活動の記録

県総合体育大会登山大会(氷ノ山)6月7日(金)~9日(日)

 報告が遅くなりましたが、私たちワンダーフォーゲル部は県大会に参加いたしました。残念ながら当日不調者が出て、部員は二人だけの参加となってしまいました。一日目、加古川西高校や西脇工業のメンバーと一緒にバスで会場を目指しました。会場である鉢伏高原に着いてまず初日は、テントの設営審査や装備審査(持ち物チェック)、そして天気図を含む筆記試験があります。体力だけでは通用しないのがこの世界。山で安全に行動ができるための様々な知識や行動が審査され、点数化されるのです。

 二日目は、いよいよ登山行動開始です。朝3時30分には起床し、準備を始めます。部員一人ずつ約15キロの装備を背負い(これも厳密に計量されます)出発地点の氷ノ山へと向かいます。朝6時30分頃に一斉にスタート。山腹にある神大ヒュッテまではタイムレースですので、みなさん装備を背負って走り出します。我々は、いってらっしゃい!と言う他ありません。

 神大ヒュッテに到着すると、各チーム20分の休憩をとり、その後氷ノ山の山頂を越えて「ぶん回しコース」という鉢伏高原がゴールの長距離を移動します。その途中で10か所の読図ポイントを地図に書き込み(これも後で採点されます)、手帳に行動記録を残します(もちろんこれも採点要素)。山行中の服装や歩行の様子も各所に立っている審査員にチェックされます。例えば段差を「エイッ」とジャンプなどすると減点です。

 無事下山をすると今度は炊事審査です。本当に部員たちは大変です。他にも計画書審査などもあります。炊事審査とはいえ、別に料理の味とか出来栄えを審査するわけではありません。刃物や火器の安全な使用やごみの処理など、部員の安全と環境に対する配慮が大事なポイントです。絶品のポトフを作ったうちの部員の調理の腕前は残念ながら得点化されません。長い一日お疲れさまでした。

 残念ながら最終日は朝から雨。夜もしっかり降った様子。風も強い。全体で鉢伏登山を楽しむ日でしたがやむなく中止となりました。早々と閉会式を行い、解散となってしまいました。山の天気は本当に目まぐるしく変わります。

みなさん、お疲れさまでした。さて、いよいよ次は夏合宿だ!

 

5月 東播大会 5月25日(土) 氷ノ山

 来月に控えている県大会に備え、私たちは東播大会に参加しました。加古川西高校や西脇工業高校さんと一緒にバスで氷ノ山のふもとに到着。県大会と同じ装備でぶん回しコースという県大会と同じコースをたどります。「天気晴朗なれど風強し」といった感じでしょうか。とても爽やかな天候の一日でした。

 どの学校にも初めて氷ノ山に登る新入生がいて、地図をみながら丁寧にコースをたどりました。またポイントごとに現在地の確認を何度も行いました。

 氷ノ山山頂には何故か顔出しパネル?が設置されていました。あればやらない訳にはいきません。部長、よろしく!

 真剣に、そして和気あいあいと楽しんでいるうちに鉢伏高原に到着。ぶん回しコースはとても長いコースではありますが、ゴール地点の鉢伏高原は一面草原地帯で絶景です。疲れが吹っ飛びますね。

 さあ、いよいよ次は県大会。それまでお互いしっかり準備してまた一緒に楽しみましょう。お疲れ様でした。

 

4月 新歓登山 4月27日(土) 高御位山

 新年度最初の登山は恒例の新入生歓迎登山。高御位山(たかみくら)です。が、なんと新入生は他の用事で来られず、しかも3年生1名も欠席となり、現役部員二人と顧問3人だけの登山となりました。でも、新しく来られた島先生の新顧問歓迎登山ということで…。

 気になっていた雨も降らず、日差しも強くなく快適な登山となりました。勝手知ったる高御位山ではありますが、慎重に地図を読みながら現在地を確認する練習を何度も繰り返しました。いつものことではありますがここの山頂からの眺めは最高ですね。でも、新入生歓迎の最初に登るコースとしてはちょっときつくないかなぁ。などと相談も。

 今年度はどんな山に登ろうかな。どんな活動をしようかな。楽しみです。そして島先生、これからよろしくお願いします。

 

3月 月例登山 3月16日(土) 大岩岳・丸山湿原

 今年度最後の月例登山となりました。JR福知山線道場駅から出発し、千刈ダムを眺めてから大岩岳に登り、風吹き岩、丸山湿原を抜けて道場駅に戻るコースです。

 それほど難所もなく地図もわかりやすいイージーなコースかと思いきや、先頭を行く3人の部員たちは所々で立ち止まり、何度も地図を見て確認を怠りません。実は顧問も部員も全員初めて通るコース。先導隊は慎重にならざるを得ません。頼むよ君たち。無事に私を連れて帰っておくれ。

 これまで部員たちは何度も何度も地図読みを教わってきました。特に顧問の中江先生からは手取り足取り丁寧に、また時には厳しく現在地の特定の仕方から目的地への距離の測り方などあらゆることを教わってきました。それでもロストして、山道を後戻りをしたことが何度もありました。これだけスマホやGPSが発達している時代に、紙の地図とコンパスだけで山を歩くこと。私たちはそれにこだわり続けることに美学を貫きたいのかもしれません。

 地図読みだけではありません。中江先生からは山行中にあらゆることを教わりました。山で見かけた植物や昆虫、鳥の名前、天候や地形の読み方から落ちているフンの分析まで。幕営するときはテントの立て方や干し方たたみ方、おいしいキャンプ飯のアイデアも。思い出は尽きません。立山で一緒に見た満点の星空や六甲山で夜中に盛り上がった火起こし大会など。

 中江先生はまた新しい頂を目指し明石高校ワンダーフォーゲル部から旅立っていかれます。またどこかの山で会いましょう。中江先生ありがとう。

 さて、大岩岳を無事に踏破した一行は丸山湿原の途中でお湯を沸かし簡単な昼食。カップ麺とおにぎりで済ます者が多い中、なんと中江先生はアルコールバーナーを使ってマグカップで炊飯。グリーンカレーをご堪能。やるな。

 予定通り無事に下山。お疲れさまでした。さあ、来年度はしっかり新入生を勧誘しなければ。しっかり頼んだぞ。

 

2月 月例登山 2月10日(土) 六甲山滝めぐり

 2月の月例登山は例年、六甲山の氷瀑をいくつかめぐるのですが、今年は暖冬で可能性はゼロ。仕方なく、ただの滝めぐりとなりました。

 唐櫃台駅からスタートしてまずは六甲山頂付近を目指します。天気も良く和気あいあいとピクニック気分で登ります。山頂付近ではお湯を沸かしてそれぞれが持参したカップラーメンをいただきます。これがまた山の上だと格別な味に。

 さて、今度は下山しながら滝めぐりです。ここから一転、なかなかの傾斜あり、がけ下りありの難行苦行に…。こんなん思ってたんと違うぅ~。しかもたどり着いた先はただの滝。まあ当たり前か。百閒滝、七曲りの滝、ガマ滝などを見学。いつか氷瀑を見せてあげたいね。観光客でにぎわう有馬温泉がゴール。お疲れさまでした。