際に感じるのかを意識しながら最終調整を行った。今後ポスターを使い発表練習に取り組む予定である。

  

令和4年1月19日 創造応用IS「探究活動⑪」

創造科学科5期生(2年生)の理系(31名)が創造応用ISの授業で、分野ごとの11回目の探究活動を行った。

探究活動も終盤に入り、どの研究班も内容のまとめ、研究発表のためのスライド作成に取り組んだ。実験で得られた大量のデータをもとにじっくりと考察を行い、聴者にどのように伝えていくのかを検討した。大学の先生に指導をいただきながら考察を深めた班もあり、発表に向けての準備を進めた。今後、発表練習も行っていく。

1/30には「サイエンスフェアin兵庫」、2/9には「創造応用校内発表会」で発表を行う予定である。

  

  

令和4年1月18日 課題研究「第10回」

創造科学科6期生(1年生)の39名が本校において課題研究の第10回目の授業を受けた。

課題研究での実験・観察を終え、研究発表会に向けて発表準備を行った。今回は2/5に実施予定の神戸高校、明石北高校との合同発表会で使用するポスターの作成に取り組んだ。

ポスター発表の特徴から、どのようなポスターが聴者を惹きつけるのか、聴者が見やすいポスターがどのようなものなのか、どのような情報を盛り込むべきかなどポスター作成方法を学びながら作成を行った。

  

令和4年1月18日第12回高校生鉄人化まつり実行委員会(2)

第12回高校生鉄人化まつり開催に向けた第2回会議が神戸野田高校で開かれた。今回はテーマ「想いを⇄新たな時代へ」の確認をし、神戸野田高校の漫画・動画研究部の部員が作成してくれたポスターのラフ案から絞り込みを行った。続いて、実行委員企画として、飲食物の提供について地域のお店の委託販売の案で進めることや、長田区がビーチサンダル発祥の地であることからそれを活用した「ビーサン卓球」のブースを出すこと、ステージでの企画を今後練ることが決まった。次回会議は2月3日(木)にオンラインで実施される予定だ。

  

令和4年1月16日創造基礎B実践活動「マイクロライブラリー」「ストーリーウォーク」

大丸須磨店において、創造科学科6期生(1年)の生徒6名が実践活動を行った。大丸須磨店の「ほんとみょうだに。」というテーマにあわせて、2つのプランを提案し、大丸のイベントに合わせて実証実験を実施した。

マイクロライブラリーは、返却不要、寄付大歓迎の市民による循環型の図書スペースのことである。50冊ほど準備した本は1時間ほどで15冊を持ち帰えられ、そこに近隣の方が早速20冊ほど児童書を持参して加えられるなど、当日のうちに本の循環が始まっていた。生徒は幅広い世代と交流ができた。

ストーリーウォークは、本の一場面を切り取って、間隔をあけて掲示し、歩きながら物語を楽しむで、本来は名谷図書館へ誘導を目的としていたが、今回はマイクロライブラリーへの誘導となった。生徒は「蜘蛛の糸」を題材に、イラストを自作し、大丸にパネルを用意してもらい、提示した。

今回の取組みは1階エスカレーターホールにて1月末まで設置され、以降は1階から2階に上がる階段と階段ホールに移設される予定だ(実施期間は1ヶ月)。

     

令和3年12月20日 創造応用IS オープンラボ

創造科学科5期生(2年生)の理系(31名)が創造応用IS オープンラボを6期生(1年生)の理系選択者を対象に実施した。

 参加した1年生に自分たちの取り組んでいる研究内容を説明し、見学してもらうことで来年度の創造応用ISがどのような内容なのかを先輩から後輩に伝えイメージをもってもらうことを目的として実施した。参加した1年生は自分たちが現在取り組んでいる課題研究と比べ、より深く、発展的な研究が行われていることを実感した。2年生にとっては、1年生への説明を行いながら自分たちの研究内容を再確認し今後の研究計画を立て直す機会になった。

  

令和3年12月19日 明石市立天文科学館 彗星観測

創造科学6期生(1年生)の生徒4名が、課題研究の彗星の構造再現の研究として、明石市立天文科学館の井上館長はじめ、学芸係の方々の指導のもと、レナード彗星や土星、木星の観測を行った。

 研究の中で実際の彗星の観測を行いたいという強い思いを汲み取っていただき今回の観測が実現した。風が強く雲の流れが早く観測が簡単ではない状況であったが、粘り強く観測に取り組み、その彗星のコマや尾を実際に観測し、写真におさめることができた。観測できた時間が非常に短く、分光による成分の特定まではいかなかったが井上館長からは、この条件で観測できただけでも100点満点中300点だとの言葉をいただけた。普段は立ち入れない16階の天体観測室で口径40cmの天体望遠鏡を用いての観測が行え、今後の研究をさらに深める機会となった。

  

令和3年12月19日 甲南大学リサーチフェスタ2021

創造科学6期生(1年生)の生徒12名(3団体)が、課題研究の研究内容を甲南大学リサーチフェスタ2021に参加しオンラインを用いた口頭発表を行った。

リサーチフェスタは、文系・理系問わず幅広い研究発表を高校生、大学生、大学院生の発表件数を合わせて300件以上の発表・審査を行うもので、1年生の課題研究では初めての外部発表会であった。参加者、審査員の方から様々な質問、指摘、アドバイスをいただいた。また様々な分野の発表を多く聞き、今後の校内発表会や他校との交流発表会に向けて内容をブラッシュアップしていく。

  

【生徒感想】

・今回、リサーチフェスタに参加していろいろな人からたくさんの発表を聞くことができて、自分にとっても今後の活動や班にとってもとてもいい経験になりました。大学生などの研究は一見難しそうに見えたのですがプレゼンの技術やパワーポイントが分かりやすくて理解出来たものもあったので、難しい内容でもどうしたら分かりやすく説明できるかなどが分かりました。

 ・今回のリサーチフェスタで他人の発表だけでなく、自分たちの研究を客観的に見ることができました。普段、同じような発表をしても今回のような厳しい質問をされ、考えさせられることはあまりないですが、このような質問によって自分たちの問題点を見直すことができました。