ふるさと貢献について
第6回「姫路城学」 姫路城登城
令和6年10月22日(火) 10月考査終了後、第6回「姫路城学」を実施しました。
今回は、いよいよ姫路城登城。講師は昨年に引き続き、歴史研究家の 平良哲夫先生 です。
今年の受講者は、4月に1度天守閣に登り、これまで5回の「姫路城学」講座で、姫路城に関する知識をかなりつけていますが……。いざ、姫路城へ。
平良先生のお話は、学校の校門を出たところから始まります。「この辺りの地形は南北に1m傾斜が……。」美術館の庭でも彫刻を前に、「この彫刻は……。」姫路城の石垣を前に「この石垣は……。」 『へぇ~~!そうなんだ。』
受講生たちは、平良先生の質問に、これまで学んだ知識を発揮し必死に答えるのですが……。姫路城の入城を前に受講生の『へぇ~~!』がとまりません。
姫路城に入城し、まずは西の丸。「ここは千姫が……。」「瓦や石垣まで見ていくと面白いですよ~。」
『へぇ~~!』
そして、天守閣「この柱は……。」「ここにはこんな工夫がされているんですよ!」
『へぇ~~~~~!』
あっという間に時間は過ぎ、予定時間を大幅にオーバーしましたが、最後の最後まで受講生たちの『へぇ~~!』は止まりませんでした。
【生徒の感想の一部】
・ 一度姫路城を登ったといえど、何も知らない状態で登ったのでその時はただ建造物を眺めるだけでしたが、解説を受けたことでより細部を見れて、楽しかったし面白かったです。・・・・・次登った時には教えてもらったことを私から説明できるようになりたいなと思いました。
・ 漆喰や壁の瓦など今までの姫路城学で学んだことを、実際に見て感じて再確認できた気がします。講師の先生が「歴史はまだまだ分からないことがたくさんある」と仰っていたので高校生の私達にもまだまだ調べて探求する余地はあるんだと思うとワクワクしました。・・・・お話のなかで「○○があるのは日本で姫路城だけ」ということが多くて、改めて姫路城のすごさに気づけた気がします。
・石垣が昭和の修理の時にコンクリートで固められてしまっていたり、石垣の間に転用石が使われていたりと、石垣についての関心が高まりましました。・・・・姫路城が戦うためだけではなく美しい見た目で民衆に権力の凄さを伝えるためというのも城には様々な役割があるがわかり、とても勉強になりました。
今回の平良先生との姫路城登城で、受講生たちは「姫路城愛」を更に大きく膨らませました。
いつか受講生の中から平良先生のように知識豊富な「姫路城ガイド」が生まれることを期待したいと思います。
平良先生、ありがとうございました。
次回、第7回「姫路城学」は、12月11日(水)、歴史研究家の黒田美江子先生をお迎えし、「姫路城と千姫」についての講演をして頂きます。
お城清掃
令和6年10月22日(火)10月考査終了後、2年次全員でお城清掃を実施しました。
あいにくの曇り空でしたが、数日前の暑さを思うと大変涼しく清掃日和でした。
今回は、姫路城の千姫ぼたん園と三の丸広場の清掃活動です。
城内はいつも綺麗に整備されているため、清掃をするところを見つける方が大変です。
生徒たちは、ようやく落ち始めた木の葉を集めたり、植え込みの中の草を抜いたりと約1時間活動しました。
考査終了後の疲れもありましたが、思った以上の清掃活動の成果に気分もリフレッシュされました。
第5回「姫路城学」歴博 ワークショップ
令和6年8月21日(水)、13時30分から「県立歴史博物館」にて、第4回「姫路城学」を行いました。
今回は、県立歴史博物館の 学芸員 竹内信 様を講師に、姫路城に関する資料をもとにワークショップを行いました。県立歴史博物館のバックヤードに入れて頂き、未だ展示されたことのない地図や、解読のされていない古文書など、貴重な資料を見せて頂きながら、竹内様のマニアックで楽しい説明を聞きました。
ワークショップでは、「描かれた時代の違う3枚の姫路城地図を時代の古い順に並べ替ろ!!」という難題が出されました。受講者全員で地図を見比べ、資料を開き、「あーでもない」「こーでもない」………。あっという間に時間が過ぎました。まだ、研究中のようで正式な答えはないそうですが、竹内様からは「受講生の観察力や推察力はすごい!」「今後の研究の参考にさせてもらいます!」と、お褒めの言葉を頂きました。
【生徒の感想】
・初めてバックヤードに入らせていただいて、貴重な体験が沢山できました。……また、公開されていない古文書がたくさんあるのにも驚きました。崩し字ばかりでちゃんとは読めなかったけど、内容が引越しの申請だったり反省文だったりで当時の日常生活を垣間見ることができ、とても面白かったです。
・教科書で見るような資料を間近で見ることができ、とても貴重な経験になりました。印判は絵図が本物かどうかの判断基準になる、十二支で年代を表しているなど初めて知ることが多く、終始感心することばかりでした。また、絵図を古い順に並べ替える際に、持っている資料から少しずつ年代が推測できていくのが楽しかったです。
今日の「姫路城学」で受講生の「姫路城愛」が更に大きくなり、マニアックな知識が増えました。
次回、第6回「姫路城学」は10月22日(火)、歴史研究家 平良先生の案内で姫路城登城です。
【8/9】図書文芸部・生活創造部 お夏清十郎まつり参加
2024年8月9日(金)、慶雲寺で供養祭が行われました。
図書文芸部は『お夏清十郎紙芝居』を披露し、生活創造部は『お夏清十郎カヌレケーキ』
を販売しました。
図書文芸部は昨年も好評だった『お夏清十郎紙芝居』を通して地元の方と交流し、ふる
さとを大切にする心や姫路城への親しみを深めることができました。
生活創造部は、清十郎の菅笠の形に似たカヌレ型で焼いた抹茶小豆のパウンドケーキを
『清十郎カヌレケーキ』とし、マーマレード入りのパウンドケーキを『お夏カヌレケーキ』
と名前を付けて販売しました。
「本de人をつなぐ」「食de人をつなぐ」を合言葉に、今後も地域のイベントに参加してい
きたいです。
第4回「姫路城学」 野里の町家見学
令和6年7月10日(水)、7月考査後、野里商店街の「芥田家向家」で第4回「姫路城学」を行いました。
今回の講師は昨年に引き続き、 野里まちづくりの会 瀬澤義和 様と、芥田家当主 芥田博司 様 です。
まず、東高のOBである瀬澤様からは、「東高は姫路城の横にあるんじゃない!姫路城の中にあるんやで!!野里の町も、姫路城の中にあるんや!!!」と、教えていただきました。また、野里の町が城下町として大切にされているということも熱く話していただきました。
今回の、講習場所を提供していただいた芥田様からは、ご先祖が鋳物師としての活躍された歴史や姫路城との関わりなどをお話しいただきました。そして、芥田家に代々受け継がれる貴重な資料の中から、「播磨鍋」を見せていただきました。本来なら、博物館のガラスケースに入れられているよな貴重な鋳物を実際に持たせて頂き、受講生たちは大感激でした。
【生徒の感想】
野里の辺りは来たことがなかったので、古い建物が多い街並みに驚きました。鋳物師がたくさんいたということも知らず、実際に播磨の鉄製品を触らせてもらった時に、その軽さや模様の細かさが当時の技術力の凄さや、なぜ播磨の鉄製品が売れたのかが分かって興味深かったです。
姫路城は姫路城単独で成り立っているのではなく城下町などの周辺からも成り立っている、という言葉が私が今まで考えたことがなかったことなので、すごくささりました。……開発されて生活が便利になることより、姫路城を守りたいという気持ちに勝った野里の方々は、本当に姫路城を誇りに思っていらっしゃるのだなと思いました。
芥田家と黒田家、池田輝政の関係や当時の鋳物、大坂冬の陣(方広寺鐘名事件)への関わりなど、普段の授業や教科書では知ることのない姫路の歴史の一部を知れて、とてもワクワクした。私は今までほとんど野里の方面に行くことがなかったが、今回の町屋を見学し、説明を聞いて、野里は自分が勉強してきた歴史にさまざまな所縁がある場所だと分かったので、今回もらったマップを見ながらたくさん散策しようと思う。
今回の、「姫路城学」で、受講生たちは「姫路城」は城郭だけでなく、周辺の城下町も含めて「姫路城」であることを認識し、「姫路城愛」と「野里の町への興味」を大きく膨らませました。
次回、第5回「姫路城学」は、8月21日に、県立歴史博物館を訪ね、「姫路城」に関する様々な資料を見せて頂き予定です。
第3回「姫路城学」 姫路城の漆喰
令和6年6月26日(水)、放課後、本校の百周年記念館で第3回「姫路城学」を行いました。
今回は昨年度に引き続き、漆喰職人の 山脇組 山脇一夫様を講師に「世界遺産・国宝姫路城に使われている漆喰」についての講義をしていただきました。
姫路城の壁や瓦屋根の補修などをされている経験から、私たちの知らない「漆喰の世界」の話をしていただきました。
そもそも「漆喰」とは何か?、姫路城の「漆喰壁」の秘密、「漆喰技術」の継承、「漆喰の材料」の入手が困難なことなど盛りだくさんの内容でした。姫路城の修復工事の際に剥がされた漆喰壁を実際に触らせていただいたり、原材料の消石灰や銀杏草を見せていただいたりとあっという間に時間は過ぎました。
【受講生の感想の一部】
・姫路城に漆喰が使われていることは知っていたけど、漆喰が何なのか全くわかっていなかったので、今回の講義は私にとって新しい発見の連続でした。…今まで知らなかった漆喰の世界を覗いてみて、現代まで白く映え続ける姫路城が身近にあることがさらに誇らしくなりました。
・次に姫路城に行くタイミングには、壁などの漆喰ももちろん見ますが、職人さんが1番手間をかけている技術「ひねり掛け」も注目して見てみたいです。
・修理するときに姫路城の藁の入った漆喰なども再現して直すというところから、姫路城を守っていきたいという山脇さんの思いが伝わってきました。だからこそ、漆喰の材料不足や左官職人さんが減少しているのは大きな課題だと言うのが今回の姫路城学で分かりました。何か対策を考えてみたいです。
今回の講義で受講生たちは、山脇様をはじめ漆喰職人さん方の熱意と、漆喰技術を後世に残していくことの大変さや重要性を実感し、さらに「姫路城愛」を大きく膨らませました。山脇様、お忙しい中、本当にありがとうございました。
次回第4回「姫路城学」は、7月10日(水)、姫路城の城下町として栄えた野里の町散策と、野里まちづくりの会の方からお話を伺います。
第2回「姫路城学」 兵庫県立歴史博物館
R6年6月7日(金) 放課後、第2回「姫路城学」を行いました。
今回は、学校のすぐ前の「兵庫県立歴史博物館」を訪問し、姫路城の常設展示を見学しました。
講師は、3月の「姫路城学講演会」で講演して頂いた、兵庫県立歴史博物館 学芸員の 竹内 信 様(城郭史専門)です。
まずは「鯱瓦」の前で、年代による特徴や歴史的背景、また、それにまつわる逸話や知識などを伺いました。受講生たちは「ん~、なるほど!」「へぇ~、そうなんだ!」と、気がつくと「鯱瓦」だけで30分以上経っていました。
その後は、本柱の秘密や城下町のことなど、これまで知らなかった事をユーモアを交えながら説明してくださいました。竹内様は「まだまだ話し足りない」、受講生は「もっともっと聞きたい」様子でしたが、閉館時間が来てしまいました。この続きは、8月の第5回「姫路城学」で再び歴博を訪ねたときにお願いします。
竹内様、今回もマニアックで面白い姫路城のお話をありがとうございました。
今日の歴博訪問で、受講生の「姫路城愛」が大きくなりました。
【生徒の感想】
・とてもマニアックで初めて聞く話が多く、驚き・感心に溢れた充実した時間となりました。やはり実物の史料を見ながら解説を聞くとさらに面白いです。特にシャチホコの話の中で、鱗の模様を1枚1枚作って貼っていたのがヘラで描くようになり、さらにはスタンプを押すようになっていったというお話を聞き、時代の移り変わりを感じました。また、城下町のお話もあって、改めて自分の通学路の凄さ、東高の強みを感じることが出来ました。もっともっと姫路城に興味が湧いてきたので、これからの姫路城学も楽しみです。
次回、姫路城学は「姫路城の漆喰」について、漆喰職人さんのお話を伺います。
R6年度 第1回「姫路城学講演会」(1年次)
令和6年5月30日(木)に「姫路城学講演会」(1年次対象)を本校体育館で開催しました。
講師は、昨年にひき続き、城郭ライターの 萩原 さちこ 様(株 城旅デザインラボ)です。
萩原様は、城に関する著書を多数執筆され、TVやYouTubeなどメディアにも出演するなど多方面で活躍されています。また、全国各地のお城を歩いて巡り、地方の無名の城跡の保存活動などもされています。(これまで2000以上の城を巡られたそうです)
今回は、『日本全国しろめぐり~姫路城のここがすごい!~』という題目でご講演して頂きました。全国各地のお城を巡られた経験をもとに城の役割を比較したり、その城ができた歴史的背景を解説したりする中で、姫路城のさらなる魅力を生徒たちに伝えてくださいました。様々な視点から盛りだくさんの内容で、生徒たちは最後まで興味深く聞き入り、「姫路城愛」を膨らませていました。
また、放課後は、萩原様のご厚意で「姫路城女子会」が開かれました。本年度の「姫路城学」(2年次希望者)受講者が全員女子ということで、萩原さんも「是非、女の子同士でお城トークをしたい!」とお受けくださいました。姫路城が一望できる百周年記念館の2階ロビーで、時間を忘れて「お城トーク」に花を咲かせました。
萩原様、今日1日、本当に盛りだくさんの「お城トーク」をありがとうございました。
お城清掃
R6年5月22日(水),3年次全員で姫路城清掃活動を行いました。
5月考査を終えて、素晴らしく晴れた青空の下で姫山公園に向かいました。
姫山公園は、昨年度の工事で遊歩道や公園が綺麗に整備されています。
「先生、こんなに綺麗なところのどこを清掃しろというの????」という生徒の声が聞こえてきましたが、、、。
それでも、みんなで草を抜いたり、小枝や落ち葉を拾い集めたり、遊歩道の溝を掃除したりと約1時間の活動を行いました。終わってみると、思った以上のゴミ袋の数。頑張りました。
考査が終わり晴れやかな気分に少し汗をかいて、さらに体も心もリフレッシュしました。
第11回 お寺deコンサート&展示
令和6年4月29日(祝・月)雲松寺さんを会場に「お寺deコンサート」と「町家de展示」を同時開催しました。
当日は雨が心配されましたが、雲松寺や野里まちづくりの会をはじめたくさんの方々の協力で開催することができました。
コンサートは本校生徒会が運営全般を、放送部が総合司会を担当し、下記のプログラムで進行されました。
【プログラム】
開会挨拶 生徒会会長
ギター・マンドリン部による演奏
邦楽部による演奏
吹奏楽部による演奏
閉会挨拶 野里まちづくりの会会長
また、書道部、美術部、写真部の作品展示や、生活創造部によるクッキー・カヌレの販売なども行われました。
地域の方々、東高の生徒や保護者など多数の観客の中、コンサート・展示とも大盛況でした。
(東高から雲松寺へ徒歩で移動中に、通行中の車から「がんばれー!」と声援まで頂きました)
協力いただいた皆様、見に来てくださった皆様、ありがとうございました。
R6年度 第1回「姫路城学」
R6年4月26日(金)放課後、本年度の第1回「姫路城学」を実施しました。
本年度は、2年次の希望者9名が姫路城のことをあらゆる角度から学び、姫路城をそしてふるさとを愛する心を育んでいきます。
今回は、「とりあえず姫路城に登城してみよう!」ということで姫路城の天守閣まで登り、様々な疑問を発見しより興味を深めました。
【受講生の感想】
・戦で使用されることは結局ありませんでしたが、軍事のために築かれたお城なので軍事面での役割、また構造の工夫なんかももっと知れたらいいなと思います。
・私は姫路市民ではないけど姫路城が誰よりも詳しくなるくらい色んなことを学んで、遠方に住む従兄弟にガイドできるようになりたいなと思います。
・外国人観光客も多いので簡単でもいいから歴史を英語で話せるようになりたい。
これから1年間、様々な講座が予定されています。1年後に受講者たちの「姫路城愛」が姫路城のように大きく高くなっていることに期待したいと思います。
次回、第2回は、県立歴史博物館の学芸員さんの案内で、博物館内の姫路城に関する常設展示を見学する予定です。
第2回 「姫路城学講演会」(1年次)
R6年3月21日(木) イーグレ姫路 あいめっせホールで、第2回「姫路城学講演会」が行われました。
今回は、兵庫県立歴史博物館 学芸員(城郭史専門)の 竹内 信 氏 に、「謎解き姫路城」という題目で、お話しいただきました。専門家ならではの専門的な話のほか、学芸員の仕事についてもお話しいただきました。
また、質疑応答では、生徒から「姫路東高校の地面をどのくらい掘り起こせば、何か出てきますか?」「探究活動で、掘り起こしても良いですか?」など、ユーモアのある質問が飛びだし、会場も大いに盛り上がりました。
そんな質問にも竹内氏は、丁寧に答えてくださいました。(勝手に掘り起こすのは良くないようです)
終了後、歩いて東高に戻りましたが、お話を聞いてから見る姫路城は少し違って見えました。
竹内様、お忙しい中、本当にありがとうございました。
第5回「姫路城学」姫路城の魅力と千姫
R5年12月18日(月) 第5回「姫路城学」が行われました。
今回は、本校卒業生で歴史研究家の 黒田美江子 先生をゲストティーチャーに、「姫路城の魅力と千姫」をお題に講義していただきました。
黒田先生は、講義前、本校百周年記念館2階窓から姫路城をみて、「新しい発見!!これまで何度も見てきた姫路城だけど、この角度から見る姫路城もスタイルが良い!!」と、早速「姫路城愛」が溢れ出していました。
講義は、姫路や姫山の名前の由来を「播磨の風土記」から読み解き説明していただいたり、姫路城築城の逸話を話していただいたりしました。また、信長、秀吉、家康、池田輝政らの家系図を見ながら千姫の生きた人生や姫路城との関わりなど、様々なお話を聞かせていただきました。先生の知識のほんの一部を掻い摘まんで話していただいただけですが、生徒たちは興味深く聴き入り、あっという間に時間が過ぎました。
今日の講義を聴き、いつか「千姫」の物語がNHKの大河ドラマになることを、みんなで楽しみにしたいと思います。
今回で、本年度の「姫路城学」(2年次希望者11名)は最終回でした。
この1年間で、受講者11名は、「姫路城愛」が何倍にも大きく膨らみました。
お世話になった講師の先生方、本当にありがとうございました。
お城清掃
R5年10月19日(木) 10月考査終了後、清々しく晴れた空の下で、2年次は姫路城の清掃活動を行いました。
例年、姫山公園の清掃活動を行っていますが、工事中のため、今回は三の丸広場・牡丹園に場所が変更されました。観光客も多く、素晴らしく整備されているため、ほとんどゴミも草もありません。
落葉の季節のため、その落ち葉集めをしました。短い時間でしたが、姫路城はきれいになり、いい汗を流し考査中のストレス発散にもなりました。
第4回「姫路城学」姫路城登城
R5年10月19日(木) 第4回「姫路城学」を行いました。
今回は、「姫路城学」として初めて姫路城に登城しました。これまでの「姫路城学」でどれだけの知識を身に着けられたのかが試せるときです。生徒は「私、もう姫路城のガイドさんできるかも!?」なんて言っていましたが…。
講師は、歴史研究家の平良哲夫先生です。(生徒たちは、昨年の講演会に引き続きお世話になりました)
「西の丸」から登城を開始しました。平良先生の口からは、次から次に姫路城についての知識が出てきます。先生から出されるクイズ形式の質問にも、生徒たちはこれまで学んだ知識を生かしてかなり善戦していましたが、平良先生の知識にはかないません。「あの石垣は、途中で年代が変わっているけどわかる?」「あの窓の形は、なぜそうなったのかわかりますか?」 しかも、解説は英語混じりです!!
「天守閣は、castle tower で通じますよ」、「Watch your head !!」(頭をぶつけないように!!)
生徒は、「今回、平良先生と一緒に来なかったら、一生知らなかった情報ばっかりやなぁ」なんて言いながら、あっという間に時間は経過しました。予定時間を遙かに超えてもお付き合いいただき、姫路城を満喫することができました。生徒たちはまだまだ聴き足りない様子でした。
今回の「姫路城学」で、生徒たちは、また更に「姫路城愛」を大きく膨らませました。将来、受講生の中から「姫路城案内ボランティア」で活躍する者が出てくるのではないかという予感が、、、。
第3回「姫路城学」兵庫県立歴史博物館
8月22日(火) 第3回「姫路城学」を行いました。
今回は、学校のすぐ前にある「兵庫県立歴史博物館」を訪問しました。
講師は、兵庫県立歴史博物館 学芸員の 竹内 信 氏(城郭史専門)です。
前半は、館内、姫路城の常設展示を拝見しました。
姫路城の瓦や本柱の秘密、城下町のことなど、これまで知らなかった様々な話をユーモアを交えながら説明してくださいました。
後半は、別室に移り、普段は見られない「姫路城城下町の古地図」を見せていただきました。
貴重な資料を前に、少し緊張しながらも、興味津々、地図に穴が開くのではないかと思うほど見入っていました。
作られた時代などの違う数枚の古地図を見比べ、湧いてくる受講生の疑問を竹内氏が次々に答えてくださりました。
竹内様、これまで知らなかった少しマニアックな姫路城のお話、ありがとうございました。
受講生たちは、益々、姫路城愛が大きくなりました。
【8/9】図書文芸部・生活創造部 お夏清十郎まつりに参加
播州姫路で実際に起きた、お夏と清十郎の身分違いの悲恋を偲んで、2023年8月9日(木)、
慰霊碑のある慶雲寺で供養祭が行われました。
図書文芸部は『お夏清十郎紙芝居』を披露し、生活創造部は『姫路城学かるたクッキー』
を販売しました。
図書文芸部のオリジナル作品『東高姫路城学かるた』や『お夏清十郎紙芝居』を通して、
地元の方と交流し、ふるさとを大切にする心や姫路城への親しみを深めることができまし
た。また、かるたの絵札や読み札を印刷した生活創造部の『姫路城学かるたクッキー』は
製作の過程で、姫路城のことを深く学ぶことができました。
「本de人をつなぐ」「食de人をつなぐ」を合言葉に、今後も地域のイベントに参加してい
きたいです。
第2回「姫路城学」野里の町家見学
R5年7月24日(月)、第2回「姫路城学」が行われました。
学校から北に徒歩約5分、城下町の野里を散策したり、町家(芥田向家)でお話を聞いたり、江戸時代の鋳物を見せて頂いたりしました。
今回の講師は、NPO法人野里まちづくりの会 瀬澤義和様、芥田博司様 です。
瀬澤様からは、「姫路東高校は、姫路城のそばにあるのではなく,姫路城内にあるんやで!」と、世界遺産の中に学校があることを教えて頂きました。また、昔、野里の町が栄えた理由や、現在の野里の町のことなど面白おかしく話して頂きました。
芥田様からは、芥田家が昔、鋳物職人を束ねていたことや、それにまつわる様々なお話をして頂きました。
また、芥田家に伝わる播磨鍋や燗鍋など、貴重な品を手に取らせて頂きました。
今回参加した生徒たちは、改めて、姫路城、そしてその城下町である野里の歴史の深さを身にしみて感じることができました。
また、野里の町は、地元の人でなければなかなか通ることがないと思いますが、今回散策して、歴史を感じるだけでなく、昔ながらのお店やおしゃれな飲食店などたくさんあり、大変魅力的な町であるということも知ることができました。
瀬澤様、芥田様、暑い中ありがとうございました。また、野里の町を訪ねたいと思います。
第1回「姫路城学」講演会(1年次)
令和5年7月12日(水)に、「姫路城学」講演会(1年次対象)を開催しました。
講師は、城郭ライターとしてご活躍の 萩原 さちこ 様(株 城旅デザインラボ)です。
城めぐりをライフワークとされ、城に関する著書を執筆されたり、多数のメディアに出演されたり 活躍されています。また、全国各地のお城を巡り歩き、地方の無名の城跡の保存活動などもされています。
今回は、『歩こう!知ろう!姫路城』という題目で、全国各地のお城を巡られた経験をもとに、さらなる姫路城の魅力を生徒たちに伝えて頂きました。大変暑い中でしたが生徒たちは熱心に聞き、「姫路城愛」を膨らませていました。
萩原様、暑い中ありがとうございました。
ギター・マンドリン部 れきはくロビーコンサート
4月29日(土・祝)14:00より、県立歴史博物館において「れきはくロビーコンサート」を行いました。
よく音の響くロビーで、みなさんに演奏を聞いていただいて、とても充実した時間でした。
演奏曲目は以下のとおりです。
1.水車小屋の恋人たち(M.マチョッキ 作曲)
2.大丈夫(「天気の子」より)
3.Part of Your World(「リトル・マーメイド」より)
4.ミックス・ナッツ(Official髭男dism)
歴史博物館のみなさん、ご来場くださった聴衆のみなさん、どうもありがとうございました。