活動の記録

月例登山 9月20日(土)武田尾廃線跡 大峰山 中山

 夏合宿明けの最初の月例登山は、武田尾の廃線跡からの大峰山コース。2年ほど前に一度行ったことのあるコースですが、現在のメンバーには初めてのコース。

 JR生瀬駅からスタート。武田尾駅までいくつかのトンネルを通って廃線跡を歩きます。気温も少し穏やかになり武庫川の水音も清々しい。真っ暗なトンネルの中はひんやりしてなんとも気持ちがよい。なかなか素敵なハイキングコース。ですが、実は男子部員は15キロ、女子部員は8キロの重りを背負ってのトレーニング。そして本番はまだまだこの先だ。

 廃線跡が終点に近づいたあたりからいよいよ本格的な登山開始。大峰山に登った後中山を通って中山寺へ降りていきます。分岐が至る所にあり、しかも案内の看板がほとんどないのでロスト(迷子!)しやすいことこの上ない。前回も大苦戦したコース。

 事前に散々脅かした?せいもあってか今日の部員達はとても慎重。分岐のたびにコンパス片手に地図とにらめっこ。ああだこうだと部員同士で何度も話し合いが繰り返されました。それが大事なのだよ。後ろから見守る顧問はその風景がとても嬉しかったのだよ。

 少々のロストでの後戻りは覚悟していましたが、ほとんど迷うことなく下山ができました。よくやったね。よかったね。それでもなかなかハードなコースでした。低山は気温が高いしな。久しぶりの月例登山でみんな最後はぐったりしていましたね。そういえば、途中で足がつった人もいましたね。さて来月はどこに行こうか?そして11月には新人大会が待っているぞ。お疲れさまでした。パオーン!

 

夏合宿 8月5日(火)~8月7日(木) 洞川温泉キャンプ場 稲村ヶ岳

 今夏も恒例の夏合宿に行ってきました。今年は2泊3日で奈良県にある天川村の洞川(どろがわ)温泉キャンプ場へ。

 1日目はまずは移動、大きなザックを背負った大人数が電車を乗り継ぎバスに乗っての移動するのはなかなか骨が折れます。周囲の乗客にも気を使いながらの移動です。昼過ぎにはキャンプ場に到着。高度が高いせいかちょっと涼しい!!!そして蚊がいない!!!

 テント設営が終わると皆さん川遊びへ。ここは修験者が修行の途中で立ち寄ったことが起源の温泉街としても有名で、また川遊びも盛んなところ。私もキャンプ地の小川に足を浸してみましたが冷たいのなんの。夜は炊事棟で夕食の調理。焼きそばをおかずに白ご飯!みんなしっかり食べる。う~ん、若者やな・・・。明日はいよいよ登山だ。

 2日目は稲村ヶ岳登山。4時起床で5時登山行動開始。修験者が修行のために通ったといういわゆる修験道の一部。みんな気持ちを引き締めての出発。天候にも恵まれ気持ちの良い山行となりました。途中には「パオーン杉」と呼ばれるアフリカ象の横顔そっくりに見える杉の木が。いや、インド象か?少し険しい岩場もありましたが、昼前には全員無事に稲村ヶ岳山頂(1,726m)に。早めに下山できたので、夕食までの自由時間は洞川温泉観光へ。吊り橋や鍾乳洞を見学したり、かき氷を食べたり、川遊びをしたり(またか?好きやな)、温泉を楽しんだり。夕食はサバ缶を使った炊き込みご飯と棒ラーメン。この炊き込みご飯が絶品!さて、明日はもう帰るだけ。

 3日目はバスの時刻もあり、早々に片づけて朝食。即席スパゲティを食べたらすぐに出発。慌ただしいのですが、朝一のバスを逃すと次は4時間後くらいになってしまいます。無事にバスに間に合い、電車を乗り継ぎあっという間に都会の喧騒と熱気の中に戻ってきました。楽しい合宿でしたね。後で部員たちがびっしりと書いてくれた感想文を読むと、それぞれがいろいろな場面で時に楽しみ、時に反省し、時に感謝し、充実した時間を送ってくれていたことを改めて実感しました。エアマットの空気が抜けて硬い地面で寝た顧問と部員も1名ずつ居ましたね。あれはきつい・・・。様々な経験をまた次からの活動に活かしていきましょう。お疲れさまでした。2学期もよろしく、パオーン!

県総体 6月6日(金)~6月8日(日) 鉢伏高原・氷ノ山

 兵庫県高等学校総合体育大会登山大会です。いわゆる県総体が無事に終了しました。ずっと天候が気になっていましたが、(昨年は夜中に大雨)今年は好天に恵まれさわやかな三日間でした。

 大会出場メンバーとして連れて行けるのは男子4名女子4名のみです。キャプテンの伊藤君にとっては最後の部活動の行事となりました。

 大会一日目は開会式の後、幕営審査(テントの張り方)・筆記審査(山の知識)・天気図審査(実際に天気図を書きます)・装備審査などが行われました。なかなか忙しいいスケジュールです。この大会ではいろいろな形で審査が行われますが、そのどれもが山で無事に行動し、命を守るために必要な技術や知識を問うものです。明日はいよいよ登山行動が始まります。どの学校も早々に食事を済ませテントで就寝。就寝時間はなんと午後8時。おやすみなさい。

 大会二日目は午前4時起床です。ザックの軽量を行い、氷ノ山のふもとまで移動します。登山行動では特区までの体力審査や歩行・読図・記録・装備などの審査が行われます。生徒よりも先に山を一周して読図ポイントをつけて回ったり、山頂付近で何か所も歩行審査をしたりしなければならない各校の職員もなかなか大変な一日です。6時30分頃に男子、女子の順で一斉にスタート。行ってらっしゃい。こちらは下から無事を願うばかりです。今年は隊ごとにGPSを装着。本部から各校の位置情報が手に取るように判ります。これは便利。そして安心。

 各団体無事下山してからは、またテントを張り今度は炊事審査です。各校とも工夫を凝らしたメニューを披露。競技中ではありますが何だか楽しそうです。その後は監督・リーダー会で終了。就寝時刻は午後9時です。お疲れさまでした。

 最終日は装備審査の3回目が行われましたが、あとは全校生、全職員でパーティ登山。鉢伏山頂を通過しながらぐるっと鉢伏高原を一周します。もう審査も行われません。各校とも和気あいあいと交流を深めながらの登山行動です。私も最後尾から参加しました。やはり山は楽しい!

 下山後は結果発表と閉会式。我がワンゲル部は経験が浅い1年生が多いチームでしたがよく頑張ったと思います。これからもっと経験を積んでレベルアップを図りたいところです。そしてキャプテンの伊藤君、お疲れさまでした。1年生の多いチームをよくここまで引っ張って育ててくれました。ありがとう。一緒にいろんな山に登ったね。これからもよろしく。そして皆さん、お疲れさまでした。

東播大会 5月31日(土) 氷ノ山

 今年の東播大会は雨が降ったせいで一週間遅れの開催となりました。例年通り加古川西高校さんと西脇工業さん、県立農業高校さんと共同開催です。ところが先週の雨のせいか、この日は神戸高校さんや長田高校さん御影高校さんに青陵高校さんと参加校多数。とても賑やかなイベントとなりました。

 どの学校も来週の県大会を見据えて、コースの確認、地図読みの練習に余念がありません。本番と同じく15キロほどの荷物を背負って山を駆け上がっていくチームも。

 入部したばかりの1年生が多い我々は、無理をせず丁寧に時間をかけて地図読みをしながらの山行でした。初めて氷ノ山を上るものがほとんどでした。前日の雨でぬかるんだ場所も多く、また冬場の雪の重みでねじれてしまったはしごで降りる場所もあり、なかなかスリルもありました。地図読みをしながらで時間はかかりましたがどの学校も全員無事下山。今度会うのは来週の県大会だね。お互いエールを送りながらの解散となりました。さて、いよいよ来週は2泊3日で県大会。明高ワンゲル部の健闘を期待しています。お疲れさまでした。

 

トレーニング登山 5月10日(土) 高御座

 先週に引き続き今週も登山です。前日までの雨で実施が危ぶまれましたが、朝にはあがり、やや湿度は高いものの暑すぎない過ごしやすい天気でスタートです。

 今回は宝殿駅に集合し高御座(たかみくら)を目指します。ほかの用事と重なった部員も多く、前回よりは少人数での山行となりました。

 今回は途中で地図とコンパスを何度も取り出し、自分の位置や目的地を確認したりと、地図読みとコンパスワークの練習。スマホに慣れた世代にはなかなか難解か?でも楽しそう。

 山頂はガスが出て真っ白。ちょっと残念。昨日の雨で岩場は滑りやすく苦労しましたね。私も足を取られ何度か盛大にこけました。

 山中でなんと明高ワンダーフォーゲル部の大先輩とも遭遇。すごく懐かしがられました。先輩、ワンゲル部は今も元気に活動を続けております!またどこかの山でお会いしましょう。

 

月例登山 5月3日(土) 須磨アルプス

 さて前回の小野アルプスに引き続き、今回は須磨アルプス。どうやらこの国にはたくさんアルプスがあるらしい。例年、須磨浦公園スタートが多いのですが、今年は古式にのっとり塩屋からスタート。かの加藤文太郎氏ゆかりの六甲山縦走。その正式なスタート地点。みんな読んでるか?『孤高の人』。

 前回に続いて好天に恵まれ、今回もとても気持ちの良い山行でした。初めて経験する部員がほとんどで、400階段に悲鳴を上げ、須磨アルプスに歓声を上げ、とてもとても賑やかな一団となりました。

 次週は「高御座」(たかみくら)。ちょっとタフだぜ。そしてきっと暑いぜ。心して迎えよう。お疲れさまでした。

 

新歓登山 4月26日(土) 小野アルプス

 どうしたことでしょう。新入部員がどっさり。(12人!)いったい何があったのだ?

新入部員勧誘の時に焼きマシュマロ配ったから??もちろん中学校では山岳部はなく、

皆さんそれぞれに様々な思いがあっての入部でした。これからよろしくな。

 さて新学期恒例の新歓登山ですが、今年は加古川西高校と合同で小野アルプスへ。

加古西さんも充実した部員数で総勢30人ほどのパーティに。う~ん多いな。

 両行とも1年生同志すぐに打ち解け、まあ初日から明るくにぎやかなこと。そしてタフ。

わあわあ言いながらも紅山をあっという間に制覇。

その後もすたすたとアッという間にユピカまでゴールイン。やるな。

 天候にも恵まれ心地よい登山となりました。5月末には東播大会、6月には県大会もあります。気温も上がり始めこれから少しずつタフな山行になります。気を抜かずに頑張りましょう。どんなときも慎重に。くれぐれも山を舐めるなよ!

 お疲れさまでした。

月例登山 3月20日(木) 妙見山

 今回は兵庫県、大阪府にまたがる妙見山に行きました。
JR尼崎駅から能勢電鉄を使い、さらに北に進んだところにある妙見口駅で9時に集合です。

 この日は3月の下旬にも関わらず、雪をいろんな場所で味わうことができたのはラッキーでした!
天台山、光明山を経て、12時15分に妙見山に到着しました。

 最後に秋葉山を通過して妙見口駅に到着して、解散となりました。

 最近は部員自身に行きたい山を考えさせる機会を設けており、今回も部員が提案したプランでした。今まで行ったことのない場所の山に登ることは新鮮でワクワクします。

 今回は何度か道を間違えることもあったのですが、途中で部員自身が気づいたり、分岐があればコンパスを使用してどちらに進むべきかを自分たちで考えたりして少しずつ成長を感じました。

 






 今回使用した能勢電鉄は、「トムとジェリー」とのコラボ企画が実施されていて、電車内がかわいいデザインになっていました。

月例登山 2月1日(土) 愛宕山

 今年最初の月例登山は、毎年恒例の京都「愛宕山」です。山の中腹から雪に覆われ、簡易アイゼンを装着して登山をするという貴重な経験ができる場所でもあります。

 嵐山駅からバスに乗って終点の清滝へ、そこから登山開始。日差しもあってこの時期にしては暖かい。上り始めてすぐにみんな上着を脱ぎました。雪が残ってるか心配・・・。

 やはり今年はほとんど雪がありませんでした。アイゼンの装着をあきらめ普通の登山になりました。それでもうっすら雪の残った山頂の愛宕神社はきれいでした。薪ストーブでゆっくり暖まりました。神社の方が写真を撮ってくださり、愛宕神社の公式インスタグラムにアップしてくださいました。よろしければ探してみてください。

 下りも雪はほとんどなく、するするとテンポよく下山。それにしても君たち、ずんずん元気に下り過ぎだよ!密かに私は後方で両足がつり悶絶。

 観光客でいっぱいの嵐山を眺めつつ渡月橋を渡って帰路へ。楽しかったね。次はどこに行こうかね。お疲れさまでした。

月例登山 12月14日(土) 石楠花山

 12月の月例登山はJR六甲道駅からスタート。杣谷(そまだに)峠を越えて穂高湖、シェール槍を通って石楠花(しゃくなげ)山へ。天狗岩や烏帽子岩などにもちょいと寄り道してJR谷上駅でゴールという南北に六甲山乗り越えるコース。徳川道という歴史のあるコースの一部でもあり、どこもとてもきれいに整備されていました。

 今回は残念ながら参加者少なめでした。気温が低い上、風が強めで山頂付近はずっとあられが降りしきる中の山行。いやあ寒かった。穂高湖で食べたカップ麺が旨いこと旨いこと。冬の登山はカップ麺に限りますな。

 歩きなれているはずの六甲山ですがいろいろなコースがあり、季節ごとに新たな発見も多数あり飽きることがありません。場所によって(高度によって?)様々な色の組み合わせに変化する落ち葉の絨毯を眺め、そして踏みしめながら歩くことがこれほど楽しいなんて。

 さて今年の登山行動はこれで終了。来年はどこに行きましょう。この冬は寒い日が多いらしい。来年こそは六甲山でも立派な氷瀑がみられるかも!みなさん今年一年お疲れさまでした。また来年もよろしくな!!

 

 

11月 月例登山 11月9日(土) 新龍アルプス

 11月の月例登山は生徒のプロデュースで、全員が初めて登る「新龍アルプス」へ。それにしてもこの国にはたくさんありますね、アルプスが。JR播磨新宮駅からスタートして、祇園嶽、亀山、的場山などを通って龍野城址へと下山するコース。秋晴れの絶好の登山日和。暑くもなく寒くもなく最高の一日でした。祇園嶽の入り口でちょっと戸惑いましたが、あとは快適な登山コースでした。部員が3人仲良く歩く姿を後ろから眺めつつ、顧問2人ものんびり語らいながらの山行。こんなのもありだね。素敵なコースのプロデュースありがとう。楽しかったよ。また行きましょう。お疲れさまでした。

9月 月例登山 9月14日(土) 小野アルプス

 9月の月例登山は小野アルプスでした。部員3名と顧問2名の参加です。部員たちは全員小野アルプスは初めて。朝8時40分には全員加古川線「小野町駅」に集合。なんと朝からカンカン照り。暑いのなんの。9月半ばとは思えません。参ったなぁ。気を取り直して出発!

 小野アルプスと言えばなんといっても紅山。日本一低いアルプスとは言えなかなかの迫力。そして頂上からの見晴らしは最高でした。とにかく暑い。たまに通り抜ける林道の木陰とたまに吹く風だけが僅かな救いでしたね。

 そこからはいくつもの山々を通りゴールの温泉「ゆぴか」をひたすら目指します。あまりに暑くてゆっくり休憩もできません。もうちょっと涼しくなったらまた来ましょう。お疲れさまでした。

 

夏合宿 8月5日(月)~8日(木) 上高地・西穂高・焼岳

 

 報告がすっかり遅くなってしまいましたが、今年の夏もワンダーフォーゲル部は恒例の夏合宿に行ってきました。今年は顧問2名と部員2名そして頼りになるOB2名(去年も来てくれました)の6名のパーティーです。

 1日目はほぼ移動。青春時18きっぷ!と時短のためちょっとだけ急行を使って上高地へ。小梨平キャンプ場にテントを張りました。皆さん、ここまで20キロ近いメインザックを背負っての移動、お疲れさまでした。夕食は高野豆腐で作った麻婆豆腐!う~ん絶品。

当初は二日目に涸沢キャンプ場へ移動し、奥穂高を目指すルートも案にありましたが、天候の状況なども踏まえ、ここ小梨平を拠点とすることに決定。案の定、その夜は結構な雨が降りましたね。

 2日目の朝は5時から登山行動開始。昨夜の雨はありがたいことに止んでいました。今日は西穂高岳山頂を目指します。木々の間を通り抜けながら少しずつ高度を上げ、まずは西穂高山荘に到着。ここでひと休み。天候にも恵まれ暑いくらい。この山荘はラーメンが名物だそうだが、われわれはコカ・コーラで乾杯!すごく高価なコーラだけど山の上で飲むのは最高!

 さてここからがいよいよ難関コース。西穂高独標という地点で引き返すのがよくあるルート設定ですが、われわれはその先にある西穂高岳山頂を目指します。独標まででも十分難コースでしたが、そこから先はかなりの難所の連続。岩山を登っては降り登っては降りを繰り返します。やっと山頂かと思えばその向こうにまた山が・・・。何度も心をへし折られそうになります。しかも急こう配の岩場の連続。本当に厳しい場所は私も岩にへばりつくのがやっとでカメラを出すこともできず。残念ながら画像はございません。やっとのことで山頂に立った時は本当にうれしかった。この達成感!でもこのあとは今来たコースをまた戻るのよね・・・。

 キャンプ地に戻ったのは17時。ほとんど12時間の活動でした。そして夕食はなんとチャーハンとラーメンのセット!しっかりとカロリーを摂取して明日に備えねば。

 3日目は焼岳登頂へ。昨日はかなりハードだったので今日は少しゆっくりスタート。昨日よりは標高が少し低い焼岳を目指します。活火山ではありますが最近まで高かった噴火警戒レベルも安全なレベルまで下がったのを確認しての出発です。リゾート感たっぷりの上高地の景色を楽しみながらの軽快なハイキングコース?いやいや、すぐにがっつり登山に。途中3階建ての家くらいの高さの垂直な崖に鉄の梯子が一本。これ登るの?そして帰りは降りるの?ぞぞぞぞぞぞっ。そして山頂周辺は活火山ならでは様相。SF映画の撮影に使えそうな荒廃した未来惑星といった感じ?あちこちから煙出てるし。硫黄の臭いも強く、山頂では記念写真を撮ったらそそくさと退散。また一味違った登山となりました。テントに戻って夕食は焦がしネギラーメン。ネギを焦がすあたりが憎い。どうやらうちの部員には専属シェフがいるみたいだ。しかも明日の朝食は、なんと朝からペペロンチーノらしい。

 4日目はいよいよ帰ります。ペペロンチーノを堪能した後はテントや荷物を片付け下山の準備。さらば上高地よ、そしてお世話になった山々よ。上高地のバスステーションからアルピコ交通のバスで下山。そしてアルピコ鉄道で松本駅へ。来てくれたOBのうちの一人とはそこでお別れしました。そこからは青春18きっぷでの長い旅の始まり。名古屋経由で明石まで。長かったけど途中の駅で蕎麦食べたり、これもまた楽しかったね。天候に恵まれたのが何よりですが、現役部員もしっかりと活動してくれましたし二人のOBも現役部員をやさしく見守りながらあらゆる場面で適切なサポートをしてくれました。本当に楽しい充実した夏合宿になりました。みんなありがとう。そしてまた行きましょう。お疲れさまでした。

 

県総合体育大会登山大会(氷ノ山)6月7日(金)~9日(日)

 報告が遅くなりましたが、私たちワンダーフォーゲル部は県大会に参加いたしました。残念ながら当日不調者が出て、部員は二人だけの参加となってしまいました。一日目、加古川西高校や西脇工業のメンバーと一緒にバスで会場を目指しました。会場である鉢伏高原に着いてまず初日は、テントの設営審査や装備審査(持ち物チェック)、そして天気図を含む筆記試験があります。体力だけでは通用しないのがこの世界。山で安全に行動ができるための様々な知識や行動が審査され、点数化されるのです。

 二日目は、いよいよ登山行動開始です。朝3時30分には起床し、準備を始めます。部員一人ずつ約15キロの装備を背負い(これも厳密に計量されます)出発地点の氷ノ山へと向かいます。朝6時30分頃に一斉にスタート。山腹にある神大ヒュッテまではタイムレースですので、みなさん装備を背負って走り出します。我々は、いってらっしゃい!と言う他ありません。

 神大ヒュッテに到着すると、各チーム20分の休憩をとり、その後氷ノ山の山頂を越えて「ぶん回しコース」という鉢伏高原がゴールの長距離を移動します。その途中で10か所の読図ポイントを地図に書き込み(これも後で採点されます)、手帳に行動記録を残します(もちろんこれも採点要素)。山行中の服装や歩行の様子も各所に立っている審査員にチェックされます。例えば段差を「エイッ」とジャンプなどすると減点です。

 無事下山をすると今度は炊事審査です。本当に部員たちは大変です。他にも計画書審査などもあります。炊事審査とはいえ、別に料理の味とか出来栄えを審査するわけではありません。刃物や火器の安全な使用やごみの処理など、部員の安全と環境に対する配慮が大事なポイントです。絶品のポトフを作ったうちの部員の調理の腕前は残念ながら得点化されません。長い一日お疲れさまでした。

 残念ながら最終日は朝から雨。夜もしっかり降った様子。風も強い。全体で鉢伏登山を楽しむ日でしたがやむなく中止となりました。早々と閉会式を行い、解散となってしまいました。山の天気は本当に目まぐるしく変わります。

みなさん、お疲れさまでした。さて、いよいよ次は夏合宿だ!

 

5月 東播大会 5月25日(土) 氷ノ山

 来月に控えている県大会に備え、私たちは東播大会に参加しました。加古川西高校や西脇工業高校さんと一緒にバスで氷ノ山のふもとに到着。県大会と同じ装備でぶん回しコースという県大会と同じコースをたどります。「天気晴朗なれど風強し」といった感じでしょうか。とても爽やかな天候の一日でした。

 どの学校にも初めて氷ノ山に登る新入生がいて、地図をみながら丁寧にコースをたどりました。またポイントごとに現在地の確認を何度も行いました。

 氷ノ山山頂には何故か顔出しパネル?が設置されていました。あればやらない訳にはいきません。部長、よろしく!

 真剣に、そして和気あいあいと楽しんでいるうちに鉢伏高原に到着。ぶん回しコースはとても長いコースではありますが、ゴール地点の鉢伏高原は一面草原地帯で絶景です。疲れが吹っ飛びますね。

 さあ、いよいよ次は県大会。それまでお互いしっかり準備してまた一緒に楽しみましょう。お疲れ様でした。

 

4月 新歓登山 4月27日(土) 高御位山

 新年度最初の登山は恒例の新入生歓迎登山。高御位山(たかみくら)です。が、なんと新入生は他の用事で来られず、しかも3年生1名も欠席となり、現役部員二人と顧問3人だけの登山となりました。でも、新しく来られた島先生の新顧問歓迎登山ということで…。

 気になっていた雨も降らず、日差しも強くなく快適な登山となりました。勝手知ったる高御位山ではありますが、慎重に地図を読みながら現在地を確認する練習を何度も繰り返しました。いつものことではありますがここの山頂からの眺めは最高ですね。でも、新入生歓迎の最初に登るコースとしてはちょっときつくないかなぁ。などと相談も。

 今年度はどんな山に登ろうかな。どんな活動をしようかな。楽しみです。そして島先生、これからよろしくお願いします。

 

3月 月例登山 3月16日(土) 大岩岳・丸山湿原

 今年度最後の月例登山となりました。JR福知山線道場駅から出発し、千刈ダムを眺めてから大岩岳に登り、風吹き岩、丸山湿原を抜けて道場駅に戻るコースです。

 それほど難所もなく地図もわかりやすいイージーなコースかと思いきや、先頭を行く3人の部員たちは所々で立ち止まり、何度も地図を見て確認を怠りません。実は顧問も部員も全員初めて通るコース。先導隊は慎重にならざるを得ません。頼むよ君たち。無事に私を連れて帰っておくれ。

 これまで部員たちは何度も何度も地図読みを教わってきました。特に顧問の中江先生からは手取り足取り丁寧に、また時には厳しく現在地の特定の仕方から目的地への距離の測り方などあらゆることを教わってきました。それでもロストして、山道を後戻りをしたことが何度もありました。これだけスマホやGPSが発達している時代に、紙の地図とコンパスだけで山を歩くこと。私たちはそれにこだわり続けることに美学を貫きたいのかもしれません。

 地図読みだけではありません。中江先生からは山行中にあらゆることを教わりました。山で見かけた植物や昆虫、鳥の名前、天候や地形の読み方から落ちているフンの分析まで。幕営するときはテントの立て方や干し方たたみ方、おいしいキャンプ飯のアイデアも。思い出は尽きません。立山で一緒に見た満点の星空や六甲山で夜中に盛り上がった火起こし大会など。

 中江先生はまた新しい頂を目指し明石高校ワンダーフォーゲル部から旅立っていかれます。またどこかの山で会いましょう。中江先生ありがとう。

 さて、大岩岳を無事に踏破した一行は丸山湿原の途中でお湯を沸かし簡単な昼食。カップ麺とおにぎりで済ます者が多い中、なんと中江先生はアルコールバーナーを使ってマグカップで炊飯。グリーンカレーをご堪能。やるな。

 予定通り無事に下山。お疲れさまでした。さあ、来年度はしっかり新入生を勧誘しなければ。しっかり頼んだぞ。

 

2月 月例登山 2月10日(土) 六甲山滝めぐり

 2月の月例登山は例年、六甲山の氷瀑をいくつかめぐるのですが、今年は暖冬で可能性はゼロ。仕方なく、ただの滝めぐりとなりました。

 唐櫃台駅からスタートしてまずは六甲山頂付近を目指します。天気も良く和気あいあいとピクニック気分で登ります。山頂付近ではお湯を沸かしてそれぞれが持参したカップラーメンをいただきます。これがまた山の上だと格別な味に。

 さて、今度は下山しながら滝めぐりです。ここから一転、なかなかの傾斜あり、がけ下りありの難行苦行に…。こんなん思ってたんと違うぅ~。しかもたどり着いた先はただの滝。まあ当たり前か。百閒滝、七曲りの滝、ガマ滝などを見学。いつか氷瀑を見せてあげたいね。観光客でにぎわう有馬温泉がゴール。お疲れさまでした。

1月 月例登山 1月27日(土) 愛宕山(京都)

 今年最初の月例登山は、京都の愛宕山です。雪山でアイゼンを装着して登山行動する貴重なチャンスでもあります。今年は暖冬で心配しましたが、ちょうどタイミングよく寒波が到来。無事アイゼンのお出ましとなりました。

 阪急嵐山駅からバスに乗り清滝で下車。山頂の愛宕神社を目指し出発。それほど寒くもなく、登り始めてすぐ、みんな上着を脱ぎ始めました。私も背中にカイロを2枚も張り付けてきたことを思いっきり後悔することに。中腹辺りから足元に雪が目立ち始め、山頂手前でアイゼンを装着。雪景色を楽しみながらの快適な山行となりました。山頂の愛宕神社にある休憩所には素敵な薪ストーブがあり、そこでゆっくり暖まりながら昼食をとりました。別のコースから景色を楽しみながらの下山。途中で鹿の親子にも会いました。みなさんお疲れさまでした。

 

 

11月 五支部大会 11月18日(土)・19日(日) 七種山

 

 県下の山岳系部活動が一堂に会する大会『五支部大会』に参加しました。

一日目は神崎郡福崎町にある野外活動センターでテント泊。二日目は七種山に登ります。

 とにかく初日の夜の寒かったこと。テント設営のあとは夕食の準備。男子部員3人がガタガタ震えながら作ったポトフは絶品!暖まるう!!そして今回はホットサンドも。感涙!!!

 夜は全部員が集まっての交歓会。練習方法や活動場所などの情報交換から、顧問の紹介など。かくし芸大会もあり大いに盛り上がりました。

 翌日は朝4時30分起床で、朝食の準備。我々はいつものワンゲルラーメン(〇〇タイ〇ラーメン)。

 7時ころから登山活動開始。8校合わせて60人以上の部員たちが一斉に七種山を巡ります。中上級者向けのなかなか険しい難コースもあり、緊張もしますが、天候に恵まれ絶景も楽しめました。昼過ぎには下山。七種の滝も水量が多く見ものでした。

 部員たちは寒い中チームワークを発揮し、よくがんばりました。お疲れさまでした。