取り組みのハイライト

創造科学科ブログより抜粋

令和4年10月22日 創造基礎B 2班 実践活動「クイズラリー『古の社』」

長田区の活性化をテーマとして活動している創造科学科7期生(1年)の2班7名が、その活動の一環として企画した、長田神社前商店街とコラボしたクイズラリー『古の社』を実施した。主に小学生以下の子供とその保護者を対象とし、長田神社やその地域にまつわるクイズを商店街のあちこちに配置してクイズラリー形式で商店街を回ってもらい、長田神社やその周辺地域のことを知ってもらい、楽しみながら地域に対する愛着心を高めてもらうことを目的とした。

当日は天候にも恵まれ、多くの子供とその保護者の方がクイズラリーの用紙を片手に商店街を回る姿が見られた。参加してくださった方には、生徒がクイズの答えの確認を行い、結果に応じてくじ引きや駄菓子を提供した。5時間の活動の中で約160人もの方が参加してくださった。

  

  

今週末の10/29(土)には、同じく長田神社前商店街の方や地域の方と協力して企画したハロウィンの仮装等を盛り込んだイベントを実施予定である。

令和4年10月20日創造基礎A 「民事裁判」

本校第一STEAM ROOMにおいて、創造科学科7期生(1年)を対象に、「民事裁判」をテーマに生徒自身が講師となってワークショップを実施した。生徒は、本校卒業生に最高裁判所長官を務めた山口繁氏がおり裁判についてもっと身近に感じてほしいこと、教科書には刑事裁判の内容が主に扱われているため、民事裁判の知識もおさえたいという理由から、このテーマを設定した。講師役の生徒は、7月に本校1年生対象に実施された「キャリアサポーターから話を聞く会」において、関西学院大学大学院司法研究科の下村眞美教授の講義に参加し、そこで例示された民事裁判の事例をもとに内容を構成した。当日までに民事裁判の入門書等をもとに理解を深め、当日は財産分与と売買契約が争点になる訴訟のあらましを寸劇で表現し、生徒に所有権が誰にあるのかを考えさせた。担当教員からは、民事裁判に至る前に調停や和解など様々なプロセルがあることや、判決が双方にとって必ずしも納得のいくものではなく、そのために三審制があり審理を深めることも触れた。

  

令和4年10月19日創造基礎B FW「Nagata pen cafe」打ち合わせ

本校第一STEAM ROOMにて、神鉄長田駅魅力向上をテーマに活動している創造科学科7期生(1年)5A班の4名が、実践活動「Nagata pen cafe」についてオンラインでうちあわせを行った。神戸電鉄鉄道事業本部技術部の能崎係長と山田氏、神戸市より都市局駅まち推進課の大澤氏、駅活チャレンジャーの上野氏も参加していただいた。生徒から実践活動の実施内容と駅内倉庫の活用3Dイメージ図を説明し、日程や準備について打ち合せを行った。その結果、12月11日(日)神鉄長田駅にてイベント実施が決まった。また、それに先立ち、11月26日(土)の神鉄主催「神戸電鉄粟生線70周年記念サイクルトレイン(ツアー)」にて、ペン習字のイベントを抱き合わせで実施する方向も決まった。

  

令和4年10月16日創造応用Ⅰ「マイクロ・ライブラリー サミット2022」発表

大阪公立大学I-siteなんばにおいて、創造科学科6期生(2年)2名がまちライブラリー・ブックフェスタ・ジャパン2022実行委員会主催「マイクロ・ライブラリー サミット2022」にて研究発表を行った。生徒は会場に集まった聴衆とオンライン参加者に向けて7分間で口頭発表を行い、モデレーターの青野雄介氏(まちL@TENAMUビル)から質問を受け、回答した。大丸須磨店における自給自足型の本棚を用いて、近隣住民により本が循環する仕組みについて生徒は発表し、マイクロ・ライブラリー・アワードを受賞した。全国で実施されているマイクロ・ライブラリーの事例6件と提唱者の一般社団法人まちライブラリーの礒井統充氏の講演を生徒は聞くことができ、今後の研究に大いに参考になった。午後には車座座談会「マイクロ・ライブラリーサミットの10年をふりかえる」にも参加し、これまでの取組みや意義付けに関する討論に加わり、理解を深めた。

 

発表タイトル:「マイクロライブラリーでつくるまちコミュニティ」

  

  

令和4年10月12日 創造応用I(自然科学)「分野別探究活動⑥」

本校において、創造科学科6期生(2年生)の理系生徒(26名)が創造応用Iの授業で、

数学/物理/化学/生物/都市工学の5分野での六回目の探究活動を行った。

 数学班は前回、神戸大学の稲葉先生からいただいた助言をもとに、研究対象やデータの集め方について検討した。

物理班は大阪大学の下田先生に来校していただき、実験しているなかで様々な指導助言をいただいた。実験方法を検討しながら少しずつ送風による水の温度変化について実験を行った。液状化現象について研究を行っている研究グループは、液状化現象を再現するための模型の作成に取り組んだ。

化学班はこれまでに合成したバイオプラスチックについて、作り方の違いによる形状や硬さにどのような違いがでるのかなど情報を共有し今後の実験計画を立てた並行して容器内にアンモニアを充満させ、アンモニアの濃度がどのように変化するのか、気体検知管を用いた測定方法の検討を行った。

生物班はオンラインで神戸大学の源先生から研究の着地点についてアドバイスをいただきながら今後の研究計画の見直しを行った。今後、観察時間を変えてハトの分部調査を実施し、どのような場所に集まる傾向があるのかを考察していく。

都市工学班はコンパクトシティのメリットを探るために対象地域の路線バスにターゲットを定めた。今後、PCのソフトを活用しながらシミュレーションを行っていく。

  

  

令和4年10月11日 理数探究「探究活動①」

創造科学科7期生(1年生)の40名が本校において理数探究の授業で1回目の班別探究活動を行った。前回の院生ゼミの後、メールで大学院生の方とやり取りを行い、班内で具体的な実験計画をたてた。それをもとに実験,観察を開始した。

「ヒトの音の違いによるストレスを心拍数で評価する」、「プログラミング言語「Python」を用いた行動パターンの分析」、「植物は踏まれて育つは本当なのか?」各班で設定したテーマに基づいて実験を開始した。「環境DNAを用いた生態系の調査」をテーマにしている班は大学院生の方に採水方法を教わり、実際に学校近隣の新湊川で採水練習を行った。

  

  

令和4年9月30日創造基礎A「父親の育休があたりまえの世の中をめざして」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、創造科学科7期生(1年)を対象に、株式会社ワークライフバランスのコンサルタントである山﨑純平氏による「父親の育休があたりまえの世の中をめざして」というテーマで、オンラインで講義を実施した。事前学習で生徒同士で男性の育休取得について是非やその理由、質問事項についてアンケート調査した。山崎氏には、それを受けて今回は講義を構成していただいた。まず、株式会社ワークライフバランスの紹介が行われた。まず男性の育休取得の現状と課題について述べていただき、制度としては世界的に進んでいる日本の男性育休が実際に取得されていない「壁」について解説をしていただいた。それにもとづいて、「日本の男性育休に対する意識をどうすれば変えられるのか?」というテーマで、実際に企業等で実施されている「カエル会議」という手法でワークショップを行った。ワークと生徒発表のあと、株式会社ワークライフバランスによる男性育休の促進に向けた取組みを紹介していただき、課題解決のプロセスについて理解を深めた。

  

  

令和4年9月28日 創造応用I(自然科学)「分野別探究活動⑤」

本校において、創造科学科6期生(2年生)の理系生徒(26名)が創造応用Iの授業で、数学/物理/化学/生物/都市工学の5分野での五回目の探究活動を行った。

数学班は前回、神戸大学の稲葉先生からいただいた助言をもとに、研究対象やデータの集め方について検討した。

物理班は大阪大学の小田原先生とオンラインで接続し助言をいただきながら、研究の基本となる実験を実際に行い、データの取り方や実験方法の確認を行った。

化学班は作製したバイオプラスチックに消臭機能をもたせるため、バイオプラスチックの改良やその機能の評価方法についての実験を行った。

生物班はハトの分布を調べるための方法について再検討を行い、天候や人間生活によって条件が変化することを感じながら分布調査を行った。

都市工学班は大阪大学の澤木先生からオンラインでの助言をいただきながら都市のコンパクト化のメリットを検証するための方法を検討した。

  

  

令和4年9月27日 創造基礎B「前期最終発表会」

本校同窓会館ゆ~かり館において、本校創造科学科7期生(1年)が創造基礎B 前期最終発表会「“海と山が育むグローバル貢献都市”KOBEの実現にむけて、高校生の力を発揮しよう!」を行った。ゲストとして、長田区役所総務部まちづくり課から係長の渡辺祥弘氏、同の大野雅子氏、兵庫県企画部総合企画局計画課から森川智弘氏、シチズンシップ共育企画の東末真紀氏の4名をお招きし、講評を行っていただいた。同じ課題についてABの二つに分かれ中間発表を行ったが、最終発表ではAB合同で発表する班もあり、解決策の提案をおこなった。質疑応答や、ゲストからいただいた講評を受け、研究に対する理解を深めたり改善点を見出したりすることができた。今後、各班はコメント等を参考に企画を修正し、実践活動を行っていく予定である。

なお、今回は地域の関係者や保護者を対面で発表を参観していただいた。

 

各班の発表の内容は以下の通りである。(発表順)

5班A「Nagata pen cafe~カフェ×ペンで神鉄長田駅をもっと魅力的に♪~」

5班B「#駅で推し活~ご当地アイドルと神鉄長田駅周辺の情報発信~」

3班A「タカトリスマス!!~高取山の自然でつくるクリスマスグッズ~」

3班B「高取山周遊ふれあいスタンプラリー」

2班「シン長田神社前商店街~キュウビとあそぼ~」

5班「第13回高校生鉄人化まつり~リアルなつながりを作ろう!~」

1班A「ひらめき★ながた部~ふたば学舎から謎解きウォーク~」

1班B「創造科学科ふたば分校~現役生を話す受験のコト~」

   

  

  

令和4年9月20日 理数探究「院生ゼミ」

創造科学科7期生(1年生)の40名が本校ゆ~かり館において理数探究の授業で「院生ゼミ」を受けた。前回の「院生プレゼン」から希望調査で各班の担当院生が決定し、その院生の方の指導のもと研究分野での「テーマの設定」、「研究目的の設定」、「仮説の設定」、「1回目の実験計画を立てる」ことに取り組んだ。1学期の理数探究での「仮説の設定方法」や「実験計画の立て方」についての学びをいかしながら、班員、大学院生とじっくりと話し合い、コミュニケーションをとりながら研究について考えた。

  

最初は漠然としていた研究内容が目的や仮説を設定することでより明確になり、自分たちが行う研究に具体性をもたせることができた。これによって実際に研究・実験に必要な器具や試薬を挙げ、実験計画をたてることに繋げることができた。

  

令和4年9月14日 創造応用I(自然科学)「分野別探究活動④」

本校において、創造科学科6期生(2年生)の理系生徒(26名)が創造応用Iの授業で、数学/物理/化学/生物/都市工学の5分野での四回目の探究活動を行った。数学班はオンラインで神戸大学の稲葉先生から統計学の基礎を講義していただいた。物理班は大阪大学の小田原先生からの助言を受け、研究の方法について検討を行った。化学班は様々な乳製品からカゼインタンパク質を効率良く取り出す方法を調べた。生物班は学校近隣でハトの分布を調べるためのフィールドワークを行った。都市工学班は都市のコンパクト化のメリットを検証するための方法を検討した。

  

  

令和4年9月14日創造基礎A 「講師との打ち合わせ」

本校創造科学科準備室において、創造科学科7期生(1年)5名が、株式会社ワークライフバランスの山﨑順平氏と打ち合わせを行った。創造基礎Aの授業は、2学期から生徒自ら学習テーマを設定し事前学習をおこない、外部講師による講義やワークショップ等で理解を深める活動を実施する。トップバッターとして、「男性の育休」をテーマにした生徒が、生徒に向けたアンケート結果等をもとに、学習内容やタイムテーブルについて山崎氏と打ち合わせを行った。この件については、9月30日にオンラインで講義を行う予定である。

  

令和4年9月14日創造応用Ⅰ(社会科学) 「夏季休業中活動報告会」

大阪大学豊中キャンパスOSSIP棟において、創造科学科6期生(2年)を対象に、「創造応用Ⅰ(社会科学分野)」のテーマ報告会を実施した。今回は、大阪大学大学院国際公共政策研究科長の赤井伸郎教授と足立泰美招聘教授、お二人の院生から助言をしていただいた。

  

  

令和4年9月7日 創造応用I(自然科学)「分野別探究活動③」「テーマ報告会」

本校において、創造科学科6期生(2年生)の理系生徒(26名)が創造応用Iの授業で、数学/物理/化学/生物/都市工学の5分野での探究活動を行った。夏季休業中に設定した実験計画をもとに実際に実験を開始したグループや、大学の先生からオンラインで助言をいただきながら研究目的や研究手法について再検討を行うグループなど、それぞれの研究班ごとに本格的に研究活動を開始した。

  

7限には全分野が集まり。自分たちの研究のテーマ報告会を行った。各休業中に設定した「研究動機」、「研究の目的」、「研究背景」、「研究計画」について発表した。多くの質問が飛び交い実際の研究を行ってくための刺激となった。神戸大学の秋本誠志准教授に発表を聞いていただき、各研究に対する助言をいただいた。

  

令和4年9月6日 理数探究「院生プレゼン」

創造科学科7期生(1年生)の40名が本校ゆ~かり館において理数探究の授業で「院生プレゼン」を受けた。この授業では、自然科学の最先端の研究に触れ、科学に対する興味関心を深め、神戸大学の大学院生の指導を受けながら実際に自然科学の研究テーマを設定し実験・観察を行っていく。それによって2年次に自分たちで研究していくための基礎知識や研究の流れを実践的に学んでいく。

今回の「院生プレゼン」では、神戸大学 人間発達環境学研究科の大学院生8名に来校いただき、それぞれ大学で行っている物理学・天文学・生物学・数理学分野の研究内容をプレゼンテーションしていただいた。大学で行われている自然科学分野の研究について知り刺激を受けた。

  

その後、グループに分かれ興味をもった分野について、自分たちで研究したいことについて話し合った。大学院生の方から研究分野の魅力や難しさを聞きながら、好奇心をもって高校生らしいテーマを考えていた。

  

令和4年8月21日創造応用Ⅰ(社会科学)「ワンワールドフェスティバル for Youth実行委員会」

大阪YMCAにおいて、創造科学科6期生(2年)1名が「ワンワールドフェスティバル for Youth 2022」実行委員会に参加した。はじめに、同日に開催された関西NGO協議会主催「Summer SDGs Festival for Youth」に参加し、SDGsの具体的な取組みを行う団体とのつながりを作った。続いて、先述のイベントからヒントを得て、自分たちはどのようなプログラムを作っていきたいか、その青写真を描いた。次回以降、役割分担を行い、プログラム内容を検討していく予定である。

  

令和4年8月21日「Summer SDGs Festival for Youth」参加

大阪YMCAにおいて、創造科学科7期生(1年)3名が特定非営利活動法人関西NGO協議会主催「Summer SDGs Festival for Youth」に参加した。SDGsに取り組む政府関連機関やNGO、大学、高校、学生団体等が参加しており、生徒はそれらから話を聞き、具体的な内容について理解を深めた。

 

                                                                                                                 

令和4年8月19日創造応用Ⅰ(社会科学)「神戸市議会議員、神戸市職員へのヒアリング」

ほっともっとフィールド神戸の利用促進をテーマに研究している、創造科学科6期生(2年)1名が、市議会において同球場に関する質疑を行った神戸市議会議員の村上立真氏と、所管する神戸市建設局公園部の野田課長と山本係長からヒアリングを行った。質問内容は、ほっともっとフィールド神戸の改修について、ほっともっとフィールド神戸の経営状態について、観客数(おもにビジター客)について、地下鉄を利用した広報について質問を行った。野田氏や山本氏から回答を得つつ、村上議員の意見を伺いながら球場設置者である神戸市と運営を行っている球団との関係など、運営実態について理解を深めることができた。

  

令和4年8月16日創造基礎B FW「三者協議」

神鉄本社にて、神鉄長田駅魅力向上をテーマに活動している創造科学科7期生(1年)5班の4名が、神戸電鉄経営企画部の西口課長、同鉄道事業本部技術部の能崎係長、㈱アーティスト・リレーションズの田中社長、同PR部マーケティングマネージャーの森島氏(KOBerries♪リーダー)と3者で協議を行った。まず、西口氏より神戸市と神戸電鉄が締結した「神戸市と神戸電鉄株式会社との神鉄沿線リノベーションに関する連携協定」による「神鉄沿線モヨウガエ」プロジェクトについて説明し、田中氏からKOBerries♪結成の経緯や現在の活動について説明があった。それぞれの活動目的を確認したうえで、本校生徒が考える提案について、議論した。まずは、地域における三者の活動実績の積み重ねが必要で、スモールステップで小さな仕掛けをしてくことが確認された。

  

令和4年8月13日創造応用ⅠL「大丸須磨店」

大丸須磨店において、創造科学科6期生(2年)2名が「マイクロライブラリー」のその後について確認し、今後の見通しについて株式会社大丸松坂屋百貨店店長付専門スタッフの立花氏と青木氏と協議した。1月に大丸須磨店に設置したマイクロライブラリーが、近隣住民の手によって本が循環し、持続可能な取組みとなっており、大丸の担当者も驚いている様子であった。大丸の関わりや地域の特性を分析し、10月16日に実施される「マイクロライブラリーサミット」で報告する予定である。

  

令和4年8月11日創造基礎B実践活動「『神鉄モバイルCoffee』テストトライアル」

神鉄長田駅魅力向上をテーマに活動している創造科学科7期生(1年)の5班4名が、神鉄長田駅前の空き地にて、ブレンドコーヒーのテスト販売を実施した。「#駅活チャレンジャー」の上野氏と全国学生珈琲連盟代表で喫茶あおいオーナーの恒松氏にも協力していただき、ホットコーヒー(300円)、アイスコーヒー(400円)で販売した。なお学生には100円割引で販売した。10時から16時まで営業し、61杯のコーヒーを販売することができた。関係者だけでなく、学生や地域住民にもコーヒーを提供でき、長田駅の活性化の第一歩を踏み出すことができた。今回のテストで見えた課題を改善し、次回の実施に結び付けていきたい。

神戸沿線モヨウガエ「『神鉄モバイルCoffee』のテストトライアルを行いました」https://www.kobe-cube.jp/post-2572/

  

  

  

 

令和4年8月7日創造応用Ⅰ(社会科学)「ワンワールドフェスティバル for Youth実行委員会」

関西NGO協議会において、創造科学科6期生(2年)1名が「ワンワールドフェスティバル for Youth 2022」実行委員会のキックオフミーティングに参加した。はじめに、このイベントの趣旨やこれまでの経緯、今年の実施形態(対面とオンラインのハイブリッド実施)について説明があった。続いて、実行委員9名(いち1名欠席)が自己紹介を行った。最後に「子どもの権利条約すごろく」というゲームを体験し、このイベントに関わる上で、大事にすべき人権感覚について理解を深めた。次回以降、イベントに関する企画等を検討していく予定である。

  

令和4年8月6日創造基礎B FW「KOBerries♪インタビュー」

㈱アーティスト・リレーションズ事務所にて、神鉄長田駅魅力向上をテーマに活動している創造科学科7期生(1年)5班の2名が神戸発のアイドルユニット「KOBerries♪」にインタビューを行った。今回はメンバー3名に対して、KOBerries♪の活動背景や内容について、まちづくりへの貢献について、各メンバーの神戸電鉄とのつながりについて、各メンバーに関する質問をし、回答を得た。神鉄とのつながりはそれほど深くないものの、神戸を盛り上げようとするところは一致点が見いだされ、今後、神鉄とKOBerries♪、生徒の3者で協議し、方向性を見出していく予定である。

  

令和4年8月4・5日「高校生国際交流の集い2022」

創造科学科7期生(1年)の2名が、関西学院大学、特定非営利活動法人国際社会貢献センター(ABIC)主催「高校生国際交流の集い2022Better than Now ~自分の未来を自分の手で〜」に参加した。1日目はオンラインで、2日目は関西学院大学西宮上ケ原キャンパスで実施された。生徒は他校生と関学の留学生、ファシリテーターの学生とともにチームを組み、SDGsとソーシャルビジネスを組み合わせたプランを英語でディスカッションし練り上げた。最後に議論の成果を英語で発表した。

   

令和4年7月31日創造基礎B FW「コーヒー淹れ方講座」

本校第一STEAM ROOMにて、神鉄長田駅魅力向上をテーマに活動している創造科学科7期生(1年)4名がコーヒーの淹れ方講座を受講した。講師は大阪で「喫茶あおい」運営している恒松亮平代表で、学生団体としてコーヒーショップを展開し、コーヒーの焙煎やイベント企画・運営等を行っている。今回は、8月11日(木)に神鉄長田駅で生徒とともにテストトライアルを実施する上野氏も参加し、コーヒーの淹れ方の手順について実習した。また、神鉄長田駅をイメージしたコーヒーブレンドについて調整し、8月11日に提供する味を決定した。最後に、上野氏と8月11日の実施方法やそれまでの広報等について調整を行った。

  

  

令和4年7月29日・31日創造基礎B FW「KOBerries♪」

本校にて、神鉄長田駅魅力向上をテーマに活動している創造科学科7期生(1年)4名が神戸発のアイドルユニット「KOBerries♪」の所属事務所である㈱アーティスト・リレーションズ代表取締役社長の田中雅久氏と打ち合わせを行った。はじめに生徒から神鉄長田駅の現状ややってみたい企画について田中社長に説明した。続いて、田中社長からKOBerries♪が結成された経緯(商店街の震災復興記念事業の一環として期間限定で実施、その後アーティスト・リレーションズが引き継ぎ、10年目を迎える)について説明をしてもらった。また、7月31日にライブハウス・神戸チキンジョージで行われる「KOBerries♪結成10周年記念SPライブ」への招待も受け、当日ライブに参加しKOBerries♪のパフォーマンスを観賞した。

※ライブ写真は主催者の許可を得て撮影

  

令和4年7月23日創造基礎B FW「神鉄長田駅カフェ屋台作成」

神鉄長田駅魅力向上をテーマに活動している創造科学科7期生(1年)7名が8月11日に神鉄長田駅でテストトライアル実施する屋台を作成した。まず初めに、今後生徒が活動場所とする神鉄長田駅の倉庫と、屋台の設置場所を確認した。続いて、神鉄に乗車して丸山駅近くの「丸山アンダーザブリッジ」というコミュニティスペースで屋台の作成を行った。建築関係のお仕事をされている上野氏が設計した図面をもとに、準備した木材を切断したり穴をあけてボルトを入れるなどのして組み立てた。神鉄職員の方もお手伝いいただき、屋台を完成させることができた。先述のとおり、8月11日(木)午後に神鉄長田駅でコーヒーを販売するテストトライアル実施予定である。

  

  

令和4年7月22日 創造科学科説明会(7月)

本校講堂において、県内の中学3年生とその保護者を対象に創造科学科説明会が行われた。会場では、創造科学科の生徒の作製した研究活動のポスターを展示した。

全体会では、学校長挨拶、学科長による学科概要説明を行った。

その後、申込時の希望分野に分かれての体験授業を行った。体験授業では、創造科学科6期生(2年生)、7期生(1年生)の生徒が補助に入り、自分たちの経験を中学生に伝えた。

 

〈体験授業〉

1.創造基礎(地域社会)   2.創造基礎(SDGs)

3.理数探究(理数)     4.創造応用(グローカル)

5.創造応用(数学)     6.創造応用(物理)

7.創造応用(化学)     8.創造応用(生物)

9.STEAM(ドローン)   10.STEAM(VR)

  

  

令和4年7月16日-17日「amelias女子高校生起業プログラム」

ひょうご起業プラザにおいて、創造科学科7期生(1年)の女子生徒7名が、ソーシャルアクセラレーターNPO法人amelias主催「女子高校生起業プログラム」に参加した。これは、シリコンバレーで多くの女性起業家を輩出してきた堀江愛利氏が中心となって、"いかに成功するか"ではなく、"いかに社会の中で自分の夢中を活かしながら生きていくか"に焦点をあてて、マインドセットの醸成やアイデア創出、仲間づくり、ディスカッションなどを通じて「起業とはどんなものなのか」を体感するプログラムだ。札幌市、渋谷区、横浜市、神戸市の4会場で約100名の女子構成が集まり、起業アイデアを実現する挑戦に取り組んだ。以下、本校生徒が取り組んだ起業プランである。

 

HAKIDASE(最優秀賞):夫婦喧嘩解決アプリ

さくららみょん(THINK CRAZY賞):30秒(桜の花弁が落ちる時間)でできるカップ麺

ヒトスイ(BE KOBE賞):一口弁当冷凍スイーツ

be/flesh(GREEN賞):future due型生理用ショーツ令和4年7月16日-17日「amelias女子高校生起業プログラム」

 

  

  

  

 

令和4年6月28日 創造基礎B前期中間発表会「“海と山が育むグローバル貢献都市”KOBEの実現に向けて、高校生の力を発揮しよう!」

本校同窓会館ゆ~かり館において、創造科学科7期生(1年)が創造基礎B前期中間発表会「“海と山が育むグローバル貢献都市”KOBEの実現に向けて、高校生の力を発揮しよう!」を行った。ゲストとして、長田区役所総務部まちづくり課からまちづくり推進係長の渡辺祥弘氏、大野雅子氏をお招きし、講評を行っていただいた。また創造科学科6期生(2年)からも2名参加し、アドバイスを行った。質疑応答や、ゲストからの講評を受け、それぞれの班の課題を発見することができた。

 

各班の発表の内容は以下の通りである。(発表順)

 

2班合同 「シン長田神社前商店街~人を呼びこむ5つの提案」

3班A 「ENJOY!!@TAKATORI~長田区民の心をつなぐ2つの高取山イベント~」

3班B 「高取山で謎解きスタンプテーリング!」

1班A 「ひらめき☆ながた部~ミステリツアーfrom ふたば学舎~」

1班B 「アジアをあじわおうフェスタ~ふたば学舎起点のグルメラリー~」

5班A 「Nagata pen café~カフェで長田駅を立ちよりたくなる駅に~」

5班B 「#駅で推し活~神鉄長田駅における高校生の応援広告~」

4班A 「Brighten up Nagata!~SNS×高校生×鉄人化祭り~」

5班B 「鉄人化まつり2023~商店街の協力でおいしい屋台~」

  

  

令和4年6月22日 創造応用I(自然科学)「分野別探究活動②」

本校において、創造科学科6期生(2年生)の理系生徒(26名)が創造応用Iの授業で、数学/物理/化学/生物/都市工学の5分野から自分が希望した分野での探究活動を開始した。分野別の探究活動としては2回目となる今回は、前回に引き続き研究テーマ、研究内容の検討を行った。各自で普段から興味、関心があることを出し合い、抽象的なものは具体化していき、それについて自然科学的な手法で研究するにはどうすればいいのかを考えた。ある程度テーマを絞ったあと、それぞれの研究テーマの良い点、難しい点を挙げて研究テーマに対する考えをお互いに出し合った。

今後、各分野で大学の先生方にアドバイスをいただきながら、じっくりと時間をかけてテーマを決定していく。

  

令和4年6月21日 理数探究「探究基礎実験-物理②」

本校において、創造科学科7期生(1年生)の生徒(40名)が理数探究の授業で先週からの継続で物理分野の探究基礎実験を行った。今回は、「台車を用いた加速度の測定」について、自分たちで計測した台車の移動距離と時間のデータを表にからグラフ化して分析した。台車の質量が増加するにつれてデータのばらつきが大きくなっていくことを実感しながら、そこから加速度について考察を深めた。また、実験の精度を高めるための方法についても班内で議論を深めた。

1学期の理数探究では、データの取り扱いや研究計画の立て方、仮説の立て方、研究タイトルのつけ方、実験計画の立て方など探究活動で必要な基礎知識、基礎技能を実践的に学んだ。2学期からは神戸大学と連携し、自分たちで研究テーマを設定して自然科学分野の探究活動を本格的に行っていく。

  

令和4年6月17日創造基礎A 「SDGsカードゲーム」

本校第一STEAM ROOMにおいて、創造科学科7期生(1年)を対象に、「SDGsカードゲーム」というワークショップを行った。これは一般社団法人グローバル教育推進プロジェクト(GiFT)が開発した教育用ゲームで、講師による講義、班によるカードゲーム、振り返りという3つのパートで構成されているワークショップである。講師として同ダイバーシティ・ファシリテーターの猪口綾奈氏とグローバル教育コーディネーターの大西百合恵氏に来校していただいた。カードゲームは前後半で行われ、前半は経済成長を中心に進められる一方で環境や社会政策が軽視されることで持続不可能な世界が出来上がったが、後半は班の間で協力をしてバランスを重視した政策をとるようになった。SDGsの理解が深まるとともに、“自分事”として行動に反映させていくことの重要性を生徒が考える授業となった。

  

  

  

令和4年6月15日創造応用Ⅰ(社会科学) 「探究を進める上でのアンケートと実験の注意点」

本校第一STEAM ROOMにおいて、創造科学科6期生(2年)を対象に、「探究を進める上でのアンケートと実験の注意点」というテーマで、神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授の林創氏から講義を受けた。心理実験の事例をもとに、実験者のバイアスを注意することや質問項目について誘導しないよう気を付ける等、具体的に説明していただいた。創造応用Ⅰ(社会科学)では、実験やアンケート、ヒアリング等、さまざまな検証方法をつかって研究をするため、今回重要なポイントを林氏に抑えていただいたことで、今後の研究のイメージをより明確にすることができた。

  

令和4年6月14日 理数探究「探究基礎実験-物理①」

本校において、創造科学科7期生(1年生)の生徒(40名)が理数探究の授業で物理分野の探究基礎実験を行った。

今回は、「台車を用いた加速度の測定」について自分たちで実験の方法を検討しながら測定を行った。台車の速度を一定に保つことに苦戦しながらもグループごとに工夫をしながら測定を行った。今後、得られたデータをグラフ化して分析し、物体の加速の仕方について考察を深めていく。また、測定条件を変えての測定や、より精度を高めるための実験方法の改善にも取り組んでいく。

  

令和4年6月14日創造基礎B FW「ふたば学舎」

「ふたば学舎」をテーマに活動している創造科学科7期生(1年)8名がふたば学舎を訪問した。神戸市立ふたば学舎指定管理者NPO法人ふたばの内屋敷保氏に対応していただいた。また、神戸市長田区まちづくり課の藤山氏も参加していただいた。

始めに生徒から訪問目的や質問を確認し、ふたば学舎の歴史や現在の取組みについて説明をしていただいた。そして、校舎の見学をしながら、さらに取組みについて説明を受けた。今後、生徒の方で企画を練り、ふたば学舎に提案していく予定である。

  

  

令和4年6月12日 創造基礎B実践活動「マイクロライブラリー」

大丸須磨店において、創造科学科6期生(2年)の生徒2名が創造基礎Bで1年次から継続している実践活動を行った。

大丸須磨店で実施されている「みょうだに いいことチャレンジ!eGAO(笑顔)でSDGs」のイベントではSDGsに関連する様々なブースが出品されその取り組みが紹介されている。

その中の1つである高木包装の「段ボール加工の可能性」とコラボし、段ボールで作製された本棚を提供していただき、前々日から会場となる大丸須磨店1階でブースの設営を行った。6月12日のイベントでは、司会の芸人の方からインタビューを受け、自分たちの活動内容を来客に紹介した。半年前から、1階から2階に上がる階段と階段ホールに設置されていたマイクロライブラリーをさらに多くの方に広める機会となった。イベント中にも足を止めて本を見ていく方も多くおられた。また、準備の時と比べても置かれている本も入れ替わり、本だけでなく、DVDやCDやカセットテープも置かれており、継続した活動がその場所で浸透していっていることを実感した。

6月14日までは1階エスカレーターホールの特設会場で、それ以降は1階と2階の間の階段ホールで継続して実施される。

  

令和4年6月12日創造基礎B 実践活動「ビーサン×はっぴーの家」

長田発祥のビーチサンダル(ビーサン)をテーマに活動している創造科学科6期生(2年)8名が介護付きシェアハウス「はっぴーの家」にてイベントを開催した。ビーサンを活用した奇想天外な遊びを考え、はっぴーの家のスタッフに提案し、実現した。30名ほどの入所者(高齢者)と地域の子どもたちが参加し、大いに盛り上がったイベントとなった。

始めに、ビーサンに思い思いの着色をして自分のビーサンを作った。続いて、「ビーサンスケート」「ビーサンフィッシング」「ビーサン飛ばし」「ビーサン卓球」「ビーサンモルック」を実施した。生徒がルールを伝え、それに沿って競技を楽しんでもらった。最後に挨拶を行いイベントを終えた後、場所を変えてふりかえりを行った。はっぴーの家では「偶然を楽しむ」というスタンスを大事にしていることから、みんなが自由に楽しめたことがよかった一方、イレギュラーに対する対応をどれだけ準備段階で想定できるかの大切さを学ぶこともできた。

なお、イベント開催にあたり、ビーチサンダル50足及び端を加工したおもちゃを株式会社TSUKUMOから提供を受けた。

株式会社TSUKUMO http://tsukumo2013.co.jp/

 

 

 

令和4年6月8日創造応用Ⅰ(社会科学) 「テーマ報告会」

本校第一STEAM ROOMにおいて、創造科学科6期生(2年)を対象に、「創造応用Ⅰ(社会科学分野)」のテーマ報告会を実施した。今回は、大阪大学大学院国際公共政策研究科教 授の大槻恒裕氏から助言をしていただいた。また、オーストリアに留学している本校生徒もオンラインで参加した。生徒のテーマは以下の通り。

「芦屋市における女子高校向け遊びスポット」

「日本の教育におけるデジタル化を進めるための対策は何か」

「海外での食料の価格の変動はどの程度、またどれくらい日本に影響するか」

「私たちの力で日本を難民にとって暮らしやすい社会にすることはできるのか」

「地方球場にどのようにして観客を集めるのか」

「核兵器廃絶に積極的になってもらうために効果的な方法は何か」

「20代30代の中学校教員においてメンタルヘルス対策で精神疾患による休職者数を低下することはできるのか」

「外国人幼児が過ごしやすい環境をつくるには?」

「スクールカウンセラー​をもっと身近に」

「マイクロライブラリーで新たな地域コミュニティは形成できるのか」

「高校教師の長時間労働と部活動との間にはどのような関係があるのか?」

「高齢者の孤独問題にコミュニケーションロボットは有効か」

  

令和4年6月8日 創造応用I(自然科学)「都市工学分野 オンライン講義」

本校のゆ~かり館において、創造科学科6期生(2年生)の理系生徒(26名)が創造応用Iの授業で、大阪大学工学研究科 澤木昌典教授から都市工学の分野説明や研究内容、具体的な研究例についてのオンライン講義を受講した。

本日の講義を聞くまでは、高校の授業にはない都市工学がどのような学問であるかが分からなった生徒も、都市工学の研究が社会に果たす役割や過去の研究内容を聞き、都市における身近な問題の解決や人間が安全・快適に過ごすための工夫など、自分たちが生活する地域を良くするための研究だということを知り、研究のイメージが湧いていた。1年生の創造基礎Bで取り組んだ社会科学の問題を工学的な手法で分析し改善策を提案していくという内容に興味を抱く生徒も多かった。

今後、数学・物理・化学・生物・都市工学の5分野から自分の希望の研究分野を選び、テーマを設定し探究活動を行っていく。

  

令和4年6月7日創造基礎B FW「長田神社前商店街」

長田神社前商店街をテーマに活動している創造科学科7期生(1年)8名が長田神社前商店街振興組合を訪問した。同組合の吉岡理事長と村上氏に対応していただいた。また、長田区まちづくり課から大野氏も参加していただいた。長田神社前商店街で実施されているイベントについて説明を受け、それを受け、生徒から自分たちが考えるイベントのイメージを伝え、助言を得た。今後、アドバイスをもとに企画案を練り直し、再度提案をしていく予定である。

 

令和4年5月31日 理数探究「探究基礎実験-化学②」

本校において、創造科学科7期生(1年生)の生徒(40名)が理数探究の授業で化学分野の探究基礎実験を行った。今回は、前回行った「実験計画を立てる」について、実際に実験を行ってみて、実験計画に足りなかった部分を班内で検討、見直しを行った。実際に実験を行ってみると、実験の手順や用いる器具により適切なものがあることに気付いた。

また、研究における「仮説の立て方」について、具体的な研究事例でどのように仮説を立てればよいのかをスタジオジブリの作品を題材にして学んだ。

合わせて、「研究タイトルの設定」について、自然科学分野の研究にはどのような研究タイトルをつけるのが適切なのかを学んだ。そこで学んだことをもとに、実際の研究例にタイトルをつける練習を行った。

  

令和4年6月6日創造基礎B FW「神戸電鉄」

神鉄長田駅魅力向上をテーマに活動している創造科学科7期生(1年)8名が神戸電鉄(株)本社を訪問した。神戸電鉄経営企画部の西口課長と山田氏、鉄道事業本部技術部の能崎係長と魚谷氏、人事総務部の石田氏に対応していただいた。また、神戸市より都市局駅まち推進課の藤井係長と大澤氏、長田区まちづくり課から渡辺氏と大野氏も参加していただいた。

始めに生徒から訪問目的や質問を確認し、次に神鉄から「神戸沿線モヨウガエ」の取組みについて説明をしていただいた。そして、生徒の質問について神鉄から回答を得たり、生徒がやりたいことについて意見交換をしたりした。今後、生徒の方で企画を練り、神鉄に提案していく予定である。

  

 

 

令和4年6月1日 創造応用I(自然科学)「探究応用実験-生物」

本校において、創造科学科6期生(2年生)の理系(26名)が創造応用ISの授業で生物分野の探究応用実験活動を行った。

今回は「野菜ロケットの仕組みを解明しよう」と題して、野菜内の酵素の働きを利用した野菜ロケットについて、どのような反応が起こり、どのような仕組みでロケットのように噴出するのかを仮説を立てそれを実験によって確かめる探究活動を行った。実験によって得られたデータはPCを用いてその場でグラフ化し、その結果から考察を深めた。発生した気体の同定に苦労しながらもアイディアを出し合い、班ごとに工夫を凝らし研究を行った。

  

令和4年5月31日 理数探究「探究基礎実験-化学①」

本校において、創造科学科7期生(1年生)の生徒(40名)が理数探究の授業で化学分野の探究基礎実験を行った。理数探究の授業では9月から自分たちで研究テーマを設定し、大学院生と協同して探究活動を実施する。そのために必要となる自然科学分野の研究手法の基礎を実践的に学ぶ。今回は、与えられた化学の課題に対して必要な器具や試薬を書き出し、どのような手順で実験を行うのかという「実験計画の立て方」を実践した。これまでの

準備物や実験手順が示されたと異なり、1から実験計画を立てることの難しさを実感しながらも、各班で効率性や正確性などを意識して計画を立てた。同じ課題でも班によってアプローチの方法が違い、それが結果の違いにも繋がることを実感した。

  

令和4年5月27日創造基礎A「『分散して豊かに暮らす』を考える」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、創造科学科7期生(1年)を対象に、兵庫県企画県民部計画課の栂井冴斗氏から「『分散して豊かに暮らす』を考える-ひょうごビジョン2050若者出前講座-」というテーマで講義を実施した。まず、ゴールデンウイークの課題として、「HYOGO VISION 2050」について各自で関心ある事項についてまとめた。これをもとに事前学習として、兵庫5国(摂津、淡路、播磨、丹波、但馬)の中核都市についてビジョンに記載されている項目を観点に班で評価し、課題を考えた。また、それらの地域に2050年に向けて取り組むべきアイデアを作成した。当日は、栂井冴斗氏にテーマに関する講義をしていただき、講義をもとに発表資料をブラッシュアップし、2つの班が代表で発表した。

 

  

  

令和4年5月18日 創造応用Ⅰ(社会科学) 「本校留学生との交流」

本校第一STEAM ROOMにおいて、創造科学科6期生(2年)を対象に、「創造応用Ⅰ(社会科学分野)」の授業を実施した。はじめに、6期生でオーストリアに1年間留学している生徒とオンラインで結び、近況報告とウクライナ情勢について、日本とオーストリアでの受け止めの違いについて話し合った。次に、探究活動に移り、各自・各班で設定したリサーチクエスチョンについて、インターネットを使って調べ、理解を深めた。並行して、担当教員と面談を実施し、今後の研究の方向性について話し合った。

  

令和4年5月18日 創造応用Ⅰ(自然科学)「探究応用実験-数学」

本校において、創造科学科6期生(2年生)の理系(26名)が創造応用ISの授業で数学分野の探究応用実験を行った。

今回は「囚人のジレンマ」について、「事象を論理立てて他者に伝えること」をテーマとして行った。頭の中で考えを整理し、それをどのように伝えると周囲の人が納得するのかを意識し、自分の考えをもとに論理的説明を行った。

探究活動において、自分たちの研究の内容や考えを論理だて、他者に伝えることも重要な能力である。これを実践的に学ぶことができた。

   

令和4年5月17日 創造基礎B FW長田区役所

創造科学科7期生(1年)が「創造基礎B」の授業の一環で、長田区役所を訪問した。1~5班がそれぞれテーマ設定した内容について、長田区役所まちづくり課の職員から説明を受けた。始めに名刺交換から始まり、訪問目的を伝えたり、説明に対する自分たちの考えを述べたり、大人との接し方を実践する場となった。今後それぞれのテーマに沿って、地域に出て活動をしていく予定である。

   

  

令和4年4月26日 創造基礎B「テーマ設定」

本校第一STEAM ROOMにおいて、創造科学科7期生(1年)40名を対象に、テーマ設定の授業を実施した。前回の長田区役所まちづくり課長のお話をもとに、5班に分かれそれぞれ大テーマを設定した。5つの班はさらにABに分かれ、質問内容や自分たちがやりたいことをまとめた。今後それらをもとに、長田区役所まちづくり課の担当者へメールで連絡し、長田区役所を訪問する予定である。

 

〈各班の大テーマ〉

1班 ふたば学舎

2班 長田神社イベント

3班 高取山ハイキング

4班 高校生鉄人化まつり

5班 神鉄長田駅魅力上場

  

令和4年4月22日 創造基礎A 「創造基礎を創造しよう」

本校第一STEAM ROOMにおいて、創造科学科7期生(1年)を対象に、「創造基礎を創造しよう」というテーマでワークショップを行った。入学前課題として同テーマで、各自で授業案を考えた。それを8つの大テーマに分類し、4~6人の班を編成し、お互いに課題を共有してグループの授業テーマを発表した。授業テーマは以下の通り。

・ベストな発電方法を考える

・韓国から見た日本

・アフラーコロナの時代に何が必要か?

・インクルーシブデザイン

・住みたくなるまち神戸

・模擬裁判

・日本経済と国際情勢

・日本での難民受け入れの現状と課題、その改善方法

今後これらのテーマのうち、いくつかを生徒とともに授業準備や講師選定を行い、実施していく予定である。

  

  

令和4年4月20日創造応用Ⅰ(社会科学) 「大テーマ設定」

本校図書室において、創造科学科6期生(2年)を対象に、大テーマの設定の授業を実施した。前回の授業で発表した興味関心がある分野について、参考文献を探し、課題についてキーワードを調べた。それをもとに個人研究は「マンダラート」、グループは「ブレーンストーミング」と「KJ法」という思考ツールを用いてまとめた。さらに、そこからリサーチクエスチョンを設定するところまで進めた。

  

令和4年4月20日 創造応用Ⅰ(自然科学)「探究応用実験-物理」

本校において、創造科学科6期生(2年生)の理系(26名)が創造応用ISの授業で物理分野の探究応用実験活動を行った。

今回は「重力加速度の大きさgの測定」を課題とした実験を行った。記録タイマーやおもり、力学スタンド、方眼紙等与えられたものを組み合わせ、重力加速度の測定を行った。

今回は単純に重力加速度を測定するだけではなく、「実験の精度を上げるために必要な条件を考える」ことをテーマとした。途中で、グループごとに実験精度を上げるための工夫を発表し共有し、何が精度を上げる障害になっているのかを考えながら実験を行った。

  

令和4年4月19日 創造基礎B「獅子ヶ池フォトコンテスト表彰式」

長田区役所701会議室において、本校創造科学科6期生(2年生)6名が獅子ヶ池コンテスト主催「獅子ヶ池写真コンテスト」の授賞式を行った。最優秀賞作品を投稿してくれた方にお越しいただき、主催者挨拶、表書状と副賞(ソース詰め合わせ、瓦せんべい)の授与、写真撮影、受賞者からの一言、謝辞、長田区役所からの一言という流れで式が行われた。受賞者の方は丸山地区(獅子ヶ池付近))に暮らす方で、獅子ヶ池の清掃活動にも以前参加されていた方だった。長田区役所のInstagramから生徒のInstagramを見つけ、フォローしたのが応募のきっかけだそうだ。今後、生徒のInstagramに獅子ヶ池写真コンテストに選ばれた写真を投稿する予定だ。また、長田区の広報紙に夏頃掲載される予定である。

 

  

  

令和4年4月19日創造基礎B「神戸市の施策と長田区の現状」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、創造科学科7期生(1年)40名を対象に、長田区まちづくり課課長の平岩正行氏をお招きし、「神戸市の施策と長田区の現状、そのまちづくりの取り組みについて」というテーマで講義をしていただいた。神戸市が「若者に選ばれる」魅力あるまちづくりに向けた施策や課題について、長田区を中心に講義をしていただいた。本講義は、本校と長田区との連携協定(平成30年)にもとづき、「創造基礎B」の導入として行われたものである。今後、各班が大テーマを設定し、AB2つに分かれ同じテーマで活動していく。

  

令和4年4月16日 「第12回未来創造シンポジウム」

本校講堂において、令和3年度の学校設定教科「創造」の集大成となる「第12回未来創造シンポジウム」を開催した。普通科2,3年生のグローバルリサーチ受講生と創造科学科5~7期生、県内の中学生とその保護者、他校教員ら約200名を対象に実施した。プログラムは以下の通りである。

 

1 受付・ポスターセッション

2 学校長開会挨拶

3 基調講演  「人類の最前線で活躍するリーダーとは」

JAXA 有人宇宙技術部門 宇宙飛行士運用技術ユニット

宇宙飛行士グループ長 宇宙飛行士 油井  亀美也 氏

4 学校設定教科「創造」の取り組み 生徒発表

(1)グローバルリサーチ 「フォーより身近な薬剤耐性菌」

    普通科グローバルリサーチ受講生(3年)

(2)創造基礎(社会科学分野) 「Create micro library in Myodani」

    創造科学科6期生(2年) 社会科学研究4B班

(3)課題研究(自然科学分野) 「彗星の構造再現と観測」

創造科学科6期生(2年) 自然科学研究2班

(4)創造応用ⅠL(社会科学分野) 「~空き家とアーティストをつなぐ~

架け橋プロジェクト」

    創造科学科5期生(3年)

(5)創造応用ⅠS(自然科学分野) 「窓の開け方と換気効率」

    創造科学科5期生(3年) 物理研究班

5 パネルディスカッション 「人類の最前線で活躍するリーダーとは」

   司 会   創造科学科4期生(3年)

   パネリスト 油井  亀美也 氏

         普通科グローバルリサーチ受講生(3年生)1名

         普通科グローバルリサーチ受講生(2年生)1名

創造科学科5期生(3年生)1名

         創造科学科6期生(2年生)1名

         創造科学科7期生(1年生)1名

基調講演では、壮大な宇宙飛行で体験談や、その体験を基にしたリーダー像について講演をいただいた。パネルディスカッションでは、学年を越え、自身の考えを出し合い油井飛行士にもコメントをいただきながら、笑いもある和やかな雰囲気の中でも、自身の熱い思いを出し合いそれを共有し合い、リーダー像について議論を深めた。

  

  

令和4年4月16日 創造科学科「新入生オリエンテーション」

本校講堂において、本校創造科学科6期生(2年生)が創造科学科7期生(1年生)40名を対象にした新入生オリエンテーションを実施した。まず、学校設定教科「創造」の「創造基礎A」「創造基礎B」と新科目である「理数探究」について内容や心構え等を自身の体験を踏まえながら説明した。続いて自己紹介ゲームやジェスチャー伝言ゲームなどのアイスブレイクをはさんだ後、今後必要となる名刺交換の練習を行った。その後、ラウンドワーク「災害時の避難所での年代国籍をこえたコミュニケーション」を行い、1年生4名と2年生2名が1グループとなり、円形ボード「えんたくん」を活用し議論した。複眼的思考力を高めることを目的とし、班員で性別や年代、国籍を越えて円滑な避難所での生活を行っていく方法を模索した。議論の後、各班の代表者が発表を行った。入学間もない1年生に対して、創造科学科で今後必要となってくるエッセンスを実践的に伝えた。

  

  

令和4年4月13日創造応用Ⅰ(社会科学) 「自己紹介」

 本校第一STEAM ROOMにおいて、創造科学科6期生(2年)を対象に、「創造応用Ⅰ(社会科学分野)」の授業を開始した。始めにオリエンテーションとして、学習目的と目標、1年間の予定の確認を行った。続いて、担当する教員4名とALT1名の自己紹介をそれぞれ行った。自分の専門分野や興味関心があること、所属する学会等について発表した。続いて、生徒が自分の興味関心のある分野についてポスターにまとめ、発表した。同様の興味関心のある生徒同士で班を組む生徒もおり、14名の生徒のうち、2名ずつ2班がグループ研究を進めることになった。

  

令和4年4月13日 創造応用Ⅰ(自然科学)「探究応用実験-化学」

本校において、創造科学科6期生(2年生)の理系(26名)が創造応用ISの授業で化学分野の探究応用実験を行った。探究応用実験では、1年時の課題研究で学んだ研究手法を実際の実験の中で実践的に活用していく内容となっている。

今回は「最強のカイロをつくるには?」を課題とし、「仮説を立てて実験を行う」、「実験結果を考察して改善法を考える」ことを実験の中で実践した。

カイロに使われる各成分の役割を実験の中から考察し、最高温度、温度の持続時間の向上を目指した。問いに対して真剣に向き合い実験を行う姿が見られた。

  

令和4年4月5日 創造基礎B 「獅子が池を美しくする会」フォトコンテスト選考

創造科学科6期生(新2年)の長田区の獅子が池のPR活動に取り組む2班3名が丸山コミュニティセンターで行われた「獅子が池を美しくする会」の第1回定例会に参加した。これまでの活動で、獅子が池のPRを目的としたフォトコンテストをSNSを用いて実施した。今回の定例会では、応募があった作品の中から、班員で20作品を選び、それを獅子が池を美しくする会に参加されている方と選考を行った。ただ美しいというだけではなく、「PR写真としてふさわしい写真」という観点で選考を行った。「ベスト獅子が池賞(最優秀賞)」と「優秀賞」の2作品が選ばれ、今後、長田区役所にて受賞者の表彰を行っていく予定である。

  

令和4年3月30日 「兵庫高等学校と神戸大学大学院人間発達環境学研究科の理数教育に関する連携協定 調印式」

本校は、神戸大学大学院人間発達環境学研究科と理数教育に関する連携協定を締結した。

神戸大学人間発達環境学研究科長の青木茂樹教授と本校校長の升川清則によるこの協定の調印式を神戸大学鶴甲第2キャンパスにおいて実施した。

この協定は、本校及び神戸大学における理数教育の課題に関し、連携して必要な対応を行うことにより教育及び研究の充実、発展に資することを目的として締結された。この協定により本校の教育活動への神戸大学の教員や学生の派遣、神戸大学の実験・実習に関わる施設利用の実施などが推進され、理数教育の充実を図っていく。特に令和4年度より実施される科目「理数探究」はこの協定の内容に基づいて実施され、より高度で深い教育活動が実施される。

  

※集合写真撮影時のみマスクを外して撮影しています。

調印式の様子は「J:COMチャンネル(地デジ11ch)」にて以下の日程で放送予定である。

令和4年4月 9日(土)、10日(日) 11:00/14:00/17:00/20:30

令和4年4月11日(月)~13日(水)   18:00

 

令和4年3月20日 「第12回長田区・高校生鉄人化まつり」

若松公園鉄人広場にて、KOBE鉄人PROJECT主催「第12回長田区・高校生鉄人化まつり」が開催された。

このまつりは、平成22年度に長田区主催の「第2回鉄人まちづくりイベント」に応募した創造科学科の前身である総合科学類型1期生の提案が最優秀賞を受賞し、長田区に所在する高校のさまざまな活動発表の場として実施されるようになったもので、今回は、本校創造科学科6期生(1年)10名と育英高校の生徒会、神戸野田高校の生徒会とで実行委員会を組織して企画、運営を行い、本校生が実行委員長を務めた。

「想いを⇄新たな時代へ」をテーマとして、幅広い世代がそれぞれの想いを新たな時代に繋ぎ、新たな長田区を作っていきたいという思いを込めた。

長田区の高校の部活動によるパフォーマンスだけでなく、「長田区クイズ」、「輪投げ」、「キックベース」、「ビーサン卓球」など実行委員企画も充実しており、春の陽気も手伝って多くの参加者が訪れ、大盛況となった。このまつりを最初の段階から企画し、地域や多くの方に協力いただきながら高校生の力でつくりあげた実行委員は、その達成感を強く感じていた。

J:COMチャンネル(地デジ11ch)で放送

3月26日(土)~30日(水)11:00/14:00/17:00/20:30(平日は19:30のみ)

078KOBE公式ャンネルでもアーカイブ配信 詳しくはこちら

 

  

  

令和4年3月20日-21日「協働探究ラウンド・テーブル奈良2022・春」

奈良市立一条高校美術室において、創造科学科6期生(1年)2名が、奈良女子大学教育システム研究開発センター(連合教職大学院)主催、「協働探究ラウンド・テーブル奈良2022・奈良」に参加した。全国から20名の美術・書道の部活動に所属する高校生が集まり、「ポストコロナ社会に向けて浮標 Watch Buoysを浮かべる」をテーマに作品を制作した。会場が今月末に解体されることから、部屋全体を使って美術作品を作るラウンド・テーブルが行われた。

1日目は、アイスブレイクのあと、各班でテーマについてディスカッションし、作品制作にとりかかった(写真1列目)。班ごとに制作時間が割り当てられ、キャンバスを自由に着色・文字入れを行った。

2日目は、1日目の活動に立体物(オブジェクト)が加わっていき、作品に新たな息を吹き込んでいった。ところが、各班の思惑が交差するなかでズレが生じた。作品としてどう完成に向かわせるのか対話をもつことになり、生徒たちはゴールに向けて意思統一を図った。これを契機に全員で制作に取り掛かり、作品を完成させた(写真2列目)。

最後に、今回のラウンド・テーブルのふりかえりを行った。班内におけるリフレクション。指導教員のリフレクション。班を組み替え、教員も参加したリフレクションと、3段階のふりかえりを行い、「表現するとは○○である」にあてはまるものについて対話した。

     
  

令和4年3月18日 「兵庫高校/神戸高校 創造応用 交流発表会」

創造科学科5期生(2年生)の理系生徒30名が本校において、神戸高校の総合理学科の生徒との交流発表会を行った。兄弟校である両校の生徒の自然科学、科学技術分野に関する探究活動についての発表を通して、生徒の交流する力、発表する力、質問する力、議論する力などを向上させるとともに、自然科学や科学技術への興味・関心を高め、学習意欲の高揚を図ることを目的として実施した。創造応用ISで研究してきた研究を発表し、質疑応答を行った。創造応用1年間の取り組みの集大成となり、外部発表会が中止になった中で他校の生徒と研究内容を発表し合い、議論を交わす希少な場となった。多くの生徒が満足感を感じていた。

  

令和4年3月17日第12回高校生鉄人化まつり実行委員会(5)

第12回高校生鉄人化まつり開催に向けた第5回会議が神戸野田高校で開かれた。今回はまず、ステージにおける総合司会者の司会原稿の読み合わせ、内容検討を行った。次に実行委員会企画の「キックベース」、「クイズ大会」、「ビーサン卓球」、「輪投げ」について詳細な実施方法について最終確認を行った。いよいよ今週末に迫った本番に向けて、実行委員が全員集まり、綿密な最終打合せを行えた。

 

【第12回高校生鉄人化まつり】

3月20日(日)11時~16時 新長田若松公園鉄人広場

参加予定校:育英高校、神戸野田高校、神戸常盤女子高校、神戸村野高校、長田高校、長田商業高校、夢野台高校、本校

  

令和4年3月16日 「ジュニア農芸化学会2022」

創造科学科5期生(2年生)創造応用ISの生物班5名が「ジュニア農芸化学会2022」に参加した。事前に発表スライドに説明の音声を入れたものを提出し、それがweb上で公開され参加者が自由に視聴できる期間が設けられた。本日は、その研究発表について詳しい説明を聞きたい、質問があるところにオンラインで繋ぎ、議論を深めた。本校の生徒は「植物の器官とpH」の研究で参加した。大学の先生方や、同じ高校生から実験方法や研究の目的について質問があった。難しい質問もあったが相手の聞きたいことを汲み取とり答えることができ、自分たちの研究への理解が深まった。

   

~生徒感想~(一部抜粋)

質疑応答を通してたくさんの方がアドバイスをしてくださり、考えの及ばなかった範囲で実験の視点が増えたことで研究の醍醐味を感じられたように思います。たくさん課題は見つかりましたが、それ以上に大変だったけれど研究を一生懸命やった甲斐があったと思えました。

令和4年3月15日創造基礎B「大丸須磨店にてふりかえり」

大丸須磨店において、創造科学科6期生(1年)の本をテーマに活動をしている4班の生徒5名が訪ねた。株式会社大丸松坂屋百貨店店長付専門スタッフの立花氏と青木氏に向けて、生徒は「マイクロライブラリー」と「ストーリーウォーク」について、実践報告を行った。各班でアンケートをもとに分析や感想を述べ、今後の活動について希望を伝えた。大丸須磨店からは、マイクロライブラリーについて現在設置している2階階段踊り場に継続して設置することを承認された。また、ストーリーウォークについても、現在3階への階段踊り場に設置しているものをしばらく展示し、生徒が考えている名谷にまつわる展示物を今後検討してもらうことになった。ひとまず、生徒の活動は区切りをつけ、2年創造応用で継続して活動する生徒は実践から研究へ見方を変える予定だ。

  

令和4年3月14日創造基礎B FW「ビーチサンダル」

長田区役所において、創造科学科6期生(1年)のビーチサンダル(ビーサン)が長田発祥であることをアピールすることをテーマに活動をしている3班2名が打ち合わせをおこなった。長田区役所からはまちづくり課の上達氏と平野氏が参加してもらい、ビーサン活用の今後について生徒から報告を行った。3月20日(日)の「第12回高校生鉄人化まつり」で「ビーサン卓球」のブースを出展すること、はっぴーの家ろっけんにおいて、4月にイベントを実施する方向で進めていく予定である。

  

令和4年2月25日 RRE「外国人留学生交流会」

本校同窓会館ゆ~かり館において、本校創造科学科6期生(1年生)40名が大阪大学大学院と神戸大学大学院、兵庫大学の留学生11名と英語を用いて交流会を行った。本校生は課題研究の自然科学分野の取組みをパワーポイントを用いてプレゼンテーションを行い、留学生は「自国の環境問題」をテーマに発表を行った。最後に各グループ代表生徒が、セッションの報告を行った。生徒は楽しみながら積極的に留学生と交流することができた。

 

外国人留学生の出身国:インドネシア(3名)、ガーナ、キューバ、中国(2名)、ナイジェリア、パキスタン(2名)、バングラディシュ

     

令和4年2月22日 課題研究「校内発表会」

創造科学科6期生(1年生)の39名が本校において9月より取り組んできた課題研究の校内発表会を行った。研究期間が限られているなか、神戸大学の大学院生の方のサポートのもとテーマの設定から研究計画を立て、実験、観察、フィールドワークを行い得られた結果を考察しまとめる活動を行ってきた。授業時間だけでなく朝の始業前、放課後や少しの空き時間を利用して熱意をもって研究活動を行ってきた。発表会は研究の結果はもちろん、研究への熱意や思いが詰まったものになっていた。

講評をいただいた神戸大学の谷先生からは、「研究の内容をしっかり理解して発表が行えており、随所に高校生らしい発想や工夫が盛り込まれていた。また、やみくもに研究するのではなくしっかりと仮説を立てその立証のための研究が行えていた。」と評価していただいた。

  

  

ー研究テーマー

1班:SAPの吸水量比較実験 ~天然物由来系セルロースを​利用した吸水性ポリマーの合成~

2班:彗星の構造再現と観察

3班:気体の第四形態プラズマの変色 ~気体を変えるとどうなるの?~

4班:植物栽培における音との相関関係

5班:薬剤が髪の毛に及ぼす影響​ ~髪の毛が傷むってなに?~

6班:環境DNAで身近な河川の生態調査 ~外来種と在来種の相関関係はあるのか?~​

7班:コセンタングサの逆さとげと繊維構造の粗さの関係性

8班:DNAを落としただけなのに~環境DNAでカワバタモロコ​を探し出す~​

令和4年2月22日第12回高校生鉄人化まつり実行委員会(4)

第12回高校生鉄人化まつり開催に向けた第4回会議がオンラインにて開かれた。今回はまず、長田区内の参加団体及びプログラムについて確認を行った。例年の参加団体がほぼ出そろう形でプログラムを組むことができた。次に実行委員会企画ついて議論した。ブース出展とステージ、飲食の代替案について検討した。本校が担当する「輪投げ」の企画について、詳細を報告した。ステージを担当する育英高校からは、問題の案を提案された。ポスターとチラシが完成し、参加校に配布する予定である。次回実行委員会は3月17日に実施予定。

 

【第12回高校生鉄人化まつり】

3月20日(日)11時~16時 新長田若松公園鉄人広場

参加予定校:育英高校、神戸野田高校、神戸常盤女子高校、神戸村野高校、長田高校、長田商業高校、夢野台高校、本校

  

令和4年2月9日 「創造応用I 校内発表会」

創造科学科5期生(2年生)の39名が本校において創造応用I校内発表会を実施した。

文系生徒による社会科学分野の探究活動の英語によるプレゼンテーション、理系生徒による自然科学分野の研究発表を合同で行った。普段の創造応用の授業は文系と理系は分かれて実施しているが、創造科学科として双方の研究を聞くことで広い視野、多角的に物事をとらえる力を養う。自分たちの研究内容を発信していく力を養うことはもちろん、他者の研究内容を素早く理解して的確な質問をぶつける力など多くのことを学んだ。講師として参加いただいた大学の先生からは、「どの研究も高校生らしさの中にも専門性がしっかり感じ取れる発表で楽しんで発表を聞くことができた」という評価をいただいた。

今後、発表会でのふりかえりを通じて研究の穴を埋めていくともに、研究内容を論文にまとめていく。

  

  

令和4年2月8日創造基礎A WHO西太平洋事務局講義「COVID-19との闘いとワクチン格差」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、創造科学科6期生(1年)を対象に、WHO西太平洋地域事務局 事務局長室管理官の野崎慎仁郎氏から「COVID-19との闘いとワクチン格差」というテーマで講義を行った。今回はフィリピン・マニラとオンラインをつないで実施した。事前課題で「ワクチン格差がしょうがないという根拠」「ワクチン格差から生じる問題」「ワクチン格差解消のために各国を動かす方法」をクラスで考え、まとめた。これをもとに、WHOが作成した資料を使いながら野崎氏からそれぞれの項目について講義をしていただいた。

  

令和4年2月8日 課題研究「第13回」

創造科学科6期生(1年生)の39名が本校において課題研究の第13回目の授業を受けた。

課題研究校内発表会まで最後の授業となり、「よりよい研究発表を行うために」と題して、担当教員の指導のもと発表会に向けて、「研究目的の見直し」や「結果の効果的な示し方」、「考察の科学的根拠を考える」とポイントを絞って発表準備を行った。自分たちの研究を分かりやすく伝え、他者に興味をもってもらえるのかを意識して発表用スライドや発表原稿の作成を行った。

  

令和4年2月5日 課題研究「神戸高校/兵庫高校 合同課題研究発表会」

創造科学科6期生(1年生)の39名が本校において神戸高校/兵庫高校 オンライン合同課題研究発表会を実施した。対面で実施予定だったが、オンライン開催に変更になりましたが、対面でのポスターセッションさながら、実際にポスターを用い、時間を計測して発表を行い、質疑応答も時間をかけて行った。また、他校の生徒の発表を聞き、自分たちの発表の良い点や改善点を再確認し、今後の発表に向けての課題も見つかった。

生徒感想

神戸高校総合理学科との発表会はすごくいい刺激になった。創造科学科内でも想定質問を行ったが、実験内容等を理解していることもあり、この程度の質問だろうと予想していたが、何も知らない人が聞くとそこを突いてくるのかと改善すべき点が多く見つかった。その点は班内でのディスカッションだけでは到底想定できないものだったので良いものを得られたと思う。

  

  

令和4年2月3日第12回高校生鉄人化まつり実行委員会(3)

第12回高校生鉄人化まつり開催に向けた第3回会議がオンラインにて開かれた。今回はまず、長田区内の参加団体について確認を行った。コロナ禍ではあるものの、例年参加の団体が多数反応を示してくれている。次に実行委員会企画ついて議論した。ブース出展とステージの2つを検討した。前者は、長田区がビーチサンダル発祥であることから「ビーサン卓球」の実施と、輪投げの企画を提案した。後者はクイズを実施することになった。次回実行委員会は2月22日にオンラインで実施予定。

  

令和4年2月2日 創造応用IS「探究活動⑬」

創造科学科5期生(2年生)の理系(31名)が創造応用ISの授業で、分野ごとの13回目の探究活動を行った。

 創造応用の研究活動の時間も最後の1回になり、次週の校内発表会に向けて各班で発表練習を行った。研究内容全体を再度見つめなおし、どのように分かりやすく他者に伝えるのかを意識しながら発表練習をおこなった。数学班、物理班は大学の先生にオンラインで発表を聞いていただき助言をいただいた。校内発表会までの1週間、最後まで自分たちの研究内容がしっかりと伝わるように発表を磨きあげていく。

  

  

令和4年2月1日 課題研究「第12回」

創造科学科6期生(1年生)の39名が本校において課題研究の第12回目の授業を受けた。

今回の授業では2月5日の神戸高校とのオンライン合同発表会にむけてポスターセッションの練習を行った。小型ポスターを貼って時間を測り本番を意識して練習を行った。2班で組になり発表を聞きあい、質疑応答も行った。練習してみることで、発表の構成や流れを再度見直すことができた。担当の教員からのアドバイスも受けて発表に向けて最終仕上げに入っていく。

  

  

令和4年1月26日創造基礎A 薮中三十二氏講義「世界に負けない日本」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、創造科学科6期生(1年)を対象に、立命館大学客員教授の薮中三十二氏(元外務事務次官)をお招きし、「世界に負けない日本 国家と日本人が今なすべきこと」というテーマで講義を行った。初めてに、自己紹介を兼ねて外交官としてのエピソードをお話しいただいた。準備として、生徒は著作を読んでおり、立体的に外交の現場を知る機会となった。休憩をはさんで、生徒とのディスカッションを行った。米中対立をベースに、日本の安全保障に関して、その切迫感や自衛隊と米軍への期待度合いについてグループで議論した。薮中氏には、生徒の輪の中に入っていただき、直接議論をしていただいた。次に日本は軍備増強するか、抑止力増強のための外交か、信頼醸成のための外交というテーマで議論した。日本が強気一辺倒では国際社会ではうまく行きそうにないことに気付き、ASEANやインドを巻き込みながら、中国との関係構築を進めて行く方向に議論が進んだ班もった。議論は質疑応答含め3時間に及び、生徒からは質問が途絶えることなく熱気に満ちた講義となった。

     

令和4年1月26日創造基礎B FW「はっぴーの家ろっけん」

介護付きシェアハウス「はっぴーの家ろっけん」に、創造科学科6期生(1年)のビーチサンダル(ビーサン)が長田発祥であることをアピールすることをテーマに活動をしている3班2名が訪ねた。株式会社Happyの前田氏と介護士の村松氏が対応してくださり、生徒はビーサンを使ったプログラムを提案した。準備運動から始まり、ビーサンホッケーやビーサン卓球など、提案の多くが好評であった。今後プログラムをチラシ等に落とし込み、イベント実施に向けて準備を進める予定である。

  

令和4年1月26日 創造応用IS「探究活動⑫」

創造科学科5期生(2年生)の理系(31名)が創造応用ISの授業で、分野ごとの12回目の探究活動を行った。

 探究活動も最終段階に入りどの研究班も発表用のスライド作成に取り組んだ。残念ながら1/30に参加を予定していた外部発表会が新型コロナ感染拡大の影響で急所中止となってしまった。しかし2/9の校内発表会に向けて気持ちを切り替えて、スライド作成や発表練習に熱が入っている。スライドの作成していく中で研究の進め方や実験内容にも反省点があることを実感しながらも上手く研究の意義や魅力が伝わるような発表を意識しながら準備を進めている。

  

令和4年1月25日 課題研究「第11回」

創造科学科6期生(1年生)の39名が本校において課題研究の第11回目の授業を受けた。

今回の授業では前回に引き続き2/5に実施予定の神戸高校との合同発表会(ポスターセッション)で使用する研究ポスターの作成に取り組んだ。作成も最終段階に入り、全体の色使いや図表の配置、文章の表現方法、文字のフォントなど実際にポスターを見た際に感じるのかを意識しながら最終調整を行った。今後ポスターを使い発表練習に取り組む予定である。

  

令和4年1月19日 創造応用IS「探究活動⑪」

創造科学科5期生(2年生)の理系(31名)が創造応用ISの授業で、分野ごとの11回目の探究活動を行った。

探究活動も終盤に入り、どの研究班も内容のまとめ、研究発表のためのスライド作成に取り組んだ。実験で得られた大量のデータをもとにじっくりと考察を行い、聴者にどのように伝えていくのかを検討した。大学の先生に指導をいただきながら考察を深めた班もあり、発表に向けての準備を進めた。今後、発表練習も行っていく。

1/30には「サイエンスフェアin兵庫」、2/9には「創造応用校内発表会」で発表を行う予定である。

  

  

令和4年1月18日 課題研究「第10回」

創造科学科6期生(1年生)の39名が本校において課題研究の第10回目の授業を受けた。

課題研究での実験・観察を終え、研究発表会に向けて発表準備を行った。今回は2/5に実施予定の神戸高校、明石北高校との合同発表会で使用するポスターの作成に取り組んだ。

ポスター発表の特徴から、どのようなポスターが聴者を惹きつけるのか、聴者が見やすいポスターがどのようなものなのか、どのような情報を盛り込むべきかなどポスター作成方法を学びながら作成を行った。

  

令和4年1月18日第12回高校生鉄人化まつり実行委員会(2)

第12回高校生鉄人化まつり開催に向けた第2回会議が神戸野田高校で開かれた。今回はテーマ「想いを⇄新たな時代へ」の確認をし、神戸野田高校の漫画・動画研究部の部員が作成してくれたポスターのラフ案から絞り込みを行った。続いて、実行委員企画として、飲食物の提供について地域のお店の委託販売の案で進めることや、長田区がビーチサンダル発祥の地であることからそれを活用した「ビーサン卓球」のブースを出すこと、ステージでの企画を今後練ることが決まった。次回会議は2月3日(木)にオンラインで実施される予定だ。

  

令和4年1月16日創造基礎B実践活動「マイクロライブラリー」「ストーリーウォーク」

大丸須磨店において、創造科学科6期生(1年)の生徒6名が実践活動を行った。大丸須磨店の「ほんとみょうだに。」というテーマにあわせて、2つのプランを提案し、大丸のイベントに合わせて実証実験を実施した。

マイクロライブラリーは、返却不要、寄付大歓迎の市民による循環型の図書スペースのことである。50冊ほど準備した本は1時間ほどで15冊を持ち帰えられ、そこに近隣の方が早速20冊ほど児童書を持参して加えられるなど、当日のうちに本の循環が始まっていた。生徒は幅広い世代と交流ができた。

ストーリーウォークは、本の一場面を切り取って、間隔をあけて掲示し、歩きながら物語を楽しむで、本来は名谷図書館へ誘導を目的としていたが、今回はマイクロライブラリーへの誘導となった。生徒は「蜘蛛の糸」を題材に、イラストを自作し、大丸にパネルを用意してもらい、提示した。

今回の取組みは1階エスカレーターホールにて1月末まで設置され、以降は1階から2階に上がる階段と階段ホールに移設される予定だ(実施期間は1ヶ月)。

     

令和3年12月20日 創造応用IS オープンラボ

創造科学科5期生(2年生)の理系(31名)が創造応用IS オープンラボを6期生(1年生)の理系選択者を対象に実施した。

 参加した1年生に自分たちの取り組んでいる研究内容を説明し、見学してもらうことで来年度の創造応用ISがどのような内容なのかを先輩から後輩に伝えイメージをもってもらうことを目的として実施した。参加した1年生は自分たちが現在取り組んでいる課題研究と比べ、より深く、発展的な研究が行われていることを実感した。2年生にとっては、1年生への説明を行いながら自分たちの研究内容を再確認し今後の研究計画を立て直す機会になった。

  

令和3年12月19日 明石市立天文科学館 彗星観測

創造科学6期生(1年生)の生徒4名が、課題研究の彗星の構造再現の研究として、明石市立天文科学館の井上館長はじめ、学芸係の方々の指導のもと、レナード彗星や土星、木星の観測を行った。

 研究の中で実際の彗星の観測を行いたいという強い思いを汲み取っていただき今回の観測が実現した。風が強く雲の流れが早く観測が簡単ではない状況であったが、粘り強く観測に取り組み、その彗星のコマや尾を実際に観測し、写真におさめることができた。観測できた時間が非常に短く、分光による成分の特定まではいかなかったが井上館長からは、この条件で観測できただけでも100点満点中300点だとの言葉をいただけた。普段は立ち入れない16階の天体観測室で口径40cmの天体望遠鏡を用いての観測が行え、今後の研究をさらに深める機会となった。

  

令和3年12月19日 甲南大学リサーチフェスタ2021

創造科学6期生(1年生)の生徒12名(3団体)が、課題研究の研究内容を甲南大学リサーチフェスタ2021に参加しオンラインを用いた口頭発表を行った。

リサーチフェスタは、文系・理系問わず幅広い研究発表を高校生、大学生、大学院生の発表件数を合わせて300件以上の発表・審査を行うもので、1年生の課題研究では初めての外部発表会であった。参加者、審査員の方から様々な質問、指摘、アドバイスをいただいた。また様々な分野の発表を多く聞き、今後の校内発表会や他校との交流発表会に向けて内容をブラッシュアップしていく。

  

【生徒感想】

・今回、リサーチフェスタに参加していろいろな人からたくさんの発表を聞くことができて、自分にとっても今後の活動や班にとってもとてもいい経験になりました。大学生などの研究は一見難しそうに見えたのですがプレゼンの技術やパワーポイントが分かりやすくて理解出来たものもあったので、難しい内容でもどうしたら分かりやすく説明できるかなどが分かりました。

 ・今回のリサーチフェスタで他人の発表だけでなく、自分たちの研究を客観的に見ることができました。普段、同じような発表をしても今回のような厳しい質問をされ、考えさせられることはあまりないですが、このような質問によって自分たちの問題点を見直すことができました。

令和3年12月15日 創造応用IS「探究活動⑩」

創造科学科5期生(2年生)の理系(31名)が創造応用ISの授業で、分野ごとの10回目の探究活動を行った。

数学分野では、神戸大学の稲葉先生から統計学の一元配置分散分析についての講義を受けるとともに、自身の研究の進捗状況を報告し、その進め方や今後の課題について助言をいただいた。

物理分野では、パラシュートの形に着目し、さまざまな形のパラシュートを作製し、落下速度にどのような影響を与えるのか詳細にデータをとった。室内の換気方法を研究している班は、発表会に向けて詳しい実験データの収集を行った。

化学分野では、神戸大学の秋本先生に研究全体の構成についてオンラインで指導をいただいた。明らかにしたことを1つずつ分けて発表することで初めてその内容を聞いた人に伝わりやすいと指導を受けた。また研究発表に向けて必要な追実験を行った。

生物分野では、神戸大学の源先生の対面指導を受け、出場を希望するジュニア農芸化学会の応募書類、審査書類の作成に取り組んだ。これまでの研究をいかに分かりやすく端的にまとめ、どのように魅力を盛り込むかをアドバイスいただいた。

都市工学分野では、プログラム言語Pythonを用いて実際に新長田駅周辺1km2の範囲に自分たちで考えた基準に基づいてコンビニの配置を行った。今後そのデータを用いて人口分布や人口密度などのデータに基づいて本当に適正配置であるかを検討していく。

  

  

 

令和3年12月14日創造基礎A「日本の財政の現状・課題」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、創造科学科6期生(1年)を対象に、財務省主計局調査課課長補佐の岡本めぐみ氏から「日本の財政の現状・課題」というテーマで講義を受けた。1)財政の現状と課題、2)新型コロナウイルス対応と財政・経済への影響、3)将来を見据えた財政上の力点・経済対策について説明を受けたあと、質疑応答を行った。事前学習で11月25日に政府が閣議決定した「令和3年度補正予算(第1号)」について政策の優先順位について学習しており、それをもとに活発なディスカッションを行うことができた。

  

令和3年12月14日第12回高校生鉄人化まつり実行委員会(1)

第12回高校生鉄人化まつり開催に向けた第1回会議が本校同窓会館武陽ゆ~かり館で開かれた。このまつりは、平成22年度に長田区主催の「第2回鉄人まちづくりイベント」に応募した本校総合科学類型1期生(創造科学科の前身)の提案が最優秀賞を受賞し、長田区に所在する高校のさまざまな活動発表の場として実施されるようになったものだ。本校からは創造科学科5期生7名、育英高校からは生徒会3名、神戸野田高校からは生徒会5名が実行委員として参加した。自己紹介のあと、役員決め、今回のテーマ、今後の大まかな予定について話し合われた。今年度は実行委員長を本校生徒が担うことになった。第12回高校生鉄人化まつりは令和4年3月20日(日)新長田若松公園鉄人スクエアで実施予定。

  

令和3年12月10日 RRE「外国人留学生交流会」

本校同窓会館ゆ~かり館において、本校創造科学科6期生(1年生)40名が兵庫教育大学と神戸大学の留学生10名と英語を用いて交流会を行った。留学生が前回とほとんど同じ方々だったため、自己紹介を済ませ本題に移った。本校生は創造基礎Bの取組みをテーマにパワーポイントを用いてプレゼンテーションを行い、留学生は「「SDGsに基づく自国が抱える課題について」をテーマに発表を行った。最後に各グループ代表生徒が、セッションの報告を行った。生徒は楽しみながら積極的に留学生と交流することができたとともに、創造基礎Bの地域活動について国際的な視点を得ることができた。

 

外国人留学生の出身国:ブルキナファソ、ナイジェリア、ジンバブエ(2名)、インドネシア(3名)、ベトナム(1名)、バングラディシュ(3名)

     

令和3年12月8日創造基礎B FW「大丸須磨店」

大丸須磨店に、創造科学科6期生(1年)の本をテーマに活動をしている4班8名が訪ねた。株式会社大丸松坂屋百貨店店長付専門スタッフの立花氏と青木氏に向けて、生徒は「マイクロライブラリー」と「ストーリーウォーク」を提案した。両提案について、須磨店として実施は可能としながら、実施時期や方法、主なターゲットを今後詰める必要があると指摘された。イベント実施に向けて今後準備を進める予定である。

 

 

    

令和3年12月7日 課題研究「第8回」

 

創造科学科6期生(1年生)の39名が本校において課題研究の第8回目の授業を受けた。

課題研究での実験・観察も終盤にさしかかり、追い込みで実験を行う班や、大学院生の方からオンラインの指導を受けながらこれまでの実験結果をまとめて分析を行う班など、それぞれ研究活動を進めた。実験操作も回数をこなすことでスムーズに行えるようになり、得られたデータの分析についても深く行えている。

今月中旬には高校生の研究活動の発表会に参加する班もあり、それを見据えて研究活動を行った。

  

令和3年11月24日 創造応用IS「探究活動⑨」

創造科学科5期生(2年生)の理系(31名)が創造応用ISの授業で、分野ごとの9回目の探究活動を行った。

 数学分野では、神戸大学の稲葉先生から統計学の一元配置分散分析についての講義を受けるとともに、自身の研究の進捗状況を報告し、その進め方や今後の課題について助言をいただいた。

 物理分野では、これまでの研究で得られたデータをもとにパラシュート部分の形について考察し、それに基づいて設計したパラシュートを用いて落下の様子を確認した。もう一方の研究班では教室内の空気の対流を調べるために作製した模型を用いて、暗所で光を当てながら煙の動きを観察した。

 化学分野では、作製した磁性流体の磁性を強める方法を試したが逆に磁性が弱まるという現象が確認された。この結果を考察し、さらに微細な粒子にまで粉砕する必要があると考えた。磁性流体を安定な状態で保存する方法も検討した。

 生物分野では、豆苗に吸収させる液体のpHを一定に保つために酢酸と酢酸ナトリウムを用いて緩衝溶液の調製を行った。液性をできるだけ中性に近づけるために物質の混合比を変えながらpH調整を行った。また自分たちの研究を発表できる発表会について調べた。

 都市工学分野では、プログラム言語Pythonについて学びを深めながら調べたコンビニの位置情報の入力を行った。また、研究発表に向けてこれまでの内容をまとめるともに今後研究する内容について考えた。

  

  

令和3年11月24日創造応用ⅠL「中間発表会」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、創造科学科5期生文系選択者(2年)9名が、パワーポイントを使用し、自身が取り組む課題研究についての口頭発表(発表8分、質疑応答3分)を行った。今回は、大阪大学大学院国際公共政策研究科教授の松繁寿和氏にご来校いただき、生徒の口頭発表に対してアドバイスをしていただいた。

 

発表タイトルは以下のとおり

「日本に宗教教育は必要か-「宗教都市神戸」を教材に-」

「防災グッズは持ち歩く時代へ-防災に対する意識-」

「いいクラスを作るには-学級崩壊の原因の検討に基づく提案-」

「義務教育下における中学生の不登校生徒へのよりよい対応環境」

「“3C”カードゲームによる在日ベトナム人に向けた言語学習 -Cool Japan, Card Game, Communication-」

「高齢者のICT交流促進に向けて」

「空き家×アーティストで描くサスティナブルタウン」

「色覚の個人差に関わらず見やすい誘導灯」

「数学の理解と好感度の関係」

     

令和3年11月20日創造応用 FW「スマホセミナー」

芦屋市立茶屋集会所において、創造科学科5期生(2年)の生徒1名が、「スマホセミナー」を見学した。この生徒は高齢者向けのスマホ活用支援について研究している。今回訪問したスマホセミナーは、茶屋之町自治会が芦屋市社会福祉協議会に依頼し、担い手として甲南高校ボランティア委員会の生徒が参加することで実施されている。昨年9月から実施され、月に2回程度のペースで継続的に行われている。参加するのは茶屋之町の高齢者で、LINEの登録やグループ作成やWebサイトの見方などについて質問し、高校生が1対1でサポートしていた。とてもゆったりした雰囲気でセミナーが行われており、生徒にとっても今後の研究の参考となった。

  

 

令和3年11月21日「協働探究ラウンド・テーブル奈良2021」

東大寺近くにある東京庵本店において、創造科学科6期生(1年)5名が、奈良女子大学教育システム研究開発センター(連合教職大学院)主催、日本航空株式会社・産学連携部・意識改革推進部協力「協働探究ラウンド・テーブル奈良2021」に参加した。全国から64名の高校生が集まり、大学・高校教員等と大人と一緒に「ラウンド・テーブル」を実施した。アイスブレイクのあと、第一部「飛行機は どのように 運航されているのか」では、航空運航についてどのような職員が関わっているのかを確認したうえで、「グループワーク(1)定時性・快適性・効率性の三つをどう満たすのか」を実施した。生徒と大人で4人1組となり、テーマについて議論し、発表した。続いて第二部「ようこそJALOODAの世界へ」では、グループワーク(1)での発表を踏まえ、日本航空株式会社産業連携部の長谷川氏と同航空部機長の片桐氏から「JALOODA」について対談が行われた。そして第三部「『JALOODA』の翼に乗って飛び立とう」では、「グループワーク(2)そのとき、君は、君たちは?」で実際のトラブルを題材にワークショップを行い、発表した。最後にふりかえりとして、「翼」をモチーフにした工作を行い、参加者全員で記念撮影を行った。

 

〈生徒感想〉

僕は今回のラウンド・テーブルに参加して学んだことが2つあります。1つ目がピンチこそチャンスである、ということです。JALの機長さんがおっしゃっていて、ピンチや緊急事態のときこそ「〜するとチャンス」と考えることでプラス思考になることができ、マインドコントロールをすることができるようになる、というものでした。これはこれからの学校生活でも、例えばテストの点数が悪い時、部活の試合で自チームが負けているときや流れが悪い時、もしくは創造科学科の授業の中で何かトラブルが発生した時、「え、チャンスじゃね?」と思えるようになり、それをチャンスにしてより良い結果を導く、など実用していきたいものです。そして2つ目が協力すれば新たな案が出る、ということです。グループワークをやる中で住んでいる地域も年代も全然違う人と話し合い、その人たちと自分の意見を合わせることで新たな考えが生まれ、それがグループワークのお題であった「このような場合の解決策とは?」の答えに上手く繋げることができました。特に自分が最善だと思っていた案に他者の意見を聞き、それがとても良い案になったときは自分でも感心し、ワクワクしました。これからのグループワーク、リーダーシップの在り方について考えられる良い機会で楽しかったです。

私は今回のラウンドワークで知らない人とひとつのものを作るということへの考え方が大きく変わりました。今までは緊張ということが一番にきていたけれど、今はわくわくの気持ちの方が強いと思います。そう思えたのは、今回同じテーブルだった方が年齢の差を関係なく全員が平等な立場で接してくださったからだと思います。他県の高校生や自分の2倍以上も年の離れた方など普段の生活では絶対に関わることができない人と一緒に協議をさせていただいて自分の貴重な経験になりました。また、講義の中で最も印象に残ったのがプラス受信のお話です。マイナスなことがあってもそれをプラスと捉えてチャンスにする、というのはとてもおもしろい考え方だなと思いました。そうした方がきっと人生何倍も楽しくなると思うので実践してみます!

今日の奈良でのラウンド・テーブルでたくさんのことを学べたと思います。特に、初対面の人と話し合っていくことのむずかしさについてです。いつもなら見慣れた友達と話し合っているから円滑に進む部分もあるけど、やはり初対面の人と話し合うとなると発言もいつもよりはしにくかったので円滑とまではいきませんでした。そんな中でも話し合いを成立させていくことができ、濃い内容となったことはとてもいい経験になったと思います。今後の活動にこの経験を活かしていきたいなと思います。

初対面の方と話すことに最初は緊張しましたがすぐに話せるようになりました。今回難しいと感じたことは歳の差がある方と会話することです。私の方が年下な分、こんな意見では未熟すぎないかと考えてしまう時もありました。でも発言しないと何も変わらないと思い発言すると、受け入れられ、足りない部分は他の方が補足してくださいました。今後は自分自身の知識の増加と勇気を持つことを心がけようと思いました。話し合い自体すごく楽しく、たくさんの方々の意見や雑談もできたので有意義な時間になりました。奈良も楽しかったです。来年も開催されるのなら参加したいと思いました。

話を聞いて驚いたのは、限られた時間や条件の中で、よい行動を考え実行しているということに対してだ。円卓会議では、三つくらいアクティビティがあり、どれも「こういう状況であなたたちはどうしますか」というような内容だった。15分くらいで意見を出しあったが、結論はベストなものにはならなかったと思う。しかし、話によると、JALの方は、かなり差し迫った状況で最適な方策をできているようで、すごいと思った。どうすごかったかというと、私が、話し合っている途中で、「こうしたほうがいいか。でも、具体的にどうしようか」などと思っていたことが、みんな両立されていたと思う。パイロットは賢くないといけないなどと聞いたことはあったが、成る程その通りだと思った。パイロットになるにあたって、イレギュラーな事態への対応に関して勉強しているからこそではあるだろうが、それでもやはりすごいと思う。すっかり緊急時の対応の話のようになっていた気もするが、チームという面からいうと、「目的を共有する」とか、そういったことが参考になったと思う。アクティビティでいろいろと話し合ったが、初対面で緊張もありながらもある程度の話し合いになったのは、「与えられた課題をなんとかする」ということで一致していたからだと思う。目的の共有さえされてあれば、だいたいのチームは上手く動くと思う。

令和3年11月17日 創造応用IS「探究活動⑧」

創造科学科5期生(2年生)の理系(31名)が創造応用ISの授業で、分野ごとの8回目の探究活動を行った。

 数学分野では、ご指導・アドバイスをいただいている神戸大学の稲葉先生とオンラインで個人の研究テーマについて進捗状況を報告したうえで助言をいただくミニ報告会を行った。データを集める手法やテータ量など具体的な助言をいただいた。

 物理分野では、パラシュート部分の形が落下速度に与える影響を調べるためパラシュート部分に送風機で風を当て、どの部位に風が強く当たっているのかを調べた。この結果をもとにパラシュートの最適な形を模索していく。

 化学分野では、これまでに作製した磁性流体が時間とともにその特性を失っていくことに着目し、最適な保存方法を探る実験を行った。それと並行して、神戸大学の秋本先生からオンラインで指導をいただき、食品保存に磁性流体をどう活用していくかを考えた。

 生物分野では、豆苗に吸収させる溶液が周囲の環境でpHが変化してしまい植物内でのpH変化を正確に確認することができないという結果から、緩衝溶液を用いてその問題を解決できないかと考え実験を行った。また、染色液を吸収した植物の断面を顕微鏡で観察し、染色液の分布を観察した。

 都市工学分野では、今後の研究活動に必要になるプログラム言語Pythonについて学んだ。また、対象地域である新長田駅周辺のコンビニの位置をデジタルマップ上で確認して緯度、経度の位置情報を調べた。