取り組みのハイライト

創造科学科ブログより抜粋

令和2年7月27日 創造応用Ⅰ文理共通課題発表会

本校同窓会館ゆ~かり館において、創造科学科4期生(2年)が「ポストコロナ社会を創造しよう!」というテーマのもと取り組んだ課題研究について、スライドを使った発表(発表5分、質疑応答5分)を行った。ゲストとして、大阪大学大学院国際公共政策研究科教授の松繁寿和氏、同大学大学院理学研究科准教授の小田原厚子氏、同大学大学院理学研究科大学院生の木村祐太氏、神戸大学大学院理学研究科准教授の大堺利行氏、同大学大学院人間発達環境学研究科准教授の稲葉太一氏、同大学大学院理学研究科准教授の洲崎敏信氏にオンラインにて参加していただき、最後に講評をいただいた。
各班の発表の内容は以下の通りである。(発表順)

・5班「医療業界中心にポストコロナを乗り越える!!」
・8班「リモートオフィス活用で負担軽減!」
・2班「次世代ライブハウスから新たな雇用と日常を」
・6班「Work×Vacation ~New Community by Gathering Guys~」
・3班「新型コロナウイルス感染拡大から学ぶ 風評被害・誹謗中傷のない社会をつくろう」
・4班「インターネットを利用して医療のリスクヘッジを目指す」
・10班「SA・KO・KU of REIWA~国内で経済に光を!~」
・1班「飲食店と農家をつなげて今まで以上の『安全』を!」
・7班「非常時でも子供に平等な教育の機会を」
・9班「カラオケボックス×ライブ!?~新スタイルのイベントで経済発展~」

  
  
  

令和2年7月14日創造基礎A「資金調達のための金融教育」

創造科学科5期生(1年)を対象に、「資金調達を学ぶ金融教育」をテーマに、講義とワークショップを行った。直前の警報発令により、生徒は自宅でzoomを使ってオンラインで授業を受けた。この授業は神戸財務事務所の職員と本校教諭が共同で作成した企画で、当日は講師として理財課調査官の中野陽介氏をお招きした。中野氏から金融システムの機能と金融機関の種類について講義をしてもらい、その後「シェアキッチン事業」の資金調達先の選定理由について、架空の創業計画書をもとにワークショップを行った。公民科の新科目に「公共」が加わることとなり、「金融の働き」について金融は経済主体間の資金の融通であることの理解を基に、金融を通した経済活動の活性化について学習することとなっている。今回の授業は資金調達をシミュレーションする学習とした。

  

令和2年6月23日創造基礎B「テーマ設定」

本校同窓会館ゆ~かり館において、創造科学科5期生(1年)40名を対象に、「“次世代が選ぶまち”KOBEの実現に向けて、高校生の力を発揮しよう!」という大テーマのもと、各班でテーマ設定をおこった。グループは、長田区の課題3つ、神戸市の課題1つ、プロモーションテーマの5班に分かれた。まず、前回の資料や「長田区計画」をもとに、オンライン質問ツール「slido」を使ってブレインストーミングをした。次に、Slidoの分析機能を使って気になるワードを強調させ、テーマ設定をした。次回はテーマについて調査を行う予定である。

  

令和2年6月17日 創造応用Ⅰ「調査・発表準備」

本校PC教室において、創造科学科4期生(2-8)が前回授業の課題で作成したA4一枚のポスターをグループ内で見せ合い「生徒間評価シート」を使ってお互いに意見を交換した。その後、Googleドキュメントの使い方の説明を教員より受けた後、そのドキュメントを使ってオンラインで共同編集しながらグループで意見を取りまとめた。

  

令和2年6月2・9日創造基礎A・創造基礎B

本校同窓会館ゆ~かり館において、創造科学科5期生(1年)の生徒の半数ずつが6月2日と9日にわたって、6限目に創造基礎A、7限目に創造基礎Bの授業を実施した。まず6限の創造基礎Aでは、「わたしたちのこれまで/いま/これからの学びの探究」をテーマに、各自のSWOT分析(S:強み/W:弱み/O:機会/T:脅威)をして、創造基礎で学びたいことや伸ばしたい力について考えた。「機会」のヒントとして、グローカル型学習やSTEAM教育について本校教員より説明を受けた。
続いて、2日の7限の創造基礎Bでは、B班と、自宅学習のA班(出席番号前半)の生徒、自宅学習の創造科学科4期生(2年)をオンラインで結び、オンライン会議ツールzoomを使って「新入生オリエンテーション」を実施した。はじめに、自己紹介を含めてアイスブレイクを行い、4期生の生徒より、創造科学科1年の授業(創造基礎A、創造基礎B、RRE、課題研究)について説明を聞いた。
9日の7限の創造基礎Bでは、A班と自宅学習のB班(出席番号後半)の生徒、自宅学習の創造科学科4期生(2年)B班を、zoomを使って結び、2年生の司会進行のもと討論会を行った。A班1年生4人にオンラインの2年生がファシリテーターとして参加し、B班はzoomのブレイカウトセッション機能で同様のグループに分かれた。今回は「コロナでSDGsが達成できるか?」をテーマにディスカッションを行い、議論の内容について発表を行った。生徒からはテーマについて、達成が難しくなるものが多くあると予測する一方、経済停滞による二酸化炭素削減やテレワークによるディーセントワークへの見直しなどの意見がでた。

  

第10回高校生鉄人化まつり中止のお知らせ

3月20日(金)に新長田若松公園鉄人広場で予定されていた「第10回高校生鉄人化まつり」は中止することが決定しました。主催者より新型コロナウィルス感染拡大防止のため、開催中止と判断されました。

課題研究「自然科学発表会」

本校同窓会館ゆ~かり館において、本校創造科学科4期生(1年)40名が課題研究最終発表会「未来を拓く自然科学を学ぼう」を行いました。ゲストとして、研究指導にも携わっていただいた神戸大学大学院人間発達環境学研究科の大学院生をお招きし、質疑応答や講評をしていただきました。

  

1班「イオン液体で一攫千金!?~NMR測定を用いた天然有機化合物の抽出~」
2班「空からやつらが降ってきた!! ~TNT換算を使った隕石の詳細解明~ 」
3班「ルビちゃんのひ・み・つ♡~ SDS電気泳動を用いて~」
4班「おさかなたちのわすれもの♡~環境DNAを用いて~」 
5班「名探偵 環境DNAの捜索~絶滅危惧種の追跡者~」 
6班 「水中の食べ物ホンマに安全なん?~放射線観測を用いた食品の安全性について~」
7班「プラごみ問題レスキュー隊!~柑橘類を用いたリモネン抽出~」
8班「ひかれあう原子の物語~ 液体による表面張力の違い~」

RRE「外国人留学生交流会」

本校同窓会館ゆ~かり館において、本校創造科学科4期生(1年生)40名が大阪大学の留学生15名と英語を用いて交流会を行いまし。自己紹介の後、本校生は「兵庫高校の紹介、神戸の魅力と社会課題」をテーマにスライドを用いてプレゼンテーションを行い、留学生は「地域の魅力と課題」をテーマに発表しました。1年間の集大成の交流会ということもあり、楽しみながら積極的に留学生と交流するとともに、他国の魅力・課題を学ぶことができました。

  

〈生徒感想〉

I spent quality time in today’s exchange. I learned many things. Not only culture and social issues of foreign countries but also the importance of courage to talk with international students. Talking with foreign people made me interesting, happy and exciting. Through talking with them, I found it is important to speak not to be afraidof some mistakes and enjoy talking with them!

I thought that I should get more vocabrary. When I talk with a student from Bangladesh, I could not talk well because I have not memorised words. I also thought that talking with people in English is very fun. But it is difficult for me to make sentences. So I would like to study harder and try to talk with many people in English.

創造応用「最終発表会」

本校教室及び武陽ゆ~かり館において研究活動の集大成として最終発表会を実施した。社会科学分野では、論文にまとめた内容を英語で発表しました。大阪大学経済学研究科教授の佐々木勝氏をはじめ、大学院生の方々にも参加いただき、質疑と講評をしていただきました。自然科学分野では、物理・化学・生物・数学・都市工学の5つの分野に分かれ、研究成果を口頭発表しました。神戸大学人間発達環境学研究科准教授の稲葉太一氏や大阪大学大学院理学研究科准教授の小田原厚子氏をはじめ、学部生にも参加していただき、質疑と講評をしていただきました。

  

社会科学分野(個人研究)

「外国人労働者のための日本語教育」

「日本の難民への言語支援について」

「地場産業を活かした甲冑モチーフ ケミカルシューズの販売」

「日本の女性の管理職を増やすには」

「日本における外国人労働者の受け入れに関する問題点とその解決策について」

「アフガニスタンにおけるテロ多発の原因究明」

「日本の高等学校におけるグローバル人材育成プログラムを考える」

「フェイクニュース対策に関する法律立案」

「ラグビーワールドカップによる経済効果」

「違法伐採木材の流通を防ぐために」

「ネパールの児童労働全廃に向けて ~永続的に農業で貧困を解決するには~」

「日本の難民申請者の待遇を改善するには」

「実践的メディア・リテラシーを身につける教育について」

「外国人の公務員就任に関する国籍条項」

「多剤耐性菌の新たな発現を防ぐ」

「労働組合による同一労働同一賃金の達成~産業別組合を中心とした組合形態への改革~」

「シティズンシップ教育として日本の部活動を考える」

「物流コストから考える今後のサプライチェーン」


自然科学分野(グループ研究)
物理班「太陽光発電の効率を上げるための条件」
化学班「臭い!汚い!でも安い!泥電池の可能性」
生物班「グリーンヒドラの出芽と老化」
数学班「統計で考える〇〇~眠りやすい電車の特徴とは?~会話が弾むためには?~YouTubeでバズるためには?~」
都市工学班「外国人にとっての日本らしさとは~店の外観から考える~」

第7回高校生国際問題を考える日

神戸ファッションマートで実施された「第7回高校生国際問題を考える日」に創造科学科3期生(2年)、4期生(1年)の文系選択者、グローバルリサーチⅡ受講生が参加しました。午前中は東京オリンピック・パラリンピックに関する基調講演とパネルディスカッションがありました。創造科学科3期生7名とグローバルリサーチⅡ選択者の6名は午後からポスターセッションを行い、その中の1名は県教委が主催するポスター発表コンクールで発表者に選出され、審査員の前で発表しました。

  


【高校生国際問題を考える日について】
 第7回となる「高校生国際問題を考える日」は本校が幹事校となり連携先の大阪大学、WHO神戸センター(平成28年度より)、兵庫県教育員会が主催で実施されています。本校SGH担当教員が連携先とともに実施内容の企画立案を行いました。今年度はSGH事業の成果普及をするため、従来の教員向けランチョンセミナーに加え、新たにポスター発表コンクールを実施し、全国のSGH指定校を中心に生徒が発表を行い、審査を受けました。最優秀ポスターの発表をすべての参加者の前で行い、探究学習のモデルを示すことができました。参加者は生徒541名、教員73名、ポスター発表121件と過去大規模なものとなりました。