ふるさと貢献について
第6回「姫路城学」 姫路城登城
令和6年10月22日(火) 10月考査終了後、第6回「姫路城学」を実施しました。
今回は、いよいよ姫路城登城。講師は昨年に引き続き、歴史研究家の 平良哲夫先生 です。
今年の受講者は、4月に1度天守閣に登り、これまで5回の「姫路城学」講座で、姫路城に関する知識をかなりつけていますが……。いざ、姫路城へ。
平良先生のお話は、学校の校門を出たところから始まります。「この辺りの地形は南北に1m傾斜が……。」美術館の庭でも彫刻を前に、「この彫刻は……。」姫路城の石垣を前に「この石垣は……。」 『へぇ~~!そうなんだ。』
受講生たちは、平良先生の質問に、これまで学んだ知識を発揮し必死に答えるのですが……。姫路城の入城を前に受講生の『へぇ~~!』がとまりません。
姫路城に入城し、まずは西の丸。「ここは千姫が……。」「瓦や石垣まで見ていくと面白いですよ~。」
『へぇ~~!』
そして、天守閣「この柱は……。」「ここにはこんな工夫がされているんですよ!」
『へぇ~~~~~!』
あっという間に時間は過ぎ、予定時間を大幅にオーバーしましたが、最後の最後まで受講生たちの『へぇ~~!』は止まりませんでした。
【生徒の感想の一部】
・ 一度姫路城を登ったといえど、何も知らない状態で登ったのでその時はただ建造物を眺めるだけでしたが、解説を受けたことでより細部を見れて、楽しかったし面白かったです。・・・・・次登った時には教えてもらったことを私から説明できるようになりたいなと思いました。
・ 漆喰や壁の瓦など今までの姫路城学で学んだことを、実際に見て感じて再確認できた気がします。講師の先生が「歴史はまだまだ分からないことがたくさんある」と仰っていたので高校生の私達にもまだまだ調べて探求する余地はあるんだと思うとワクワクしました。・・・・お話のなかで「○○があるのは日本で姫路城だけ」ということが多くて、改めて姫路城のすごさに気づけた気がします。
・石垣が昭和の修理の時にコンクリートで固められてしまっていたり、石垣の間に転用石が使われていたりと、石垣についての関心が高まりましました。・・・・姫路城が戦うためだけではなく美しい見た目で民衆に権力の凄さを伝えるためというのも城には様々な役割があるがわかり、とても勉強になりました。
今回の平良先生との姫路城登城で、受講生たちは「姫路城愛」を更に大きく膨らませました。
いつか受講生の中から平良先生のように知識豊富な「姫路城ガイド」が生まれることを期待したいと思います。
平良先生、ありがとうございました。
次回、第7回「姫路城学」は、12月11日(水)、歴史研究家の黒田美江子先生をお迎えし、「姫路城と千姫」についての講演をして頂きます。