取り組みのハイライト

創造科学科ブログより抜粋

令和5年1月30日創造基礎A 薮中三十二氏講義「日本外交の指針について」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、創造科学科7期生(1年)を対象に、立命館大学客員教授の薮中三十二氏(元外務事務次官)をお招きし、「日本外交の指針」というテーマで講義を行った。薮中氏とのディスカッションは今年で10年目となった。はじめに、今回のテーマを設定した生徒から授業目的と目標について伝達があった。続いて薮中氏から自己紹介を兼ねて外交官としてのエピソードやグローバル人材についてお話しいただいた。次に、休憩を挟みながら3つのテーマについて生徒とのディスカッションを行った。1つ目は「ウクライナ情勢はどのような国際秩序にインパクトを与えたのか」について講義があり、停戦案について議論した。2つ目は「台湾有事はどのような意味において日本にとっての有事か」ついて講義を受け、中国による武力統一があり得るのか、そのときはどのような場合にかについて議論した。3つ目は「現在の世界情勢下における日本外交のあり方」について、現在国会で審議されている反撃能力保有の是非と日本外交の指針について議論した。議論はグループ内で各自の考えをぶつけ合い、各班の議論に薮中氏も加わっていただき生徒と意見を交わした。4時間にわたって激論が行われ、熱気に満ちた講義となった。

  

  

  

令和5年1月29日 創造応用Ⅰ(自然科学) サイエンスフェアin兵庫

創造科学科6期生(2年)理系生徒21名がポートアイランドの神戸大学統合研究拠点他で実施された『第15回サイエンスフェアin兵庫』に参加した。この発表会は科学技術分野の探究活動に取り組む高校生が発表を行い、大学教授や、企業の研究者からの助言を受けることで、研究内容をより深めるとともに、多くの学生との交流を行うことを目的としてしたものである。今回は発表件数の制限があったため創造応用Ⅰ(自然科学)の物理1班と生物班が口頭発表、化学班がポスター発表を行った。発表や質疑応答を行うことで自分たちの研究の魅力を外部に発信するとともにその内容理解を深めることができた。また、他校の生徒の発表を多く聞くことができ刺激を受ける機会となった。この経験をもとに、2月8日に実施予定の創造応用Ⅰ校内発表会に向けてさらに内容をブラッシュアップしていく。

  

~発表タイトル~

物理1班:地盤と液状化の関係

生物班:長田区内 “ドバト”の分布調査

化学班:廃棄食品を原料とした機能性プラスチックの開発

令和5年1月27日創造基礎A「水素エネルギーの利点と課題」

創造科学科7期生(1年)が、「水素エネルギーの利点と課題」をテーマに学習した。1学期にこのテーマを設定した6名が授業計画を立て、他の生徒と日本のエネルギー問題について議論する準備を進めてきた。生徒は7月に水素エネルギーについてNIRO((公財)新産業創造研究機構)理事長の牧村実氏から川崎重工業㈱の取組みを聞いており、それを深掘りする授業案を考えた。はじめに班に分かれ、20分間水素エネルギーのメリット・デメリットを経済と環境の観点からまとめる作業を行った。各班がまとめた内容を発表し、最後に代表生徒が総括した。安定供給という経済面のメリットがある一方、生産コストや生成時のCO2排出など経済・環境両面のデメリットも示された。

  

  

令和5年1月18日 創造応用I(自然科学)「分野別探究活動⑪」

本校において、創造科学科6期生(2年生)の理系生徒(25名)が創造応用Iの授業で、数学/物理/化学/生物/都市工学の5分野での11回目の探究活動を行った。 

1月29日に参加予定の「サイエンスフェアin兵庫」や2月8日に実施予定の「創造応用Ⅰ校内発表会」に向けて、各班、最終のデータ収集や結果のまとめ、データからの考察等を行った。またその内容を発表用のポスター/スライドにまとめる作業を行った。担当の教員とも相談を繰り返し結果をまとめて考察を行っていくうちにより詳細なデータの必要性に気付き、さらに実験を行う班もあった。今後、発表に向けて、作成したポスター/スライドをもとに発表や質疑応答の練習を行っていく予定である。

  

  

令和5年1月17日 理数探究「探究活動⑦【発表準備】」

創造科学科7期生(1年生)の40名が本校PC教室において理数探究の授業で研究発表用のポスター/スライド作成を行った。理数探究での実験/観察/フィールドワークで得られたデータをまとめ、発表用のポスター/スライドの作成を班ごとに進めた。2月には「他校との交流発表会」や「校内発表会」、「外国人留学生との交流会」と発表会が立て続けに実施される。冬休み期間にも作成に取り組み、その内容や構成を班内で再度検討した。各担当教員の指導のもと、より聴者に伝わりやすく、興味関心が湧きたてられるにはどうすればいいかを相談しながら作成を進めた。「外国人留学生との交流会」では英語での発表となるため、英語でのスライド作成にも取り組んでいる。

  

令和5年1月14日創造基礎B 「高取山ウォークラリー」

「高取山ウォークラリー」をテーマに活動している創造科学科7期生(1年)3B班2名が、高取山の下見に行った。2月11日から26日まで開催される長田区役所主催「高取山スタンプハイク」に、和太鼓演奏(2月11日)とふるまいカフェ(2月18日)にスタッフとして参加する予定である。今回は本イベント運営するSooo Good ながたの西山泰氏とDive in!の今井直人氏とともに高取山を登り、現地の下見や打ち合わせを行った。

 

【KOBE ROKKO WEST】高取山スタンプハイク2023 -(YouTube)

https://www.youtube.com/watch?v=Il0NaEG4KOA

 

  

令和5年1月14日・15日創造基礎B 実践活動「長田みらいツリー」

ふたば学舎で活動している創造科学科7期生(1年)1A班4名が、寄せ書き「長田みらいツリー」を行った。ふたば学舎に訪れた方に声をかけ、長田がこんなまちになってほしいといったメッセージを付箋に書いてもらい、長田区の木であるハナミズキを完成させるものだ。1日目は30名ほどの方が参加していただき、2日目は「こうべあいウォーク」のイベントのゴールがふたば学舎に設定されていたため、多くの方に興味を持っていただいた。その結果100名ほどの方にメッセージを書いていただき、ツリーを完成させることができた。今後、メッセージを分類し、生徒なりの考察をNPOふたば及び長田区役所に報告する予定である。

  

  

令和5年1月12日 第13回高校生鉄人化まつり実行委員会(3)

第13回高校生鉄人化まつり開催に向けた第3回実行委員会議が本校第一STEAM教室で開かれた。3回目となる今回の会議には本校からは創造科学科7期生4名、育英高校からは生徒会4名、神戸野田高校からは生徒会2名が実行委員として参加した。今回は前々回に決まったテーマ「Fly to be Reborn ~はばたけ、君の青春へ~」をもとに神戸野田高校の漫画・動画研究部の部員が作成してくれたポスターのラフ案から絞り込みを行った。選んだラフ画をもとに更に盛り込みたい要素を出し合い、本画を作成していただく。

また、実行委員がステージで行う企画についてその内容を各校で考えてきたアイディアを出し合い内容の詳細を決めた。今後、各校の展示ブースの内容についても詳細を決めていく。

第13回高校生鉄人化まつりは令和5年3月19日(日)新長田若松公園鉄人スクエアで実施予定。

  

令和5年1月8日創造基礎B 実践活動「第2回創造科学科ふたば分校」

ふたば学舎で活動している創造科学科7期生(1年)1B班3名とボランティアの1名が、「創造科学科ふたば分校-現役生と話す受検のコト-」を行った。Instagramを通じて県内の中学生を募集し、神戸市、西宮市、三田市、三木市から7名の参加があり、前回と合わせて16名の中学生が本企画に参加していただいた。前回同様、過去問分析と学習方法についてアドバイス、面接練習、座談会を行った。前回の反省を踏まえ内容をブラッシュアップして説明時間を短くしたり、少人数でも同様の内容を実施することができた。

  

  

令和5年1月8日創造基礎B 実践活動「神鉄長田駅周辺撮影」

神鉄長田駅魅力向上をテーマに活動している創造科学科7期生(1年)5B班の4名が、神鉄長田駅周辺を舞台に神戸発アイドルKOBerries♪が魅力を発信する動画の撮影を行った。今回は神鉄長田駅から徒歩15分ほど東へ向かったところにある氷室神社を紹介する動画を撮影した。氷室神社は知る人ぞ知る縁結びの神社で、全国から参拝者が来られる。神社の由来となった氷室も含め、恋おみくじや絵馬の紹介をKOBerries♪のメンバーにしていただき、その様子を撮影した。今後、生徒が動画を編集していく予定である。

  

  

令和5年1月6日創造基礎B 実践活動「第1回創造科学科ふたば分校」

ふたば学舎で活動している創造科学科7期生(1年)1B班3名とボランティアの4名が、「創造科学科ふたば分校-現役生と話す受検のコト-」を行った。Instagramを通じて県内の中学生を募集し、神戸市から8名、西宮市から1名の参加があった。まず、生徒が過去問分析を行った結果をもとに学習方法についてアドバイスを伝えた。本校創造科学科の受検科目について過去問の出題傾向を解説し、解法のポイントを伝えるとともに、過去問学習のタイミングや教科ごとの学習法について助言した。次に面接練習と座談会を並行して行った。中学生にとっては初めての面接練習となるため入室・退室の仕方を教えたあと、生徒が面接官となって模擬面接を行い、回答についてアドバイスを行った。座談会ではざっくばらんに学校生活などについて談笑した。参加した中学生はふたば学舎に初めて来たため、その趣に感動している様子もみられた。

  

  

令和4年12月21日創造基礎A「神戸市長とのディスカッシ」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、創造科学科7期生(1年)40名を対象に、久元喜造神戸市長とディスカッショを行った。まず、久元市長から「環境問題から考える民主主義-SDGs貢献都市 神戸-」のテーマで、神戸市における環境保全を中心に、SDGsの取組みについて講義をしていただいた。続いて、生徒から事前学習を含めてディスカッションテーマを発表し、複数の班が提示した子育て医療に関するテーマで議論した。生徒からは自身のアイデアや経験にもとづく意見を久元市長にぶつけ、市長からは政令指定都市の規模と役割の観点から政策面においてやるべきこととやるべきではないことがあるという説明があった。生徒からはさらに質問をかぶせたりして、白熱した議論が繰り広げられた。

 

神戸市公式note「県立兵庫高校に久元市長 まさかの「子ども医療費」をめぐる白熱議論!」

  

  

令和4年12月19日 創造応用I(自然科学) オープンラボ

創造科学科6期生(2年生)の理系(25名)が創造応用I(自然科学)オープンラボを7期生(1年生)の理系選択者を対象に実施した。

参加した1年生に自分たちが現在取り組んでいる研究内容を説明し、見学や体験してもらうことで来年度の創造応用Iがどのような内容なのかを先輩から後輩に伝えイメージをもってもらうことを目的として実施した。参加した1年生は自分たちが現在取り組んでいる理数探究と比べて、テーマの設定から自分たちで行い、詳細な研究計画を立てるなど、時間をかけてじっくりとより発展的な自然科学分野の研究が行われていることを実感した。2年生にとっては、1年生への説明を行いながら自分たちの研究内容を再確認し、今後の研究をどのようにまとめていくための機会になった。

  

令和4年12月18日 「理数探究」 甲南大学リサーチフェスタ2022

創造科学7期生(1年生)の生徒5名(1団体)が、理数探究の研究内容を甲南大学リサーチフェスタ2022に参加しオンラインを用いた口頭発表を行った。

 リサーチフェスタは、文系・理系問わず幅広い研究発表を高校生、大学生、大学院生の発表合わせて500件以上の発表・審査を行うもので、1年生の理数探究では初めての外部発表会であった。今回、「癒し系と苛々系~虫の鳴き声の受け取り方」の研究タイトルで発表を行い、参加者・審査員の方から様々な質問、指摘、アドバイスをいただいた。午前中に1回前発表を行い、そこで気付いたこと、指摘を受けたことをもとに短時間で発表スライドを改善して午後からの本発表30分の時間内で3回行った。

また他校の生徒の非常に幅広い分野の発表を多く聞き、今後の校内発表会や他校との交流発表会に向けて内容をさらに考察を深め、内容をブラッシュアップしていく。

  

令和4年12月17日創造基礎B 実践活動「タカトリスマス」

本校第二STEAM ROOMにて、「高取山」をテーマに活動している創造科学科7期生(1年)4名がボランティア参加の生徒とともにクリスマスグッズづくりのイベントを開催した。生徒の兄弟2名と一緒に松ぼっくりとどんぐりを使ってツリーとリースを作った。また、高取山について知ってもらうためにスライドで説明も行った。今回は広報がうまくいかず、地域の小学生を呼ぶことができなかったため、今後この経験を踏まえて、活動を続けていく予定である。

  

  

令和4年12月14日 創造応用I(自然科学)「分野別探究活動⑩」

本校において、創造科学科6期生(2年生)の理系生徒(26名)が創造応用Iの授業で、数学/物理/化学/生物/都市工学の5分野での10回目の探究活動を行った。

 

数学班は、神戸大学の稲葉先生とオンラインで接続して研究の進捗状況を伝える報告会を行った。データの集め方や分析方法を具体的に指導いただき、さらに研究を深めるためのアドバイスをいただいた。

物理班は、プロペラの形状による涼しさの違いを研究しているグループは、扇風機の風がどのような角度で当てるのと涼しく感じるのかを検討するために、扇風機を傾けて風を様々な角度で熱水に当てて温度変化を調べた。

液状化現象について研究を行っている研究グループは、液状化現象が起こる場所の土壌に着目して、土壌の粒子の大きさを揃えて液状化現象の起こりやすさを検討した。これまでは校内の土だけを使って研究を行ってきたが、近隣の山の土を採取し、より現実に近い形で検証を行っていく予定である。 

化学班は、班員の家庭で廃棄されたエビとカニの殻からキチン質の抽出を行っており、前回までで得られた粗キチン質を酸化剤を用いて不純物を取り除いた。まずは実験に必要な試薬の濃度調製方法について検討したあと、実際に調製した試薬に粗キチン質を加え攪拌して精製を行った。今後、乳製品から合成したバイオプラスチックに練り込み、その消臭効果を確認していく。

生物班はこれまでにそれぞれで集めたドバトの分布調査の結果を共有し、今後の分布調査の計画を立てた。自分たちの足でハトの分布をデータ集めて回るのは非常に労力がかかるが、少しずつデータが集まるにつれて、その結果をもとにどの地点でどの時間帯に調査を行うのが効率的であるのかが見えてきている。今後、人間生活とハトの分布の関りについても調べていく。

都市工学班は、市民の自動車使用率削減に伴うCO2排出量削減や免許返納問題の解決などのためにcities skylineというシミュレーションゲームを用いて福知山市を再現している。福知山市の紙地図やインタネットマップをもとにできるだけ厳密に福知山市の街並みを再現している。今後そこに新たなバス路線を引くことで問題が解決できるのかを検証していく。

  

  

 

令和4年12月13日第13回高校生鉄人化まつり実行委員会(2)

第13回高校生鉄人化まつり開催に向けた第2回会議が本校同窓会館武陽ゆ~かり館で開かれた。2回目となる今回の会議には本校からは創造科学科7期生4名、育英高校からは生徒会7名、神戸野田高校からは生徒会3名が実行委員として参加した。まずは前回に決定したテーマをもとにしたポスター制作の予定を確認した。次に当日、実行委員主催で行う企画(ステージと展示)について各校で考えてきた案を出し合い、それをまとめて方向性を決めた。今後、内容や実施方法について詳細を決めていく。

第13回高校生鉄人化まつりは令和5年3月19日(日)新長田若松公園鉄人スクエアで実施予定。

  

令和4年12月13日 創造基礎B「外国人留学生交流会」

本校同窓会館ゆ~かり館において、本校創造科学科7期生(1年生)40名が兵庫教育大学の留学生と英語を用いて交流会を行った。本校生は「創造基礎B」における地域課題研究と実践活動の取組みについてパワーポイントを用いてプレゼンテーションを行い、留学生は「自国のSDGsに関する課題」をテーマに発表を行った。最後に各グループ代表生徒が、セッションの報告を行った。生徒は楽しみながら積極的に留学生と交流することができた。

 

外国人留学生の出身国:

ケニア(1名)、ドイツ(2名)、デンマーク(1名)、バングラディシュ(1名)、フィリピン(1名)、ボツワナ(1名)、モロッコ(2名)、

  

  

  

令和4年12月13日 理数探究「探究基礎講座【英語でのプレゼンテーション】」

創造科学科7期生(1年生)の40名が本校PC教室において理数探究の探究基礎講座を受けた。今回は、「英語でのプレゼンテーションの方法」について学んだ。これは2月に予定されている留学生に対して理数探究で研究した内容を英語でプレゼンテーションを行うことをうけて、日本語でのプレゼンテーションとの違いや、注意点などのポイントを学んだ。

英語で発表スライドを作成するときの流れや、質疑応答の際の答え方など実践的な部分も学んだ。今後、他校との交流発表会や校内発表会など多くの発表の機会がある。自分たちの研究内容を積極的に発信していく上で大切となる知識や技術を実践的に身に付けていく。

  

令和4年12月9日創造基礎A「神戸の取り巻く課題を踏まえたポストコロナ社会を見据えた取組みについて」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、創造科学科7期生(1年)40名を対象に、神戸市企画調整局連携推進担当部長の藤岡健氏から「神戸の取り巻く課題を踏まえたポストコロナ社会を見据えた取組みについて」というテーマで講義をしていただいた。神戸市の人口動態やそれにともなうや課題について講義をしていただいた。さらに、社会参画の観点から選挙や神戸市の進める施策、神戸2025ビジョンについても話していただいた。なお、本講義は来る12月21日に久元喜造神戸市長とのディスカッションの事前学習として実施した。