創造科学科ブログより抜粋
令和4年3月20日-21日「協働探究ラウンド・テーブル奈良2022・春」
奈良市立一条高校美術室において、創造科学科6期生(1年)2名が、奈良女子大学教育システム研究開発センター(連合教職大学院)主催、「協働探究ラウンド・テーブル奈良2022・奈良」に参加した。全国から20名の美術・書道の部活動に所属する高校生が集まり、「ポストコロナ社会に向けて浮標 Watch Buoysを浮かべる」をテーマに作品を制作した。会場が今月末に解体されることから、部屋全体を使って美術作品を作るラウンド・テーブルが行われた。
1日目は、アイスブレイクのあと、各班でテーマについてディスカッションし、作品制作にとりかかった(写真1列目)。班ごとに制作時間が割り当てられ、キャンバスを自由に着色・文字入れを行った。
2日目は、1日目の活動に立体物(オブジェクト)が加わっていき、作品に新たな息を吹き込んでいった。ところが、各班の思惑が交差するなかでズレが生じた。作品としてどう完成に向かわせるのか対話をもつことになり、生徒たちはゴールに向けて意思統一を図った。これを契機に全員で制作に取り掛かり、作品を完成させた(写真2列目)。
最後に、今回のラウンド・テーブルのふりかえりを行った。班内におけるリフレクション。指導教員のリフレクション。班を組み替え、教員も参加したリフレクションと、3段階のふりかえりを行い、「表現するとは○○である」にあてはまるものについて対話した。
令和4年3月18日 「兵庫高校/神戸高校 創造応用 交流発表会」
創造科学科5期生(2年生)の理系生徒30名が本校において、神戸高校の総合理学科の生徒との交流発表会を行った。兄弟校である両校の生徒の自然科学、科学技術分野に関する探究活動についての発表を通して、生徒の交流する力、発表する力、質問する力、議論する力などを向上させるとともに、自然科学や科学技術への興味・関心を高め、学習意欲の高揚を図ることを目的として実施した。創造応用ISで研究してきた研究を発表し、質疑応答を行った。創造応用1年間の取り組みの集大成となり、外部発表会が中止になった中で他校の生徒と研究内容を発表し合い、議論を交わす希少な場となった。多くの生徒が満足感を感じていた。
令和4年3月17日第12回高校生鉄人化まつり実行委員会(5)
第12回高校生鉄人化まつり開催に向けた第5回会議が神戸野田高校で開かれた。今回はまず、ステージにおける総合司会者の司会原稿の読み合わせ、内容検討を行った。次に実行委員会企画の「キックベース」、「クイズ大会」、「ビーサン卓球」、「輪投げ」について詳細な実施方法について最終確認を行った。いよいよ今週末に迫った本番に向けて、実行委員が全員集まり、綿密な最終打合せを行えた。
【第12回高校生鉄人化まつり】
3月20日(日)11時~16時 新長田若松公園鉄人広場
参加予定校:育英高校、神戸野田高校、神戸常盤女子高校、神戸村野高校、長田高校、長田商業高校、夢野台高校、本校
令和4年3月16日 「ジュニア農芸化学会2022」
創造科学科5期生(2年生)創造応用ISの生物班5名が「ジュニア農芸化学会2022」に参加した。事前に発表スライドに説明の音声を入れたものを提出し、それがweb上で公開され参加者が自由に視聴できる期間が設けられた。本日は、その研究発表について詳しい説明を聞きたい、質問があるところにオンラインで繋ぎ、議論を深めた。本校の生徒は「植物の器官とpH」の研究で参加した。大学の先生方や、同じ高校生から実験方法や研究の目的について質問があった。難しい質問もあったが相手の聞きたいことを汲み取とり答えることができ、自分たちの研究への理解が深まった。
~生徒感想~(一部抜粋)
質疑応答を通してたくさんの方がアドバイスをしてくださり、考えの及ばなかった範囲で実験の視点が増えたことで研究の醍醐味を感じられたように思います。たくさん課題は見つかりましたが、それ以上に大変だったけれど研究を一生懸命やった甲斐があったと思えました。
令和4年3月15日創造基礎B「大丸須磨店にてふりかえり」
大丸須磨店において、創造科学科6期生(1年)の本をテーマに活動をしている4班の生徒5名が訪ねた。株式会社大丸松坂屋百貨店店長付専門スタッフの立花氏と青木氏に向けて、生徒は「マイクロライブラリー」と「ストーリーウォーク」について、実践報告を行った。各班でアンケートをもとに分析や感想を述べ、今後の活動について希望を伝えた。大丸須磨店からは、マイクロライブラリーについて現在設置している2階階段踊り場に継続して設置することを承認された。また、ストーリーウォークについても、現在3階への階段踊り場に設置しているものをしばらく展示し、生徒が考えている名谷にまつわる展示物を今後検討してもらうことになった。ひとまず、生徒の活動は区切りをつけ、2年創造応用で継続して活動する生徒は実践から研究へ見方を変える予定だ。
令和4年3月14日創造基礎B FW「ビーチサンダル」
長田区役所において、創造科学科6期生(1年)のビーチサンダル(ビーサン)が長田発祥であることをアピールすることをテーマに活動をしている3班2名が打ち合わせをおこなった。長田区役所からはまちづくり課の上達氏と平野氏が参加してもらい、ビーサン活用の今後について生徒から報告を行った。3月20日(日)の「第12回高校生鉄人化まつり」で「ビーサン卓球」のブースを出展すること、はっぴーの家ろっけんにおいて、4月にイベントを実施する方向で進めていく予定である。
令和4年2月25日 RRE「外国人留学生交流会」
本校同窓会館ゆ~かり館において、本校創造科学科6期生(1年生)40名が大阪大学大学院と神戸大学大学院、兵庫大学の留学生11名と英語を用いて交流会を行った。本校生は課題研究の自然科学分野の取組みをパワーポイントを用いてプレゼンテーションを行い、留学生は「自国の環境問題」をテーマに発表を行った。最後に各グループ代表生徒が、セッションの報告を行った。生徒は楽しみながら積極的に留学生と交流することができた。
外国人留学生の出身国:インドネシア(3名)、ガーナ、キューバ、中国(2名)、ナイジェリア、パキスタン(2名)、バングラディシュ
令和4年2月22日 課題研究「校内発表会」
創造科学科6期生(1年生)の39名が本校において9月より取り組んできた課題研究の校内発表会を行った。研究期間が限られているなか、神戸大学の大学院生の方のサポートのもとテーマの設定から研究計画を立て、実験、観察、フィールドワークを行い得られた結果を考察しまとめる活動を行ってきた。授業時間だけでなく朝の始業前、放課後や少しの空き時間を利用して熱意をもって研究活動を行ってきた。発表会は研究の結果はもちろん、研究への熱意や思いが詰まったものになっていた。
講評をいただいた神戸大学の谷先生からは、「研究の内容をしっかり理解して発表が行えており、随所に高校生らしい発想や工夫が盛り込まれていた。また、やみくもに研究するのではなくしっかりと仮説を立てその立証のための研究が行えていた。」と評価していただいた。
ー研究テーマー
1班:SAPの吸水量比較実験 ~天然物由来系セルロースを利用した吸水性ポリマーの合成~
2班:彗星の構造再現と観察
3班:気体の第四形態プラズマの変色 ~気体を変えるとどうなるの?~
4班:植物栽培における音との相関関係
5班:薬剤が髪の毛に及ぼす影響 ~髪の毛が傷むってなに?~
6班:環境DNAで身近な河川の生態調査 ~外来種と在来種の相関関係はあるのか?~
7班:コセンタングサの逆さとげと繊維構造の粗さの関係性
8班:DNAを落としただけなのに~環境DNAでカワバタモロコを探し出す~
令和4年2月22日第12回高校生鉄人化まつり実行委員会(4)
第12回高校生鉄人化まつり開催に向けた第4回会議がオンラインにて開かれた。今回はまず、長田区内の参加団体及びプログラムについて確認を行った。例年の参加団体がほぼ出そろう形でプログラムを組むことができた。次に実行委員会企画ついて議論した。ブース出展とステージ、飲食の代替案について検討した。本校が担当する「輪投げ」の企画について、詳細を報告した。ステージを担当する育英高校からは、問題の案を提案された。ポスターとチラシが完成し、参加校に配布する予定である。次回実行委員会は3月17日に実施予定。
【第12回高校生鉄人化まつり】
3月20日(日)11時~16時 新長田若松公園鉄人広場
参加予定校:育英高校、神戸野田高校、神戸常盤女子高校、神戸村野高校、長田高校、長田商業高校、夢野台高校、本校
令和4年2月9日 「創造応用I 校内発表会」
創造科学科5期生(2年生)の39名が本校において創造応用I校内発表会を実施した。
文系生徒による社会科学分野の探究活動の英語によるプレゼンテーション、理系生徒による自然科学分野の研究発表を合同で行った。普段の創造応用の授業は文系と理系は分かれて実施しているが、創造科学科として双方の研究を聞くことで広い視野、多角的に物事をとらえる力を養う。自分たちの研究内容を発信していく力を養うことはもちろん、他者の研究内容を素早く理解して的確な質問をぶつける力など多くのことを学んだ。講師として参加いただいた大学の先生からは、「どの研究も高校生らしさの中にも専門性がしっかり感じ取れる発表で楽しんで発表を聞くことができた」という評価をいただいた。
今後、発表会でのふりかえりを通じて研究の穴を埋めていくともに、研究内容を論文にまとめていく。