活動の記録

練習登山 12月13日(土) 黒岩尾根~摩耶山

 12月の練習登山は六甲山の市ケ原からよく使う通常のコースではなく、黒岩尾根を通って摩耶山の山頂を目指しました。そして今回は加古川西高校ワンダーフォーゲル部と合同登山。久しぶりだね。なかなかの大所帯になりましたね。期末考査も終わり皆さん清々しい気分で出発!?なんと今回はさらにスペシャルゲストが。本校ALTのタイラー先生が途中まで参加してくれました。

 最初は気温の低さが心配でしたが、登り始めるとすぐに暑くなりみんな上着を脱ぐことに。所々紅葉も残っており色鮮やかな木々が目を楽しませてくれます。また足元の色とりどりの落ち葉もの重なりが印象派の絵画のように美しく、飽きることがありません。

 黒岩尾根はマイナールートのようで、すれ違うハイカーもほとんど居なかったのですが、摩耶山山頂に着くと、多くのハイカーや観光客でびっくり。やはり人気スポットですな。いつもはパスしてしまう三角点(本当の頂上)も通過。ついでに皆で記念撮影も。あとは掬星台(山上広場)でのんびり昼食タイム。風もなく暖かくて最高のビュースポットでした。

 青谷道を下山して摩耶駅で解散。お疲れ様でした。加古西の皆さん、また一緒に行きましょう。今年最後の登山行動。生徒は10キロ程度の負荷も背負っていてただのハイキングとはいかない部分もありますが、天候にも恵まれ気持ちよく今年の一年を締めくくることができました。来年はどこにいきましょう。六甲山の氷瀑は凍るのか?京都の愛宕山に雪はあるのか?いろいろ楽しみにしつつ新年を迎えましょう。来年もよろしくな。パオーン!

新人大会 11月8日(土)~8月9日(日) ハチ高原 蘓武岳

 先週に引き続き、今週はいよいよ新人大会です。朝7時20分にJR灘駅に集合。参加する高校が大型バス3台に乗り合わせてハチ高原を目指し出発します。現地で姫路出発組と合流します。

 好天に恵まれた一日目は、まず最初にテントを張る位置を決める区画割をみんなで手伝います。それからいよいよ審査開始。まずはテントの張り方を審査する幕営審査。その後、知識審査と天気図審査が行われます。知識審査は登山に関する知識をテスト形式で審査します。また天気図審査は実際に気象通報を聞き天気図を書きます。その後は装備審査。持ち物が揃っているか、適切に保管されているか(防水など)審査します。

 すべての審査が終わって炊事をしテント泊のはずでしたが、何とここでせっかく張ったテントを撤収。どうやら明日未明から雨の予報。大事を取って今日はテント泊を取りやめ男子は近くの体育館で、女子は研修室でマットとシュラフで就寝に。う~ん、残念。

 案の定、二日目は午前3時ごろからかなりの雨が降り始めました。ちなみに起床は4時。まいったな。天気概況をにらみつつ、大会本部が下した苦渋の決断は、登山行動の中止。気温も低く、部員たちの安全を考えるとそうせざるを得ません。昨日はあんなに好天だったのに。山ではこういったことが度々あります。無理は禁物です。

 全員体育館に全員集合して、登山の中止を告げ、代わりに急遽ミニ天気図講座や、交流会が行われました。いくつかの学校ごとに輪になって自己紹介からいろいろな話し合い。一発芸大会になったり輪になってバレーボール大会になったり、恋バナで盛り上がる女子会も。その後は結果発表と表彰式。前日の審査結果の集計だけで順位がつけられました。

 今日登る予定だった蘓武岳(そぶがだけ)は来年兵庫県で開催されるインターハイの会場でもあります。村岡ファームガーデン(道の駅)あたりから出発してゴールは神鍋高原の体育館あたりです。どの学校もぜひとも今回登ってみたかったコースでした。

 ほとんど一年生のメンバーで構成されている明石高校ワンゲル部のチームですが、審査結果には夏の県大会よりはかなり成長がみられました。少しずつ経験を積んで知識も体力ももっともっとつけて来年度を迎えましょう。それから雨天用に一発芸も磨きましょうかね?

 予定を早めてバスで三宮へ。着いたら雨は止んでました。大会に向けていろいろな準備ご苦労様でした。これまで皆さんが日々積み重ねてきたことで無駄なことは何一つないよ。さあ来月はどこに行きましょうか。

 画像も今回は少なめ。とてもきれいな紅葉に出会いました。パオーン!

月例登山 11月3日(月)ロックガーデン~六甲山頂~有馬温泉

 「六甲山最高!」

 何度も登っている六甲山ですが、意外と山頂は行ったことがない部員も多かったね。まあ何があるわけでもないのだけれど。

 さて今日は久しぶりの練習登山となりました。前回一度雨で中止になりましたので。JR芦屋駅に集合して、まずロックガーデンから六甲山山頂を目指します。暑くもなく寒くもなくちょうどよい気候でした。六甲山では人気のコースでもあり、多くのハイカーに出会いました。残念ながら紅葉にはちょっと早すぎたかも。

 男子は大会仕様の15キロの重さのザックを背負っていますが途中でへこたれることもなく、岩場もへっちゃらですたすたと登っていきます。女子も余裕でついていきます。なかなかやるな。成長したな。でも、ちょっと待ってくれ~。こちらは青息吐息・・・。

 風吹き岩までノンストップの山行。ハイカーが多く、楽しみにしていた猫ちゃんたちもどこかに雲隠れ。残念。

 山頂付近は風が強く上着を脱いだり着たりを繰り返しながらの体温調整。後で知りましたがその日は木枯らし一号が発表された日でした。

 山頂で一息ついた後は一気に魚屋道を有馬温泉まで下ります。みんな速いな。あっという間に有馬温泉到着。連休の最終日でもあり観光客が多いのにびっくり。天候に恵まれ、日頃の練習の成果がしっかり発揮された練習登山となりました。お疲れさまでした。さあ、いよいよ来週末は新人大会だ。みんなで蘓武岳を制覇するぞ!パオーン!!

 

月例登山 9月20日(土)武田尾廃線跡 大峰山 中山

 夏合宿明けの最初の月例登山は、武田尾の廃線跡からの大峰山コース。2年ほど前に一度行ったことのあるコースですが、現在のメンバーには初めてのコース。

 JR生瀬駅からスタート。武田尾駅までいくつかのトンネルを通って廃線跡を歩きます。気温も少し穏やかになり武庫川の水音も清々しい。真っ暗なトンネルの中はひんやりしてなんとも気持ちがよい。なかなか素敵なハイキングコース。ですが、実は男子部員は15キロ、女子部員は8キロの重りを背負ってのトレーニング。そして本番はまだまだこの先だ。

 廃線跡が終点に近づいたあたりからいよいよ本格的な登山開始。大峰山に登った後中山を通って中山寺へ降りていきます。分岐が至る所にあり、しかも案内の看板がほとんどないのでロスト(迷子!)しやすいことこの上ない。前回も大苦戦したコース。

 事前に散々脅かした?せいもあってか今日の部員達はとても慎重。分岐のたびにコンパス片手に地図とにらめっこ。ああだこうだと部員同士で何度も話し合いが繰り返されました。それが大事なのだよ。後ろから見守る顧問はその風景がとても嬉しかったのだよ。

 少々のロストでの後戻りは覚悟していましたが、ほとんど迷うことなく下山ができました。よくやったね。よかったね。それでもなかなかハードなコースでした。低山は気温が高いしな。久しぶりの月例登山でみんな最後はぐったりしていましたね。そういえば、途中で足がつった人もいましたね。さて来月はどこに行こうか?そして11月には新人大会が待っているぞ。お疲れさまでした。パオーン!

 

夏合宿 8月5日(火)~8月7日(木) 洞川温泉キャンプ場 稲村ヶ岳

 今夏も恒例の夏合宿に行ってきました。今年は2泊3日で奈良県にある天川村の洞川(どろがわ)温泉キャンプ場へ。

 1日目はまずは移動、大きなザックを背負った大人数が電車を乗り継ぎバスに乗っての移動するのはなかなか骨が折れます。周囲の乗客にも気を使いながらの移動です。昼過ぎにはキャンプ場に到着。高度が高いせいかちょっと涼しい!!!そして蚊がいない!!!

 テント設営が終わると皆さん川遊びへ。ここは修験者が修行の途中で立ち寄ったことが起源の温泉街としても有名で、また川遊びも盛んなところ。私もキャンプ地の小川に足を浸してみましたが冷たいのなんの。夜は炊事棟で夕食の調理。焼きそばをおかずに白ご飯!みんなしっかり食べる。う~ん、若者やな・・・。明日はいよいよ登山だ。

 2日目は稲村ヶ岳登山。4時起床で5時登山行動開始。修験者が修行のために通ったといういわゆる修験道の一部。みんな気持ちを引き締めての出発。天候にも恵まれ気持ちの良い山行となりました。途中には「パオーン杉」と呼ばれるアフリカ象の横顔そっくりに見える杉の木が。いや、インド象か?少し険しい岩場もありましたが、昼前には全員無事に稲村ヶ岳山頂(1,726m)に。早めに下山できたので、夕食までの自由時間は洞川温泉観光へ。吊り橋や鍾乳洞を見学したり、かき氷を食べたり、川遊びをしたり(またか?好きやな)、温泉を楽しんだり。夕食はサバ缶を使った炊き込みご飯と棒ラーメン。この炊き込みご飯が絶品!さて、明日はもう帰るだけ。

 3日目はバスの時刻もあり、早々に片づけて朝食。即席スパゲティを食べたらすぐに出発。慌ただしいのですが、朝一のバスを逃すと次は4時間後くらいになってしまいます。無事にバスに間に合い、電車を乗り継ぎあっという間に都会の喧騒と熱気の中に戻ってきました。楽しい合宿でしたね。後で部員たちがびっしりと書いてくれた感想文を読むと、それぞれがいろいろな場面で時に楽しみ、時に反省し、時に感謝し、充実した時間を送ってくれていたことを改めて実感しました。エアマットの空気が抜けて硬い地面で寝た顧問と部員も1名ずつ居ましたね。あれはきつい・・・。様々な経験をまた次からの活動に活かしていきましょう。お疲れさまでした。2学期もよろしく、パオーン!