「チーム医療」講座紹介

2024年5月の記事一覧

令和6年度「チーム医療」1学期第4回の記録

1学期4回目の講座は、神戸常磐大学より堀江修先生にお越しいただき、講義をしていただきました。

講義のテーマは「臨床検査技師とチーム医療」。

 

講義の前半では、あまりなじみのない臨床検査技師という職業について教えていただきました。

患者の血液や細胞を採取し、そこからさまざまな病気を診断する仕事であることを教えていただきました。

堀江先生は臨床検査技師を「もっとも長い時間、顕微鏡を見る仕事」と表現されていました。

 

また、臨床検査技師は、栄養サポートチーム(NST)や感染防止チーム(ICT)、糖尿病の療養チームなど、病院の中で重要な役割を担っていることも知りました。

患者と直接かかわることは少ない仕事ですが、患者と病院を陰で支えるまさに「縁の下の力持ち」として活躍されている仕事であることを教えていただきました。

 

次回は5月28日に「診療放射線技師とチーム医療」について講義をしていただきます。

令和6年度「チーム医療」1学期第3回の記録

3回目の講座は、保健科学部看護学科の谷口由佳先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「高齢者とチーム医療」。

 

講義の前半は、チーム医療が必要となっている背景について講義をしていただきました。

高齢化が進む日本の現状や、それに伴って生じる課題について説明していただきました。

その中で、高齢者と医療だけの関係だけでなく、介護施設や老人クラブ、NPO法人など幅広い分野とのかかわりから生まれた、「地域包括ケアシステム」があることを教えていただきました。

 

講義後半は、「高齢者とチーム医療」についてお話をしていただきました。
高齢者が自分らしい暮らしをするために多職種連携が大切であること、また医療従事者だけでなく一般市民まで含めた視点も必要となることを教えていただきました。

 

次回は5月21日に「臨床検査技師とチーム医療」の講義をしていただく予定です。

令和6年度「チーム医療」 第2回講座の記録

2回目の講座は、保健科学部看護学科の島内敦子教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「妊娠・分娩期におけるチーム医療」。

母性看護学がご専門の島内先生から、周産期医療におけるチーム医療について教えていただきました。

 

講義の前半は、母性看護学や助産学について学んだあとに周産期医療について説明をしていただきました。看護師と助産師の違いや、出産の大変さ、神秘さを先生ご自身の経験も交えながら教えていただきました。
また、周産期医療の定義や具体的な看護内容について学びました。

 

講義の後半は、周産期医療におけるチーム医療について説明をしていただきました。助産又は妊婦、褥婦(じょくふ)が安心で安楽に過ごせるための看護、出産体験を肯定的に捉えるための看護の必要性を教えていただきました。
近年の不妊治療の実態についても詳しく教えていただきました。

 

次回の講義は5月7日、「高齢者とチーム医療」について教えていただきます。