取り組みのハイライト

2022年9月の記事一覧

令和4年9月28日GRⅠ 多文化共生センターひょうご講義「地域の多文化共生の現状」

本校第一STEAM ROOMにおいて、普通科グローバルリサーチⅠ受講者(1年)15名を対象に、多文化共生センターひょうご代表の北村広美氏に来ていただき、「地域の多文化共生の現状-神戸・東灘区での実践から-」をテーマに講義、及びワークショップをしていただいた。初めに多文化共生の概念や在留外国人の現状について講義をしていただいた。続いて、在留外国人の課題となる「情報の壁」についてお話をしていただき、多文化共生を進めるお祭りをするという場面設定で、どこでだれにどのように広報するのかというワークショップを行った。

  

  

令和4年9月26日 第2学年「総合的な探究の時間」(ひょうたん)講演会「探究を進める上でのアンケートと実験の注意点」

 各HR教室において、76回生(2年)を対象に、神戸大学大学院人間発達環境学研究科の林創教授から、「探究を進める上でのアンケートと実験の注意点」というテーマでオンデマンド形式の講義をしていただいた。

 まず、実験を行う上で、何を調べたいのかを明確にさせることの重要性について、具体例を示しながら説明していただいた。また、アンケート調査での質問の配列方法やワーディングに関して、行動心理学に触れながら解説していただいた。さらに、探究を行う上で注意探究を進める上でのアンケートと実験の注意する必要がある「バイアス」について詳しく教えていただいた。

 これから、各班の探究活動において、生徒自らがアンケート調査や実験を行う際に大いに参考になる内容であったと思われる。

 

〈生徒の感想〉(一部抜粋)

・実験がもたらす結果がすごく興味深くて、項目を変え今まで誰もした事の無い興味深い実験をしてみたいと思いました。

・まずは自分が何を知りたいのかの具体的なことを人に説明してわかるくらいしっかりと理解しないといけないということがわかりました。

・アンケートの質問の順番やワーディングによってこんなにも回答が変わってしまうのだなと驚いた。自分が探究などでアンケートをとる時はできるだけ正確な結果が出せるように質問の順序や対象者に気をつけながら調査できるようにしようと思った。

・アンケートをとるときは無意識に自分達の都合の良い結果に誘導していないか気をつけたいです。

令和4年9月17日「日経SDGsフォーラム高校生SDGsコンテスト」

普通科グローバルリサーチ受講生(3年)の3名が、日本経済新聞社主催「日経SDGsフォーラム高校生SDGsコンテスト」の決勝大会に、オンラインで出場した。昨年に引き続き、全国48校から決勝校の10校に本校は選ばれ、発表した。生徒は神戸市学校給食の改善として地球温暖化対策の観点を入れたメニュー作成と栄養評価を行った。その成果をもとに今回発表を行った。質疑応答では、東京都市大学環境学部環境経営システム学科教授の伊坪徳宏氏から質問を受けた。本校は敢闘賞を受賞した。

 

発表タイトル

「神戸市中学校給食の献立の提案―地球温暖化対策に貢献するために―」

 

日経SDGsフォーラム 高校生SDGsコンテストHP

https://project.nikkeibp.co.jp/event/sdgs2022/09/sdgs_contest/

  

令和4年9月12日 第2学年「総合的な探究の時間」(ひょうたん)「研究テーマ設定ミニ発表会」

 76回生(2年)が、2学期第2回目の「ひょうたん」の授業で,3年生をアドバイザーとして招き,各グループが現時点で考えているテーマについてミニ発表会を実施した。

 2年生はグループごとに,以下の(1)~(6)の内容についてまとめたレジュメを配布した。

(1) 現時点で考えている研究テーマ

(2) テーマを選んだ理由

(3) 関連する神戸・兵庫の課題

(4) 課題を解決することの社会的意義

(5) 研究方法

(6) 研究を進めるにあたって,疑問点や困っていることなど

 すでに研究・発表を終えた3年生からは「テーマを広げると難しい」「フィールドワークや実験は絶対したほうが良い」「班員全員で協力して活動できるように」など具体的なアドバイスをもらうことができ,両学年の生徒ともに有意義な時間が過ごせたようであった。

 

〈生徒の感想〉(一部抜粋)

〔2年生〕

・自分たちで研究テーマなどを考えていたときには気付けなかったような探究活動に向けての様々なことを、実際に約1年間活動してこられた先輩方から具体的にアドバイス頂き、今後の研究の論理の組み立て方などで迷っていたけれど、やりたいことが少し明確化したと感じた。特に、何となくアンケートをしようなどと考えていたけれど、アンケートの取り方や質問内容を具体的に提案していただき、今までの探究活動において欠けていた、多角的視点を持つことなどについて教えていただけたので、次の探究活動から、今回学んだことを取り入れて、より意義のある探究にしていきたいと思った。

・他の班の発表を見ることで、そんな研究もあるのか、と視野が広がったように思います。先輩方がしてくださったアドバイスがとてもわかりやすく、確かに、と思えることばかりだったので今後に活かしていきたいと思います。他の分野の研究も知ることができて面白く感じました。

〔3年生〕

・全体的にインタビューやアンケートを通してどこに繋げていきたいかがあやふやな気がしました。最終的に繋げていきたいゴールの設定を明確にし、そこから遡りながら(例えば図を書いてみるなど) 考えていくともっと細かく楽しい研究になるかなと思いました。

・下を向いて喋りがちな人が多く聞こえづらかったので、前を向いてお腹から声出すことを意識した方がいいと思いました。調べ学習だけだと裏付けが不確かなものになりやすいので、フィールドワークや実験は絶対した方がいいと思います。

・どの班もテーマ設定については詳しく設定できていたと思いました。今後研究を進めていく上で、問題に対する解決策を出していくことになると思いますが、地域レベルで行なっていけるような解決策を出せるよう意識しながら研究を進めてほしいです。

 

令和4年9月12日グローバルリサーチ「論文・活動報告書」

本校PC室において、普通科グローバルリサーチ受講生(3年)が、各班の研究テーマについて論文を完成した。論文は関係先へ送るなどしてフィードバック得る予定である。また、活動報告書を作成し、グローバルリサーチのまとめを行った。グローバルリサーチの活動はこれにて終了となり、以降は他の普通科生徒とともにSDGsに関する英語学習を行う予定である。