取り組みのハイライト

創造科学科ブログより抜粋

令和3年5月14日5期生創造基礎B「長田区役所発表会」

長田区役所702会議室において、創造科学科5期生(1年)の3つの班、11名が昨年度取り組んだ創造基礎Bの実践活動の報告を行った。長田区役所からはまちづくり課の職員5名が生徒の報告を聞き、コメントをしていただいた。発表内容は次の通りである。

2班「マイクラマップで北区にGO!」:北区の子育て環境PRのために、鈴蘭台駅周辺の子育て支援施設のマップをマインクラフトで表現し、動画作成した

3班「繋げよう、空き家をアーティスト~PR動画を架け橋に~」:駒ヶ林地区で空き家を改装して活動する芸術家にインタビューを行い、その様子を動画にしたり、ホームページを作成し、外部から芸術家を呼び込むツールを作成した

4班「なぁタンチャレンジ~写真で長田区のイメージ改革~」:Instagramを使って、長田の風景写真を継続して投稿し、それらをまとめて長田区マスコット「なぁタン」に見えるようなモザイクアートを作成した

     

令和3年5月12日 創造応用IS 「数学探究」

本校において、創造科学科5期生(2年生)の理系(32名)が創造応用ISの授業で数学分野の探究活動を行いました。

「A4用紙を道具を用いず正確に三つ折りする方法」「傘を忘れる確率を考える」など、身近にある疑問を数学の幾何、確率を用いて考えました。普段の授業の学びをどのように活用していくかを考える機会になりました。

またその考えを他の人が納得できるように互いに説明をしあいました。探究活動において、自分たちの研究の内容や考えをしっかりと他者に伝えることも大切です。

   

令和3年5月11日創造基礎A「兵庫県の未来のことを考えよう」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、創造科学科6期生(1年)を対象に、兵庫県企画県民部ビジョン課の森川智弘氏から「兵庫県の未来のことを考えよう」というテーマで講義を実施した。ゴールデンウイークの課題として、兵庫県将来構想研究会「兵庫県将来構想試案」の今後30年の大潮流(1.人口減少・超高齢化、2.自然の脅威、3.テクノロジーの進化、4.世界の成長と一体化、5.経済構造の変容、6.価値観と行動の変容)について各自で質問を考えた。これをもとに班内で共有し、森川氏に質問を投げかけた。次回5月18日は、6つのビジョンの方向性「個性の追求」「開放性の徹底」「つながりの再生」「集中から分散へ」「美の創出」「次世代への責任」について議論する予定である。

  

令和3年5月11日創造基礎B FW長田区役所

創造科学科6期生(1年)が「創造基礎B」の授業の一環で、長田区役所を訪問した。「広報」をテーマにした1班は広報相談担当の山橋係長と東間氏、「美しいまちづくり」をテーマにした2班は協働推進担当の吉田係長と坂元氏、「地域活性化イベント」をテーマにした3班は事業推進担当の上達係長と皆木氏、「地域主体のまちづくり」をテーマにした5班はまちづくり推進担当の杉山係長と齋藤氏から各テーマの現状と課題、長田区の施策について説明を受けた。今後それぞれのテーマに沿って、地域に出て活動をしていく予定である。なお、「名谷図書館」をテーマにした4班は、当該施設が休館日であったため、校内でテーマ学習をおこなった。

  

令和3年4月28日 創造応用IS 「物理探究」

本校において、創造科学科5期生(2年生)の理系(32名)が創造応用ISの授業で物理分野の探究活動を行いました。

今回のテーマは「天井までの高さを正確に求める」です。定規や三角定規、分度器、たこ糸等与えられたものを組み合わせ、講堂の天井までの高さをできるだけ正確に測定する方法を探究しました。考えた方法が実際には上手くいかず、ショックを受けながらも粘り強く測定を繰り返しました。失敗から考え、根気強く研究に取り組むことは探究活動において非常に大切なことです。

最後に結果報告を行うと、実際の高さと僅かな差で高さを求められているグループもありました。

   

令和3年4月20日創造基礎B「神戸市の施策と長田区の現状」

本校第一STEAM ROOMにおいて、創造科学科6期生(1年)40名を対象に、長田区まちづくり課課長の平岩正行氏をお招きし、「神戸市の施策と長田区の現状、そのまちづくりの取り組みについて」というテーマで講義をしていただいた。神戸市が「若者に選ばれる」魅力あるまちづくりに向けた施策や課題についての講義をしていただいた。本講義は、本校と長田区との連携協定(平成30年)にもとづき、「創造基礎B」の導入として行われたものである。

続いて、講義を受けて地域課題研究のテーマ設定を行うワークショップを実施した。8人5班に分かれテーマを設定した。長田区まちづくり課の職員3名もテーマ設定のアドレスや情報提供を行ってサポートをしていただいた。今後、各班がAB2つに分かれ同じテーマで活動していく。

〈各班のテーマ〉

1班 広報-広報誌の取材-

2班 美しいまちづくり-獅子ヶ池の自然-

3班 地域活性化イベント-ストリートピアノ、ビーチサンダル-

4班 神戸市の課題-図書館を中心に名谷の活性化-

5班 地域主体のまちづくり-駒ヶ林の活性化-

令和3年4月21日 創造応用IS 「化学探究」

本校において、創造科学科5期生(2年生)の理系(32名)が創造応用ISの授業で化学分野の探究活動を行いました。

今回は「最強のカイロを作るには?」をテーマとし、カイロに使われる成分物質の役割を実験の結果から考察し、最高温度、持続時間の向上を目指しました。結果を深く考察し、グループで考えを出し合い、実験方法を考え改善に繋げていくという探究活動の基本の流れを体感し、普段の実験との違いに苦戦しながらも、問いに対して真剣に向き合い実験を行う姿が見られました。

  

令和3年4月13日創造基礎A 「創造基礎を創造しよう」

本校第一STEAM ROOMにおいて、創造科学科6期生(1年)を対象に、「創造基礎を創造しよう」というテーマでワークショップを行った。入学前課題として同テーマで各自で授業案を考えた。それをナショナル・グローカル・その他(新型コロナ関連等)に分類し、3~4人の班を編成し、お互いに授業案を共有ってグループの授業テーマを発表した。なお、ローカル課題については、「創造基礎B」の授業で扱う。授業テーマは以下の通り。

〈ナショナル〉

・模擬選挙―若者の投票行動、外国人、選挙権を軸に―

・男女間の育休取得の違いについて

・コロナ禍とアフターコロナの国内経済

・原子力発電所を稼働させるべきか ※ディベート

〈グローバル〉

・南北問題の解決―医療体制やコロナワクチンの不平等―

・尖閣諸島問題について現状と解決策

・世界の人権問題―格差、BLM、外国人労働者―

〈その他〉

・コロナと経済―日英のコロナ対策の比較―

・しあわせ中心社会

・コロナ不況―飲食店を中心に―

今後これらのテーマのうち、いくつかを生徒とともに授業準備や講師選定を行い、実施していく予定である。

  

令和3年4月10日 「第11回未来創造シンポジウム」

本校講堂において、令和2年度学校の設定教科「創造」の集大成として「第11回未来創造シンポジウム」を開催した。普通科グローバルリサーチ2~3年生と創造科学科4~6期生、県内の中学生とその保護者、他校教員らおよそ300名を対象に実施した。プログラムは以下の通りである。

1 受付・ポスターセッション
2 学校長開会挨拶
3 基調講演  「これからの時代に求められるリーダー像とは?」
  Institution for a Global Society株式会社 代表取締役
慶応義塾大学経済学部 特任教授 福原 正大 氏
4 学校設定教科「創造」の取り組み 生徒発表
(1)グローバルリサーチ 「市街化調整区域とまちづくり ~神戸から30分の秘境に迫る!~」
  普通科グローバルリサーチ受講生(3年)
(2)創造基礎(社会科学分野) 「駒ヶ林×Art ~空き家活用プロジェクト~」
  創造科学科5期生(2年) 社会科学研究3班
(3)課題研究(自然科学分野) 「半永久的!?第二のカビキラー ~イオン液体とカビ~」
創造科学科5期生(2年) 自然科学研究1班
(4)創造応用ⅠL(社会科学分野) 「Development of New Audible Traffic Signals」
  創造科学科4期生(3年)
(5)創造応用ⅠS(自然科学分野) 「古池や おゆまる飛び込む 水の音」
  創造科学科4期生(3年) 物理研究班
5 パネルディスカッション 「これからの時代に求められるリーダー像とは?」
    司 会   創造科学科4期生(3年)
    パネリスト 福原 正大 氏
          普通科グローバルリサーチ受講生(3年)※体調不良により当日欠席
          普通科グローバルリサーチ受講生(2年)
          創造科学科4期生(3年)
          創造科学科5期生(2年)
          創造科学科6期生(1年)

  

  

  

令和3年4月10日 創造科学科「新入生オリエンテーション」

本校講堂において、本校創造科学科5期生(2年)が創造科学科6期生(1年)を対象に、新入生オリエンテーションを行った。初めに、学校設定教科「創造」のうち、「創造基礎A」「創造基礎B」「RRE」について概要を説明した。次にアイスブレイクのために、自己紹介ゲームやビンゴをして雰囲気づくりをして、名刺交換の練習を行った。続いて、ワークショップ「フードロスを減らすには?」を行い、1年4人組に2年1名がファシリテーターとして参加し、「えんたくん」を活用しながら議論した。フードロスに関連する問題の広がりと絞り込みをして、議論した内容についてワールドカフェ形式で他班と共有した。最後に、「給食の残飯を減らすには?」というテーマで同様に議論し、各班の代表者が発表を行った。入学間もない1年生に対して、創造科学科で必要なエッセンスを詰め込んで伝えることができた。