「チーム医療」講座紹介

カテゴリ:2025年度

令和7年度「チーム医療」2学期第4回の記録

講座「チーム医療」2学期4回目の講座は、姫路獨協大学より鈴木正浩先生にお越しいただき、講義をしていただきました。講義のテーマは「言語聴覚士の仕事とチーム医療について」。

 

 講義の前半では、言語聴覚士の仕事内容について教えていただきました。ことばや聞こえの障害だけでなく、摂食嚥下障害も支援する専門職であることを伝えていただきました。「この職業は、ヒトが『人らしく』生きていくために重要な仕事である」と話されていました。

 演習では、失語症の患者の伝えたいことをうまく聞き出すという活動をおこないました。患者役の生徒は、2文字しか話せない状況で、自分の思いが伝わらないことにもどかしさを感じ、周りの生徒はなんとか気持ちを読み取ろうと必死になっていました。

 講義の後半では、演習の振り返りを最初に行いました。鈴木先生は「目の前の患者が困っていること、伝えたいことを考える想像力が、医療従事者として大切なことだ」と話されていました。

 講義の最後には、失語症の患者に面会する前に知っておきたい情報について考える模擬カンファレンスをおこないました。生徒はしっかりと想像力を働かせ、自分の働いている姿をイメージしながら課題に取り組んでいました。

次回は「脳の障害に関する理学療法とチーム医療」について講義をしていただきます。

令和7年度「チーム医療」2学期第3回の記録

9月30日(火)に2学期3回目の授業がありました。姫路獨協大学より、医療保健学部理学療法学科の田中みどり先生にお越しいただき、講義をしていただきました。

 講義のテーマは、「筋力強化に関する理学療法とチーム医療」

 講義の前半では、筋肉の構造やその動かし方について教えていただきました。自分たちの筋力を機器を用いて測定し、どうすればより力が発揮できるのかなども学びました。

 講義の後半は、理学療法の視点から、運動療法について教えていただきました。実際のリハビリの手技も教えていただき生徒同士で実践しました。その時に、「声掛け」の重要性も話されており、看護・医療系を目指す生徒たちにとって学びの多い講義となりました。

 次回は、10月7日に「言語聴覚士の仕事、チーム医療における役割」というテーマで講義をしていただきます。

令和7年度「チーム医療」2学期第1回の記録

 9月9日(火)に2学期1回目授業がありました。今回は姫路獨協大学より、医療保健学部作業療法学科の沖嶋今日太教授にお越しいただき、講義をしていただきました。

 講義のテーマは、「チーム医療とは~連携することの意義~」

 講義の前半では、チーム医療の大前提である「チーム」について、お話しいただきました。なぜチームが大切なのか、チームの構成員がどのように考え、行動すればよいかを教えていただきました。

 講義の後半では、リーダーとリーダーシップの違いや、リーダーのタイプなど、将来チーム医療の一員として果たすべき役割について貴重なお話をいただきました。

 次回は、9月16日に臨床工学技士の仕事について講義をしていただきます。

令和7年度「チーム医療」の記録


6月10日(火)に神戸常盤大学保健科学部口腔保健学科より上原弘美先生に講義をしていただきました。

講義のテーマは「歯科衛生士とチーム医療」です。

講義の前半では、歯科衛生士という仕事について教えていただきました。口腔の健康がそのまま全身の健康につながっており、歯科衛生士の仕事はチーム医療のなかでも重要な仕事であると話されていました。

 虫歯や歯周病は、高校生などの若い世代でも問題となっている生活習慣病の一つで、適切なブラッシングや間食を控えるなどの予防が大切であると教えていただきました。

 

講義の後半は、総合病院での歯科衛生士の役割や、良い歯医者の見分け方なども教えていただきました。上原先生のユーモアたっぷりの話に、生徒も夢中になっていました。

 

令和7年度「チーム医療」の記録

5月27日(火)に神戸常盤大学看護学部より岩切由紀先生に講義をしていただきました。

講義のテーマは「手術室におけるチーム医療」です。

講義の前半では、手術室の構造や病院内での衛生管理について教えていただきました。手術をおこなう際には、徹底した衛生管理がなされており、そのための工夫などもお話しいただきました。

先生ご自身の経験なども交えた、非常に興味深いお話しばかりでした。

 

講義の後半は、手術室における看護師の役割や、手術中に起こる様々な問題に対して、チームで適切に対応することの重要性について教えていただきました。

 

次回は、6月3日(火)に「臨床検査技師とチーム医療」のテーマで講義をしていただく予定です。