2022年3月の記事一覧

令和3年度終業式・表彰伝達

令和4年3月23日(水)に、体育館で令和3年度終業式と表彰伝達を行いました。

まず校長式辞で、校長先生は、先日卒業した74回生の「友達を支えたこと」「最後の大掃除で窓を一生懸命掃除していたこと」など、先輩の素晴らしい姿を話されました。その後、新2年生には「これからの龍野高校の歴史を作っていくこと」、新3年生には「修学旅行での感謝の想い」などを伝えられました。

校歌斉唱は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、心の中で斉唱し、声に出さずに行いました。

終業式のあとに生徒指導部長による訓話が行われ、交通事故や苦情の数を昨年度と比較しながら話されました。そして、自転車マナーや事故にあった時の対応、SNSの使い方などを注意されました。

最後に表彰伝達があり、7名の生徒が表彰されました。表彰伝達の詳細は以下の通りです。

 

吹奏楽部 

  第49回兵庫県アンサンブルコンテスト西播地区大会

     金管五重奏 西播吹奏楽連盟奨励賞

  第32回西播高等学校吹奏楽連盟主催によるアンサンブルコンサート

     金管五重奏 金賞

     木管四重奏 銀賞

ソフトテニス部

  第7回冬季西播高等学校ソフトテニス選手権大会

     男子個人戦A級 第3位  栗岡昂志 栗山慶汰

     女子個人戦A級 第3位  石川美空 河上陽来里

甲南大学リサーチフェスタ2021

  アクティブプレゼンテーション賞  坂東来実

 

課題研究Ⅱ 物理班 学会発表

令和4年3月19日(土)に電気学会が主催する令和4年 U-21学生研究発表会に本校総合自然科学科2年の課題研究Ⅱ物理班5名が参加しました。

今回の学会発表はコロナ禍の影響もあり、オンライン配信にて行われました。「車の質量と水はねの関係」というテーマで発表し、大学の先生方とともに質疑応答も行われました。自分達の発表が終了した後は、全国の高校生や大学生の発表を聴講し、それぞれの創意工夫が見ることができ、大変勉強になりました。

17時からは表彰式が行われ、佳作を受賞することができました。今後の課題研究に向けて良い機会になったと思います。

一年間の集大成を公に発表することができ、緊張もあって上手く伝えられない場面もありましたが、これから先も探究心を常にもって様々な研究にチャレンジしてほしいと思います。

アーバンデータチャレンジ2021「銀賞」 課題研究Ⅱ・地理班

 令和4年3月12日(土)に開催された「アーバンデータチャレンジ2021」で、課題研究Ⅱ・地理班(総合自然科学科2年・嵯峨山小梅・千代澤八重・森光陽・矢原蒼太・山本侑明・作品名「龍野高校周辺の内水氾濫ハザードマップ」)が、銀賞を受賞しました。東京大学で開催予定でしたが、コロナウイルス感染拡大の影響で、オンラインでの開催となりました。

 授賞式では、「ハザードマップというのは、行政の依頼で専門家がつくるところを、自分たちできちっとツールを使いこなして作製し、水利組合との話し合いまで展望するところが素晴らしい」、「実際に(測量・地図製作)会社でやっているようなことを実践した非常にレベルの高い取り組みだ」とコメントをいただきました。

 アーバンデータチャレンジ2021審査結果

 受賞作品一覧

 課題研究Ⅱ・地理班の活動は、以下のサイトをご覧ください。

  http://www.azeta.jp/kadaikenkyuu_2021/index.html

太子町総合公園で課題研究のポスター展示

 太子町総合公園の柳池に隣接する体験学習施設で、課題研究生物多様性班(柳池班)の研究内容を展示しています。

 今年度から、課題研究生物多様性班および自然科学部は、太子町役場まちづくり課と連携し「総合公園活用社会実験」の一環として、公園内にある柳池の活用方法について調査・研究してきました。その成果について課題研究班の調査結果や研究内容をまとめたポスターを展示していただいています。

 公園に隣接する柳池は駐車場もあり、昨年開館した体験学習施設もあり、今後近隣の里山やため池を活用した環境学習の場としての活用も期待されます。そのため「生物多様性龍高プラン」の1テーマとして龍野高校生も柳池の主に植物の調査・研究を行っています。

 なお、柳池周辺の自然観察ガイドとして、調査時に撮影した写真を利用してスマホ図鑑「太子町総合公園柳池の植物図鑑」をつくりました。(下記にQRコードつけておきます)

 ぜひ、太子町総合公園に来たときは、体験学習施設にも立ち寄ってください。

 体験学習施設の開館日と時間は、下記より各月の「公園だより」をご覧ください。
http://www.town.hyogo-taishi.lg.jp/soshikikarasagasu/machizukuri/kouen/taikenngakusyuu/1626148225653.html

 

   
   

 

令和4年度生徒会役員選挙立会演説会

令和4年3月3日(木)に、令和4年度生徒会役員選挙立会演説会を体育館で開催しました。

今年は生徒会長1名、副会長2名の定員に、生徒会長に3名、副会長に2名の立候補がありました。

立会演説会では、各候補者に1人ずつ応援演説者がつき、各候補者のアピールポイントを訴えました。その後、候補者自身が「自らが会長や副会長に当選したら、どのようなことに取り組むか。」といった公約など、熱い想いを語りました。

立会演説会後、生徒は各教室に戻り、投票用紙に記入を行いました。今回の選挙は、生徒会長が決選投票、副会長が信任投票という形式で行いました。

投票終了後、各クラスの選挙管理委員が視聴覚教室にて開票作業を行いました。

選出結果は以下の通りです。

 

生徒会長  1年4組  小林 恵那

 副会長  1年5組  木村 優吾

      1年5組  田代 双

 

前田校長先生の最終授業

 令和4年3月2日3時間目に、今年定年退職となる前田校長先生の最後の授業が1年4組の生徒を対象に合併教室であった。

 「君は、今をどう生きる?」をテーマに、不確実性の高い時代、変化が激しく予測困難な時代の今をどう生きるのか、ヒントとなる内容であった。

 先生がまだ中高生だったころ、人生の節目に大きな壁にぶつかり、くじけそうになった時に母親の心中を思い、友人に支えられて乗り越えることができたこと。人生の中で、師といえる空手の先生との出会いの有難さなど、先生がまだ生徒だった頃の話を神妙な面持ちで生徒たちは聞き入っていた。

 また教員になって担任となり、平成元年当時の生徒が卒業間近に書いた先生へのメッセージ冊子の一部を、女子生徒が読み上げ、先生の教員生活のはじめと終わりの生徒が時を越えて結びつくなど感慨深く感じた。先生が授業で生徒に語り続けてきた、「嘘はつくな」「自分を粗末にするな」「差別は許されない」などの言葉についてどんな思いで生徒に語ってきたのか話された。

 最後に、これまで先生が関わってきた全ての生徒の感謝を込めて、小宅明日華さんから花束が贈られた。

 

第74回卒業式

 令和4年3月1日、第74回卒業証書授与式が挙行された。第3学年各クラス担任より呼名された、男子136名と女子134名、計270名に卒業証書が授与された。総代である三木優希君が壇上で校長より卒業証書を受け取った。校長の式辞、育友会長の祝辞、県知事、県議会議長をはじめとする祝電披露に続いて、在校生を代表して堂野遥希君が送辞を贈り、74回生を代表して永岡遥さんが答辞を述べた。

 2019年末に確認された新型コロナウィルスは、その後変異を繰り返し、現在も国内外で感染者は増加している。感染拡大防止のため、修学旅行の中止や昇龍祭(文化祭)、体育大会などの学校行事も規模縮小や中止となった。今回の卒業式も在校生が参加できなかった。74回生は多くの失望を経験したと思う。教職員もまた、これまでの生徒と同様に行事を企画・準備しても実施できなくなり、繰り返し繰り返し無念さを味わってきた。

 今後、以前のような学校生活がいつ戻ってくるのか、まだ予想はできないが、卒業生のみなさんは今おかれている環境を最大限に生かしながら、「将来の自分」づくりのためによく学び、多くを体験してほしい。

 楽しかったこと、苦しかったこと、嬉しかったこと、悔しかったことなど高校時代の体験のすべてがこれからの人生の土台の一部となってくれることと思う。卒業式後のHR教室で、各担任の先生方から贈られた言葉をしっかり胸に刻み、新たな人生の舞台に踏み込んでほしい。

 ご卒業おめでとう。74回生のみなさんの今後の活躍を期待している。