Aioi High School,Passport to the World ~相生高校から世界へ~ |
Aioi High School,Passport to the World ~相生高校から世界へ~ |
11月16日(水)、午後、第44回相高生フォーラムが開催されました。コロナ第8波の影響もあり、ライブ配信での開催も考えられましたが、少し落ち着いてきた状況でもあるので、生徒間の距離を配慮した座席配置をとり、実施されました。
相高生フォーラムは、毎年生徒会役員の基準弁論者1名と1・2年の代表3名計6名が、人権に関するスピーチを行う、いわゆる人権に関する弁論大会です。今年も自分自身の身近な出来事から、世界のことまで、社会で問題になっていること等幅広く取り上げられ、生徒自身も真剣に考えさせられる内容でした。結果は、最優秀賞が2年2組川上奈々さんの「言葉は刃物」、優秀賞が今年度は同点のため2名で、1年3組松本夕愛さんの「老人が暮らしやすい世界をつくるために」と、1年4組の藪内瞳さんの「今の世の中」でした。今年も、自分自身ならどうするのかを考えさせられる素晴らしい「相高生フォーラム」でした。
フォーラム審査の待ち時間に、今年度の英語スピーチコンテストに出場予定でしたが、修学旅行のため出場できなかった2年3組片岡空良さんに「How we can support the nurses who support us (命を守る人を支えるために)」を皆の前で発表してもらいました。また、生徒指導部長より、自転車の交通事故の増加から来年度はヘルメット着用原則義務化のことや自転車悪質違反の厳罰化の例を挙げて講話がありました。
間隔を取って、マスクをつけてのコロナ対応 | 校長先生の開会挨拶、弁士は緊張 | |
最優秀賞の川上さん | 優秀賞の松本さんと藪内さん |
毎年の歴史巡検で講師としてお世話になっている松本恵司先生より依頼を受け、若狭野陣屋清掃ボランティアを、11月12日(土)、生徒14名職員3名で行いました。
「若狭野陣屋」とは、「ひょうごの百城マップ」にも掲載されていますが、赤穂浅野藩の分家で、1671年、本家の赤穂浅野家より相生市若狭野に三千石の知行を分け与えられ、江戸幕府直参の旗本となりました。これが若狭野陣屋の始まりです。陣屋と言っても、残っているのは札座(藩札の発行所)であった法界庵という建物だけで、埃と煤だらけでしたが、掃除道具を学校から持参して、皆で協力して綺麗にすることが出来ました。ふるさと相生のために少しは貢献できた、秋晴れと同じく生徒たちの顔も晴れやかな一日でした。
清掃の前に松本先生より経緯と説明が | 最初に箒ではいてはいてそして掃除機で |
拭いても拭いても雑巾はすぐに真っ黒! | 人海戦術でてきぱきと! |
縁側を根気よく雑巾がけで磨きました。 | 最後に皆で記念写真! |
令和4年11月10日(木)
11月10日(木)放課後、相生市保健センター管理栄養士の三木由紀さんに食育講話をして頂きました。生活習慣を見直そうということで、BMIや適正体重の計算、摂取カロリーや食事内容の組み合わせや摂取の仕方等、短時間でしたが色々な話を聞くことができました。また今回は、エナジードリンクについての話もありました。高校生だと勉強のお供や好きで飲んでいる人もいるようですが、カフェインが多く含まれており、安易に活用して多飲することはカフェインを過剰摂取することになり危険であることを教えていただきました。
今回の話を日々の生活の中で思い出した時に、食生活を見直すきっかけになればと思います。
2022年11月9日(水)
国連UNHCR協会 広報啓発事業/難民高等教育プログラム担当の芳島昭一様をお迎えし、「難民問題の現状とわたしたちにできること」と題して、講演をしていただきました。
新型コロナ感染症対策を取って、応接室から各教室へリモート配信をする形で講演会を実施しました。
世界中の難民の実態について、その数の多さ、生活ぶりなど具体的にわかりやすく教えていただきました。特に「想像してみよう」という問いかけの中で、私たちと変わらない普通の生活を送っていた状態から難民になってしまうまでをリアルに説明していただいた時には非常に胸が痛くなりました。「難民になりたくてなった人は誰もいない」という言葉が特に印象に残っています。
また、わたしたちにできることとして ①知ること・調べること ②広めること・伝えること ③支えること・募金に協力すること ④寄り添うこと・自分が難民だったと考えてみる ことだと教えていただきました。50円で子供一人の命を救える栄養補助食品が購入できると聞き、たとえ少額でも役に立てることがあるとわかりました。
講演の後、日本における難民認定について、難民の方と接する際に大切にしていること、今まで難民支援の中でうれしいと感じたことなどについて生徒の皆さんから質問があり、充実した時間を過ごすことができました。この講演を通して、世界を見る目が広くなったと思います。
芳島先生、国連UNHCR協会の皆様、ありがとうございました。
ライブ配信をする芳島先生 | 教室でライブ配信を通して講演を聞く生徒 | 質問をする生徒 |
質問をする生徒 |
謝辞を述べる生徒 |
11月5日(土)に開催された、兵庫県高等学校少林寺拳法新人大会に 龍田 響 さんが出場しました。結果は2位でした。12月24・25日に奈良県宇陀市で開催予定の近畿大会へ出場が決まりました。
11月2日(水)放課後、穏やかな秋晴れの中、通学路の美化と地域の方々への感謝の気持ちを込めて今年度2回目の通学路清掃を行いました。
生徒会執行部を中心に、1・2年の美化委員・通学委員・風紀委員の生徒約80名が参加して行われました。
今年はコロナに負けず、感染対策にも配慮しながら行事を中止することなく実施できています。今日も参加者はマスクをして、無事に通学路清掃を実施することができました。
2学年で3つに分かれて、普段通学路として利用しているJR相生駅から東西の相高に至る多くの道を手分けして、ゴミを大量に拾うことができました。ポカポカと暖かい日射しの中、マスクをつけて、皆で真剣に取り組むことができました。
最後に生徒会が清掃道具を片付け、大量のゴミをアルミ・スチール・ビンと燃えるゴミに分別してゴミ置き場に持っていき、無事終了することができました。
学校から南側の住宅前の溝をキレイに、国道2号線前まで頑張りました! | |
生徒会は校門前等を綺麗にできました | ゴミの分別を終えて生徒会で記念写真 |
10月29日(土)甲南大学にて数学理科甲子園2022が開催され、本校から2年生の6名が参加しました。
午前中の予選競技では個人戦と団体戦が行われ、個人戦は3名がそれぞれ数学と理科の問題を解き、団体戦では三人一組で数学と理科の応用問題に取り組みました。結果は出場55校中、20位となり惜しくも午後からの本選への進出はなりませんでした。
しかし参加した生徒たちは、「難しい問題であったが、興味深い問題ばかりで、理系分野への好奇心が高まった」「チームで協力して問題に挑戦したことで、問題解決のためにコミュニケーションをとることの大切さを学ぶことができた」という感想を持ち、これからの高校生活につながる経験を積ませることができたと感じました。
出場メンバー、左から林君、西坂君、和田君、藤塚君、杉原君、服部君
会場の様子
10月28日(金)、秋晴れの素晴らしい天気の中、相生駅北側ロータリーでは相生高校生徒会が、相生駅南側では1年5組が「さわやか挨拶運動」を実施しました。
いつものように早朝より集まった生徒たちにより、挨拶運動前のゴミ拾いが行われました。今回は前回より1か月以上空いたため、たばこの吸い殻はいつもより多かったです。月1回程度ですが、自分たちの街の美化に少しでも貢献できることは誇りに思います。
素晴らしい天気の中、早朝から、相高生徒会と1年生の元気で大きな挨拶の声が響き渡る「さわやか挨拶運動」でした。
生徒会執行部によるゴミ拾い。今日はタバコの吸い殻と雑草が中心でした! | |
雲一つない朝日が輝く中、北側では生徒会が、駅南では1-5が頑張りました。 |
10月26日(水)秋晴れの放課後、相生市社会福祉協議会から6名・「あいおい外出介助ボランティアグループ こころ」より7名の方々をお招きし、29回目の車椅子体験講習会を実施しました。
相高からは、生徒会執行部、1・2年保健委員・ホームルーム委員の55名が参加しました。
車椅子の介助方法・具体的なサポート方法を記した冊子を先に配布し、参加した生徒自身も予習して臨みましたが、実際に操作や介助をする側になると、車椅子の大変さや不自由さを体感し、少しは車椅子の方の立場に立って考えられるようになりました。校内だけのことではなく、校外では車椅子の人に対する声掛けやサポートの重要さが体験できた、大変有意義な車椅子体験講習会となりました。
講習会開会式、本日の講師の紹介です。 | 最初に、車椅子の基礎基本から説明です。 |
段差の上がり下がり、指導を受け実践中。 | 坂道は特に危ないので、注意しながら気を付けて。 |
車椅子リフト車と車椅子専用車の乗降体験。 | 閉会式では保健委員長が代表謝辞。 |
先日行われました相生歴史巡検で訪れた貴重な相生の歴史遺産を、広く海外の方にまで知っていただこうと、英語版での紹介文を作成しました。今回紹介しますのは、江戸時代の役所であった相生若狭野陣屋札座という建物です。この建物は、旗本と呼ばれる階級の武士の役所で、現存している珍しいものです。近年その歴史的価値から保存活動が始まっています。英文・日本語訳は相生歴史巡検に参加した2年の出口大和君によるものです。なお、ALTのリサ先生には添削作業にご協力いただきました。
The Aioi Wakasano Jin’ya Satsuza
The Aioi Wakasano Jin’ya Satsuza is a piece of architecture located in the city of Aioi in the Hyogo Prefecture. A “Jinya” was a public office building for Hatamoto (direct retainers of the syogun) and Daimyō (Japanese feudal lords) that had no castles of their own. During the Edo period, the “satsuza” was the public office which issued paper money called hansatsu to specific han (the domain of a feudal lords). The Wakasano Satsuza also issued paper money used in its own domain as well. In Japan, this building remains standing as a satsuza site to this day. It is also known as the birthplace of Ikuo Ōyama, a political scientist who played an active role in political campaigns during the Taishō Period. In recent years, a campaign to preserve the architecture has been launched because of its historical significance.
訳)相生若狭野陣屋札座は、兵庫県相生市にある建物です。「陣屋」とは、自身の城を持たない旗本(将軍直参の家臣)や大名(日本の封建領主)のための役所です。江戸時代、「札座」は特定の藩(封建領主の領土)で流通する藩札と呼ばれる紙幣を発行する公的機関でした。若狭野の札座も領内で流通する藩札の発行を行っていました。日本では、この建物が今日まで札座の遺構として現存しています。また、大正時代に政治活動で活躍した大山郁夫の生地としても知られています。近年、その歴史的重要性から建物を保存しようとする取組が始まっています。
The Aioi Wakasano Jin’ya Satsuza(相生若狭野陣屋札座) |