取り組みのハイライト

創造科学科ブログより抜粋

令和3年12月19日 明石市立天文科学館 彗星観測

創造科学6期生(1年生)の生徒4名が、課題研究の彗星の構造再現の研究として、明石市立天文科学館の井上館長はじめ、学芸係の方々の指導のもと、レナード彗星や土星、木星の観測を行った。

 研究の中で実際の彗星の観測を行いたいという強い思いを汲み取っていただき今回の観測が実現した。風が強く雲の流れが早く観測が簡単ではない状況であったが、粘り強く観測に取り組み、その彗星のコマや尾を実際に観測し、写真におさめることができた。観測できた時間が非常に短く、分光による成分の特定まではいかなかったが井上館長からは、この条件で観測できただけでも100点満点中300点だとの言葉をいただけた。普段は立ち入れない16階の天体観測室で口径40cmの天体望遠鏡を用いての観測が行え、今後の研究をさらに深める機会となった。

  

令和3年12月19日 甲南大学リサーチフェスタ2021

創造科学6期生(1年生)の生徒12名(3団体)が、課題研究の研究内容を甲南大学リサーチフェスタ2021に参加しオンラインを用いた口頭発表を行った。

リサーチフェスタは、文系・理系問わず幅広い研究発表を高校生、大学生、大学院生の発表件数を合わせて300件以上の発表・審査を行うもので、1年生の課題研究では初めての外部発表会であった。参加者、審査員の方から様々な質問、指摘、アドバイスをいただいた。また様々な分野の発表を多く聞き、今後の校内発表会や他校との交流発表会に向けて内容をブラッシュアップしていく。

  

【生徒感想】

・今回、リサーチフェスタに参加していろいろな人からたくさんの発表を聞くことができて、自分にとっても今後の活動や班にとってもとてもいい経験になりました。大学生などの研究は一見難しそうに見えたのですがプレゼンの技術やパワーポイントが分かりやすくて理解出来たものもあったので、難しい内容でもどうしたら分かりやすく説明できるかなどが分かりました。

 ・今回のリサーチフェスタで他人の発表だけでなく、自分たちの研究を客観的に見ることができました。普段、同じような発表をしても今回のような厳しい質問をされ、考えさせられることはあまりないですが、このような質問によって自分たちの問題点を見直すことができました。

令和3年12月15日 創造応用IS「探究活動⑩」

創造科学科5期生(2年生)の理系(31名)が創造応用ISの授業で、分野ごとの10回目の探究活動を行った。

数学分野では、神戸大学の稲葉先生から統計学の一元配置分散分析についての講義を受けるとともに、自身の研究の進捗状況を報告し、その進め方や今後の課題について助言をいただいた。

物理分野では、パラシュートの形に着目し、さまざまな形のパラシュートを作製し、落下速度にどのような影響を与えるのか詳細にデータをとった。室内の換気方法を研究している班は、発表会に向けて詳しい実験データの収集を行った。

化学分野では、神戸大学の秋本先生に研究全体の構成についてオンラインで指導をいただいた。明らかにしたことを1つずつ分けて発表することで初めてその内容を聞いた人に伝わりやすいと指導を受けた。また研究発表に向けて必要な追実験を行った。

生物分野では、神戸大学の源先生の対面指導を受け、出場を希望するジュニア農芸化学会の応募書類、審査書類の作成に取り組んだ。これまでの研究をいかに分かりやすく端的にまとめ、どのように魅力を盛り込むかをアドバイスいただいた。

都市工学分野では、プログラム言語Pythonを用いて実際に新長田駅周辺1km2の範囲に自分たちで考えた基準に基づいてコンビニの配置を行った。今後そのデータを用いて人口分布や人口密度などのデータに基づいて本当に適正配置であるかを検討していく。

  

  

 

令和3年12月14日創造基礎A「日本の財政の現状・課題」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、創造科学科6期生(1年)を対象に、財務省主計局調査課課長補佐の岡本めぐみ氏から「日本の財政の現状・課題」というテーマで講義を受けた。1)財政の現状と課題、2)新型コロナウイルス対応と財政・経済への影響、3)将来を見据えた財政上の力点・経済対策について説明を受けたあと、質疑応答を行った。事前学習で11月25日に政府が閣議決定した「令和3年度補正予算(第1号)」について政策の優先順位について学習しており、それをもとに活発なディスカッションを行うことができた。

  

令和3年12月14日第12回高校生鉄人化まつり実行委員会(1)

第12回高校生鉄人化まつり開催に向けた第1回会議が本校同窓会館武陽ゆ~かり館で開かれた。このまつりは、平成22年度に長田区主催の「第2回鉄人まちづくりイベント」に応募した本校総合科学類型1期生(創造科学科の前身)の提案が最優秀賞を受賞し、長田区に所在する高校のさまざまな活動発表の場として実施されるようになったものだ。本校からは創造科学科5期生7名、育英高校からは生徒会3名、神戸野田高校からは生徒会5名が実行委員として参加した。自己紹介のあと、役員決め、今回のテーマ、今後の大まかな予定について話し合われた。今年度は実行委員長を本校生徒が担うことになった。第12回高校生鉄人化まつりは令和4年3月20日(日)新長田若松公園鉄人スクエアで実施予定。

  

令和3年12月10日 RRE「外国人留学生交流会」

本校同窓会館ゆ~かり館において、本校創造科学科6期生(1年生)40名が兵庫教育大学と神戸大学の留学生10名と英語を用いて交流会を行った。留学生が前回とほとんど同じ方々だったため、自己紹介を済ませ本題に移った。本校生は創造基礎Bの取組みをテーマにパワーポイントを用いてプレゼンテーションを行い、留学生は「「SDGsに基づく自国が抱える課題について」をテーマに発表を行った。最後に各グループ代表生徒が、セッションの報告を行った。生徒は楽しみながら積極的に留学生と交流することができたとともに、創造基礎Bの地域活動について国際的な視点を得ることができた。

 

外国人留学生の出身国:ブルキナファソ、ナイジェリア、ジンバブエ(2名)、インドネシア(3名)、ベトナム(1名)、バングラディシュ(3名)

     

令和3年12月8日創造基礎B FW「大丸須磨店」

大丸須磨店に、創造科学科6期生(1年)の本をテーマに活動をしている4班8名が訪ねた。株式会社大丸松坂屋百貨店店長付専門スタッフの立花氏と青木氏に向けて、生徒は「マイクロライブラリー」と「ストーリーウォーク」を提案した。両提案について、須磨店として実施は可能としながら、実施時期や方法、主なターゲットを今後詰める必要があると指摘された。イベント実施に向けて今後準備を進める予定である。

 

 

    

令和3年12月7日 課題研究「第8回」

 

創造科学科6期生(1年生)の39名が本校において課題研究の第8回目の授業を受けた。

課題研究での実験・観察も終盤にさしかかり、追い込みで実験を行う班や、大学院生の方からオンラインの指導を受けながらこれまでの実験結果をまとめて分析を行う班など、それぞれ研究活動を進めた。実験操作も回数をこなすことでスムーズに行えるようになり、得られたデータの分析についても深く行えている。

今月中旬には高校生の研究活動の発表会に参加する班もあり、それを見据えて研究活動を行った。

  

令和3年11月24日 創造応用IS「探究活動⑨」

創造科学科5期生(2年生)の理系(31名)が創造応用ISの授業で、分野ごとの9回目の探究活動を行った。

 数学分野では、神戸大学の稲葉先生から統計学の一元配置分散分析についての講義を受けるとともに、自身の研究の進捗状況を報告し、その進め方や今後の課題について助言をいただいた。

 物理分野では、これまでの研究で得られたデータをもとにパラシュート部分の形について考察し、それに基づいて設計したパラシュートを用いて落下の様子を確認した。もう一方の研究班では教室内の空気の対流を調べるために作製した模型を用いて、暗所で光を当てながら煙の動きを観察した。

 化学分野では、作製した磁性流体の磁性を強める方法を試したが逆に磁性が弱まるという現象が確認された。この結果を考察し、さらに微細な粒子にまで粉砕する必要があると考えた。磁性流体を安定な状態で保存する方法も検討した。

 生物分野では、豆苗に吸収させる液体のpHを一定に保つために酢酸と酢酸ナトリウムを用いて緩衝溶液の調製を行った。液性をできるだけ中性に近づけるために物質の混合比を変えながらpH調整を行った。また自分たちの研究を発表できる発表会について調べた。

 都市工学分野では、プログラム言語Pythonについて学びを深めながら調べたコンビニの位置情報の入力を行った。また、研究発表に向けてこれまでの内容をまとめるともに今後研究する内容について考えた。

  

  

令和3年11月24日創造応用ⅠL「中間発表会」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、創造科学科5期生文系選択者(2年)9名が、パワーポイントを使用し、自身が取り組む課題研究についての口頭発表(発表8分、質疑応答3分)を行った。今回は、大阪大学大学院国際公共政策研究科教授の松繁寿和氏にご来校いただき、生徒の口頭発表に対してアドバイスをしていただいた。

 

発表タイトルは以下のとおり

「日本に宗教教育は必要か-「宗教都市神戸」を教材に-」

「防災グッズは持ち歩く時代へ-防災に対する意識-」

「いいクラスを作るには-学級崩壊の原因の検討に基づく提案-」

「義務教育下における中学生の不登校生徒へのよりよい対応環境」

「“3C”カードゲームによる在日ベトナム人に向けた言語学習 -Cool Japan, Card Game, Communication-」

「高齢者のICT交流促進に向けて」

「空き家×アーティストで描くサスティナブルタウン」

「色覚の個人差に関わらず見やすい誘導灯」

「数学の理解と好感度の関係」

     

令和3年11月20日創造応用 FW「スマホセミナー」

芦屋市立茶屋集会所において、創造科学科5期生(2年)の生徒1名が、「スマホセミナー」を見学した。この生徒は高齢者向けのスマホ活用支援について研究している。今回訪問したスマホセミナーは、茶屋之町自治会が芦屋市社会福祉協議会に依頼し、担い手として甲南高校ボランティア委員会の生徒が参加することで実施されている。昨年9月から実施され、月に2回程度のペースで継続的に行われている。参加するのは茶屋之町の高齢者で、LINEの登録やグループ作成やWebサイトの見方などについて質問し、高校生が1対1でサポートしていた。とてもゆったりした雰囲気でセミナーが行われており、生徒にとっても今後の研究の参考となった。

  

 

令和3年11月21日「協働探究ラウンド・テーブル奈良2021」

東大寺近くにある東京庵本店において、創造科学科6期生(1年)5名が、奈良女子大学教育システム研究開発センター(連合教職大学院)主催、日本航空株式会社・産学連携部・意識改革推進部協力「協働探究ラウンド・テーブル奈良2021」に参加した。全国から64名の高校生が集まり、大学・高校教員等と大人と一緒に「ラウンド・テーブル」を実施した。アイスブレイクのあと、第一部「飛行機は どのように 運航されているのか」では、航空運航についてどのような職員が関わっているのかを確認したうえで、「グループワーク(1)定時性・快適性・効率性の三つをどう満たすのか」を実施した。生徒と大人で4人1組となり、テーマについて議論し、発表した。続いて第二部「ようこそJALOODAの世界へ」では、グループワーク(1)での発表を踏まえ、日本航空株式会社産業連携部の長谷川氏と同航空部機長の片桐氏から「JALOODA」について対談が行われた。そして第三部「『JALOODA』の翼に乗って飛び立とう」では、「グループワーク(2)そのとき、君は、君たちは?」で実際のトラブルを題材にワークショップを行い、発表した。最後にふりかえりとして、「翼」をモチーフにした工作を行い、参加者全員で記念撮影を行った。

 

〈生徒感想〉

僕は今回のラウンド・テーブルに参加して学んだことが2つあります。1つ目がピンチこそチャンスである、ということです。JALの機長さんがおっしゃっていて、ピンチや緊急事態のときこそ「〜するとチャンス」と考えることでプラス思考になることができ、マインドコントロールをすることができるようになる、というものでした。これはこれからの学校生活でも、例えばテストの点数が悪い時、部活の試合で自チームが負けているときや流れが悪い時、もしくは創造科学科の授業の中で何かトラブルが発生した時、「え、チャンスじゃね?」と思えるようになり、それをチャンスにしてより良い結果を導く、など実用していきたいものです。そして2つ目が協力すれば新たな案が出る、ということです。グループワークをやる中で住んでいる地域も年代も全然違う人と話し合い、その人たちと自分の意見を合わせることで新たな考えが生まれ、それがグループワークのお題であった「このような場合の解決策とは?」の答えに上手く繋げることができました。特に自分が最善だと思っていた案に他者の意見を聞き、それがとても良い案になったときは自分でも感心し、ワクワクしました。これからのグループワーク、リーダーシップの在り方について考えられる良い機会で楽しかったです。

私は今回のラウンドワークで知らない人とひとつのものを作るということへの考え方が大きく変わりました。今までは緊張ということが一番にきていたけれど、今はわくわくの気持ちの方が強いと思います。そう思えたのは、今回同じテーブルだった方が年齢の差を関係なく全員が平等な立場で接してくださったからだと思います。他県の高校生や自分の2倍以上も年の離れた方など普段の生活では絶対に関わることができない人と一緒に協議をさせていただいて自分の貴重な経験になりました。また、講義の中で最も印象に残ったのがプラス受信のお話です。マイナスなことがあってもそれをプラスと捉えてチャンスにする、というのはとてもおもしろい考え方だなと思いました。そうした方がきっと人生何倍も楽しくなると思うので実践してみます!

今日の奈良でのラウンド・テーブルでたくさんのことを学べたと思います。特に、初対面の人と話し合っていくことのむずかしさについてです。いつもなら見慣れた友達と話し合っているから円滑に進む部分もあるけど、やはり初対面の人と話し合うとなると発言もいつもよりはしにくかったので円滑とまではいきませんでした。そんな中でも話し合いを成立させていくことができ、濃い内容となったことはとてもいい経験になったと思います。今後の活動にこの経験を活かしていきたいなと思います。

初対面の方と話すことに最初は緊張しましたがすぐに話せるようになりました。今回難しいと感じたことは歳の差がある方と会話することです。私の方が年下な分、こんな意見では未熟すぎないかと考えてしまう時もありました。でも発言しないと何も変わらないと思い発言すると、受け入れられ、足りない部分は他の方が補足してくださいました。今後は自分自身の知識の増加と勇気を持つことを心がけようと思いました。話し合い自体すごく楽しく、たくさんの方々の意見や雑談もできたので有意義な時間になりました。奈良も楽しかったです。来年も開催されるのなら参加したいと思いました。

話を聞いて驚いたのは、限られた時間や条件の中で、よい行動を考え実行しているということに対してだ。円卓会議では、三つくらいアクティビティがあり、どれも「こういう状況であなたたちはどうしますか」というような内容だった。15分くらいで意見を出しあったが、結論はベストなものにはならなかったと思う。しかし、話によると、JALの方は、かなり差し迫った状況で最適な方策をできているようで、すごいと思った。どうすごかったかというと、私が、話し合っている途中で、「こうしたほうがいいか。でも、具体的にどうしようか」などと思っていたことが、みんな両立されていたと思う。パイロットは賢くないといけないなどと聞いたことはあったが、成る程その通りだと思った。パイロットになるにあたって、イレギュラーな事態への対応に関して勉強しているからこそではあるだろうが、それでもやはりすごいと思う。すっかり緊急時の対応の話のようになっていた気もするが、チームという面からいうと、「目的を共有する」とか、そういったことが参考になったと思う。アクティビティでいろいろと話し合ったが、初対面で緊張もありながらもある程度の話し合いになったのは、「与えられた課題をなんとかする」ということで一致していたからだと思う。目的の共有さえされてあれば、だいたいのチームは上手く動くと思う。

令和3年11月17日 創造応用IS「探究活動⑧」

創造科学科5期生(2年生)の理系(31名)が創造応用ISの授業で、分野ごとの8回目の探究活動を行った。

 数学分野では、ご指導・アドバイスをいただいている神戸大学の稲葉先生とオンラインで個人の研究テーマについて進捗状況を報告したうえで助言をいただくミニ報告会を行った。データを集める手法やテータ量など具体的な助言をいただいた。

 物理分野では、パラシュート部分の形が落下速度に与える影響を調べるためパラシュート部分に送風機で風を当て、どの部位に風が強く当たっているのかを調べた。この結果をもとにパラシュートの最適な形を模索していく。

 化学分野では、これまでに作製した磁性流体が時間とともにその特性を失っていくことに着目し、最適な保存方法を探る実験を行った。それと並行して、神戸大学の秋本先生からオンラインで指導をいただき、食品保存に磁性流体をどう活用していくかを考えた。

 生物分野では、豆苗に吸収させる溶液が周囲の環境でpHが変化してしまい植物内でのpH変化を正確に確認することができないという結果から、緩衝溶液を用いてその問題を解決できないかと考え実験を行った。また、染色液を吸収した植物の断面を顕微鏡で観察し、染色液の分布を観察した。

 都市工学分野では、今後の研究活動に必要になるプログラム言語Pythonについて学んだ。また、対象地域である新長田駅周辺のコンビニの位置をデジタルマップ上で確認して緯度、経度の位置情報を調べた。

  

  

令和3年11月17日 創造基礎B FW「はっぴーの家ろっけん」

介護付きシェアハウス「はっぴーの家ろっけん」に、創造科学科6期生(1年)のビーチサンダル(ビーサン)が長田発祥であることをアピールすることをテーマに活動をしている3班8名が訪ねた。株式会社Happyの和田氏と前田氏が対応してくださり、生徒は「ビーサン卓球」についてプレゼンテーションを行った。提案そのものは好評であったが、「はっぴーの家ろっけん」に合ったよりユニークなものにブラッシュアップするようアドバイスをいただいた。今後提案を続け、イベント実施に向けて準備を進める予定である。

  

令和3年11月16日 課題研究「第7回」

創造科学科6期生(1年生)の39名が本校において課題研究の第7回目の授業を受けた。

今回は神戸大学の谷先生、各班担当の大学院生8名が来校してくださりその指導のもとで研究活動を行った。

吸水性ポリマーを用いた研究、彗星を手作りで再現する研究、採水した環境DNAから特定生物の存在を確認する研究、繊維の違いとひっ付き虫のひっ付きやすさの関係を探る研究、髪の毛がダメージを受ける条件を探る研究など、各班でこれまで進めてきた研究を大学院生の方の指導のもとじっくりと実験・観察に取り組み研究データを集めた。今後そのデータを分析しそこからでた結果を考察していく。

  

  

 

令和3年11月13日 創造科学科説明会

本校講堂において、県内外の中学生88名を対象に創造科学科説明会が行われた。受付後、創造基礎Bについてポスターションと、KOBE研修及び東京代替研修について口頭発表を行い、参加者は自由に観覧した。次に全体会では、学校長挨拶、学科長による学科概要説明、在校生による研究発表を行った。最後に、体験授業を行った。

 

全大会動画 ご視聴はこちら 

 

〈発表タイトル〉

創造基礎「長田坂“fun”クラブ」

課題研究「彗星の再現と分光」「髪の毛を傷めにくくするためには」「ひっつき虫と素材による違いの関係」

創造応用ⅠL(文系)「〝3C″カードゲームによる在日ベトナム人に向けた言語学習~Cool Japan, Card game, Communication~」「駒ヶ林町をアーティストのまちへ」

創造応用ⅠS(理系)「磁性流体の食品保存への利用方法を探る(化学)」「安全に降りられるパラシュートをつくる(物理)」

 

〈体験授業〉

1.RRE(英語・社会)   Teens who May Have Changed the World

2.創造基礎(社会問題)   スタートアップ企業の資金調達を考えよう!

3.創造応用(多文化共生)神戸に住む外国の人たちの文化的背景を理解する

4.創造応用(数学)          日常生活における幾何学

5.創造応用(物理)          光から原子の様子を見てみよう

6.創造応用(化学)          豆腐の化学 ~えっ!?化学で豆腐って‥~

7.創造応用(生物)          ダンゴムシの行動

8.STEAM                         ドローンを飛ばそう!プログラミング教室

9.生徒質問会                    創造科学科について 他

        

令和3年11月10日 創造応用IS「探究活動⑦」

創造科学科5期生(2年生)の理系(31名)が創造応用ISの授業で、分野ごとの7回目の探究活動と中間報告会を行った。

 数学分野では、自身の研究テーマについてその具体的な手法を大学の先生と相談しながら決定していった。これまでの講義で学んだ統計における関数をどのように組み合わせてどのように結果を導き出していくのかを考えた。

 物理分野では、パラシュートのバルーン部分の表面積を一定に保ちながら形を変えることによって落下速度がどのように変化するのかを作製した模型を使って測定した。バルーンの形により落下時に空気を受ける部分の面積が異なるため、形状による差を確認した。

 化学分野では、先行研究の内容をもとに、磁力をあてることで食品の鮮度が保てるのかを評価するために寒天培地を用いて食品から発生するカビを抑制できるのかという観点から評価する方法を考えた。今後実際に食品に磁力を当てて評価していく。

 生物分野では、野菜に様々なpH指示薬を溶かした水を吸収させ、内部でのpHの変化から水の吸収のメカニズムを探るための実験を行った。野菜に色水を吸収させた後、断面を確認し、維管束部分が染まっていることを確認した。

 都市工学分野では、新長田駅周辺に地域を絞り、現在のコンビニの配置について調べた。また、その地域の人口、年齢分布も調べ、そこからコンビニの適正配置について検討を行っていく。また、自分たちで考えた適正配置が本当に適切なのかを評価する方法についても検討した。

 

分野ごとの活動の後、全ての分野が集まり、中間報告会を行った。今回の報告会では、自分たちの研究をいかに魅力的に伝え、聞き手に興味をもってもらうかという部分を意識して発表を行った。お互いに質問や意見を交わし、今後の研究につなげていく。

  

  

令和3年11月3日 課題研究「高塚公園採水」

課題研究で「環境DNA」をテーマに研究している創造科学科6期生(1年生)の8班4名が、カワバタモロコとブラックバス、ブルーギルがいるかを調べるために、高塚公園内の湯谷池にて採水を行った。前日に大学院生から採水方法の指導を受け、それに従って採水した。

     

令和3年11月2日 課題研究「第5回」

創造科学科6期生(1年生)の39名が本校において課題研究の第5回目の授業を受けた。

8班に分かれてそれぞれの設定したテーマについて実験や観察を本格的に開始した。今回は全ての班に大学院生が指導に参加していただいた。

高分子化合物の合成研究、ひっ付き虫の特徴を探る研究、髪の毛が痛んだ時の変化を調べる研究、地域の水から環境DNAを採取し生態系を調べる研究、彗星の流れを再現する研究など自分たちで研究の方法を考え、実験・観察を行いながら、出てきた課題は大学院生の方と相談しながら克服するための方法を考えながら研究を行った。

  

令和3年11月1日 創造応用IS「探究活動⑥」

創造科学科5期生(2年生)の理系(31名)が創造応用ISの授業で、分野ごとの6回目の探究活動を行った。

 

数学分野では、自分たちの研究テーマについて、具体的にどのように統計をとるか、データをどのようにまとめていくのか検討を行った。これまでの大学の先生による統計学の講義で得た知識や技法をどのように活用して研究を進めるかを考えた。

物理分野では、作製した模擬的な部屋の中で線香の煙を使って空気がどのように対流するのかを実験で確認した。実験方法や条件の設定を細かく検討し、実験の精密度を上げていく。パラシュートの制作においては、縮小版の模型を使っての実験を行った。

 化学分野では、作製した磁性流体を食品保存にいかせるかを確認するための実験方法を検討した。食品に生えるカビを抑制するという観点から評価できないかを考え、具体的な実験方法を考えるとともに、磁性流体を大量作製にも取り組んだ。

 生物分野では、野菜に吸収された後の水がどのように変化するのかを調べるために様々なpH指示薬を用いて植物の体内の水のpHの変化を測定するための実験を行った。短時間では変化が見られず、色の変化を明確にするための条件を検討した。

 都市工学分野では、実際のデジタルマップを用いて、検証地域においてコンビニがどのように配置されているのかを調べた。そこから読み取った情報をもとに今後、その地域に適した配置を考えていく。

  

 

令和3年10月29日 創造基礎A「模擬演説会&模擬投票」

本校同窓会館ゆ~かり館において、創造科学科6期生(1年生)が創造基礎Aの授業で模擬選挙を行った。各班がそれぞれ政党になりきり、班から1名が模擬代表として演説を行った。政党については、模擬選挙ネットワークの教材を活用し、第49回衆議院議員総選挙比例代表近畿ブロック届出政党(以下、届出順)のれいわ、日本維新の会、立憲民主党、国民民主党、自民党、共産党、NHK党、公明党、社民党に班分けをした。事前学習で、各党について選挙時に政党ごとに配布された資料やHPから調べて、綱領・コロナ対策・経済政策・社会保障政策・外交政策・その他の主張の項目についてまとめた「政党カタログ」を作成した。そのカタログと模擬代表の演説(各党2分)をもとに評価を行い、模擬投票を行った。投票結果は以下の通り(11月1日開票)。

 

れいわ2、日本維新の会6、立憲民主党6、国民民主党7、自民党7、共産党0、NHK党3、公明党1、社民党0、白票1、棄権2(欠席4名、留学1名)

 

   

令和3年10月26日 課題研究「第4回」

創造科学科6期生(1年生)の39名が本校において課題研究の第4回目の授業を受けた。

前回の院生ゼミで作成した研究計画をもとに、探究活動を開始した。班ごとに、DNAの採取のためにフィールドワークに出る、実験条件の確認、観察地点や観察する生物の絞り込みなどを行った。

神戸大学の大学院生から対面やオンラインなど様々な形態で助言をいただきながら研究を進めた。指導をいただいている神戸大学の谷先生からも意見を活発に出し合い自分たちの研究を主体的に進めていこうとする姿勢が非常に良かったというお言葉をいただいた。

  

令和3年10月13日 創造応用IS「探究活動⑤」

創造科学科5期生(2年生)の理系(32名)が創造応用ISの授業で、分野ごとの5回目の探究活動を行った。

数学分野では、母平均の検定について大学の先生からの講義を受け統計学についての理解を深めた。また次回の1つ以上のデータを分析して報告する発表会に向けての準備を行った。

物理分野では、室内の空気の対流を調べる実験に用いる器具を手作りで作製し、いかに本来の部屋の状態に近づけることができるのか試行錯誤を行った。もう一方の班では、パラシュートの落下の様子を詳しく調べるための実験条件や実験方法の検討を行った。 

化学分野では、これまで作製した磁性流体の色に注目し、実験過程で鉄が酸化されてしまっていると考察し、空気との接触を極力減らす工夫を行いながら実験を行った。また溶液の滴下速度が生成する鉄粒子の大きさに影響を与えるのかを検証するための実験を行った。その結果、ついに強い磁性をもち、スパイク現象がみられる磁性流体を作製することができた。

生物分野では、白ネギを実験材料にし、溶液のpHによって水の吸収に差があるのかを確かめる実験を行った。溶液中に含まれる成分量によってpHが異なっていたため、同じものを吸収させているつもりでも条件が異なっていたことをふまえて、綿密にpHを調整して実験を行った。

都市工学分野では、コンビニの適正配置について考える上で、対象地域の検討を行った。三宮のような都市部では、日常生活以外の要素が強く関係してくると考え、住宅地での検討を考えた。

  

  

令和3年10月12日 課題研究「院生ゼミ」

創造科学科6期生(1年生)の39名が本校において課題研究の第3回目の授業を受けた。

今回は「院生ゼミ」と題して、自分たちで考えた研究テーマについて神戸大学の大学院生の指導のもと、より具体的に研究目的や仮説を設定し、今後の研究計画を立てた。班員と院生で意見を交わし、質問をぶつけ、コミュニケーションをとりながら進めた。

漠然としていた研究内容が目的や仮説を設定することでより明確になり、自分たちが行う研究に具体性をもたせることができた。これによって実際に研究・実験に必要な器具や試薬を挙げ、実験計画をたてることに繋げることができた。

 ここまでの授業で研究・実験を始めるための流れを実践的に学んだ。

  

令和3年9月29日 創造応用IS「探究活動④」

創造科学科5期生(2年生)の理系(32名)が創造応用ISの授業で、分野ごとの4回目の探究活動を行った。

数学分野では、大学の先生による統計学の講義で分野理解を深める一方で各自の研究テーマの内容や調査方法について検討を行った。実際にどのような方法で統計をとるのか、その手法にどのような問題があるのかなどを考えた。

物理分野では、2班に分かれそれぞれ設定した研究テーマの研究を開始した。空間内の空気の動きを確認するための装置の作製やパラシュートの落下速度の測定データを取るなど研究を進めた。 

化学分野では、反応で得られた鉄の微粒子を水中に分散させるための方法を検討した。しかし、磁力に反応する流体が得られなかった。そこから回収した鉄粒子が少ないと考え、反応させる鉄化合物を増やして実験を進めた。 

生物分野では、植物が水吸収の様子を調べるために様々な野菜を準備し、実験条件の検討を行った。生物の実験では生物(植物)による個体差や周囲の環境によって結果が変動するため、実験条件の設定を念入りに行った。

都市工学分野では、研究しようと考えているコンビニの適正配置を考える上で、適正配置の定義について疑問が生じ、テーマの再検討を行った。大学の先生からのアドバイス、情報の先生からの助言をいただきながら研究方法をより具体的に検討した。

  

  

令和3年9月28日 課題研究「院生プレゼン」

創造科学科6期生(1年生)の39名が本校において課題研究の第1回目の授業を受けた。

この授業では、自然科学の最先端の研究に触れ、科学に対する興味関心を深め、神戸大学の大学院生の指導を受けながら実際に自然科学の研究テーマを設定し実験・観察を行っていく。

 

第1回目の授業では、神戸大学の大学院生8名に来校いただき、それぞれ大学で行っている物理・化学・生物分野の研究内容のプレゼンテーションをしていただいた。その後、その中で興味をもった分野について自分たちで研究したいことを話し合った。院生の方から研究の魅力を聞きながら、好奇心をもってテーマを考えていた。

  

令和3年9月22日 創造応用IS「探究活動③」

創造科学科5期生(2年生)の理系(32名)が創造応用ISの授業で、分野ごとの3回目の探究活動と、研究報告会を行った。

数学分野では、統計学の講義を受けた後、電車の乗車人数やアンケート調査の有効性、スポーツにおける統計など考えたテーマについて大学の先生とより具体的に研究内容や研究方法についての相談を行った。

物理分野では、大まかに決めた研究テーマについて、大学の先生の助言のもと、具体的な実験計画を立てた。

化学分野では、磁性流体の活用法を考えるため、実際に磁性流体の作製にとりかかった。普段の実験ではあまり使用することのない器具の扱いに苦戦しつつも、原料となる物質を回収できた。

生物分野では、植物内の水などの液体の動きに着目して大学の先生の助言をいただきながら実際に行う実験方法を考えた。

都市工学分野では、コンビニの配置についてどのように研究を進めてくのか、研究方法や研究を行う際の定義について確認を行った。

研究報告会では、全分野が集まり、研究の進捗状況の報告を行った。研究テーマや研究目的、研究方法を発表し、お互いに意見を交換した。他の分野の研究報告を聞き互いに刺激を受け次回からの研究にいかしていく。

  

    

  

令和3年9月21日 創造基礎B「前期最終発表会」

本校同窓会館ゆ~かり館において、本校創造科学科6期生(1年)が創造基礎B 前期最終発表会「“次世代が選ぶまち”KOBEの実現にむけて、高校生の力を発揮しよう!」を行った。ゲストとして、長田区役所総務部まちづくり課から課長の平岩正行氏、まちづくり推進係長の杉山純一氏、兵庫県企画県民部ビジョン局ビジョン課から大町充弘氏、シチズンシップ共育企画の東末真紀氏の4名をお招きし、講評を行っていただいた。同じ課題についてABの二つに分かれ中間発表を行ったが、最終発表ではAB合同で発表する班もあり、解決策の提案をおこなった。質疑応答や、ゲストからいただいた講評を受け、研究に対する理解を深めたり改善点を見出したりすることができた。今後、各班はコメント等を参考に企画を修正し、実践活動を行っていく予定である。

なお、今回は保護者向けにライブストリーミング配信を行った。

 

各班の発表の内容は以下の通りである。(発表順)

4班A「10代の少年少女へ、本の世界にご招待!~名谷駅ストーリーウォークの提案~」

4班B「本は人生のバネになる。~シニア向け名谷マイクロライブラリー~」

3班A・B「ビーサン装備で健康LvUP!!―親子卓球大会―」

1班A「長田坂“fun”クラブ」

1班B「NAGATA CRAFT for Teens~長田の名所をマイクラで~」

5班A・B「Mission 3A ~駒ヶ林☆空地リユース大作戦~」

2班A・B「獅子ケ池PR、始めます。~写真で伝える映え自然~」

        

令和3年9月18日「日経SDGsフォーラム高校生SDGsコンテスト」

創造科学科5期生(2年)3名が、日本経済新聞社主催「日経SDGsフォーラム高校生SDGsコンテスト」の決勝大会に、オンラインで出場した。全国から56校の応募があり、本校は決勝校の10校に選ばれ、発表した。生徒は1年生の創造基礎の活動で駒ヶ林にアーティストを呼び込む活動として、動画やホームページを作成する「神戸駒ヶ林×アーティスト プロジェクト」という活動を行った。その成果をもとに今回発表を行った。質疑応答では、日本総合研究所創発戦略センターシニアスペシャリストの村上芽氏から質問を受けた。惜しくも受賞することはできなかったが、他校の活動を知ることもでき、今後の研究にも役立つものとなった。

 

日経SDGsフォーラム 高校生SDGsコンテストHP

https://career-edu.nikkeihr.co.jp/category01/sdgscontest/

生徒作成HP「神戸駒ヶ林×Art」

https://sites.google.com/view/komagabayashixart/home?authuser=0

 

  

令和3年9月15日 創造応用IS「探究活動②」

創造科学科5期生(2年生)の理系(32名)が創造応用ISの授業で、分野ごとの探究活動の2回目を行った。

  

  

数学分野では、神戸大学の先生から統計学の講義を受け、知識や理解を深めながら研究テーマの決定に向けて活動を行った。

物理分野では、大阪大学の先生、院生の方からアドバイスを受けながら研究テーマについてより掘り下げて内容を考え、研究テーマの決定に向けて話し合った。

化学分野では、前回出し合ったテーマの中で具体的にどのような研究を行うのかを検討した。それぞれの興味・関心を実際に研究としてどのように形にしていくのかを神戸大学の先生にアドバイスをいただきながら話し合った。

生物分野では、前回に出し合った研究テーマについて研究目的や実験方法などを明確にして実際にどのような実験をしていくのかを神戸大学の先生のご指導のもと考えた。

都市工学分野では、身近な都市である三宮における公共施設の配置についてなど、研究内容の具体的な案を出し合い、大阪大学の先生のアドバイスのもと検討した。

 

令和3年9月8日 創造応用IS「探究活動①」

創造科学科5期生(2年生)の理系(32名)が創造応用ISの授業で、自分たちで設定した研究テーマについて研究していく探究活動を開始した。

第1回目となる今回は各々が考えてきた研究テーマ、研究内容を出し合い、そのテーマについてお互いに意見を出し合って議論を行った。実際に研究として成り立つのか、実験が行えるのか、研究にどのような科学的視点を盛り込んでいくのか、など多角的な視点から意見を出し合った。そのうえで大学の先生方から助言をいただきながらテーマの絞り込みを行った。今後、絞り込んだテーマをより具体的にどのような実験で何を調べていくのか掘り下げていき研究テーマを決めて実験を行っていく予定である。

  

  

今年度は、主に

数学分野:神戸大学 稲葉 太一 先生

物理分野:大阪大学 小田原 厚子 先生

化学分野:神戸大学 秋本 誠志 先生

生物分野:神戸大学 源 利文 先生

都市工学分野:大阪大学 澤木 昌典 先生

に各分野でご指導、ご助言をいただきながら研究を進めていく。

令和3年8月30日創造基礎B FW駒ヶ林地区

 駒ヶ林地区活性化の仕掛けや提案などに取り組む創造科学科6期生(1年)5班の生徒3名が「創造基礎B」の授業の一環として、駒ヶ林地区を訪れた。前回のフィールドワークに引き続き、まちづくり推進担当の杉山係長に案内をしてもらいながら空き地の様子を確認した。自治会の方にもお話をしていただき、以前に本校生が関わって活動した空き地の現状も確認した。今後、この空き地を対象に活動を進めていく予定である。

 

  

令和3年8月21日灘高模擬国連練習会

オンラインにて、創造科学科6期生(1年)2名が 灘高等学校ディベート部主催の模擬国連練習会に参加した。議場は国連総会第1委員会(DISEC)、議題は核軍縮で、言語は英(日)/日/英 (公式/非公式/決議)(全日本大会と同じ、ただし公式発言で日本語の使用も認める場合がある)である。国割りはシングルデリゲート、会議形式は全日本高校模擬国連大会の議事進行に則ることとした。

 

令和3年8月5日BAAC模擬国連交流会

創造科学科5期生(2年)の生徒一名が、BRIDGE Across Asia Conference(アジア太平洋高校模擬国連大会)のオンライン交流会に参加した。この大会は日本の生徒がモンゴル・韓国・タイ・インドの生徒とペアを組み、オンラインで行われる。国・地域の垣根を越えた学びあいと交流を通して、多様性に富んだ社会で活躍できる次世代の人材の発掘と育成に貢献していくことが目的である。本校生徒は書類とプレゼン動画による選考により日本代表生徒の一人に選ばれ、インド代表の高校生とペアを組んでシンガポール大使として模擬国連に参加する。今回はオンラインで開会式とペアの交流を行った。

 

令和3年7月21日創造応用FW「神戸駒ヶ林×アーティスト プロジェクト」

駒ヶ林地区の古民家再生喫茶店「初駒」において、創造科学科5期生(2年)3名が、駒ヶ林地区での古民家のリノベーションについて、まちづくりコンサルタントの(有)スタヂオカタリスト代表取締役の松原永季氏からお話を伺った。生徒は1年生の創造基礎の活動で駒ヶ林にアーティストを呼び込む活動として、動画やホームページを作成する活動を行った。2年生では、それらの作品をさらにブラッシュアップし、実際に活用してもらえるよう実践活動を続けている。今回は10年以上駒ヶ林地区のまちづくりに関わっている松原氏から、駒ヶ林地区の良さや、古民家再生の事例、アート活動が始まった経緯などについてヒアリングを行った。

 

生徒作成HP「神戸駒ヶ林×Art」

https://sites.google.com/view/komagabayashixart/home?authuser=0

  

令和3年7月17日創造基礎実践活動「がまっち展示」

北野工房のまちにあるマッチハウス「マッチ棒」において、創造科学科4期生(3年)5名と5期生(2年)1名が、がま口財布型マッチケース「がまっち」の展示を行った。生徒はがまっち作成の経緯説明のポスターや冊子、ポップを持参し、店の入り口に配置した。生徒は訪れたお客さんに説明して、がまっちの反応を聞いたりした。この展示は、9月5日まで実施予定である。

 

北野工房のまち「学生さんが作成したマッチとがま口のマッチング『がまっち』展示中!」kitanokoubou.jp/macchibou_gamacchi2021

 

写真

〈生徒感想〉

今日は北野工房のまち、マッチ棒にて展示開始準備を行いました。ポスターの掲示や北野工房HPのための取材などをし、2時間ほどで終了しました。私たちは、1年生の終わり頃からコロナによる自粛期間に入り、活動が完全に止まってしまったためにモチベーションが底をつき始め、正直がまっちが完成して展示できるというビジョンが見えていませんでした。それでも、日頃から様々な支援をして下さっている神戸まちづくり研究所の古川さんを始め、様々な人たちのおかげで今展示することができています。本当に感謝しかありません。今回のマッチ棒さんでの展示は、今までの活動の集大成のようでとても感慨深く感じています。私たちの想いの乗ったがまっちを通して、1人でも多くの人にマッチとがま口財布の良さが伝わればと思います。

令和3年6月30日 創造応用IS「探究テーマの検討」

創造科学科5期生(2年生)の理系(32名)が創造応用ISの授業で、今後の探究活動を行う科目班ごとに分かれ、テーマの設定に取り掛かりました。

まずは互いに研究してみたいと思っていたこと、授業や生活の中で研究してみたいと感じたことを出し合いました。校内でテーマになりそうなものを探している班もありました。

  

探究活動におけるテーマ設定は非常に重要で、焦って決めたり、難度が高すぎたりスケールが大きすぎたりすると途中で行き詰ることが多くあります。今後、夏季休業を利用してさらに研究テーマの候補をしっかりと考え、大学の先生方の助言もいただきながらじっくりとテーマ設定に取り組んでいきます。

令和3年6月29日 創造基礎B前期中間発表会「“次世代が選ぶまち”KOBEの実現に向けて、高校生の力を発揮しよう!」

本校同窓会館ゆ~かり館において、創造科学科6期生(1年)が創造基礎B前期中間発表会「“次世代が選ぶまち”KOBEの実現に向けて、高校生の力を発揮しよう!」を行った。ゲストとして、長田区役所総務部まちづくり課からまちづくり推進係長の杉山純一氏、齋藤佑季氏をお招きし、講評を行っていただいた。また創造科学科5期生(2年)からも2名参加し、アドバイスを行った。質疑応答や、ゲストからの講評を受け、それぞれの班の課題を発見することができた。

 

各班の発表の内容は以下の通りである。(発表順)

 

2班A 「Take a Picture! It’s my best “ Shishigaike”」

2班B 「ねーねー獅子ヶ池登らん?~写真を使った獅子ヶ池PR~」

4班A 「物語の世界への招待~名谷地区におけるストーリーウォークの提案~」

4班B 「マイクロライブラリーで地域活性化!in 名谷」

1班A 「長田坂ファンクラブ(公式)」

1班B 「STAY NAGATA~煌めくながたの現風景~」

5班A 「エコ路地FLESH!~隠れ家的喫茶~」

5班B 「駒ヶ林に来た皆さん!君のスマホがこの町を案内します!」

3班A 「ビーチサンダルを持ち歩こう!」

3班B 「ビーサン装備で健康レベルアップ!!~親子卓球大会~」

      

令和3年6月25日 RRE「外国人留学生交流会」

本校同窓会館ゆ~かり館において、本校創造科学科6期生(1年生)40名が兵庫教育大学と神戸大学の留学生10名と英語を用いて交流会を行った。まず、お互いの自己紹介を行い、アイスブレイクのゲームを行った。次に、本校生は「SDGsについての課題」をテーマにポスターを用いてプレゼンテーションを行い、留学生は「「SDGsに基づく自国が抱える課題について」をテーマにパワーポイントを用いてプレゼンテーションを行った。最後に各グループ代表が、セッションの報告を行った。生徒は楽しみながら積極的に留学生と交流することができたとともに、他国の魅力と課題を学ぶことができた。

 

外国人留学生の出身国:ブルキナファソ、ナイジェリア、ジンバブエ(2名)、インドネシア(3名)、中国(1名)、バングラディシュ(2名)

     

令和3年6月23日 創造応用IS「探究演習②」

本校の化学教室において、創造科学科5期生(2年生)の理系(32名)が創造応用ISの授業で、今後の探究テーマの設定を意識したSDGsに関連した探究活動を行いました。

今回は「安全な水とトイレを世界中に」について考え、「高機能かつ高効率のろ過装置の開発」をテーマとして汚水から不純物を取り除くためのろ過装置を作成し、その評価も行いました。単純に物質を詰めるだけでは不純物が除去されず、得られるろ過水が少ないことを実感したうえで、粒子の大きさや物質吸着のメカニズムを考えろ過装置に詰める量やメカニズムを考えながらろ過装置を作成しました。

  

身近なものを組み合わせて探究活動が行えることを実感する一方で、ろ過装置開発の過程で大量の汚水や廃棄物が出てしまうなど、視野を広く持ち研究を進めなければいけないという課題も浮き彫りになりました。今後の探究活動でこの体験をいかしていってほしいです。

令和3年6月22日創造基礎A「父親の育休を当たり前にしたい」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、創造科学科6期生(1年)を対象に、株式会社ワークライフバランスの大畑愼護氏から「父親の育休を当たり前にしたい」というテーマで、オンラインで講義を実施した。事前学習で男性の育休取得について是非やその理由、質問事項について生徒にアンケート調査した。大畑氏には、それを受けて今回は講義を構成していただいた。まず、株式会社ワークライフバランスの紹介が行われた。男性の育休取得にとどまらず、長時間労働やハラスメントなど労働者の働き方の課題解決のコンサルティングを行っていることや社会への働きかけについて紹介をしていただいた。次に、男性の育休取得に関する課題とその解決のための対策について講義をしていただいた。生徒の質問に一つずつ答えていただく形で、双方向の授業とすることができた。

  

令和3年6月16日 創造応用IS「探究実践①」

本校の化学教室において、創造科学科5期生(2年生)の理系(32名)が創造応用ISの授業で、探究活動を行っていくに当たり必要な「実験計画の立て方」、「研究ノートの書き方」について実践的に学びました。

「同じ濃度の塩酸・硫酸・酢酸を同定する方法を探究する」をテーマとして、実験計画を立て、必要な器具や試薬の準備をその場で行い、実験を行いながら研究ノートに実験記録を残して行きました。

  

しっかりと計画を立てることでスムーズに研究を進めることができます。また、行った研究の記録をしっかりと残しておくことは、自分が行った研究を振り返ってさらに深めることや研究内容を発表する上で非常に重要です。

これまでに学んだ化学の知識をフル活用し、3種類の酸を同定する方法を考え、楽しみながら真剣に実験に取り組んでいました。

令和3年6月9日創造基礎B FW中央図書館

創造科学科6期生(1年)4班の生徒8名が「創造基礎B」の授業の一環で、中央図書館を訪問した。「名谷図書館」をテーマにしたこの班は神戸市文化スポーツ局中央図書館企画情報担当の村井課長と同総務課地域連携推進担当の西山係長からお話を伺った。生徒は神戸市の図書館施策全般や利用促進の取組みについて、名谷図書館設置の経緯や運営形態について質問した。公共施設としての図書館の役割が新型コロナウイルス感染症の影響で市民のニーズを再認識したことや、さまざまな取組みで幅広い世代が利用できるよう工夫していることについてお話をしていただいた。

  

令和3年6月2日 創造応用IS「都市工学分野 集中講義」

本校の第2STEAM ROOMにおいて、創造科学科5期生(2年生)の理系(32名)が創造応用ISの授業で、大阪大学工学研究科 澤木昌典教授から都市工学の分野説明や研究内容、テーマ設定についてのオンライン集中講義を受講しました。

本日の講義を聞くまでは、都市工学はスケールが大きく高校生が研究を行えるのだろうか?と不安に思っていた生徒も多かったようです。しかし、都市工学の研究が社会に果たす役割や過去の研究内容を聞き、都市における身近な問題の解決や人間が安全・快適に過ごすための工夫など、自分たちが生活する地域を良くするための研究だということを知り、研究のイメージが湧いてきている様子でした。

   

今後、数学・物理・化学・生物・都市工学の5分野から自分の希望の分野を選び、本格的に探究活動を行っていきます。希望分野を選ぶためのよい学びになりました。

令和3年6月1日創造基礎B FW駒ヶ林地区

駒ヶ林地区活性化の仕掛けや提案などに取り組む創造科学科6期生(1年)5班の生徒8名が「創造基礎B」の授業の一環として、駒ヶ林地区を訪れた。まちづくり推進担当の杉山係長と齋藤氏に案内をしてもらいながら、路地をめぐり,町の様子を肌で感じることができた。また、空き家再生に取り組んでおられる方から直接話を伺うこともでき、これからの活動に大いに参考となった。

  

令和3年5月19日 創造応用IS 「生物探究」

本校の生物教室において、創造科学科5期生(2年生)の理系(32名)が創造応用ISの授業で生物分野の探究活動を行いました。

今回は「発酵を科学する」をテーマとして、酵母菌を用いたアルコール発酵について科学的に考察する探究活動を行いました。発酵に用いる糖の種類や温度などを変化させ、発酵速度がどのように変化するのか調べ、その結果をもとに発酵がどのようなメカニズムで起こっているのかを考えました。温度を上げると速度が上がることから90℃の熱湯を用いると全く発酵が起こらないなどハプニングもありながらも、それについてもじっくり考察を深めていました。

  

生物の探究活動は同じ手順で実験を行っても環境や条件によって結果が変わる難しさがあります。しかしそれが生物学の面白いところでもあります。

令和3年5月18日創造基礎A「兵庫県の未来のことを考えよう」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、創造科学科6期生(1年)を対象に、前回に引き続き兵庫県企画県民部ビジョン課の森川智弘氏から「兵庫県の未来のことを考えよう」というテーマで講義を実施した。まず、前回の今後30年の大潮流(1.人口減少・超高齢化、2.自然の脅威、3.テクノロジーの進化、4.世界の成長と一体化、5.経済構造の変容、6.価値観と行動の変容)の詳細から各班で3つ課題を選択した。それらの課題に対して、ビジョンの方向性(「個性の追求」「開放性の徹底」「つながりの再生」「集中から分散へ」「美の創出」「次世代への責任」)合計39の項目から優先順位の最も高いものを1つ選び、その理由についてグループで議論し、発表を行った。

  

令和3年5月14日5期生創造基礎B「長田区役所発表会」

長田区役所702会議室において、創造科学科5期生(1年)の3つの班、11名が昨年度取り組んだ創造基礎Bの実践活動の報告を行った。長田区役所からはまちづくり課の職員5名が生徒の報告を聞き、コメントをしていただいた。発表内容は次の通りである。

2班「マイクラマップで北区にGO!」:北区の子育て環境PRのために、鈴蘭台駅周辺の子育て支援施設のマップをマインクラフトで表現し、動画作成した

3班「繋げよう、空き家をアーティスト~PR動画を架け橋に~」:駒ヶ林地区で空き家を改装して活動する芸術家にインタビューを行い、その様子を動画にしたり、ホームページを作成し、外部から芸術家を呼び込むツールを作成した

4班「なぁタンチャレンジ~写真で長田区のイメージ改革~」:Instagramを使って、長田の風景写真を継続して投稿し、それらをまとめて長田区マスコット「なぁタン」に見えるようなモザイクアートを作成した

     

令和3年5月12日 創造応用IS 「数学探究」

本校において、創造科学科5期生(2年生)の理系(32名)が創造応用ISの授業で数学分野の探究活動を行いました。

「A4用紙を道具を用いず正確に三つ折りする方法」「傘を忘れる確率を考える」など、身近にある疑問を数学の幾何、確率を用いて考えました。普段の授業の学びをどのように活用していくかを考える機会になりました。

またその考えを他の人が納得できるように互いに説明をしあいました。探究活動において、自分たちの研究の内容や考えをしっかりと他者に伝えることも大切です。

   

令和3年5月11日創造基礎A「兵庫県の未来のことを考えよう」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、創造科学科6期生(1年)を対象に、兵庫県企画県民部ビジョン課の森川智弘氏から「兵庫県の未来のことを考えよう」というテーマで講義を実施した。ゴールデンウイークの課題として、兵庫県将来構想研究会「兵庫県将来構想試案」の今後30年の大潮流(1.人口減少・超高齢化、2.自然の脅威、3.テクノロジーの進化、4.世界の成長と一体化、5.経済構造の変容、6.価値観と行動の変容)について各自で質問を考えた。これをもとに班内で共有し、森川氏に質問を投げかけた。次回5月18日は、6つのビジョンの方向性「個性の追求」「開放性の徹底」「つながりの再生」「集中から分散へ」「美の創出」「次世代への責任」について議論する予定である。