カテゴリ:インスパイア・ハイスクール

IHI相生事業所見学(47回生 自然科学コース)

 

本校の重点目標の一つとして、『体験的な学習などを通して、幅広い視野を身に付け、将来を考える力を育成する』を掲げています。そこで、魅力アップ推進事業の一環として、12月8日(金)に(株)IHI相生事業所にて校外学習(フィールドワーク)を実施しました。参加者は1年生自然科学コースの希望者10名です。

 はじめに会社概要説明を受けた後、脱炭素化に向けアンモニアを燃料とした発電などの取り組みを紹介するCarbon Solution Museumを見学しました。ヘルメットを着用後、IHI相生工場のうち、アンモニア貯蔵タンクなどを製造する日の浦工場と、カーボンニュートラル技術を開発するエリアであるDevelopment & Demonstration Park、液体ロケットエンジン及び人口衛星用エンジンの燃焼試験を行っているIHIエアロスペースを見学しました。それぞれの場所で専門の管理職から丁寧な説明を受けました。

専門的な部分はとても難しかったですが、生徒たちはメモを取ったり質問したりしながら熱心に聞き入っていました。最先端技術を研究されているということから工場内での写真撮影は禁止されていて、記録に残すことはできませんでしたが、世界有数の技術開発がこの相生の地で行われていることを目の当たりにした生徒たちは、より一層理系分野への興味関心を高め、自分たちの学習の目的を鮮明にしたことと思います。

岡山大学研究室訪問

 3月2日(木)、インスパイアー事業の一環として、岡山大学工学部環境・社会基盤系の研究室を訪問しました。参加したのは、1,2年生自然科学コースの希望者13名です。

 まず最初に全体会として、工学部の歴史についてや改組に至った経緯、教育理念についての講義を受けました。

 その後、各研究室に分かれて、研究体験をさせていただきました。フィールド情報利用学分野、水資源管理学分野、環境保全分野、物質循環学分野の4研究室です。もちろん内容は専門的で、簡単に理解できるようなものではありませんでしたが、大学の研究室の雰囲気や、答えのない問いに対して解決策を探し続けるといった情熱、意欲を感じることができました。

 また、現役学生さんとの懇談会では、大学の授業のこと、サークル活動のこと、下宿生活のことなど、気になっていることをなんでも気軽に聞くことができ、参加した生徒は非常に満足し、大学生活というものに大きな希望と期待と抱いた様子でした。 

 

45回生 自然科学コース IHI工場見学(インスパイア・ハイスクール事業)

 1年自然科学コース10名が,インスパイア・ハイスクール事業の一環として,12月13日(月)に校外学習「IHI工場見学」を実施しました。地元企業であるIHIは,火力発電所のボイラー製造,ロケットエンジン試験部門など多方面において,世界有数の技術をもつ企業です。

 総合事務所内で会社の概要説明を受けた後,ヘルメットを着用し,専門のスタッフから丁寧な説明のもと,ボイラ(燃焼試験施設)やエアロスペース(ロケットエンジン試験施設)などを見学しました。幸運にも,宇宙空間で使用するエンジンを実際に見ることができました。残念ながら,その様子は,最先端研究のため写真撮影できませんでしたが,生徒たちの瞳は特に輝いていました。

 先週に行われた西はりま天文台での天文学研修に引き続き,宇宙を身近に感じることができた研修でした。

 

Clean Coal Museumで火力発電施設の説明を受けている様子Clean Coal Museumで火力発電施設の説明を受けている様子

45回生 第1学年 音読講義(インスパイア・ハイスクール事業)

 11月15日(月)7限、1年生を対象に、神戸市外国語大学の名誉教授であり、甲南大学教授の野村和宏先生を講師にお招きして、「英語でコミュニケーション~効果的な音読のあり方~」を講義していただきました。

 平仮名で書いたら区別がつかない単語や文章でも、読み方次第で異なる意味や解釈となることを導入として、このことは英単語や英文であっても実は同じ原理であるという観点で、生徒たちが普段使用している教科書の英文を使って、解説していただきました。時にはペアワークで互いに読みあう活動も盛り込みながら、

 まずは、①くっきりはっきり読む

 続いて、②文構造を理解して読む

 そして、③単語の情報量を意識して読む/相手に語るように読む

 さらに、④逃げ切り読みvs追いかけ読みをする

 最後に、⑤覚えてしまう

という5つのステップで読む練習をすることの大切さを解説していただきました。

 講義の締めくくりに、野村先生が実践されている朝練特訓メニューや早口言葉などを例に、アルファベットや一週間の曜日など誰でも知っている英単語を読む速さを変えながら繰り返し読んだり頭韻を含む英文の言葉遊びをしたりすることなどが、英語に親しむきっかけになることを、分かりやすく丁寧に解説していただきました。

 生徒たちには、この講義で学んだことを今後の英語学習において、大いに参考にしてもらいたいと思います。

音読講義01音読講義02


音読講義03音読講義04