取り組みのハイライト

普通科探究ブログ

5月29日(月)15:30~ 第2、3学年(GR、創造科学科)希望者 「ベトナム研修 国内事前研修①」@第2STEAM ROOM

本時は、大阪大学工学研究科の宇山浩教授にご来校いただき、プラスチック素材に関する講義をしていただきました。ベトナムでのフィールドワークの充実を図ることを目的に、現地での研修プログラムの1つである、プラスチック問題について事前研修を行いました。講義では、プラスチック素材の開発史や最先端の素材開発の内容と、今後の開発の視点など、開発の背景について教えていただきました。また、現代の日常生活に欠かせない様々なモノとその素材について、素材開発の現場、製造現場、処理の現場、のように各段階における課題を、特に環境問題を中心に紹介していただきました。

 

5月29日(月)6校時 第2学年普通科 「グループ研究 テーマ設定③」@講堂

本時は、神戸市企画調整局から6名の講師の方々にご来校いただき、普通科全員で一斉授業を実施しました。
前半では、神戸市の総合計画「神戸2025ビジョン」を中心に、様々な地域課題と、それらについてどのように施策対応されているかを教えていただきました。実践例を示していただいたことで、各グループの探究テーマを社会課題につなげていく手がかりを得ることができました。
後半では、探究テーマを掘り下げる手法の1つとして、”ロジックツリー”を体験するワークショップを実施しました。10人程度の班に分かれ、意見を出し合うことと意見の共有を繰り返しながら、ロジックツリーの作成を体験的に学びました。
次回は、本時で身に着けた知識や探究のスキルを活用し、テーマの掘り下げを行います。

  

4月13日(木)7校時 第2学年普通科 「オリエンテーション 探究の進め方」@講堂

本時は、神戸大学の石川慎一郎教授にご来校いただき、普通科全員を対象に、講演をしていただきました。
2年次より始まる、「総合的な探究の時間」の課題研究について、探究の各ステップの紹介や、”良い研究とは?”など、具体例を提示しながらわかりやすく解説していただきました。特にテーマ設定ポイントや留意事項を丁寧に教えていただきました。
次回から、分野ごとに分かれたグループ研究を開始します。

 

令和5年3月22日 第1学年「総合的な探究の時間」(ひょうたん)講演会「SDGsの本質をとらえ、社会課題の解決に挑む」

 本校講堂において、77回生(1年)を対象に、東京都市大学大学院環境情報学研究科の佐藤真久教授から、「SDGsの本質をとらえ、社会課題の解決に挑む」というテーマで講演をしていただいた。

まず,世界情勢の現状とその変化の様子を示していただき,SDGsの意義について説明していただいた。次に,生徒が取り組んだ事前課題の結果をもとに,日本が抱える社会課題について全体で共有し,「これからはどのように学んでいくべきか」を示していただきながら探究学習の取り組み方について教えていただいた。さらに,MDGsとSDGsの取り組みと達成について解説していただき,SDGsを「自分事」として考えていくことの重要性を話していただいた。

生徒は,2学年に進級後,探究学習に本格的に取り組んでいく。その足掛かりとしてSDGsの捉え方を改めて学ぶことができ,今後の学習を進める上で大いに参考になる内容であったと思われる。

 

〈生徒の感想〉(一部抜粋)

・正直、あと30年で地球が大きく変わってしまう実感が湧かなかった。しかし、確かに世界は30年前に比べると大きく変わっているのだから、私たちの将来が大きく変わってしまうのは必然的な事だと思う。私は講演を聞いて、世界の変化を見過ごすのではなく常に現状を把握していくことが大切だと思えた。 

・改めてSDGsについて考えるいい機会になったと思います。アンテナとコミュニケーションが重要だということがわかりました。自分の得意分野だけにとらわれるのではなく、他者ともコミュニケーションをとって他の分野も視野に入れて考えることが大切だということも分かりました。今回の講演を今後の自分の探究活動などにいかしていきたいなと思いました。 

・今日の講義を通して自分の立場を明確にし、意見を持つことの重要性に気がつくことが出来たと思います。特に私は,SDGsは17個の項目がありますが、ひとつひとつを別のものとするのではなく、どれも互いに関係し合い繋がっているので全体を捉えることが大切だと考えました。これからもSDGsを含む様々な社会問題について関心を持ち、解決に向けて考えていこうと感じています。

令和5年3月11日GRⅠ「観光・まちづくりセミナー」参加

グローバルリサーチⅠ(1年)1名が、公益財団法人ひょうご観光本部主催「観光・まちづくりセミナー」に参加した。この生徒は「観光データサイエンス」の学習活動で在日外国人をターゲットに但馬地区の観光ポスターを作成したことから本セミナーに応募し、当選した。実施内容は、城崎温泉の視察、観光事例の紹介、城崎温泉におけるDX関連の取り組み紹介、芸術文化観光専門職大学の学生のよる但馬観光ワークショップ・キャンパスツアーなどである。生徒は自分が調べた内容を現地視察できたとともに、研究内容を学生と共有することもできた。

  

令和5年2月6日・2月20日 第2学年「総合的な探究の時間」(ひょうたん)「中間発表会」

令和5年2月6日と20日に,76回生普通科の「総合的な探究の時間(ひょうたん)」で中間発表会を行った。発表では,各班で取り組んだ探究活動についてパワーポイントを用いて発表・質疑応答を行った。

 感染症対策として過密を避けるために3年生のホームルーム教室も使用し,全64グループを14会場に分けた。2月6日の第1回発表会では,分野横断的に発表グループを編成し,多角的・多面的な視点から質問や意見がもらえるようにした。2月20日の第2回発表会では,担当者を1名ずつ配置し,同じ分野のグループが集まって発表できるようにした。1回目発表終了後,生徒間で発表内容の相互評価を行い,その結果をもとに各グループで発表内容のブラッシュアップを行って2回目の発表に臨んだ。

 生徒は,それぞれ半年間の活動の成果を工夫して発表していた。第3学年進級後も,引き続き同じテーマで探究活動を続け,7月の完成発表会に向けて研究を仕上げていく予定である。

令和5年2月9日GRⅠ「三ッ星ベルト」

本校第一STEAM ROOMにおいて、普通科グローバルリサーチⅠ受講者(1年)15名を対象に、三ッ星ベルト株式会社人事部長倉本信二氏に来校していただき、「地元企業の海外進出の現状とSDGsの取組」をテーマに講義をしていただいた。三ッ星ベルトは、本校所在地の神戸市長田区を代表するゴム産業のメーカーです。今回は、長田のゴム産業の歴史から始まり、企業紹介、海外展開とサプライチェーン、SDGsに関する取組みについて講義をしていただいた。生徒はアジア・ヨーロッパ・北米に工場や販売拠点をもつ三ッ星ベルトの強みを理解するとともに、メーカーのSDGsの取組みについて知ることができた。ESG(環境、社会、企業統治)の観点から三ツ星ベルトのあり方を学んだあと、「ダイバーシティ」をテーマに三ツ星ベルトの取組みについて意見や提案を行うワークショップを行った。

  

  

令和5年2月6日グローバルリサーチⅡ「中間発表会」

本校第二STEAM ROOMにおいて、普通科グローバルリサーチⅡ受講者(2年)17名が、各班で取り組んだ課題研究についてのパワーポイントを使用して発表(6分)、質疑応答(2分)を行った。今回は、龍谷大学経済学部講師の川元康一氏にオンラインで、大阪大学大学スチューデント・ライフデザインサポートセンター特任助教の金泓槿氏と同大学院基礎工学研究科博士後期課程の嶋田仁氏に対面で参加していただいた。講師には生徒の発表に対して、質問や指導助言をしていただいた。

発表タイトルは以下のとおり

1班「トランスジェンダーが性別を気にせず使えるトイレの提案」

2班「REUSEに最適なペットボトルキャップの提案」

3班「高校生のマスク着用時の外観に関する自己評価-兵庫高校76回生対象の調査より-」

4班「水素発電の可能性を探る」

5班「ベトナムの小学生の栄養に対する改善 -掲示用ポスターを通じた食育の推進-」

  

  

令和4年12月22日 第2学年「総合的な探究の時間」(ひょうたん)講演会「生物多様性・海洋プラスチックの環境問題」

 

 76回生の「総合的な探究の時間(ひょうたん)」で「自然環境」のテーマで活動している生徒(30名)を対象に,「海と空の約束プロジェクト」代表の西谷寛先生から,「生物多様性・海洋プラスチックの環境問題」というテーマでお話をいただいた。

 まず、海岸の環境保全について,地元の学生と取り組んでいる海岸の清掃活動などを紹介していただいた。次に,生物多様性の重要性と現状の危機について,兵庫県内の事例をふまえて解説していただいた。

令和4年12月21日GRⅠ「兵庫五国在日外国人向け観光ポスター」

本校コンピューター室において、普通科グローバルリサーチⅠ受講者(1年)15名が在日外国人をターゲットにした兵庫五国(摂津、但馬、丹波、播磨、淡路)観光ポスターの発表会を行った。生徒はこれまで多文化共生センターやPHD協会の講義を受け、訪日観光客ではなく、日本に在留資格をもって滞在している方々の生活について理解を深めた。そして、今回はデータ活用の手法を用いた観光プランを探究し、成果をポスターにまとめた。

発表内容には(1)タイトルに込めた思い、(2)ターゲット絞り込みのデータエビデンス、(3)データ分析の結果導かれた観光プラン、(4)五国それぞれの特色のアピールを含んだものを指定し、各班が工夫をしながら発表した。発表にはアメリカ合衆国とバングラデシュ出身の教員がコメントや質問をし、生徒がそれに答えた。今後、アドバイスをもとにポスターをブラッシュアップする予定である。

 

〈ポスタータイトル〉

摂津:心に残る一日を in 宝塚

但馬:雄大な自然がくつろぎを約束

丹波:あなたの胃袋が丹波の黒豆を待っている

淡路:七福神で巡る新しい淡路

播磨:播磨を好きちゅーとるの