ワンダーフォーゲル部

概要

 ワンダーフォーゲル部は、野山を歩き、自然と親しむクラブです。「ワンダーフォーゲル」は、ドイツ語で「渡り鳥」を意味する言葉で、渡り鳥のように自然の中を旅することがクラブ名の由来となっています。

男子4人、女子4人で日々の練習に励んでいます。月例登山では、顧問の先生方と一緒に、安全に気をつけて、元気に楽しく山に登っています。

週3日の練習と月1回の登山があります。活動場所は校内や校外周辺です。

アピールポイント

私達は、普段見ることのできない景色や、普段味わえない体験を、この部活を通して経験しています!例えば、仲間とテント泊をしたり、山で料理をしたりなどです。特に、仲間と一緒に山を登って見た山頂の景色は、どんな風景や写真よりも綺麗です!

初心者さんも大歓迎です!私達と一緒に山に登りましょう!

活動の記録

新人大会 11月8日(土)~8月9日(日) ハチ高原 蘓武岳

 先週に引き続き、今週はいよいよ新人大会です。朝7時20分にJR灘駅に集合。参加する高校が大型バス3台に乗り合わせてハチ高原を目指し出発します。現地で姫路出発組と合流します。

 好天に恵まれた一日目は、まず最初にテントを張る位置を決める区画割をみんなで手伝います。それからいよいよ審査開始。まずはテントの張り方を審査する幕営審査。その後、知識審査と天気図審査が行われます。知識審査は登山に関する知識をテスト形式で審査します。また天気図審査は実際に気象通報を聞き天気図を書きます。その後は装備審査。持ち物が揃っているか、適切に保管されているか(防水など)審査します。

 すべての審査が終わって炊事をしテント泊のはずでしたが、何とここでせっかく張ったテントを撤収。どうやら明日未明から雨の予報。大事を取って今日はテント泊を取りやめ男子は近くの体育館で、女子は研修室でマットとシュラフで就寝に。う~ん、残念。

 案の定、二日目は午前3時ごろからかなりの雨が降り始めました。ちなみに起床は4時。まいったな。天気概況をにらみつつ、大会本部が下した苦渋の決断は、登山行動の中止。気温も低く、部員たちの安全を考えるとそうせざるを得ません。昨日はあんなに好天だったのに。山ではこういったことが度々あります。無理は禁物です。

 全員体育館に全員集合して、登山の中止を告げ、代わりに急遽ミニ天気図講座や、交流会が行われました。いくつかの学校ごとに輪になって自己紹介からいろいろな話し合い。一発芸大会になったり輪になってバレーボール大会になったり、恋バナで盛り上がる女子会も。その後は結果発表と表彰式。前日の審査結果の集計だけで順位がつけられました。

 今日登る予定だった蘓武岳(そぶがだけ)は来年兵庫県で開催されるインターハイの会場でもあります。村岡ファームガーデン(道の駅)あたりから出発してゴールは神鍋高原の体育館あたりです。どの学校もぜひとも今回登ってみたかったコースでした。

 ほとんど一年生のメンバーで構成されている明石高校ワンゲル部のチームですが、審査結果には夏の県大会よりはかなり成長がみられました。少しずつ経験を積んで知識も体力ももっともっとつけて来年度を迎えましょう。それから雨天用に一発芸も磨きましょうかね?

 予定を早めてバスで三宮へ。着いたら雨は止んでました。大会に向けていろいろな準備ご苦労様でした。これまで皆さんが日々積み重ねてきたことで無駄なことは何一つないよ。さあ来月はどこに行きましょうか。

 画像も今回は少なめ。とてもきれいな紅葉に出会いました。パオーン!

月例登山 11月3日(月)ロックガーデン~六甲山頂~有馬温泉

 「六甲山最高!」

 何度も登っている六甲山ですが、意外と山頂は行ったことがない部員も多かったね。まあ何があるわけでもないのだけれど。

 さて今日は久しぶりの練習登山となりました。前回一度雨で中止になりましたので。JR芦屋駅に集合して、まずロックガーデンから六甲山山頂を目指します。暑くもなく寒くもなくちょうどよい気候でした。六甲山では人気のコースでもあり、多くのハイカーに出会いました。残念ながら紅葉にはちょっと早すぎたかも。

 男子は大会仕様の15キロの重さのザックを背負っていますが途中でへこたれることもなく、岩場もへっちゃらですたすたと登っていきます。女子も余裕でついていきます。なかなかやるな。成長したな。でも、ちょっと待ってくれ~。こちらは青息吐息・・・。

 風吹き岩までノンストップの山行。ハイカーが多く、楽しみにしていた猫ちゃんたちもどこかに雲隠れ。残念。

 山頂付近は風が強く上着を脱いだり着たりを繰り返しながらの体温調整。後で知りましたがその日は木枯らし一号が発表された日でした。

 山頂で一息ついた後は一気に魚屋道を有馬温泉まで下ります。みんな速いな。あっという間に有馬温泉到着。連休の最終日でもあり観光客が多いのにびっくり。天候に恵まれ、日頃の練習の成果がしっかり発揮された練習登山となりました。お疲れさまでした。さあ、いよいよ来週末は新人大会だ。みんなで蘓武岳を制覇するぞ!パオーン!!

 

月例登山 9月20日(土)武田尾廃線跡 大峰山 中山

 夏合宿明けの最初の月例登山は、武田尾の廃線跡からの大峰山コース。2年ほど前に一度行ったことのあるコースですが、現在のメンバーには初めてのコース。

 JR生瀬駅からスタート。武田尾駅までいくつかのトンネルを通って廃線跡を歩きます。気温も少し穏やかになり武庫川の水音も清々しい。真っ暗なトンネルの中はひんやりしてなんとも気持ちがよい。なかなか素敵なハイキングコース。ですが、実は男子部員は15キロ、女子部員は8キロの重りを背負ってのトレーニング。そして本番はまだまだこの先だ。

 廃線跡が終点に近づいたあたりからいよいよ本格的な登山開始。大峰山に登った後中山を通って中山寺へ降りていきます。分岐が至る所にあり、しかも案内の看板がほとんどないのでロスト(迷子!)しやすいことこの上ない。前回も大苦戦したコース。

 事前に散々脅かした?せいもあってか今日の部員達はとても慎重。分岐のたびにコンパス片手に地図とにらめっこ。ああだこうだと部員同士で何度も話し合いが繰り返されました。それが大事なのだよ。後ろから見守る顧問はその風景がとても嬉しかったのだよ。

 少々のロストでの後戻りは覚悟していましたが、ほとんど迷うことなく下山ができました。よくやったね。よかったね。それでもなかなかハードなコースでした。低山は気温が高いしな。久しぶりの月例登山でみんな最後はぐったりしていましたね。そういえば、途中で足がつった人もいましたね。さて来月はどこに行こうか?そして11月には新人大会が待っているぞ。お疲れさまでした。パオーン!

 

夏合宿 8月5日(火)~8月7日(木) 洞川温泉キャンプ場 稲村ヶ岳

 今夏も恒例の夏合宿に行ってきました。今年は2泊3日で奈良県にある天川村の洞川(どろがわ)温泉キャンプ場へ。

 1日目はまずは移動、大きなザックを背負った大人数が電車を乗り継ぎバスに乗っての移動するのはなかなか骨が折れます。周囲の乗客にも気を使いながらの移動です。昼過ぎにはキャンプ場に到着。高度が高いせいかちょっと涼しい!!!そして蚊がいない!!!

 テント設営が終わると皆さん川遊びへ。ここは修験者が修行の途中で立ち寄ったことが起源の温泉街としても有名で、また川遊びも盛んなところ。私もキャンプ地の小川に足を浸してみましたが冷たいのなんの。夜は炊事棟で夕食の調理。焼きそばをおかずに白ご飯!みんなしっかり食べる。う~ん、若者やな・・・。明日はいよいよ登山だ。

 2日目は稲村ヶ岳登山。4時起床で5時登山行動開始。修験者が修行のために通ったといういわゆる修験道の一部。みんな気持ちを引き締めての出発。天候にも恵まれ気持ちの良い山行となりました。途中には「パオーン杉」と呼ばれるアフリカ象の横顔そっくりに見える杉の木が。いや、インド象か?少し険しい岩場もありましたが、昼前には全員無事に稲村ヶ岳山頂(1,726m)に。早めに下山できたので、夕食までの自由時間は洞川温泉観光へ。吊り橋や鍾乳洞を見学したり、かき氷を食べたり、川遊びをしたり(またか?好きやな)、温泉を楽しんだり。夕食はサバ缶を使った炊き込みご飯と棒ラーメン。この炊き込みご飯が絶品!さて、明日はもう帰るだけ。

 3日目はバスの時刻もあり、早々に片づけて朝食。即席スパゲティを食べたらすぐに出発。慌ただしいのですが、朝一のバスを逃すと次は4時間後くらいになってしまいます。無事にバスに間に合い、電車を乗り継ぎあっという間に都会の喧騒と熱気の中に戻ってきました。楽しい合宿でしたね。後で部員たちがびっしりと書いてくれた感想文を読むと、それぞれがいろいろな場面で時に楽しみ、時に反省し、時に感謝し、充実した時間を送ってくれていたことを改めて実感しました。エアマットの空気が抜けて硬い地面で寝た顧問と部員も1名ずつ居ましたね。あれはきつい・・・。様々な経験をまた次からの活動に活かしていきましょう。お疲れさまでした。2学期もよろしく、パオーン!

県総体 6月6日(金)~6月8日(日) 鉢伏高原・氷ノ山

 兵庫県高等学校総合体育大会登山大会です。いわゆる県総体が無事に終了しました。ずっと天候が気になっていましたが、(昨年は夜中に大雨)今年は好天に恵まれさわやかな三日間でした。

 大会出場メンバーとして連れて行けるのは男子4名女子4名のみです。キャプテンの伊藤君にとっては最後の部活動の行事となりました。

 大会一日目は開会式の後、幕営審査(テントの張り方)・筆記審査(山の知識)・天気図審査(実際に天気図を書きます)・装備審査などが行われました。なかなか忙しいいスケジュールです。この大会ではいろいろな形で審査が行われますが、そのどれもが山で無事に行動し、命を守るために必要な技術や知識を問うものです。明日はいよいよ登山行動が始まります。どの学校も早々に食事を済ませテントで就寝。就寝時間はなんと午後8時。おやすみなさい。

 大会二日目は午前4時起床です。ザックの軽量を行い、氷ノ山のふもとまで移動します。登山行動では特区までの体力審査や歩行・読図・記録・装備などの審査が行われます。生徒よりも先に山を一周して読図ポイントをつけて回ったり、山頂付近で何か所も歩行審査をしたりしなければならない各校の職員もなかなか大変な一日です。6時30分頃に男子、女子の順で一斉にスタート。行ってらっしゃい。こちらは下から無事を願うばかりです。今年は隊ごとにGPSを装着。本部から各校の位置情報が手に取るように判ります。これは便利。そして安心。

 各団体無事下山してからは、またテントを張り今度は炊事審査です。各校とも工夫を凝らしたメニューを披露。競技中ではありますが何だか楽しそうです。その後は監督・リーダー会で終了。就寝時刻は午後9時です。お疲れさまでした。

 最終日は装備審査の3回目が行われましたが、あとは全校生、全職員でパーティ登山。鉢伏山頂を通過しながらぐるっと鉢伏高原を一周します。もう審査も行われません。各校とも和気あいあいと交流を深めながらの登山行動です。私も最後尾から参加しました。やはり山は楽しい!

 下山後は結果発表と閉会式。我がワンゲル部は経験が浅い1年生が多いチームでしたがよく頑張ったと思います。これからもっと経験を積んでレベルアップを図りたいところです。そしてキャプテンの伊藤君、お疲れさまでした。1年生の多いチームをよくここまで引っ張って育ててくれました。ありがとう。一緒にいろんな山に登ったね。これからもよろしく。そして皆さん、お疲れさまでした。

東播大会 5月31日(土) 氷ノ山

 今年の東播大会は雨が降ったせいで一週間遅れの開催となりました。例年通り加古川西高校さんと西脇工業さん、県立農業高校さんと共同開催です。ところが先週の雨のせいか、この日は神戸高校さんや長田高校さん御影高校さんに青陵高校さんと参加校多数。とても賑やかなイベントとなりました。

 どの学校も来週の県大会を見据えて、コースの確認、地図読みの練習に余念がありません。本番と同じく15キロほどの荷物を背負って山を駆け上がっていくチームも。

 入部したばかりの1年生が多い我々は、無理をせず丁寧に時間をかけて地図読みをしながらの山行でした。初めて氷ノ山を上るものがほとんどでした。前日の雨でぬかるんだ場所も多く、また冬場の雪の重みでねじれてしまったはしごで降りる場所もあり、なかなかスリルもありました。地図読みをしながらで時間はかかりましたがどの学校も全員無事下山。今度会うのは来週の県大会だね。お互いエールを送りながらの解散となりました。さて、いよいよ来週は2泊3日で県大会。明高ワンゲル部の健闘を期待しています。お疲れさまでした。

 

トレーニング登山 5月10日(土) 高御座

 先週に引き続き今週も登山です。前日までの雨で実施が危ぶまれましたが、朝にはあがり、やや湿度は高いものの暑すぎない過ごしやすい天気でスタートです。

 今回は宝殿駅に集合し高御座(たかみくら)を目指します。ほかの用事と重なった部員も多く、前回よりは少人数での山行となりました。

 今回は途中で地図とコンパスを何度も取り出し、自分の位置や目的地を確認したりと、地図読みとコンパスワークの練習。スマホに慣れた世代にはなかなか難解か?でも楽しそう。

 山頂はガスが出て真っ白。ちょっと残念。昨日の雨で岩場は滑りやすく苦労しましたね。私も足を取られ何度か盛大にこけました。

 山中でなんと明高ワンダーフォーゲル部の大先輩とも遭遇。すごく懐かしがられました。先輩、ワンゲル部は今も元気に活動を続けております!またどこかの山でお会いしましょう。

 

月例登山 5月3日(土) 須磨アルプス

 さて前回の小野アルプスに引き続き、今回は須磨アルプス。どうやらこの国にはたくさんアルプスがあるらしい。例年、須磨浦公園スタートが多いのですが、今年は古式にのっとり塩屋からスタート。かの加藤文太郎氏ゆかりの六甲山縦走。その正式なスタート地点。みんな読んでるか?『孤高の人』。

 前回に続いて好天に恵まれ、今回もとても気持ちの良い山行でした。初めて経験する部員がほとんどで、400階段に悲鳴を上げ、須磨アルプスに歓声を上げ、とてもとても賑やかな一団となりました。

 次週は「高御座」(たかみくら)。ちょっとタフだぜ。そしてきっと暑いぜ。心して迎えよう。お疲れさまでした。

 

新歓登山 4月26日(土) 小野アルプス

 どうしたことでしょう。新入部員がどっさり。(12人!)いったい何があったのだ?

新入部員勧誘の時に焼きマシュマロ配ったから??もちろん中学校では山岳部はなく、

皆さんそれぞれに様々な思いがあっての入部でした。これからよろしくな。

 さて新学期恒例の新歓登山ですが、今年は加古川西高校と合同で小野アルプスへ。

加古西さんも充実した部員数で総勢30人ほどのパーティに。う~ん多いな。

 両行とも1年生同志すぐに打ち解け、まあ初日から明るくにぎやかなこと。そしてタフ。

わあわあ言いながらも紅山をあっという間に制覇。

その後もすたすたとアッという間にユピカまでゴールイン。やるな。

 天候にも恵まれ心地よい登山となりました。5月末には東播大会、6月には県大会もあります。気温も上がり始めこれから少しずつタフな山行になります。気を抜かずに頑張りましょう。どんなときも慎重に。くれぐれも山を舐めるなよ!

 お疲れさまでした。

月例登山 3月20日(木) 妙見山

 今回は兵庫県、大阪府にまたがる妙見山に行きました。
JR尼崎駅から能勢電鉄を使い、さらに北に進んだところにある妙見口駅で9時に集合です。

 この日は3月の下旬にも関わらず、雪をいろんな場所で味わうことができたのはラッキーでした!
天台山、光明山を経て、12時15分に妙見山に到着しました。

 最後に秋葉山を通過して妙見口駅に到着して、解散となりました。

 最近は部員自身に行きたい山を考えさせる機会を設けており、今回も部員が提案したプランでした。今まで行ったことのない場所の山に登ることは新鮮でワクワクします。

 今回は何度か道を間違えることもあったのですが、途中で部員自身が気づいたり、分岐があればコンパスを使用してどちらに進むべきかを自分たちで考えたりして少しずつ成長を感じました。

 






 今回使用した能勢電鉄は、「トムとジェリー」とのコラボ企画が実施されていて、電車内がかわいいデザインになっていました。