2023年6月の記事一覧
心理学準備講座(77回生2年生教育・心理実践)
11. 心理学準備講座⑤
6月11日(月)に甲南大学人間科学研究所から前回に引き続いて谷口先生にお越しいただき、錯誤相関の詳しい説明と2回目の研究レポートの書き方を教えていただきました。
前回行った実験がどんなところを意識して行われたのかということや、錯誤相関以外にも相手がどんな人か推測するときに働く心理学的な効果についても教えていただきました。例えば、「痩せているひとは少食だ」というような、なにかしらの偏見をもってしまいがちですよね。なぜそのような間違った決めつけをしてしまうのでしょう。
それは脳が1つ(痩せている)1つ(少食)の情報を別々に分けて判断するのは疲れるので「痩せている=少食」と決めつければ、痩せている人がどんな人か判断するのを簡単にできるからなんです。
このような脳の働きを知ったことと、前回のレポートの反省を踏まえて2回目の「錯誤相関」についての研究レポートを作成していきます!
心理学準備講座(77回生2年生教育・心理実践)
10. 心理学準備講座④
6月9日の今回の授業では、前回と同じく甲南大学人間科学研究所から谷口先生にお越しいただき、「錯誤相関」という現象についてお話をしていただきました!
「錯誤相関」とは簡単に言うと、実際には関係がないのに、一部の事象を根拠に全体を決めつけてしまうというものです。例えば、男子1人と女子14人のグループがあり、男子1人がものすごくうるさい子だったとします。それを見た女子は「男子はみんなうるさい」というイメージを持ちます。これが「錯誤相関」です。皆さんもこのような経験をしたことはありませんか?実際には物静かな男子もいるのに、一部の人のみで全体のイメージを決めつけてしまうのです。不思議ですよね!
このように心理学にまつわる現象は身近なところにもたくさん存在しています。他にもどのような現象があるのかとても気になりました!
心理学準備講座(77回生2年生教育・心理実践)
7 心理学演習準備講座③
6月2日(金)
この日の授業は臨時休校によりリモートで行うことになり、再び谷口先生に講演を行っていただきました。
今回の講座は、アッシュという心理学者の「印象形成」の実験について解説していただきました。この実験は、中心特性と呼ばれる「冷たい」や「暖かい」といった、人の印象に大きく影響を与える言葉と、周辺特性と呼ばれる人の印象にあまり影響を与えない言葉について、それぞれが人に与える影響を調べるためのものです。私は、このことを知って、普段は印象をよくするために使う言葉があまり影響を与えないと知って驚きました。これから面接などで人に良い印象を与えないといけないことも増えてくるので、そのときはなるべく周辺特性の言葉ではなく、中心特性の言葉を使うといいかもしれません。
また、この実験からレポートを作成することになりましたが、初めての実験のレポート作りなので、書き方に注意しながら作成していきたいです。
心理学準備講座(77回生2年生教育・心理実践)
5.心理学演習準備講座②
5月29日に甲南大学人間学部の谷口あや先生先生にお越しいただき、心理学演習準備講座を行ってもらいました!
心理学を研究する際の注意事項や、ちょっとした実験も体験しました。
その実験の内容は、男性が詩を朗読している動画を見た後に、男性の人柄についてのアンケートが配られました。実は配布されたアンケートは二種類あり、いくつかの追加情報が書かれていたのですが、一か所だけ”暖かい人”or”冷たい人”に変えられており、結果が少し違いました!(2枚目の写真が結果です!)
追加情報に”暖かい人”と書かれていた人は”冷たい人”と書かれていた人よりも男性の性格を「ポジティブな人だ」と考える傾向がみられました。
谷口先生曰く、これが”暖かい人”と”冷たい人”ではなく、”足が速い・遅い”のような人の心にあまり影響がないものにしてみると結果はほとんど変わらないそうです。
このことから、人の心に及ぼす影響が大きい情報のほうが実験結果が変わりやすいことがわかりました!
言葉の種類による影響の違いについて簡単な実験を通して知ることが出来、楽しかったです!
4 道徳教育講演会(78回生1年教育・心理入門)
6月12日(月)に、京都教育大学から黒田恭史教授にお越しいただき、道徳教育講演会を行いました。
1時間という非常に短い時間でしたが、映画「ブタがいた教室」の元になった黒田教授の実体験を踏まえ、道徳教育のお話をしていただきました。
講演会では黒田教授が小学校教員時代に実際にクラスの児童と豚の飼育をされた経験をお話してくださり、「いのちの教育」について学ぶことができました。
初めての講演会に緊張もありながら、ワクワクドキドキしていた私たちは、いつもと違う授業の雰囲気にすごく新鮮さを感じました。
また、相手がどう思っているのか、何を考えているのか、常に疑問をもつことの大切さを改めて知ることが出来ました。
黒田教授がおっしゃっていた言葉の一つにとても印象に残っている言葉があります。
『自分が変わらなければ、接する相手も変わらない』
私たちのクラスには将来、教師を目指している人も多くいます。本当に教師としての経験がある黒田教授から聞くと、説得力がありました。
教育だけでなく心理についてこれから勉強していくので、今回の講演会で学んだことを通して、意見を深めあい、お互いが成長できる場所をつくっていきたいと思います。
兵庫県立夢野台高等学校は、大正14年(1925)創立。
本年、令和7(2025)年10月10日に創立100年目を迎えます。
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夢の100周年
未来へ蔦(つた)える
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