美術科ニュース

美術科1年生、木彫作品プレゼンテーション

美術概論の授業では、木彫の制作を行いました。

完成作品は美術科展にも出品しますが、その前にクラスメートの前で

作品のコンセプトなどをモニターを使って説明しあう機会を持ちました。

2学期末美術科3年実技テストを行いました。

12月8日(金)には素描を、11日(月)には専門科目の実技テストを行いました。

【素描】

石膏デッサン(鉛筆・木炭):パジャント像

固定静物デッサン(鉛筆・木炭):樽、ビニルカバン、ホース、金属器、布、ロープなど

個別静物デッサン(鉛筆):角材、ビン、布巾、テニスボール

 

【専門】

人物(油彩・水彩)

油彩静物:水入りガラスコップ、金魚鉢など

水彩静物:カーネーション、大根、ニンジン、ピーマン、ゆず、皿、布、コップ

個別着彩:ミネラルウォーターボトル、紙ナプキン、スプーン、コップ、コーヒーフィルタ、リンゴ

彫刻:「手」と「布」をモチーフとし「揺らめき」をテーマとした塑造

色彩構成1:「あたたかい」をテーマとして、「Warm」という文字を使ったイメージ表現

立体構成:紙コップと段ボールを使って、「変化」をテーマとした立体表現

 

3年生には今回が最後の実技テストでした。実力は出し切れたでしょうか?

ここからは受験に向けてラストスパート。進路実現に向けて頑張っていきましょう。

令和5年度2学期美術科集会をおこないました。

12月7日(木)、美術科集会を行いました。

美術科棟3階素描室に美術科3学年全員が集まりました。

素描室で集会をすると、まるで石膏像に見守られているような感じがします。

2学期の期末考査も終え、ここからは美術科展に向かって一丸となって動いていきます。

大塚国際美術館鑑賞

12月8日(金) 美術科1,2年生は大塚国際美術館で鑑賞学習を行いました。普段美術史の授業で学んでいる作品を実物大の大きさで見ることができました。全長4キロの鑑賞コースは予定の4時間があっという間にすぎてしまいましたが、充実した時間を過ごせました。

 

美術科2,3年生合評会

3年生は11/24、27に、2年生は11/28、30に合評会を行いました。

美術科の2,3年生は、普段は日本画、油彩画、彫刻、ビジュアルデザイン、クラフトデザインなどの専攻に分かれて制作を行い、講評も別々に行います。2学期の末だけは、クラス全員で集まって合同で講評会を行います。美術科教員も全員集合です。

同じクラスでも、実は専攻が違えば友達がどんな作品をつくっているのか詳しくは知らなかったりします。というわけで、友達の作品には興味津々、作者側はいつもと違う環境で発表する、なかなか緊張する時間でもあります。そんな緊張感をもって自分の作品制作についての考えを発表し、また他専攻の友人や教員から意見を聞くことを通して気づくこともいろいろあるものです。

2年生は初めての合評会、3年生は卒業制作を発表するとてもスペシャルな時間でした。生徒の皆さんにとって有意義な時間になったことと思います。

ここからは美術科展に向けてラストスパートです。微調整したり、額装したり・・・展覧会でより良い作品を見ていただけるよう、生徒たちは最後まで頑張ります。

1年絵画2学期作品制作中

 1年生の絵画では油彩画で校内風景の作品制作に取り組んでいます。1学期の最後にほんのちょこっとだけ油絵に触れ、夏休みのスケッチ合宿で3日間で風景画を制作しました。そして2学期は校内でじっくり粘り強く油絵の作品制作と向き合います。

 明石高校の校内はクスノキをはじめたくさんの樹木が茂っていて、校舎も面白い空間を作り出し、グラウンドは広く、風景画のスポットに事欠きません。いつも過ごしている校内の景色の魅力を引き出せるか、じっくり構成を練って制作しています。

  

 油絵具の扱いもまだちょっとおっかなびっくりという感じの人もいます。でもとにかくやってみるという精神で、まだまだなれない絵具と格闘中です。いい作品ができるといいですね。

 

 1年生は美術科展に、絵画か構成どちらかの作品1点と、立体作品1点を出品します。絵画は現在制作中の校内風景を出品します。

2年生2学期 専門1作品制作中

 現在制作中の作品進捗報告です。同じクラスでも専攻によって取り組む内容がまったく違い、見てまわるとなかなか面白いです。

 

日本画

動物をモチーフに作品制作に取り組んでいます。スケッチを重ねたうえで、ただ忠実に描くだけではなく、色や形で遊ぶ表現的な内容にも挑戦しています。箔を使った表現に挑戦するなど、日本画ならではの素材にも触れています。

 

油彩画

 

校内風景の油彩画作品制作に取り組んでいます。校内、校舎外がルール。なじみ深い校内をどのように切り取り構図をとるか、画面に絵具を置く前から制作が始まっています。写真は2学期のはじめ頃、下絵のスケッチの専攻内発表会の様子。現在はずいぶんと制作が進み、ここから一気に描き上げに向かっていくところです。

 

彫刻

木彫の作品制作に取り組んでいます。テーマは自然。初めに粘土で形を作り、それを参考に木を彫り進めていっています。のこぎりで大まかな形を切り出し、のみと槌を使って削りだします。木材にはクスノキを使っています。楠のいい匂いがします。

 

ビジュアルデザイン

環境問題啓発ポスターの制作に取り組んでいます。それぞれが現在課題となっている環境問題からテーマを設定して調査し、構想を練ってポスターに仕上げます。スケッチ段階ではiPadなども使いますが、制作はポスターカラーやアクリル絵の具等を使った手仕事です。

  

クラフトデザイン

モビール制作に取り組んでいます。お題は「モビール」のみ。人により素材選びが様々で、自然物を使ったり、紙立体を使ったり、金属加工に挑戦している生徒もいます。授業担当者もびっくりしているくらい素材選びの幅が広く、見どころになりそうです。

 

 現在制作中の作品は、1月12日(金)から14日(日)に兵庫県立美術館で開催する第39回明石高校美術科展に出品予定です。生徒は皆、良い作品を見ていただけるように奮闘中です。お楽しみに。

2年生2学期の素描

 2年生は2学期も個別静物デッサン、固定静物デッサン、木炭石膏デッサンの3講座を10時間ずつでローテーションしながら素描の学習に取り組んでいます。

 石膏デッサンの今学期のモチーフは「カッパビーナス」です。構図、像のプロポーションや動き、また、曲線的な美しさを持つ像の形態を捉えて、しっかり立体感を表現することが課題です。

 

 

 今回2年生がカッパビーナスを描いているのにはちょっと理由があります。実は今年度の研修旅行の行先、東京で現在開催中の展覧会「永遠の都ローマ展(於:東京都美術館)」に、なんとカッパビーナスのオリジナルの大理石像がはるばるローマからやってきているのです。

 

こんなチャンスは一生に一度あるかないか、これはぜひ一度デッサンで描いてから本物を見ていろいろ感じ取ってもらいたい、という訳です。ちなみに同じ展覧会に、1学期に描いた石膏像「アリアス(右側の写真)」の本物も展示されているのですが、こちらはまったくの偶然でした。ラッキーです。美術科2年生の皆さん、カッパビーナスやアリアスも含め、研修旅行でたくさんいいものを見て、満喫してくださいね。

 

明石高校創立100周年記念美術展

明石高校創立100周年を記念して、OBによる美術展を行います。

関西展:兵庫県立美術館ギャラリー棟3階

関東展:横浜市民ギャラリー2階展示室

関西展には約100名、関東展には約70名が出品します。

また、11月23日にはOBによるパネルディスカッション「美術と仕事」を開催します。

明石高校美術科進学希望の方は是非ご参加ください。

事前申し込み不要で、どなたでも参加できます。

 

1年生、小学生への水彩画指導体験

10月30日午後

今日は近くにある明石市立中崎小学校の5.6年生に水彩画の指導体験に向かいました。この日に向けて、どのように授業を進めるか、どんな話をするか、参考作品にどんなものを持って行くか、などグループに分かれて話し合って準備してきました。

それでも実際に小学生の前に立って自己紹介をすると大変緊張した様子でした。しかしながら小学生の方から温かい拍手や声をかけてもらって緊張も和らぎだんだんとコミュニケーションを取りながら素敵な作品が出来上がってきました。

教えるつもりが教えてもらうことの方が多く、得るものが大きい体験となりました。