総合科学コース 看護医療系講座「チーム医療」の紹介
令和3年度 第15回講座
講座「チーム医療」の15回目が、10月26日の6限目と7限目に実施されました。
15回目の講座は、姫路獨協大学薬学部医療薬学科の杉本由美教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
今回のテーマは、「薬剤師の仕事、チーム医療における役割」。薬剤師になるために必要な能力を知り、チーム医療における薬剤師の仕事を学びました。
講義前半は、姫路獨協大学薬学部での学びと薬剤師の仕事について教えていただきました。薬学部は6年制教育であり、どのような学びや実習が行わているのかを学びました。薬局での患者対応については実際に実習動画を見ながら学び、薬局で投薬を行う前に患者に尋ねることとその目的について知ることができました。
講義後半は、チーム医療における薬剤師の役割について教えていただきました。医療が高度化し、複雑化した専門的な能力が求められる現在の医療現場ではチーム医療が必須であり、薬剤師が主体的に薬物療法に参加することが非常に有益であることを学びました。
次回は、11月2日に福崎町保健センターから保健師さんにお越しいただき、講義をしていただきます。
令和3年度 第14回講座
講座「チーム医療」の14回目が、10月12日の6限目と7限目に実施されました。
14回目の講座は、姫路獨協大学医療保健学部言語聴覚療法学科の森澤広行先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
今回のテーマは、「言語聴覚士の仕事とチーム医療における役割」。リハビリテーション専門職の「言語聴覚士」の仕事を詳しく説明していただきました。
講義前半は、言語聴覚士の担当する障害やどのような場所で活躍しているのかを学びました。言語聴覚士は子どもから高齢者までの幅広い年代の障害に携わり、活躍の場も多岐にわたることを教わりました。また、言語聴覚士の資格を取得するために必要なことを学び、言語聴覚士の仕事のイメージをつかむことができました。
講義後半は、脳と人間の活動について実習を交えながら学びました。脳を活性化させる方法を体験しながら、言語聴覚士の具体的な仕事内容を教えていただきました。また、動画を見ながら誤嚥性肺炎の危険性を教えていただき、食べることの大切さを実感しました。
次回は、10月26日に「薬学」について学びます。
令和3年度 第13回講座
講座「チーム医療」の13回目が、10月5日の6限目と7限目に実施されました。
13回目の講座は、姫路獨協大学医療保健学部作業療法学科の小野泉准教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「作業療法士の仕事、チーム医療における役割」。
昨年度は作業療法士が関わる車イスについて説明をしていただきましたが、今年度は「補装具」について詳しく説明をしていただきました。「補装具」には、義肢や装具などさまざまな種類があり、その目的について学びました。
また、補装具の中でも「義手」を中心にさらに詳しく教えていただきました。義手は機能によって、装飾用・作業用・能動用の3種類が存在し、能動用の中に筋電義手があることを教わりました。そして筋電義手の仕組みを実習を通して、実際に義手を操作しながら学びました。
さらに、随意運動で機関車を走らせる実習では、こめかみに付けた装置で電気機関車を動かすことができ驚かされました。お箸の自助具の操作も実際に見学することができ、実習を通して補装具の理解を深めることができました。
次回は、10月12日に「言語聴覚療法」について学びます。
令和3年度 第12回講座
講座「チーム医療」の12回目が、9月28日の6限目と7限目に実施されました。
12回目の講座は、姫路獨協大学医療保健学部理学療法学科の山本洋之教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「理学療法士の仕事、チーム医療における役割」。
講義前半は、チーム医療に関わる専門職の説明を中心に作業療法士の仕事を説明していただきました。臨床工学技士、言語聴覚士、作業療法士、そして理学療法士が患者に対して具体的にどのような役割を担っているのかを分かりやすく教えていただきました。
特に理学療法と作業療法の違いについて、理解を深めることができました。
講義後半は、理学療法士の仕事を体験しました。先生が実際に使われている道具の説明やパルスオキシメーター(酸素濃度計)を使った実験を行いました。パルスオキシメーターを使った実験では脈拍数と酸素濃度を計測して、体内に酸素が運ばれる時間を知ることができました。
次回は、10月5日に「作業療法」について学びます。
令和3年度 第11回講座
講座「チーム医療」の11回目が、9月21日の6限目と7限目に実施されました。
11回目の講座は、姫路獨協大学人間社会学群産業経営学類の清水隆明准教授にお越しいただき、講義をしていただきました。今回は授業前半と後半で、2つのテーマの講義を実施していただきました。
授業前半のテーマは、「高齢化社会を支える医療介護制度と地域の取組」。
超高齢化社会を迎える可能性がある日本で、高齢者を支える仕組みがどのようになっているのかを学びました。日本の社会保障の仕組みを、タイ国と比較しながら分かりやすく教えていただきました。
授業後半のテーマは、「診療情報管理士の仕事とチーム医療における役割」。
診療情報管理士の仕事内容とチーム医療に果たす役割を学びました。診療情報管理士の資格取得方法や資格取得のメリットについても教えていただき、理解を深めることができました。
次回は、9月28日に「理学療法」について学びます。
令和3年度 第10回講座
講座「チーム医療」の10回目が、9月7日の6限目と7限目に実施されました。
今回が2学期最初の講座であり、姫路獨協大学看護学部看護学科の髙田美子准教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「看護師の仕事とチーム医療における役割」。
講義前半は、「看護」の持つ意味を歴史を振り返りながら説明していただきました。毎年5月12日が「看護の日」と呼ばれている理由やナイチンゲールのお話など、看護全般について教えていただきました。また、老年看護領域を専門とされている先生から高齢者の看護について詳しく教えていただきました。
講義後半は、演習として高齢者疑似体験を全員で行いました。先生が全員分の体験キッドを準備してくださり、一人ずつ高齢者体験をしました。特殊ゴーグルをかけて新聞を読み、特殊グローブをつけて箸を使うなど高齢者の気持ちを理解することの重要性を教えていただきました。全員が楽しみながらも苦労する体験ができ、貴重な時間となりました。
次回は、9月21日に「産業経営学」について学びます。
令和3年度 第9回講座
講座「チーム医療」の9回目が、6月29日の6限目と7限目に実施されました。
9回目の講座は、1学期の振り返り発表を行いました。1学期に神戸常盤大学の先生方から学んだ内容を、6つのグループに分かれて4時間かけてまとめ、今回の授業で発表をしました。
各グループが「チーム医療とは」「チーム医療の役割」「各講座で学んだこと」「2学期に向けて」などを、PowerPointのスライドを利用して発表しました。
これで1学期の講座はすべて終了しました。
2学期は、姫路獨協大学の先生にお越しいただき、講義をしていただきます。また、地域の医療従事者にもお越しいただく予定です。
令和3年度 第6回講座
講座「チーム医療」の第6回目が、6月8日の6限目と7限目に実施されました。
第6回目の講座は、神戸常盤大学短期大学部口腔保健学科の御代出美津子先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「歯と口の健康教室」。
御代出先生は現在も歯科衛生士として病院で勤務されており、歯の健康を維持する方法やチーム医療における歯科衛生士の現状について教えていただきました。
講義前半は、歯の特徴や虫歯について学びました。乳歯と永久歯の違いや役割を学んだあとに、歯の断面図を見ながら特徴について説明を受けました。そして、虫歯の原因がストレプトコッカスミュータンス菌であり、どのような場面で虫歯になりやすいのかを教えていただきました。
講義後半は、歯周疾患や虫歯予防とチーム医療について学びました。歯周炎と歯肉炎の違いについて学んだあとに、他の病気と歯周疾患の関係について説明を受けました。その後、チーム医療の中で歯科衛生士が虫歯予防を推進する理由や役割を教えていただきました。
次回は、6月15日に1学期の振り返りを行い、学習内容の発表準備を始めます。
令和3年度 第5回講座
講座「チーム医療」の第5回目が、6月1日の6限目と7限目に実施されました。
第5回目の講座は、神戸常盤大学保健科学部診療放射線学科の今井方丈教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「診療放射線技師とチーム医療」。
病院で勤務され専門学校でも指導をされた経験を持つ先生から、診療放射線技師の仕事や役割について教えていただきました。
講義前半は、放射線の特徴について学びました。放射線の特徴は「物質を通過する能力」と「直接作用する力」であり、その特徴を活かして病院ではレントゲン写真撮影などに利用されているという説明を受けました。
また、「人間の五感では察知することができない」、「凄い能力を持つ」という特徴もあると説明を受けました。そのため、危険で怖い物質であるため国家資格を有する専門家が必要であると教えていただきました。
講義後半は、診療放射線技師の役割を学びました。放射線の適切な取り扱い方や各種撮影方法について教えていただきました。診療放射線技師は危険な放射線を独占して取り扱うことができる仕事であり、やりがいがあり責任の大きな仕事であると説明を受けました。
次回は、6月8日に「歯科衛生士とチーム医療」について学びます。
令和3年度 第4回講座
講座「チーム医療」の第4回目が、5月25日の6限目と7限目に実施されました。
第4回目の講座は、神戸常盤大学保健科学部医療検査学科講師の田村周二先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「病院における臨床検査技師とチーム医療」。
神戸市の病院で長年勤務された経験を持つ先生から、臨床検査技師の仕事や現場での他職種とのチーム連携について教えていただきました。
講義前半は「COVID-19」を主な事例として扱い、臨床検査技師がチーム医療でどのように活躍をしているのかを学びました。「COVID-19」の特徴や医療崩壊が起こる仕組み、病院感染症チームがどのように活躍しているのかを具体的な例をあげて説明をしてくださいました。
講義後半は実際の検査動画を見ながら、どのような検査で何が分かるのかを詳しく教えていただきました。また、生徒全員からの質問に丁寧に答えてくださり、医療現場での心構えや必要な力を知ることができました。
次回は、6月1日に「診療放射線技師とチーム医療」について学びます。
令和3年度 第3回講座
講座「チーム医療」の第3回目が、5月11日の6限目と7限目に実施されました。
第3回目の講座は、神戸常盤大学保健科学部看護学科講師の西村充弘先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「精神科におけるチーム医療」。
精神看護学を指導されており依存症にも詳しい先生から、精神科医療や精神科におけるチーム医療について授業をしていただきました。
授業前半は、精神科医療についてお話をしていただきました。現在の日本では精神疾患を抱えて入院をしている患者の割合が最も多く、精神看護の場が多岐にわたっていることを教えていただきました。中でも双極性障害が増加しており、10代後半以降から発症してピークは20代後半であるという説明を受けました。私たちに最も身近な病気であるということを学びました。
授業後半では、依存やチーム医療についてお話をしていただきました。「依存」とは、自らコントロールができなくなってしまう状況であり、現在はゲーム依存の割合が増えてきていることを教えていただきました。精神科医療に携わる医療職も多種類あり、包括的な支援チームを作ることで治療を進めている現状を説明していただきました。
次回は、5月25日に「臨床検査技師とチーム医療」について学びます。
令和3年度 第2回講座
講座「チーム医療」の第2回目が、4月27日の6限目と7限目に実施されました。
第2回目の講座は、神戸常盤大学保健科学部看護学科の島内敦子准教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「周産期におけるチーム医療」。
母性看護学がご専門の島内先生から、妊娠・分娩・産褥(じょく)期におけるチーム医療とウィメンズヘルスナーシングについて教えていただきました。
講義の前半は、助産師の役割と妊娠・分娩・産褥期についてお話をしていただきました。
助産師に認められている権利や役割について教えていただき、生徒は助産師と看護師の違いを理解することができました。また、妊娠期・分娩期・産褥期の違いや定義、そして各期に求められることや大切なことを教えていただきました。
講義の後半は、周産期医療におけるチーム医療について映像を観ながら学びました。元気に赤ちゃんが生まれてくるまでには、多くの医療従事者がチームを作り関わっていることを教えていただきました。また、不妊治療とチーム医療についても教えていただきまいた。
次回は、5月11日に「精神科におけるチーム医療」について学びます。
令和3年度 第1回講座
講座「チーム医療」の第1回目が、4月20日の6限目と7限目に実施されました。
第1回目の講座は、神戸常盤大学保健科学部看護学科の尾﨑雅子教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「看護職を目指すあなたへ」。
基礎看護学がご専門の尾﨑先生から、チーム医療の概念や看護師の仕事について教えていただきました。
講義の前半は、「チーム医療ってどんなこと?」をテーマとして、お話をしていただきました。
チーム医療という言葉を耳にする機会が増えましたが、チーム医療とは「患者を中心に複数の医療専門職がそれぞれの専門性を活かし、共有した目標に向かって、共同して医療を実践すること」であると学びました。
講義の後半は、「看護について知ろう」をテーマとして、お話をしていただきました。
看護の概念を学び、看護師の役割は何か。看護師は何ができて、何ができないのかということを学びました。また、看護師には正確な観察の習慣が不可欠であり、患者の状態を見て、判断する力が重要であるということを教えていただきました。
次回は、4月27日に「妊娠・分娩期におけるチーム医療」について学びます。
令和2年度 第20回講座
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令和2年度 第19回講座
第19回目の講座は、姫路大学大学院看護学研究科の幸福秀和特任教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「チーム医療について」。
これまでの講座を振り返りながら、「チーム医療」の全体像を改めて学び理解を深めました。
講義の前半は、「チーム医療」の定義を復習しました。
「チーム」とは何を意味するのか、「医療」とは何を意味するのかを教えていただき、「チーム医療」とは何なのかを学ぶことができました。
また、チーム作りのポイントやチーム・アプローチについて教えていただき、より具体的に学ぶことができました。
講義の後半は、医療に関する各職種の具体的な仕事内容について復習をしました。
特に理学療法と作業療法の違いを詳しく教えていただきました。
講義の最後には、「チーム医療を成功させる10か条」を学びました。
ビジョンを明確にする、チームの存在意義を認めてもらう、ICTを取り入れるなどを教えていただき、これからチーム医療に携わるものとしての心構えを学びました。
次回は、12月8日に2学期の振り返りを行います。
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令和2年度 第18回講座
第18回目の講座は、福崎町保健センターの本城里奈保健師と福崎町地域包括支援センターの足立さおり保健師のお二人にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「心と体の健康づくり講座」。
福崎町での保健師の役割を学び、実際にお二人が担当をされている講座を体験しました。
授業前半では、保健師の役割について教えていただきました。
保健師は「産業保健師」「学校保健師」「行政保健師」の3つに分類され、ほとんどの保健師が「行政保健師」として活躍されています。お越しいただいたお二人も、行政保健師として活躍されています。
保健センターと地域包括支援センターでは、同じ保健師でも役割が違ってきます。その違いについて学ぶことができました。
授業後半では、実際に保健師が地域の方に提供をしている講座を体験しました。
胎児モデルから赤ちゃんの成長を学び、新生児の抱っこ体験や妊婦体験をしました。
最後に、セラバンドを使った高齢者向け体操(ふくろう体操)を体験しました。
保健師の仕事を知り、役割を理解する貴重な機会となりました。
次回は、12月1日に姫路大学の先生にお越しいただき講義をしていただく予定です。
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令和2年度 第17回講座
前回に引き続き、今回の講義のテーマは「看護師・養護教諭に関する質問に答えます」。生徒の質問に答えていただきました。
「看護学生」「看護師生活」「養護教諭生活」「番外編」と4つの観点から、様々な質問に答えていただきました。
生徒からの質問は「看護師の仕事の中で一番つらかったことは?」「3交替と2交替のシフトってどんなもの?」「保健室の利用状況は?」などの質問がありました。
それに対して先生は本音で答えてくださり、生徒は実際に看護師や養護教諭として働くことをイメージできていました。
授業後半は、講義の振り返りを行いました。
振り返りでは、全員が一生懸命に講義の内容をまとめていました。
次回は、11月24日に福崎町保健センターから保健師にお越しいただき、講義をしていただきます。
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令和2年度 第16回講座
第16回目の講座は、本校で養護教諭として勤務している旗野あずさ先生に講義をしていただきました。
講義のテーマは「養護教諭をイメージしてみよう」。
大学の看護学部を卒業され、学校で勤務されている先生の体験談を交えながら、養護教諭の仕事を説明していただきました。
まずは、看護学部から養護教諭になる方法について話をしていただきました。
養護教諭になる目的は同じでも、教育学部と看護学部に進学するのでは取得できる資格が違ってきます。先生の経験をもとに、分かりやすく教えてくださいました。
次に、養護教諭の役割を教えていただきました。
「養護教諭は児童生徒の養護をつかさどる」ものであり、教諭であることが医療従事者と大きく違う点です。
この違いを5つの職務観点から分かりやすく、丁寧に教えていただきました。
授業を通して、普段は意識せずに利用をしている保健室での養護教諭の仕事を詳しく知ることができました。
次回は、11月17日に養護教諭の役割について詳しく学ぶ予定にしています。
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令和2年度 第15回講座
第15回目の講座は、公立神崎総合病院の大﨑明美看護次長にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「公立神崎総合病院におけるチーム医療」。
実際に病院で働いておられる看護師さんにお越しいただき、地域医療の現状をお話しいただきました。
まずは、公立神崎総合病院について教えていただきました。
公立神崎総合病院には16の診療科があり、都市の病院から地域医療への継ぎ目のない医療を提供することを目指しておられます。そのため高齢化率の高い、神河町や市川町の医療を支える重要な役割を担っていることを学びました。
そして、看護師の仕事について実習を交えながら教えていただきました。
看護師は患者の変化に気づくためにKYT(危険予知トレーニング)が重要になってきます。そのためには、患者を理解する必要があり、そのための実習を行いました。
ビニール手袋をして折り紙を折ったり、指輪っかテストを行ったりと高齢の患者を理解する方法を学びました。
最後に、チーム医療の重要なことを教えていただきました。
チーム対抗輪っかつなぎゲームを行いながら、チームとグループの違いを分かりやすく教えていただきました。
目標をもって医療従事者として、看護にあたることの重要性を学ぶことができました。
次回は、11月10日に養護教諭の仕事について学ぶ予定にしています。
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令和2年度 第14回講座
第14回目の講座は、神戸常盤大学保健科学部診療放射線学科の木村英理准教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「診療放射線技師とチーム医療」。
先生自身の体験談から、診療放射線技師の仕事が多くの人の命を救うということを教えていただきました。
講義の前半は、画像診断とは何で放射線にはどのようなものがあるのかを学びました。
実際にレントゲン写真を見ながら、異常がある箇所を丁寧に分かりやすく教えていただきました。
講義の後半は、先生の体験談から放射線治療の可能性についてお話しをしていただきました。実際に放射線治療を受けた経験を持つ先生から、診療放射線技師の仕事のやりがいを伺うことができ、とても貴重なお話しでした。
そして最後に、診療放射線技師は医療画像のスペシャリストとしてチーム医療に貢献することができる重要な仕事であるということを学びました。
次回は、10月27日に公立神崎総合病院から看護師さんをお招きして、講義をしていただく予定です。
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令和2年度 第13回講座
第13回目の講座は、神戸常盤大学短期大学部口腔保健学科の御代出三津子先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは「歯と口の健康教室」「広がる歯科衛生士の現場」。
兵庫県歯科衛生士会の元会長である御代出先生に歯の病気から歯科衛生士の立場について、分かりやすく教えていただきました。
授業の前半は、「歯と口の健康教室」。
歯の病気には虫歯と歯周病しかなく、それを防ぐことで病気を防ぐことができます。
原因菌「ストレプトコッカスミュータンス菌」の特性について学ぶことで、虫歯と歯周病を防ぐ方法を学びました。
授業の後半は、「広がる歯科衛生士の現場」。
歯科衛生士として生涯働く人が少ない現状について説明をしていただき、今後活躍の場が増えることで、その課題も解決されていくということを学びました。
次回は、10月13日に「診療放射線技師とチーム医療」について学びます。
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令和2年度 第12回講座
看護師に求められる資質とチーム医療について、実習を交えながら教えていただきました。
まずは、「看護師になる資質としての自己チェック」を行いました。
「看護師としての適性とは何なのか」「看護の本質とは何なのか」について考え、実際に実習で看護をする体験をしました。
実習では看護をする際に伝えることの難しさ、また伝わることの重要性を学び、看護師としての適性について考えさせられました。
看護の本質について考えた後は、チーム医療と在宅看護について教えていただきました。
チーム医療が進み在宅看護も増加傾向にある現在は、看護師の活躍する場所が増えてきていることについて学び、看護師の必要性やチーム医療の重要性を改めて知ることができました。
次回は、10月6日に「口腔保健」について学びます。
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令和2年度 第11回講座
母性看護学を専門とされる島内先生から母性看護学と助産学について教えていただいた後、周産期とチーム医療について学びました。
妊娠期、分娩期、産褥期のそれぞれについて説明を受け、中でも分娩期については詳しく説明をしていただきました。
分娩期は、突発的な緊急事態に備えて産科・小児科の一貫した総合的体制が必要であり、普通に子供が生まれてくることがとても幸せなことであることを学びました。
「普通の生活にあって、普通の生活を維持するための医療」について考えてほしいという、先生の熱い思いが伝わる授業でした。
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令和2年度 第10回講座
第10回目の講座は、神戸常盤大学保健科学部看護学科の西村充弘先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「精神科におけるチーム医療」。
精神看護学を指導されており、現在は依存症についても研究をされている先生の貴重な経験を交えながら授業をしていただきました。
まずは、精神科を取り巻く政策の変遷を教えていただきました。時代の流れとともに、精神科に関する法律も移り変わってきていることを知りました。
そして、精神科の分野でもチーム医療は重要であり、精神科のチーム医療に関わる職種について教えていただきました。病院内の写真を見せていただきながら、精神保健福祉士が特別な役割を担っていることを学びました。
最後に、今後は院内だけのチーム医療だけではなく、地域医療連携の充実が求められていくため、様々な新しい取り組みが必要になってくると教えていただきました。
次回は、9月15日に「妊娠・分娩」について学びます。
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令和2年度 第9回講座
8月25日の授業では2学期のガイダンスを行い、第9回目の講座を迎えました。本日は、神戸常盤大学保健科学部医療検査学科の田村周二先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「臨床検査技師とチーム医療」。
先生の長年の経験をもとに、病院における臨床検査技師の役割とチーム医療について授業をしていただきました。
まずは、私たちが今最も知りたい新型コロナウイルス感染症の影響と医療崩壊について、どのようなことが現場で起こっているのかを教えていただきました。医療崩壊の危機に直面していた時だからこそ、チーム医療が重要であるということを学びました。
そして、臨床検査技師がどのような検査にかかわっているのかを動画を見ながら説明をしていただきました。話題のPCR検査についても動画を見ながら学ぶことができ、全員が動画に見入っていました。
次回は、9月8日に「精神科」について学びます。
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令和2年度 第8回講座
第8回目の講座は、1学期の振り返りを行いました。
1学期は分散登校期間を含めると合計7回の講座が行われ、様々な分野で大学の先生にお越しいただきました。
その全ての講座内容について振り返り、自分の進路にどのようにいかされるのかを考えました。
以下は、生徒の振り返りの抜粋です。
「私は就きたいと考えている職業についてしか調べたことがなく、チーム医療の授業で他の医療系の職業について学べ、医療職にさらに興味を持ちました。」
「医療職には様々なジャンルがあり、医療に関する視野が広がりました。大学に進学するか専門学校に進学するのかを迷っていたため、どちらに進学するべきかを決めることができました。」
「全ての医療職で、高校の授業が必要になってくることが分かり、今しっかりと授業を受けて入試に備えていきたいと改めて思えました。」
「チーム医療」は、8月25日から2学期の講座がスタートします。
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令和2年度 第7回講座
第7回目の講座は、姫路獨協大学保健医療学部作業療法学科の小野泉准教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは「作業療法士の仕事、チーム医療における役割」。
作業療法士が実際に利用する福祉機器(用具)である「車いす」について、理解を深めながら作業療法士の仕事を学んでいきました。
授業は「車いす」を観察するところから始まりました。
外見を観察し、サイズを計測し、実際に操作してみて「車いす」の性格を理解していきました。性格を理解することで、利用者に適した「車いす」を提供することができ、QOLの向上にもつながります。
利用者のQOL向上が、作業療法士の大切な仕事の一つであることを教えていただきました。
授業後半には、様々な種類の「車いす」について学びました。
福祉機器の定義についても学び、たくさんの種類の中から適切な福祉機器を選ぶことの重要性を教えていただきました。
次回は、7月28日に1学期の振り返りをします。
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令和2年度 第6回講座
第6回目の講義は、姫路獨協大学看護学部看護学科の稲佐郁恵先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは「看護師の仕事とチーム医療における役割」。
現在、看護職の活動の場が広がってきており、どこでどのように看護師が活躍できるのかを授業の前半に教えていただきました。
具体的に看護師資格取得までの道のりを分かりやすく講義していただき、看護師になってからの認定看護師、専門看護師、特定看護師の役割を学びました。
授業後半では、ナイチンゲールの精神を学んだあとに実習を行いました。
グループで聴診器を使ってパートナーの脈拍数を測ったり、人形を使って新生児の脈拍数を測り、自分の脈拍数との違いを比べました。
また、オキシメーターで酸素濃度の変化を体験しました。
次回は、7月14日に「作業療法士」について学びます。
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令和2年度 第5回講座
第5回目の講義は、姫路獨協大学薬学部医療薬学科の杉本由美教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは「薬剤師の仕事、チーム医療における役割」。
まずは、薬剤師として求められる10の資質を学び、高校で学んでいる化学、物理、生物の理科が薬学の基礎として重要になってくるということを教えていただきました。
化学は「薬づくりの基本」、物理学は「医薬品の剤形の基本」、生物学は「薬の作用の基本」であると教えていただき、高校での勉強が大学での学びにつながるということを改めて実感しました。
次に、チーム医療で薬剤師がどのような役割を担っているのかを学びました。
講義を通して、薬剤師は医療の質の向上や医療安全の観点から、薬剤の専門家として主体的に薬物療法に参加することが非常に有益であると学ぶことができました。
次回は、7月7日に「看護師」について学びます。
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令和2年度 第4回講座
第4回目の講義は、姫路獨協大学医療保健学部言語聴覚療法学科の森澤広行先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは「言語聴覚士の仕事とチーム医療における役割」。
最初に、日本での言語聴覚士の歴史を学ぶことで約32,000人の合格者がおられ、各方面で活躍されていることを知りました。
言語聴覚士が担当する「言語発達障害」「失語症」「摂食嚥下障害」などそれぞれの障害の検査方法や特徴について、実習や動画を見ながら学ぶことができました。
近年注目されている「誤嚥性肺炎」の原因や治療についても学ぶことができ、普段なかなか接することがない言語聴覚士の仕事を知ることができました。
現在、兵庫県内の大学で言語聴覚士の養成校は姫路獨協大学だけであり、大学で実際に行われている授業の内容を知ることもできる貴重な機会となりました。
次回は、6月30日に「薬剤師」について学びます。
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令和2年度 第3回講座
第3回目の講義は、姫路獨協大学医療保健学部臨床工学科の杉村宗典助教にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義テーマは「臨床工学技士とチーム医療との関わり」です。
まずは、臨床工学技士の仕事内容や資格取得について説明を受けました。
特に新型コロナウイルス感染症が流行した今、なぜ臨床工学技士が注目され重要な役割を担っているのかを、ECMOの説明を交えながら具体的に教えていただきました。
また、実際に今も病院で勤務されている杉村先生が多く携わられておられる心臓の「カテーテルアブレーション」を例に、実際手術での臨床工学技士の役割を学ぶことができました。
臨床工学技士は「生命維持管理装置を扱う仕事」を行っており、高度医療が行われる今のチーム医療の中では、必要不可欠な存在であるということを改めて知ることができました。
次回は、6月23日に「言語聴覚士」について学びます。
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令和2年度 第2回講義
講座「チーム医療」の第2回目が、6月9日(火)の6時間目と7時間目に実施されました。
第2回の講義は、先週に引き続き姫路獨協大学医療保健学部理学療法学科の山本洋之教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
分散登校期間中のため、先週とは別の生徒が本日の授業を受けました。
講義の内容は先週と同じで、1時間目のテーマが「大学で医療教育を受けるとはどういうことか」。
2時間目のテーマが「理学療法士の仕事、チーム医療における役割」でした。
実際のレントゲン写真を見たり、酸素濃度を計測する実習を行ったりと、普段は受うことができない授業を受けることができました。
生徒全員が熱心に話を聴きながら、ノートをとっている様子が印象的でした。
次回は、6月16日に「臨床工学技士」について学びます。
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令和2年度 第1回講義
この講座は、学校外から看護医療の専門家を講師としてお招きし、毎週2時間の授業を行っていただきます。
高校在学中に看護や医療の各分野の専門的なお話を伺くことで、進路選択の幅を広げるだけではなく、進学後や就職後をイメージできる新しい授業です。
講座「チーム医療」の第1回目が、6月2日(火)の6時間目と7時間目に実施されました。
第1回の講義は、姫路獨協大学医療保健学部理学療法学科の山本洋之教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
1時間目のテーマは「大学で医療教育を受けるとはどういうことか」
姫路獨協大学には医療系の学部が多数あり、各学部のかかわりを説明していただきながらチーム医療とはどういうことなのかを講義していただきました。
また、大学と専門学校との学びの違いについても詳しく教えていただきました。
2時間目のテーマは「理学療法士の仕事、チーム医療における役割」
理学療法士の仕事と作業療法士の仕事の違いを、具体的な例を示していただきながら学ぶことができました。
呼吸の機能回復に注目をして、実験結果をもとに肺から指先までの血流時間の計算も行い、非常にわかりやすい講義を受けることができました。
今回は分散登校のため、看護医療選択者の半分の生徒が受講をしました。残りの生徒は、6月9日に同じ講義を受講します。
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