取り組みのハイライト

カテゴリ:ひょうたん

【2学年】80回生「ひょうたん」第2回 ~神戸大学 石川慎一郎教授 特別講義~

4月30日(木)、80回生(2学年)の「総合的な探究の時間(ひょうたん)」第2回目として、神戸大学の石川慎一郎教授をお招きし、「わたしの『探究』を展開する ―なぜ、なにを、どのように―」と題した特別講義を実施しました。

講義の冒頭では、「今なぜ探究が必要なのか」について問いかけがありました。変化の激しいこれからの時代を生き抜くためには、単にペーパーテストの点数が良いだけではなく、数値には表れない「骨太の知性」や「やりぬく力」が求められるというメッセージを、周りと話合いながら、良い雰囲気で耳を傾けていました。

また、良い研究の4条件として紹介された「オハイオ(面白い・初めて・意味と意義がある・驚きを与える)」というキーワードは、今後のテーマ設定における大きな指針となりました。さらに、「児童労働」や「食品廃棄」といった一見大きすぎる社会課題であっても、身近な視点まで小さく落とし込み、高校生ならではの具体的な解決策を提案することの重要性を、実例を交えて分かりやすく、また楽しく教えていただきました。

今回の講義を通じて、生徒たちは自身の探究テーマをどのように設定し、深めていけばよいのか、多くのヒントを得た様子でした。今後のグループ研究がどのようなアプローチで進んでいくのか、大いに期待が高まる時間となりました。

                 【写真:石川先生講話の様子】

 

【生徒の感想・学んだこと】

 ※原文のまま掲載します。間違いを恐れず感じたことを書いています。ご了承ください。

「とても興味深い話を聞きました。自分の将来について考えさせられました。自分の将来はちょっと怖くなったけれどちゃんと知識をつけていき社会に残っていけるようにしていきたいです。」

 

「すごく石川教授が面白くて今回の授業はいろんな面白いことを学べたし、探求を深くする方法を教えてもらえてほんとうに有意義だったし面白かったです」

 

「先生のお話は、なぜかすごく引き込まれる感じがして、一時間退屈することなく聞くことができました。これはすごいことだなと思ったし、今日おっしゃってたテーマの、ai に出すことのできない能力だなと思いました。私も自分の中にある人とちがう、AIにできない能力を見つけてそれを活かせるようにしたいです。本日はわかりやすくておもしろい講義をありがとうございました。」

令和8年4月20日実施【ひょうたん】オリエンテーション

4月20日(月)、80回生(2学年)を対象とした「総合的な探究の時間」、通称「ひょうたん」の第1回オリエンテーションが開催されました。いよいよ今年度の探究活動が本格的にスタートします。

2学年「ひょうたん」は、「正解のない問いに自分なりの答えを探す」ことを大きなテーマに掲げています。オリエンテーションでは、予測困難な時代において、自ら課題を発見し、論理的に解決策を導き出す力がいかに重要であるかが伝えられました。

具体的な研究分野としては、神戸市の2035年の未来像と連動し、都市開発、地域活性化、防災、環境保全など、実際の地域課題にチーム(原則3名1組)で挑みます。生徒たちは、単なる調べ学習ではなく、社会に対して実際の「提案」や「実践」を起こすというミッションに、真剣な眼差しで耳を傾けていました。

また、今年度はTeamsなどのICTツールに加え、STEAM ROOMの3Dプリンターやドローン、VR機器といった最先端機器を活用したデータ収集やプロトタイピングが可能になります。紹介の際には多くの生徒が興味津々な様子で、「どんな研究ができるだろう」と目を輝かせていました。

本校の探究活動では、最終的な成果物だけでなく「どのように取り組んだか」というプロセスを重視します。失敗を恐れず、仲間と協働しながら、80回生ならではの自由な発想で素晴らしい探究の時間を創り上げてくれることを期待しています!

【図:80回生ひょうたんロゴ】

令和8年2月19日 令和7年度 2学年普通科「総合的な探究の時間」中間発表会

2学年の「総合的な探究の時間」において、グループ研究の中間発表会が開催されました 。本発表会は、スライドでの発表や質疑応答を通じてプレゼンテーション能力を高めることや、多様な研究を知り教養を深めることを目的としています 。生徒たちは各々の探究テーマについて、各班7分間(発表5分、質疑応答2分)の持ち時間でこれまでの成果を発表しました 。当日は、外部から8名の方にもご来校いただき、生徒たちの熱心な発表を観覧していただきました。

 
各教室での発表は多岐にわたり、大変興味深いテーマが数多くありました。例えば、「Pythonを用いた高校生の忘れ物管理アプリの研究」では、高校生の忘れ物という身近な問題に対し、プログラミングを活用した解決を試みていました 。また、「方言は街を映す―神戸弁に表れる地域性―」という地域に根ざしたユニークな研究や 、「見にくいハザードマップの改善点―緊急時にもわかりやすいマップ作成を―」といった地域住民の需要に応えようとする実践的な提案など 、生徒たちの豊かな発想が感じられました。

 

今回の中間発表で得た気づきや省察を活かし、完成発表に向けてさらに研究を深めていくことを期待しています 。

 

5月29日(月)6校時 第2学年普通科 「グループ研究 テーマ設定③」@講堂

本時は、神戸市企画調整局から6名の講師の方々にご来校いただき、普通科全員で一斉授業を実施しました。
前半では、神戸市の総合計画「神戸2025ビジョン」を中心に、様々な地域課題と、それらについてどのように施策対応されているかを教えていただきました。実践例を示していただいたことで、各グループの探究テーマを社会課題につなげていく手がかりを得ることができました。
後半では、探究テーマを掘り下げる手法の1つとして、”ロジックツリー”を体験するワークショップを実施しました。10人程度の班に分かれ、意見を出し合うことと意見の共有を繰り返しながら、ロジックツリーの作成を体験的に学びました。
次回は、本時で身に着けた知識や探究のスキルを活用し、テーマの掘り下げを行います。

  

4月13日(木)7校時 第2学年普通科 「オリエンテーション 探究の進め方」@講堂

本時は、神戸大学の石川慎一郎教授にご来校いただき、普通科全員を対象に、講演をしていただきました。
2年次より始まる、「総合的な探究の時間」の課題研究について、探究の各ステップの紹介や、”良い研究とは?”など、具体例を提示しながらわかりやすく解説していただきました。特にテーマ設定ポイントや留意事項を丁寧に教えていただきました。
次回から、分野ごとに分かれたグループ研究を開始します。

 

令和5年3月22日 第1学年「総合的な探究の時間」(ひょうたん)講演会「SDGsの本質をとらえ、社会課題の解決に挑む」

 本校講堂において、77回生(1年)を対象に、東京都市大学大学院環境情報学研究科の佐藤真久教授から、「SDGsの本質をとらえ、社会課題の解決に挑む」というテーマで講演をしていただいた。

まず,世界情勢の現状とその変化の様子を示していただき,SDGsの意義について説明していただいた。次に,生徒が取り組んだ事前課題の結果をもとに,日本が抱える社会課題について全体で共有し,「これからはどのように学んでいくべきか」を示していただきながら探究学習の取り組み方について教えていただいた。さらに,MDGsとSDGsの取り組みと達成について解説していただき,SDGsを「自分事」として考えていくことの重要性を話していただいた。

生徒は,2学年に進級後,探究学習に本格的に取り組んでいく。その足掛かりとしてSDGsの捉え方を改めて学ぶことができ,今後の学習を進める上で大いに参考になる内容であったと思われる。

 

〈生徒の感想〉(一部抜粋)

・正直、あと30年で地球が大きく変わってしまう実感が湧かなかった。しかし、確かに世界は30年前に比べると大きく変わっているのだから、私たちの将来が大きく変わってしまうのは必然的な事だと思う。私は講演を聞いて、世界の変化を見過ごすのではなく常に現状を把握していくことが大切だと思えた。 

・改めてSDGsについて考えるいい機会になったと思います。アンテナとコミュニケーションが重要だということがわかりました。自分の得意分野だけにとらわれるのではなく、他者ともコミュニケーションをとって他の分野も視野に入れて考えることが大切だということも分かりました。今回の講演を今後の自分の探究活動などにいかしていきたいなと思いました。 

・今日の講義を通して自分の立場を明確にし、意見を持つことの重要性に気がつくことが出来たと思います。特に私は,SDGsは17個の項目がありますが、ひとつひとつを別のものとするのではなく、どれも互いに関係し合い繋がっているので全体を捉えることが大切だと考えました。これからもSDGsを含む様々な社会問題について関心を持ち、解決に向けて考えていこうと感じています。

令和5年2月6日・2月20日 第2学年「総合的な探究の時間」(ひょうたん)「中間発表会」

令和5年2月6日と20日に,76回生普通科の「総合的な探究の時間(ひょうたん)」で中間発表会を行った。発表では,各班で取り組んだ探究活動についてパワーポイントを用いて発表・質疑応答を行った。

 感染症対策として過密を避けるために3年生のホームルーム教室も使用し,全64グループを14会場に分けた。2月6日の第1回発表会では,分野横断的に発表グループを編成し,多角的・多面的な視点から質問や意見がもらえるようにした。2月20日の第2回発表会では,担当者を1名ずつ配置し,同じ分野のグループが集まって発表できるようにした。1回目発表終了後,生徒間で発表内容の相互評価を行い,その結果をもとに各グループで発表内容のブラッシュアップを行って2回目の発表に臨んだ。

 生徒は,それぞれ半年間の活動の成果を工夫して発表していた。第3学年進級後も,引き続き同じテーマで探究活動を続け,7月の完成発表会に向けて研究を仕上げていく予定である。

令和4年12月22日 第2学年「総合的な探究の時間」(ひょうたん)講演会「生物多様性・海洋プラスチックの環境問題」

 

 76回生の「総合的な探究の時間(ひょうたん)」で「自然環境」のテーマで活動している生徒(30名)を対象に,「海と空の約束プロジェクト」代表の西谷寛先生から,「生物多様性・海洋プラスチックの環境問題」というテーマでお話をいただいた。

 まず、海岸の環境保全について,地元の学生と取り組んでいる海岸の清掃活動などを紹介していただいた。次に,生物多様性の重要性と現状の危機について,兵庫県内の事例をふまえて解説していただいた。

令和4年11月21日 第2学年「総合的な探究の時間」(ひょうたん)講演会「探究を進める上での分析・考察の注意点」

 研究班別の各活動教室において、76回生(2年)の受講希望者(175名)を対象に、神戸大学大学院人間発達環境学研究科の林創教授から、「探究を進める上での分析・考察の注意点」というテーマでオンデマンド形式の講義をしていただいた。

 まず、実験や調査で得られたデータの処理について,さまざまな変数や分析方法の特徴を説明していただいた。良い探究を行うには問題意識を持つことが重要であり,クリティカルシンキングを意識してあらゆる側面からデータを見ることが肝要であると教えていただいた。さらに、得られた結果を考察する際に注意する必要がある「認知バイアス」に関して,データ処理の手法の一つである「一致率」の算出をふまえて解説していただいた。

 各班の探究活動において,生徒が実施した調査(アンケート・フィールドワークなど)の結果をまとめる際に大いに参考になる内容であったと思われる。


〈生徒の感想〉(一部抜粋)

・データについてアンケートを取るときに「こういう問いでいいだろう」とすぐに決めて取ってしまうことが多かったので、1回他者から確認してもらい、ニュアンスによって結果も変わってくるというのを聞いて、問いから丁寧に決めていかなければいけないと改めて考えさせられた。

・適したグラフを選ぶことは思っているよりも難しいことなのだなと思った。私はいつも自分が一番見やすいものを選んでしまっていたけど、これからは初見の人にとって分かりやすいグラフを選んだり、あえて相関関係のグラフを選んで間違いがないかを調べたりと工夫をしたいと思う。

・様々な分析方法があって、適切な処理の仕方を取捨選択しなければならないと思いました。自分たちがどんな情報を求めているのか、そしてそれを得られるアンケートなのかをじっくり考え、検討し直したいと思いました。多角的かつ客観的な視点から考えられるように心に留めておきたいと思います。

 

令和4年10月17日 第2学年「総合的な探究の時間」(ひょうたん)NIE記者派遣事業講演会「調べる、まとめる~世論調査」

 本校講堂において、76回生(2年)を対象に、時事通信社神戸総局長の水島信先生から、「調べる、まとめる~世論調査」というテーマで講義をしていただいた。

 まず、メディアの違いによるニュースの特徴について,新聞とインターネットを比較して解説していただいた。次に、アンケート調査の方法について、メディア各社が行った安倍晋三元首相の国葬の賛否を問う世論調査を例に挙げ、テーマ設定の重要性やアンケート調査の分析方法に関して教えていただいた。

 

〈生徒の感想〉(一部抜粋)

・インターネットと新聞の両方のメリットとデメリットを知ることができ、探究の際にも各々の特性を生かして使い分けようと思いました。データを取ってそれを分析し、傾向を知ることができるという流れは探究に役立つと思いました。

・探究活動の中でアンケートを実施する予定なので、とても参考になることばかりでした。ただ質問を投げかけるのではなくて、回答者がどのような立場であるのかなども分析をするにあたって重要になるので、しっかり取り入れていきたいと思いました。

・様々な情報を手に入れやすい反面、誤った情報や意図的に操作された情報も目に入ることが多い現代で通信社や新聞社の信頼性の高い情報は非常に価値の高いものだと改めて感じた。

 

なお、兵庫県NIE推進協議会のホームページの「記者派遣」のページに本講演の様子が、「わたしの感想NIE」に受講した生徒全員分の感想文が掲載された。