普通科探究ブログ
令和5年2月6日グローバルリサーチⅡ「中間発表会」
本校第二STEAM ROOMにおいて、普通科グローバルリサーチⅡ受講者(2年)17名が、各班で取り組んだ課題研究についてのパワーポイントを使用して発表(6分)、質疑応答(2分)を行った。今回は、龍谷大学経済学部講師の川元康一氏にオンラインで、大阪大学大学スチューデント・ライフデザインサポートセンター特任助教の金泓槿氏と同大学院基礎工学研究科博士後期課程の嶋田仁氏に対面で参加していただいた。講師には生徒の発表に対して、質問や指導助言をしていただいた。
発表タイトルは以下のとおり
1班「トランスジェンダーが性別を気にせず使えるトイレの提案」
2班「REUSEに最適なペットボトルキャップの提案」
3班「高校生のマスク着用時の外観に関する自己評価-兵庫高校76回生対象の調査より-」
4班「水素発電の可能性を探る」
5班「ベトナムの小学生の栄養に対する改善 -掲示用ポスターを通じた食育の推進-」
令和4年12月22日 第2学年「総合的な探究の時間」(ひょうたん)講演会「生物多様性・海洋プラスチックの環境問題」
76回生の「総合的な探究の時間(ひょうたん)」で「自然環境」のテーマで活動している生徒(30名)を対象に,「海と空の約束プロジェクト」代表の西谷寛先生から,「生物多様性・海洋プラスチックの環境問題」というテーマでお話をいただいた。
まず、海岸の環境保全について,地元の学生と取り組んでいる海岸の清掃活動などを紹介していただいた。次に,生物多様性の重要性と現状の危機について,兵庫県内の事例をふまえて解説していただいた。
令和4年12月21日GRⅠ「兵庫五国在日外国人向け観光ポスター」
本校コンピューター室において、普通科グローバルリサーチⅠ受講者(1年)15名が在日外国人をターゲットにした兵庫五国(摂津、但馬、丹波、播磨、淡路)観光ポスターの発表会を行った。生徒はこれまで多文化共生センターやPHD協会の講義を受け、訪日観光客ではなく、日本に在留資格をもって滞在している方々の生活について理解を深めた。そして、今回はデータ活用の手法を用いた観光プランを探究し、成果をポスターにまとめた。
発表内容には(1)タイトルに込めた思い、(2)ターゲット絞り込みのデータエビデンス、(3)データ分析の結果導かれた観光プラン、(4)五国それぞれの特色のアピールを含んだものを指定し、各班が工夫をしながら発表した。発表にはアメリカ合衆国とバングラデシュ出身の教員がコメントや質問をし、生徒がそれに答えた。今後、アドバイスをもとにポスターをブラッシュアップする予定である。
〈ポスタータイトル〉
摂津:心に残る一日を in 宝塚
但馬:雄大な自然がくつろぎを約束
丹波:あなたの胃袋が丹波の黒豆を待っている
淡路:七福神で巡る新しい淡路
播磨:播磨を好きちゅーとるの
令和4年11月21日 第2学年「総合的な探究の時間」(ひょうたん)講演会「探究を進める上での分析・考察の注意点」
研究班別の各活動教室において、76回生(2年)の受講希望者(175名)を対象に、神戸大学大学院人間発達環境学研究科の林創教授から、「探究を進める上での分析・考察の注意点」というテーマでオンデマンド形式の講義をしていただいた。
まず、実験や調査で得られたデータの処理について,さまざまな変数や分析方法の特徴を説明していただいた。良い探究を行うには問題意識を持つことが重要であり,クリティカルシンキングを意識してあらゆる側面からデータを見ることが肝要であると教えていただいた。さらに、得られた結果を考察する際に注意する必要がある「認知バイアス」に関して,データ処理の手法の一つである「一致率」の算出をふまえて解説していただいた。
各班の探究活動において,生徒が実施した調査(アンケート・フィールドワークなど)の結果をまとめる際に大いに参考になる内容であったと思われる。
〈生徒の感想〉(一部抜粋)
・データについてアンケートを取るときに「こういう問いでいいだろう」とすぐに決めて取ってしまうことが多かったので、1回他者から確認してもらい、ニュアンスによって結果も変わってくるというのを聞いて、問いから丁寧に決めていかなければいけないと改めて考えさせられた。
・適したグラフを選ぶことは思っているよりも難しいことなのだなと思った。私はいつも自分が一番見やすいものを選んでしまっていたけど、これからは初見の人にとって分かりやすいグラフを選んだり、あえて相関関係のグラフを選んで間違いがないかを調べたりと工夫をしたいと思う。
・様々な分析方法があって、適切な処理の仕方を取捨選択しなければならないと思いました。自分たちがどんな情報を求めているのか、そしてそれを得られるアンケートなのかをじっくり考え、検討し直したいと思いました。多角的かつ客観的な視点から考えられるように心に留めておきたいと思います。
令和4年11月21日グローバルリサーチⅡ「中間発表会」
本校第二STEAM ROOMにおいて、普通科グローバルリサーチⅡ受講者(2年)17名が、夏季休業中に各班で取り組んだ課題研究についてのパワーポイントを使用して報告(発表5分)を行った。今回は、大阪大学大学スチューデント・ライフデザインサポートセンター特任助教の金泓槿氏と大阪大学大学院基礎工学研究科博士後期課程の嶋田仁氏に対面で参加していただいた。講師には生徒の発表に対し、タイトルの工夫、研究ストーリーの説明、出典の扱い等について指導を受けた。
発表タイトルは以下のとおり
1班「新しいトイレの在り方を考える」
2班「マイクロプラスチックが発生しないペットボトルキャップのデザイン」
3班「高校生のマスクに対する心理」
4班「水素発電の可能性」
5班「新興国・途上国での肥満増加」
令和4年11月12日GRⅡ オープンハイスクール「本校の探究活動紹介」
本校講堂において、普通科グローバルリサーチ受講者(2年)が、学校説明会に参加した中学生計584名に向けて、本校の探究活動について発表した。まず、本校の「総合的な探究の時間(ひょうたん)」の活動について、次にグローバルリサーチ及び研修旅行について紹介した。続いて、各班が研究についてそれぞれ2分程度で簡潔に紹介した。
〈発表タイトル〉
1班「新しいトイレの在り方を考える」
2班「マイクロプラスチックが発生しないペットボトルキャップのデザイン」
3班「高校生のマスクに対する心理」
4班「水素発電の可能性」
5班「新興国・途上国での肥満増加」
令和4年10月31日GRⅠPHD協会講義「ウクライナ避難民支援の現状」
本校第一STEAM ROOMにおいて、普通科グローバルリサーチⅠ受講者(1年)15名を対象に、NGO団体PHD協会の佐久間隆氏とオクサナ・ロマノビッチ氏に来ていただき、「ウクライナ避難民支援の現状」をテーマに講義をしていただいた。初めに佐久間氏よりPHD協会の人材育成事業や住居支援活動等の外国人支援について説明があり、次にウクライナ避難民の状況と政府の対応について話をしていただいた。そして、主に兵庫県において実施されているPHD協会の避難民支援の現状、食料・生活・就労・日本語教室について写真を使って紹介をしていただいた。最後に、オクサナ氏よりウクライナの現状やご家族の避難生活等の話をしていただいた。ウクライナ情勢は遠い異国の話ではなく、身近な問題として生徒も真剣に話を聞いていた。
PHD協会では、物資の支援だけではなくて生活や就労に関する相談を聞いたりとか日本語教室をひらいたりとか住居探し、他団体の紹介など多岐にわたるサポートがされていてすごいと思った。言語の壁はあるけど、専門的な企業に勤めていた避難民の方などを通して企業と強い接点が生まれ、生活支援の手助けになる事があることがわかった。
令和4年10月17日 第2学年「総合的な探究の時間」(ひょうたん)NIE記者派遣事業講演会「調べる、まとめる~世論調査」
本校講堂において、76回生(2年)を対象に、時事通信社神戸総局長の水島信先生から、「調べる、まとめる~世論調査」というテーマで講義をしていただいた。
まず、メディアの違いによるニュースの特徴について,新聞とインターネットを比較して解説していただいた。次に、アンケート調査の方法について、メディア各社が行った安倍晋三元首相の国葬の賛否を問う世論調査を例に挙げ、テーマ設定の重要性やアンケート調査の分析方法に関して教えていただいた。
〈生徒の感想〉(一部抜粋)
・インターネットと新聞の両方のメリットとデメリットを知ることができ、探究の際にも各々の特性を生かして使い分けようと思いました。データを取ってそれを分析し、傾向を知ることができるという流れは探究に役立つと思いました。
・探究活動の中でアンケートを実施する予定なので、とても参考になることばかりでした。ただ質問を投げかけるのではなくて、回答者がどのような立場であるのかなども分析をするにあたって重要になるので、しっかり取り入れていきたいと思いました。
・様々な情報を手に入れやすい反面、誤った情報や意図的に操作された情報も目に入ることが多い現代で通信社や新聞社の信頼性の高い情報は非常に価値の高いものだと改めて感じた。
なお、兵庫県NIE推進協議会のホームページの「記者派遣」のページに本講演の様子が、「わたしの感想NIE」に受講した生徒全員分の感想文が掲載された。
令和4年10月12日知事来校「素敵なアサを過ごすためのセミナー@県立兵庫高校」
兵庫県が推進する「HYOGOアサ@プロジェクト」の一環で、兵庫県知事の齋藤元彦氏にご来校いただき、「高校生と知事が考える素敵なアサの過ごし方 素敵なアサを過ごすためのセミナー@県立兵庫高校」が行われました。始めに食堂前に設置された「おしゃべり自販機(ダイドードリンコ株式会社)」のお披露目が行われ、実際に購入し知事のメッセージ音声が流れることを確認しました。次に、同窓会館武陽ゆ~かり館において、生徒会や部活動代表32名の生徒対象に、Lifree株式会社による「素敵なアサを迎えるためのオンラインセミナー」として、夜と朝の習慣改善のポイントについて講義が行われました。続いて、兵庫県健康増進課の諸岡栄養指導班長による「素敵なアサの過ごし方についてトークセッション」で、朝のルーチンワークやそのことによる日中のパフォーマンスなど、知事も生徒と丁寧に対話をしながら理解を深めました。寝るまでの準備や朝の過ごし方により学習効率や部活動の集中に差がでることや具体的な改善方法を知ることができ、生徒は実際に取り入れてみたいと話していました。
令和4年10月6日グローバルリサーチ「神戸市教育委員会へのメニュー提案」
神戸市教育委員会において、「神戸市中学校給食の献立の提案-地球温暖化対策に貢献するために-」をテーマに研究してきた普通科グローバルリサーチ受講生(3年)3名が、メニューの提案を行った。神戸市教育委員会事務局からは学校支援部健康教育課中学校給食係長の大浦富男氏と同指導主事の前澤章起氏、管理栄養士の廣岡天子氏に対応していただき、生徒の提案についてコメントをしていただいた。アレルギー対応するために品目ごとに食材のバリエーションをつけることや、調理の手間、調達先の確保などの課題を指摘された。一方で毎日のメニューに季節や年中行事、産地などの意味づけを持たせることから、SDGsや地球温暖化の観点からメニューを考案することは大いに参考になったと評価していただいた。